今回レビューを行う「DEEBOT N79」は、エコバックスジャパンが販売している
ロボット掃除機になります。
エコバックスは、家庭用ロボットメーカーで家電雑誌などでも取り上げ
られたりしており、床掃除ロボット以外にも窓掃除ロボット、ロボット
空気清浄機などもラインナップしています。
エコバックスジャパンのホームページに各商品のラインナップが掲載されて
いますが、DEEBOT N79は未だ掲載されていないようです(2018/01/10現在)。
http://www.ecovacs-japan.com/
英文ページには、ラインナップされていました。
https://www.ecovacs.com/global/deebot-robotic-vacuum-cleaner/DEEBOT-N79/
スペック
本体サイズ:330×330×78 mm
重量 :約3.25 kg
電源 :AC100-240V 50/60Hz
充電時間 :約3~4時間
消費電力 :25W
バッテリー容量:2600mAh
稼働時間 :最大100分稼働
機能 :衝突防止、落下防止、自動充電および定時予約機能を搭載
保証期間 :1年間の製造元限定保証
〇同梱物
商品は段ボールのケースに収納されています。
内容物は、
DN79本体
充電ドック
電源アダプター
リモコン(単4電池×2付属)
高性能フィルター&スポンジフィルター
サイドブラシ×2
取扱説明書
上記におまけとして
サイドブラシ×2
高性能フィルター&スポンジフィルター
があります。
スマホアプリで遠隔操作および状態確認
現在所有している掃除ロボットは、タイマー動作は可能でしたがスマホには非対応で
遠隔操作は出来ませんでした。
DEEBOT N79は、スマホアプリに対応しており部屋が離れていたり屋外からでも
本体の操作が可能です。
・スマホアプリのインストール
スマホアプリは、iPhone、Androidに対応しておりAppStore及びGooglePlayで
「ECOVAS」で検索すると出てきます。
※iOS9.0以降、Android4.0以降対応
・アプリのセットアップ(Android)
アプリのセットアップには、メールアドレスとWiFiネットワークが必要です。
WiFiは、5Gをサポートしていないので、その点には注意が必要です。
セットアップは画面通りに進めれば問題なく完了します。
・遠隔操作及びステータス確認
アプリから本体の操作及びステータスの確認ができます。
エラーなどが起きても画面に表示し確認できます。
「メインブラシの故障」
この時は、靴下をブラシに巻き込んでしまい停止していました。
・タイマー設定
タイマー設定で曜日、時刻を設定し動作させることが可能です。
・メンテナンス管理
スマホでバッテリーやブラシ等の寿命部品の使用状況が確認可能です。
〇スマホアプリを使用してみて
スマホアプリを使用することにより掃除機の操作や状態確認ができるのは、
とても便利です。アプリのインターフェースもわかりやすく年配の人でも
問題なく操作できるかと思います。
アプリで本体の操作からタイマー設定、メンテナンスまで管理できるので
掃除ロボットとスマホの連携は思った以上に便利だと感じました。
手頃価格で多機能
・手ごろな価格
Amazonでの価格は、税込み21,900円。それに3285ptが付いて
実質18,615円となります。(2018年1月現在)
・4種類の清掃モード
状況に合わせた清掃モードを4種類から選択できリモコン及びスマホから操作できます。
自動モード:一般的な掃除、障害物を感知してランダムに清掃
シングルルームモード:1部屋を徹底的に掃除、部屋の出入り口を閉じる必要有
壁際清掃モード:壁際や隅の掃除、壁に沿いながら清掃
集中清掃モード:部分的に集中して掃除、渦巻き状に移動しながら清掃
・音量
ブラシレスモーターを採用しており64dbの静音設計と掲載されてます。
実際に計測してみると音量は、60~70dbくらいで就寝中などは気になり
ますが、TVなどはみていても気にならいぐらいかと。
・センサー
センサーは、3種類の落下防止センサーと衝突防止スマートセンサーが
搭載されています。
落下防止センサーは、本体下部にスマートセンサーは前部バンパー内に
11個のLEDで搭載されているようです。バンパーのセンサーは肉眼では
見えませんが、デジカメだと撮影できました。
・ダスト関連
ダストボックスは、本体後部下に収納されています。
ダストボックスの容量は0.3Lとなっており高性能フィルターとスポンジフィルターが
取り外しできるように搭載しています。
容量もそこそこあるので何回か掃除を行ってもゴミに余裕があります。
ブラシから吸い取ったゴミをダストボックスに収納しダストボックス上部から
本体左後部にある排気口へ空気を送ります。
排気口からの排気は勢いが強く、埃が多い床だと吹き飛ばしてしまいます。
構造上仕方ありませんが、左後部より後方から排気のほうが掃除には適している
ように感じました。
LG製掃除ロボットと比較
自分の所有しているLG製HOM-BOT SQUAR VR6260LVMと比較
・清掃時間
10畳の1階寝室で清掃を行った場合(両機とも清掃モードはオートモード)
※寝室にはベッドあり
N79は、90分
VR6260は、30分
8畳の2階洋室の清掃を行った場合
※空き部屋なので床に物は無い状態
N79は、60分
VR6260は、20分
VR6260は、学習機能を搭載しており部屋のレイアウトを記録しているので
今まで学習したぶん清掃時間が短いです。
N79は、数回清掃を行ったのですが、回数が少ないためか時間が多くかかって
いました。また、センサーの性能なのか清掃に苦手な部分などありそのような
場面で時間を多く使っているようにみられました。
苦手そうな場所
センサーより低い段差
壁以外の障害物
・センサー
N79は、落下防止センサーと衝突防止スマートセンサーを搭載
VR6260は、カメラセンサーに超音波センサーも搭載
感度や性能は、VR6260が良いです。
この点は、掃除にも反映されていて、N79は壁など平面的なものに関しては
避けますが、机の脚など棒状のものにはセンサーが反応できずに衝突する
ことが多かったです。VR6260は、カメラや超音波センサーで棒状のもの
でも認識し避けていました。
・動作音
N79の動作音は、約64db
VR6260LVMの動作音は約48dB(ターボモード時は約52dB)
動作音は、VR6260LVMのほうが静かですが実際に比べるとそこまで大きな
差はないと感じます。
・価格
N79の価格は、21,900円
VR6260LVMの価格は、32,800円(2014年1月購入時)
VR6260LVMは購入当時、特価で相場では、38,000円くらいでした。
・ダストボックス
N79のダストボックス容量は0.3L
VR6260LVMのダストボックス容量は0.6L
ダストボックスは、N79はVR6260LVMの半分となっていますが、実際には
N79のほうが大きいように感じます。
容量的には、N79は十分の大きさで週数回の掃除を行っても余裕がありました。
N79はダストボックスは本体後部に組み込まれスライドして取り外せます。
VR6260LVMは、本体中央に格納されており中央カバーをワンタッチで開閉して
取り外しせます。取り外しは、VR6260LVMのほうが容易です。
・充電時間
N79の充電時間は約3~4時間
VR6260LVMの充電時間は約3時間
充電時間は、ほぼ同じです。バッテリー容量は、N79のほうが大きいので
N79は効率良く充電しているようです。
・クロスの搭載
N79は、クロス非搭載
VR6260LVMは、マイクロファイバークロス搭載
N79は、クロスは非搭載ですが上位機種には搭載されています。
また、クロスが無いぶんフローリングから絨毯まで関係なく清掃できます。
VR6260LVMは、絨毯がある場合はクロスを取り外す必要があります。
〇比較総評
N79とVR6260LVMを比較すると、VR6260LVMはラインナップでも上位機種に
あたり機能は高性能です。
センサーや動作音、清掃時間を比較するとVR6260LVMがに軍配が上がります。
しかし、N79はスマホからの操作と価格面では優れています。
N79は、タイマー機能やスマホからの遠隔操作が可能なので留守中に清掃する
場合は、清掃時間や動作音なども気にならないので、N79は費用効果的にも
ありかと思います。
追記:アプリ更新(2021/08/09)
Deebotアプリが更新されたので、現在は「ECOVACS」
アプリではなく、「ECOVACS HOME」を使用しています。
操作内容は、ほぼ同じです。AlexaやGoogleHomeとの
連携もできるようですが、N79は設定ができていません。
(やり方が悪いのか、非対応なのか。。。)
非対応でもN79は、赤外線リモコンで本体を操作できるので
スマートリモコンにN79のリモコンを学習させれば操作も
可能になります(^^)
以上、追記でした(2021/08/09)。
初めての掃除ロボットに最適かと
○な点
手ごろな価格
スマホアプリ対応
屋外から操作可能
×な点
センサーの精度はそこそこ
バーチャルウォールなどの機能なし
排気口が後部斜め左にある
(周囲の左にあるゴミを飛ばしてしまう)
△な点(改善点)
アプリに動作ログがあれば掃除の目安になるかと
メンテナンスブラシは、ドックか本体に収納したほうが便利
スマートスピーカとの連携など
□その他(今後の観察項目)
特に無し
・総評
手ごろな値段で掃除ロボットに最低限必要な機能にスマホアプリにも対応
しているので、掃除ロボットの導入機には最適かと思いました。
掃除ロボットの上位機種と比べると、物足りない部分もありますが、2万円
近い価格を考えると、上位機種はその倍近い価格なので費用対効果も良い
と感じます。
今回レビューをしてみて、スマホアプリを使った操作はとても便利でした。
できれば、スマートスピーカーなどにも対応すると利便性が増すと思います。
みっちゃんさん
2018/01/28
毎日の掃除が少しでも楽になれば良いかも。
奥様方にプレゼントしたら点数稼ぎそうな予感がします(^^♪
mickeyさん
2018/01/29
この価格でスマホから屋外操作が可能なのはとても
便利かと思います。お買い物に出かけているときに
屋外から掃除を開始出来たりと、奥様方の掃除負担も
軽減できるかと(^^)
cybercatさん
2018/01/29
ロボット掃除機を使う時は、その部屋にいない方が良いのでエラーを告知してくれるのはありがたいですね。
あとバッテリー残量の確認とか、メンテタイミングの記録などは地味に便利。
自分の持つ初期のルンバ780とは格段の進歩ですねー
mickeyさん
2018/01/29
家電のスマホ連動は、自分的に以前から興味があったので
ロボット掃除機との連動は興味深かったです。
今ある、スマートスピーカーとの連動を期待してしまいます。
現行のルンバだとAmazon Echoに対応しているのでそう
いったモノも欲しくなってしまいますね(^^)