レビューメディア「ジグソー」

声が小さくてもOK!実況時も声をきっちり拾ってくる!

 

市販PCの性能が上がり、フルHDのゲーム実況が誰でも当たり前のようにできるようになった昨今、実況動画などで使うマイクも多種多様な製品が出てくるようになりました。

 

今回はゲーミングデバイスメーカー大手のAVerMedia様から、コンデンサーマイク『Aegis GM310』をお借りすることができましたので、そのレビューをしたいと思います。

 

 

| 外観と内容物


 

 

今回お借りしたものは、日本用モデルではなくすでに発売されている外国のものですので、日本発売時には変更されている可能性がありますのでご注意ください。

 

  • ゲーミングマイク本体
  • USB2.0ケーブル
  • クイックガイド
  • INFO PACKET
  • チラシ

といったものが入っています。

 

このゲーミングマイクは独特な形をしていますが、この見た目がまさに『イージスの盾(Shield of Aegis)』ってことでAegisとついているんですね。

 

スマホとおなじくらいの大きさで、裏には滑り止めがついていて安定しています。

 

中央の丸いやつがマイクボリュームで、そのすぐ右側にミュートボタンがあります。とっさに声を消したいときはポンと押すだけでミュートになるので便利です。

 

 

 

 

前面にはUSB2.0のケーブルの差込口と、DSPスイッチがあります。

 

DSPとは、デジタルシグナルプロセッシングといって、スピーカーから流れてくる人の声を打ち消してくれる機能になっています。

 

 

 

 

| インストールとキャリブレーション(セットアップ)


 

インストール

 

それでは早速使う準備をしていきたいと思います。基本的には挿せば使えるんですが、スピーカーからの音を打ち消すためのツール『Aegis Voice Engine』をインストールしてキャリブレーションをしないと、上手に打ち消すことができません。

 

AVerMedia Aegis Voice Engine Installer(別途ダウンロードの必要があるかも?)を実行すると、次のような画面がでてきますので、次へ次へとクリックしていくだけでインストールは完了です。

 

 

 

 

終了を押すとAegis Voice Engineが起動するので、次はキャリブレーションを行います。

 

 

キャリブレーション

 

キャリブレーションとはスピーカーからの音声を正確に識別するために行う調整のことです。これを行うことで、声を確実に消すことができるようになります。ただこれも細かい調整をユーザー側がする必要はなく、こちらも全て次へ次へと押していくことでキャリブレーションは完了します。

 

 

なお、キャリブレーションや録音する際、2点気を付けたい点があります。1つはコンデンサマイクゆえに周囲の音を拾いすぎてしまうこと。PCのファンの音などのノイズまで拾ってしまいます。その場合はPCから離れた場所に置くなどする必要があります。

 

もう1つは、録音時にキーボードの打鍵音も拾ってしまうということ。こればっかりはどうやっても拾ってしまうため、メカニカルキーボードなど打鍵音の大きいキーボードを使っている方は気を付けたほうがいいかもしれません。

 

 

| マイク性能の比較


 

実況動画にいく前に、まずは軽くマイク性能の比較してみたいと思います。比較対象は、Turtle BeachのEAR FORCE PX3というヘッドセットを使います。ティンホイッスルというアイルランドの笛の音色を録音してみました。

 

 

PCからでるノイズも打ち消してくれるかな?と期待して、DSPをオンとオフ、それぞれの状態でも録音しています。

 

オンの時はちょっとキンキンした耳障りな音になってしまっていますが、かすれ具合など笛の細部も録音できている気がします。

 

オフにしたときは逆に少しくぐもった感じの音になっていますが、PX3と音の感じは似ている気がします。また、Aegis GM310は指で笛の穴をふさぐときに出るタップ音が入り込んでしまっています。ティンホイッスルでは笛の穴を指の腹で叩くようにして塞ぐため、タンタンという音が録音されてしまったようです。

 

細かい音まで拾うというのはメリットにもデメリットにもなりますのでどちらがいいとは一概には言えませんが、ティンホイッスルの演奏録音用として使うには、タップ音を消す工夫(ポップガード的なもの?)が必要になりそうです。

 

 

| 実況動画を撮ってみた


 

続いてブリザード社のFPS『オーバーウォッチ』の実況動画を撮ってみました。

 

 

比較的声は綺麗に聞こえているかと思いますが、キーボードの打鍵音がガッツリ入り込んでいます。時々聞こえるタンッタンッという音は、スペースキーを叩いてる音ですね。ただし、マウスのクリック音までは拾っていません。

 

しかしながら、声が小さいことを自認するクマですが、ボリュームは10段階の7くらいのところで、これくらいの音量になりました。声を張り上げる必要がなく、自然な感じで喋ることができたと思います。

 

ときどきふと気が緩んでボソボソッと呟いてしまってますが、その声までしっかり拾ってくれています。ここは細かい音を拾い上げてしまうメリットですね!おかげで、声が小さい人でも使いやすいマイクになっていると思います。

 

 

| 総評・おわりに


 

普段FF14などをしているときにSkypeで会話をするのですが、届いたばかりのときに何も考えずに使い始めたら「声がぶちぶちと切れてる」と言われました。これはBGMとかをスピーカーから流して使っていたせいで、音をイヤホンで聞くようにしたら解決しました。

 

声自体は今まで使っていたPX3では若干オブラートに包んだような感じでしたが、Aegis GM310はもっと声がくっきりとしている感じだそうです。自分でも録音して聞いてみましたが、声の稜線が少し明確になって、例えるならインナーイヤー型イヤホンとカナル型イヤホンで聞くくらいの差が感じられました。

 

最後になりましたが、このたびはジグソープレミアムレビューのレビュアーにご選出いただき、ありがとうございました。これまでもAVerMedia様の製品モニターを何度かさせていただいており、今回も再び縁がございましたことを嬉しく思います。

 

 

なお私事ではございますが、去る7月17日に愛犬が急逝してしまい、応募時に書いていた「犬の鳴き声を録音」ができなくなってしまいましたことをご了承いただければと思います。

 

 

 

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