今回レビューする「Lev-R017-i7-TM-WoWs」は、型番が示す通りWorld of Warshipsの推奨PCです。
World of WarshipsはWargaming社が開発・運営しているオンライン海戦ストラテジーゲーム。
味方プレイヤーとともに艦艇を操舵し、敵艦艇を駆逐しながらエリアを制圧していくゲームです。
World of Warshipsは、細部まで細かく描写された超リアルなグラフィックが大きな特徴です。
それだけに快適に楽しむためには、しっかりとしたPCのスペックが必要になってきます。
今回のレビューでは「Lev-R017-i7-TM-WoWs」でどれだけWorld of Warshipsが快適にプレイできるか、またWorld of Warshipsに留まらない本PCの活用方法についてレビューしていきます。
抜かりのない鉄板構成で敵艦艇駆逐準備は万全
実際にWorld of Warshipsのプレイを始める前に、「Lev-R017-i7-TM-WoWs」のスペックについて紹介したいと思います。
Lev-R017-i7-TM-WoWs スペック概要
■ Windows 10 Home 64ビット
■ インテル® Core™ i7-6700 プロセッサー
■ NVIDIA® GeForce® GTX™ 970 4GB GDDR5
■ インテル® Z170 Express チップセット
■ 1TB Serial-ATA HDD
■ DDR4-2133 DIMM 8GB(4GB×2)
■ DVDスーパーマルチドライブ
「Lev-R017-i7-TM-WoWs」のスペックで肝となるのはやっぱりCPUとグラフィックボードでしょう。
Core i7-6700は第6世代Intel Coreプロセッサシリーズの中でも、オーバークロック等に対応したCorei7-6700Kを除くと最上位のモデルである。
ターボブーストで最大4.0GHzに到達する高性能なCPUながら、TDP65Wと極めて省エネなCPUとなっています。
またGeForce GTX970についても、3Dゲームに定評のあるGeforceにおいて最新世代のモデルでハイエンド帯に属していて、パーツ単品で購入すると4万円前後の値段がする、本格的にゲームを楽しみたいユーザー向けのグラフィックボードになります。
早速出撃開始。フルHDを超えるモニタ解像度で敵艦艇の撃墜はできるのか?!
「Lev-R017-i7-TM-WoWs」をレビューする上で、まずWorld of Warshipsが快適にプレイできることを確認せねばなりません。
3Dゲームの動作に必要な性能は、画面解像度によって大きく変わってきます。
最近は、4K(3840x2080)やWQHD(2560x1440)といったフルHD(1920x1080)を超える解像度を持つPCモニタも珍しくなくなってきました。
とくにWQHD規格についてはゲーム向けのモデルもいくつか出てきているので、ゲーム好きの方でも使用している人が増えていると思います。
そこで今回はWQHD(2560x1440)を出力できるモニターを使用し、フルHDを超える解像度でも快適にWorld of Warshipsがプレイできるかという視点でレビューしようと思います。
ちなみに今回使用するモニタはDELLの3007WFPというモデルです。実は2560x1600という解像度で使用できるのですが、あまりこの解像度のモニタを使用している人は多くないと思うので、World of Warshipsプレイ時は2560x1440で出力して使用しようと思います。
World of Warshipsのダウンロードやインストール手順などは本題とはずれるため割愛して、さっそくWorld of Warshipsのプレイを始めようと思います。
WQHDフルスクリーン・高画質設定
設定>グラフィック>一般より、モニタをフルスクリーン解像度を2560x1440に変更します。
グラフィック品質はひとまずデフォルトの「高」から変更しないで プレイしてみたいと思います。
【ビデオカメラで撮影】
【画面キャプチャ】
カメラの性能や容量の制限で、実際の画面と同じ画質で掲載することはできませんでしたが、滑らかに伝わっている様子は伝わるのではないかと思います。
実際に生で映像を見ると、より滑らかに再生されていて、メチャクチャきれいです。
処理がカクついたりすることは全くなく、艦艇が集結してきて処理の負荷がかかるであろうシーンでも全く動じませんでした。
実際、 画面左上のfpsレートの表示も常に60fps前後となっています。
【スクリーンショット】
動画では描写の美しさは伝わらないと思うので、静止画のキャプチャも掲載します。
艦艇の隅々まで細かく描かれていてとてもリアルです。
より高みを目指して。"最高画質"で出港してみた
前章で、少々解像度の高いモニタであっても快適にWorld of Warshipsをプレイできることが分かりました。
今度は、先ほど「高画質」設定だったグラフィック設定を「最高画質」に挙げてみたいと思います。
最高画質設定では以下のようにテクスチャや影品質、反射、海面描写品質など、さまざまな描写がより精細に表現されます。
最高画質に設定してみても、高画質設定と変わらない滑らかさでまだまだ余裕がある感じでした。
ですが、ズームして海面の動きなどを見ると、先ほどより明らかに緻密になっています。
今回、私の環境では、どんな画質設定に変えてみてもとても滑らかに再生できていて、さすが推奨PCといった感じです。
残念ながら持っていないので試せませんでしたが、これなら4kモニタとかでも通常画質ぐらいなら全然大丈夫なんじゃないでしょうか?!
一時休戦。
さて、いきなりWorld of Warshipsのプレイレビューからスタートしましたが、ここで一度「Lev-R017-i7-TM-WoWs」の外観や構成などのレビューをしようと思います。
PC本体は黒を基調に、フロントのフチの部分が赤く塗装された、なかなか格好いいデザインです。
特にドライブまわりのアシンメトリーな感じはお気に入りです。
電源ボタンはどこにあるのかな?と思ったら本体上部のこの部分がボタンになっていました。
上から押すのではなく、横から押すというのはなかなか面白いですね。
また、本体側面は写真のようにメッシュになっているので通気性は良さそうです。
せっかくなのでカバーを開けて中を見ていこうと思います。
PC内部はかなりすっきりしている印象。それだけにGeforceが非常に目立っていますね。
ケースファンはリアの一基のみですが、この構成だと十分な感じです。
ケースの前面にふたつと底面にひとつ120cmファンを装着できるので、今後のパーツを増設して冷却を強化したい場合も十分対応できそうです。
3.5インチベイは空きが3つ開いていました。ハードディスクは写真のようにトレイごと取り外すタイプなのでメンテナンス性もいい感じです。
気になるのは、5インチベイが内部から見ると2つ空きがあるのですが、フロントパネルでふたをされていてシャドウベイ状態になってしまっています。(写真3枚目)
この点はもう少し工夫してほしかったところですね。
搭載しているマザーボードは、Z170-S01というモデル名が記載されていますが、どうやら一般的にパーツ単品で流通していないモデルのようです。
内部のインターフェースにはM.2.やSATA Expressなどの最新規格も搭載していて贅沢な感じです。
PCI Express x16も、グラボ使用分のほかにももう1スロット用意されています。
Cinebench R15(+おまけでR11.5)でのベンチマークを実施してみました。
CPU性能も素晴らしいですが、なによりグラフィックボードの性能は突き抜けてますね。
戦場は海上だけじゃない。4K動画編集で機体(PC)の戦力を試してみる。
これだけ贅沢なスペックのパソコンなので、World of Warshipsだけではなく、他にもいろんな用途に活用できそうです。
そこで今回は4K動画の編集作業を実施して、Lev-R017-i7-TM-WoWs がゲーム以外の用途でも活躍できるかレビューをしてみようと思います。
そこで、今回やってみようと思うテーマは4K動画の編集です。
最近iPhone6sを購入したのですが、iPhone 6sでは4K動画の撮影ができてしまいます。
(スマホで4K動画なんてすごい時代ですね…)
今回は、このiPhone 6sで撮影した4K動画をもとに動画編集をやってみます。
編集用に撮影してきた4k@30pの動画ですが、1分程度の動画で約400MBとかなり重たいです。
手始めに、 これらの動画が快適に再生できるか確認してみます。
Windowsデフォルトのプレイヤーで再生しましたが、余裕をもって快適に再生できました。
では編集に入っていきたいと思います。
手持ちの動画編集ソフトは少し古く、パフォーマンスを最大限に生かせない可能性があるため、
今回はPremier Elementsの最新版の体験版を使用させてもらうことにします。
撮影した動画に字幕文章を入れていきます。タスクマネージャのCPU使用率グラフを見てわかる通りかなりパワーを消費しているようです。しかしメモリの使用量は4GBほどでしたので、8GBあれば十分な感じでした。
操作していてレスポンスがワンテンポ遅れることはあるものの、十分スムーズなレベルで応答しています。これなら全然大丈夫な感じです。
ということで1分ほどの動画を3つつなぎ合わせ、タイトルと字幕を付けた動画を作成しました。
4kのプロファイルで動画を出力してみます。3分ほどの動画ですが予想ファイルサイズが2.5GBとおそろしいことになっています。
出力に要した時間は約10分ほどでした。見ての通りすべてのスレッドをフルに使用していますので、Core i7力を余すところなく使用している感じです。
ということで完成した動画をyoutubeにアップロードしてみました。
今回は短い動画でしたが、個人で4K動画編集を楽しむぐらいであれば十分な感じです。
とはいえ、重たい作業には変わりないので可能であればもっと高いCPUにアップグレードしたほうがいいかもしれません。
このモデルのカスタマイズページを見てみると、もっと周波数が高い6700Kへのカスタマイズができるようなので、4K動画編集もやってみたいという方には購入時にぜひCPUのカスタマイズをお勧めしたいです。
基本構成でも戦力は十分だが、カスタマイズでより強力な構成が実現可能
Lev-R017-i7-TM-WoWsは、購入時にパーツを選択してカスタマイズが可能なモデルで
以下のページより、実際にカスタマイズ項目を確認することが可能になっています。
https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=581833
今回レビューしたのはLev-R017-i7-TM-WoWsの基本構成でしたが、ぜひともここはアップグレードしたいなと思うパーツを紹介します。
① CPUを「Core i7-6700」から「Core i7-6700K」への変更
基本構成のCore i7-6700とCore i7-6700Kは型番がそっくりですが、周波数が全然異なります。
Core i7-6700がベースが3.4GHzなのに対し、Core i7-6700Kのほうはベースが4.0GHzと2割も周波数高いです。
また、メーカー保証外にはなりますがCore i7-6700Kだとオーバークロックもできるようになります。
上の写真のようにマザーボードのBIOS側にはオーバークロック関係の設定項目があり、細かくCPUの動作を設定できるようになっているので、興味のある人は6700Kにアップグレードする価値は大きいと思います。
② OSインストール用のSSDの選択
基本構成ではOSはハードディスクにインストールされていて、SSDは使われていません。
ちなみに今回レビューした機体では、以前レビューしたことがある↓Seagateの7200rpmのモデルが使用されていました。
Windows 10が軽いのか、以外にハードディスクにしては起動も遅くはなかったのですが、手持ちのSSD搭載のPCと比べると、やはり起動速度やソフトの立ち上がり時間が遅い感じがします。
せっかくいいCPUとグラボを積んでいるのに、HDDがボトルネックになるのはとてももったいないんで、ぜひSSDは搭載したほうがいいと思います。
このLev-R017-i7-TM-WoWsは、より高速な読み書きができるM.2タイプのSSDが搭載できるので、せっかくならM.2 SSD搭載させたいですね。
BTO初級者も上級者も安心できる基本構成のモデル
今回レビューした「Lev-R017-i7-TM-WoWs」はBTOモデルということで、興味はあるけれどカスタマイズでどんな構成を選べばいいかわからないというBTO初級者の方もいると思います。
「Lev-R017-i7-TM-WoWs」は、ベースとなる基本構成でもすでに素晴らしい性能を持っているので、どんな構成を選択したとしても、必ずこれ以上の性能になるので安心して好きな構成を選んでください。
しかも、マニュアル類もしっかりと揃っているので、到着後も安心して使い始めることができると思います。
また、BTO上級者目線では、M.2.SSDなど最新規格のパーツや、水冷も選択できるCPUクーラー、最大850Wまで5つのパターンから選べる電源、ケースに取り付けるファンの構成などなど、かなりこだわった構成が選べるため、注文の段階で上級者も満足できる構成を完成させることができそうです。
しかも、機能豊富なZ170マザーボードと拡張性に優れたATXケースなので、後々の構成変更にも柔軟に対応可能です。
ひとまずは基本構成で購入して、後で好きなパーツを自分で追加していくというのもいいかもしれませんね。
「Lev-R017-i7-TM-WoWs」はWorld of Warshipsに興味のあるすべてのプレイヤーに推薦できるPCです。
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