少し前に私の友人から、パソコンの買い替えについて相談を受けていました。
現在sony製のディスプレイ一体型PC(マザーボード内蔵GPU)でゲームを楽しんでいるらしいのですが、“遅い・動作が重い・うるさい”とのこと。
ゲームを快適にできるデスクトップPCは何を選べば良いの?という相談を以前から受けていました。
パソコン購入の選択肢として大きく分けると、
・国内大手家電メーカーパソコン
・BTOパソコン
・自作パソコン
くらいではないでしょうか。簡単に比較してみました。
BTOパソコンは、大手家電メーカーパソコンと自作パソコンとの“いいとこどり”のように感じます。
私が自作PCを始めたきっかけは、“自作パソコンだと安上がり!”でしたが、現在はBTOパソコンで見積もっても価格的にトントンくらいで、今の自作PC派のメリットは“こだわりのパソコンが作れる”へとシフトしているように感じます。
ゲーム用にパソコン買い替えたい友人へは、BTOパソコンが良いのだと話していたのですが、かくいう私もBTOパソコンを触ったこともなく。
今回はゲーム初心者な私が“NEXTGEAR i650GA2-WOWS”で実際にゲームで遊び、本当に友人に勧められるPCなのか?をレビューしていきます。
以前レビューさせていただいたマウス製のノートPCは今でも外出時は愛用していて、
丸2年使っていますが故障知らずの優等生で、私はマウス製品を信頼しています。
そんなマウス製PCのラインナップがすごいんです。
3~4万円台で手に入るエントリーモデルのノート・デスクトップPCをはじめ、
・ゲーマー向けパソコン(G-Tune)
・クリエイター向けパソコン(DAIV)
・ビジネスパソコン
・タブレットPC
・スティックPC
と充実したラインナップ。
その中でもG-Tuneは、ハイスペックを要求されるゲームタイトルに特化したユーザー目線の商品。
このゲームやるならこのPC!・・・と、推奨タイトルが38タイトルも。
これなら、難しいことを考えずに自分のやりたいゲームスペックを満たすPCを選べそうです。
そういえば、2016年1月にブランド名・ロゴも一新。
『BTO パソコンは一部の人のものである』というイメージを変える想いがこめられているそうです。
さっそく開封して、外観等をチェックしていきます。
西洋の甲冑をイメージした、印象的なデザインのフロントマスク。
G-Tuneシリーズといえば、この顔を思い出すのは私だけではないはず!
西洋の甲冑部分はパネルになっていてネジ不要で開閉し、光学ドライブを使用するときは開く必要があります。
2ヶ所のヒンジ部分を調整することで甲冑部分が完全に外れ、フロントパネルが見ててきました。
西洋の甲冑イメージのデザインが好みでなければ、フロントパネルを出して使うこともできます。
そのときに、ヒンジ部分の“目隠しパーツ”も同梱されてて、ユーザーは2種類のデザインを選べるという贅沢なケースです。(私は甲冑デザインの方が好みです。)
後姿ですが、ケースが水冷にも対応しておりホース穴が用意されています。
底面、四つのゴムの足で振動にも耐えられそうな造りです。
我が家のパソコンと大きさの比較をしてみました。
左から、ANTEC/SOLO BLACK・NEXTGEAR/i650GA2-WOWS・CORSAIR/CC600TWM-WHT・CORSAIR/CC800DW
最初に触ったときに感じたのが、“すごく軽くて持ち運びやすい!”
サイズ感はANTEC/SOLO BLACKに近い感じです。
付属のキーボードはPS/2接続、ピアノブラックのフレームにG-Tuneロゴが入っていてクールです。
私の使っているリアルフォースと比べると、キーの押す面積が少し狭いように感じました。
マウスはUSB接続で、左側に2ボタン、ホイールの後ろに1ボタン。
小ぶりで軽量ながらも質感は良いです。手の大きな男性には、つまみ持ちタイプです。
ケースを開けて、気になる内部を見てみます。
マザーボードはATX、電源のケーブルは一体化モデルでした。
絶妙な配線処理が施されていて、電源周りを触るのは怖い感じがします。
裏配線のスペースはないのですが、CPUへのアクセスができるようになっていました。
また、CPU下の穴はMicroATXのマザーボードだと裏側からもアクセスできそうです。
CPUは、Core i7-6700(Skylake世代)
CPUクーラーは、CPU付属のものではなく Cooler Master製のものが装着されていました。冷却度は、純正+αくらいでしょうか。
一番気になるグラフィックボードは、 GeForce GTX™ 970(4GB)
どこのメーカーのものが付属しているのか気になっていたのですがMSi製。
後で触れますがOEM製のものです。
裏側にはケーブルを固定できる用の穴がいくつか。ここは、もう少しスペースが欲しいところです。
何気に嬉しいポイントがこれ。
フロントパネル下のメッシュ部分を指で押して開けるとフィルターが外れるんです。
取り外したフィルターを横向きに開くとフィルターにアクセスできます。
定期的にこのフィルターを洗うことで、フロントからの内部への埃の侵入を防ぎ、ファン効率を高められそうです。
ちなみにフィルターを外すと、ブルーLEDの基盤が露出します。
甲冑の間から青い光を射す演出が素敵なのですが、てっきりLED付きファンからの光だと思っていました。
早速セットアップ→起動、、、と思ったのですが、
最初の起動をグッと我慢して、本体・キーボード・マウスを車に積み込みます。
向かった先は友人宅。
初回起動セットアップから、ゲームを始めるまでを一緒に体験してもらうためです。
レイアウト考えずに簡易的に設置してみました。
初回セットアップ(windows10 64bit home)は、アカウント作成を含めて5ステップくらいで簡単に起動。
友人“大手メーカー製PCでも初回起動時はドキドキするのだけど、ショップPCってこんなに簡単に始められるの?”と驚いてました。
(私も、windows8のときよりもwindows10の初回起動が簡単になっているのは驚きました。)
友人が夢中になっているゲームタイトルは、“ Fallout 4”
ゲーム開始時に、設定を選ぶことができるのですが上記画面の“ウルトラ(最大)”でプレイしたい!らしい。
確かに、sonyのPCで“ウルトラ(最大)”でプレイすると、カクカクして隣にいる私が見ててもゲームに集中できないだろうなぁという感じ。
仕方ないので、友人は“低設定”でファンの最大回転の騒音の中でプレイしているらしい。
確かにこの設定でも““遅い・動作が重い・うるさい”ので、それは買い替えを検討したいと私も思いました。(そもそも、 Fallout 4の必要スペックが友人のパソコンに対応していない!パソコン何も悪くなく、友人がスペックを求めすぎなんです。)
こちらが、“NEXTGEAR i650GA2-WOWS”で実際にプレイした画像。
sonyの一体型パソコンでもプレイできないことはないけど、サクサク動かないらしく“おぉ!”と。 画像では服の質感が綺麗に表現されていると驚いていました。
但し友人から、“NEXTGEAR i650GA2-WOWS”に対して印象の悪かった点の指摘をもらいました。
・ファン音がうるさい。
・表示色の色合いが少々薄い。
確かに2点とも私も同様に感じたのでレビュー後に報告をする約束をして帰路に就いたのでした。
※2点目の表示色が薄いに関して、試したのはsony一体型ディスプレイの外部入力(HDMI)での表示でした。
sonyのディスプレイ側の設定を変えることで、ディスプレイ表示の設定は可能でした。
友人の宿題を帰りの車の中で考えながら、“ファンコンを別途購入か?”と考えていたのですが、“いやいや、BIOSで設定できるでしょ”と、思い直して、帰宅後BIOSをいじります。
まずはBIOSに入ります。BIOSに入って分かったのですがMSi製のマザーボードのUEFI画面です。(MSiのロゴはなくなっていますが、そっくりです)
これで、友人の疑問も解消しました。
私の普段使っている、グラフィックボードを搭載した自作機と、“NEXTGEAR i650GA2-WOWS”はゲーム環境でどう違ってくるのか?比較してみます。
【私が普段使う自作PC】
CPU:Core i7-4770K
グラフィックボード:HD7850(Club 3D)
【NEXTGEAR i650GA2-WOWS】
CPU:Core i7-4770K
グラフィックボード:HD7850(Club 3D)
3DMarkのFire Strikeでのスコア。
数値が2倍以上なのも素晴らしいのですが、なによりもベンチ中のFire Strike動画が“NEXTGEAR i650GA2-WOWS”だとスムーズに動くんです。
これには感動です。
ファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド ベンチマークも試してみました。
こちらも数値が約2倍と驚きました。
こちらは、設定を全て最高、2560×1440のフルスクリーンでのWorld of Warshipsプレイ画面です。(FPS表示を拡大しています。)
単純に、こちらも約2倍のスコア向上なのですがHD7850でも充分楽しめます。
しかし、“NEXTGEAR i650GA2-WOWS”だと細部の動き(スコープモード時や背景表示の滑らかさなど)で体感的にスムーズになるのが分かりました。
今回レビューする“NEXTGEAR i650GA2-WOWS”は、推奨という安心の他に、購入特典としてWebMoney1500pointがもらえます。(Intel Club Extremeへの登録が必要)
簡単に、スライド動画でまとめてみました。
プレミアム艦艇をgetできるので有利に進めることができます。(それ以外にもアイテムの購入費としても使えます。)
私は、プレミアム戦艦のISHIZUCHI を手に入れました。(迷彩の戦体がかっこいい!)
出撃艦で経験値を貯めて、次の艦(駆逐艦・巡洋艦・戦艦・空母艦)へステップアップして進められる。
初心者でもルールはそこまで難しくなく、慣れてきたら楽しくて出撃したくなるゲームです。
私は、まだまだやられっぱなしですが。。
World of Warshipsは、定期的にアップデートが行われているんです。
レビュー中にあったアップデートでは雪の降る演出(他にも、雨や光の演出も追加)に驚きました。
ゲーム初心者の私がWorld of Warshipsを極められるのか?
レポートしていきます。
World of Warshipsの魅力とは?
World of Warshipsを始めて、感じたことが2つ。
①操作がシンプルで良い!
Wキーで前進・Sキーで後退。押した回数によってギアが固定されて艦艇は動きます。(4速ギア)
同様にAキーとDキーで艦を左右に旋回させることができます。
基本はたったこれだけ。
攻撃は大まかに、2種類の砲弾で行うのですが、基本はマウスの左クリックで発射して攻撃。
基本的な4つの操作キーとクリックという簡単な操作で大海原で戦えるのが一番の特徴。
(他にも便利な操作キーはいろいろあるけれど、まずはこの操作だけで遊んでもハマっちゃいます)
そしてなんといっても無料で遊べちゃう、というのが魅力的。
②ビジュアルもさることながら、その気にさせる音楽が素晴らしい!
前述でUpdate 0.5.5から天候のエフェクトが追加になったと書きましたが、
とにかくビジュアルが素晴らしい!
しかし、world of warshipsをプレイして、ここまで“やる気にさせる”大きな要因は、なんといっても音楽!
まるで映画のクライマックスシーンで派手に戦っている、、そんな気にさせる音なんです。
主砲を発射したときの“ドーン”という音も迫力があるのですが、全編で流れるクラシック感たっぷりの音を聴くだけで引き込まれるんです。
ゲームをやってる隣で奥さんも“よく分からないけど、音楽かっこいいね~”と。
こちらは、公式のシネマチックPV。ゲーム中も負けていないくらいの迫力サウンド!
思わず、PCにサウンドボード追加で載せちゃうくらいスゴイんです。
戦えば戦うほど、プレイヤーも戦艦・システムまで成長する!
world of warshipsは、ゲームをやっただけ成長したことが分かるゲームなんです。
艦艇の特徴もですが、緊張感あふれる戦場を乗り越えてプレイヤー自身が成長できるような感覚にとらわれます。
緊張感のあるプレイは、とにかくドキドキしちゃいます。
戦艦金剛の迷彩が使いたい!
私は、world of warshipsをプレイする中で、ある目標が生まれました。
・金剛という強い戦艦に乗りたい!
・ルックス重視の迷彩の戦艦にしたい!
新しい艦艇を手に入れるには、Tierと呼ばれる艦艇のレベルが1の艦艇から経験値を積み、次のTierの艦艇を開発していき(駆逐艦・巡洋艦・戦艦・空母へと分岐します)
時間と経験をかけてレベルの高い艦艇へとステップアップしていくのです。
で、ようやく念願の金剛の迷彩色で出撃できるように。
初出撃の模様がこちら。(今でも、下手っぴユーザーなのはお許しを。)
自分勝手なプレイは御法度!ピンクユーザーにご注意を。
world of warshipsは、無料で楽しめるゲームなのですが一つだけご注意を。
味方チームは全員ネットで繋がっているユーザーなんです。
自分だけが戦闘に参加しないのも迷惑なのですが、味方にダメージを与えるのはもっと悪いコト。
上記プレイは私のプレイですが、とっても危ないです。
なぜかユーザー表示がピンクになってるな~と思ってたら、ピンクユーザーに指定されていました。(チームキラー = ピンクユーザー:味方を攻撃する悪質プレイヤーのレッテル)
2回ほど普通にプレイしてたら解除されたのですが、今後は気をつけて迷惑にならないプレイを心がけます!
BTOパソコンとはいえ、+αで自分好みのPCへとステップアップしたい!
気になるところは、自分なりに快適にしたい!と思うのは私だけではないハズ。
小さいことですが気になる、ケースのネジ。
ここは気軽にアクセスしたいので、
レビュー期間中に気になったのが音楽を聞いてて、パンチがないというか解像度が低いというか。
オンボードの音にしてはもう一歩!という感じを受けたので、サウンドカードを追加しました。(Sound Blaster Zx)
これで、迫力があるゲーム音・普段聞く音楽の環境が快適になりました。
もう一つ、M.2規格のマザーボードだったのではじめてのM.2スロットに挑戦しました。
何故かマザー付属のネジが短すぎてうまく固定できず、手持ちのM2サイズのネジで代用し、Samsung純正ソフトを使って、2.5インチSSDを丸ごとクローン化しました。
公表スペック値の2000MB/Sオーバーには届かなかったものの、体感で分かるほどキビキビ動くようになりました。
起動ディスク内にあるゲームデータの読み込みが速くなりました。
しかし、M.2 SSD“950 PRO M.2 MZ-V5P256B/IT”は、メーカー公表値のシーケンシャル読み込み2,200MB/sなのですが、なぜか届かず。
よくよく調べてみると、マザーボードにPCIe3.0×4(gen3)の規格が必要。
マウスに電話でマザーが対応しているか聞いてみたところ、搭載されているマザーボードは、PCIe3.0×4(gen2)のものだと判明。
今回、“NEXTGEAR i650GA2-WOWS”に触れる機会をいただいた。
パソコンでネットを見る・音楽を聞く・写真を見る・メールを読む・ビジネス文書を作る...etc
その程度であれば、たいていのパソコンで不自由なくこなせる。
今回ゲーム中心にレビューを行ってみて感じたことは、ユーザーがゲームに求められるスペックを超えて快適にプレイできる環境のPCを手に入れることの喜びを感じた。
友人の好きな“ Fallout 4”も、“World of Warships”も快適に動かせるPCを自作PCを組むことに近い価格で購入できることは素晴らしいと感じた。
レビューを通じて大きく2つ感じた。
私の作る中途半端な自作PC(ミドルレンジ)よりも遥かに快適で明確なテーマを持ったPCであること。(なによりも遠回りしないだけ安い!)
もう一つは、“NEXTGEAR i650GA2-WOWS”に触れてゲームしたことで、レビューそっちのけでWorld of Warshipsにハマってしまいそうな私がいる。
友人宅に再度“NEXTGEAR i650GA2-WOWS”を持参しWorld of Warshipsも含めてプレゼンしたい。
takamizuさん
2016/05/01
レビューとはあまり関係ないところですが、SONYの一体型PCでフォールアウト4が起動しているのにはびっくりしました・・・。ビデオカードガ外部GPU系ではないですよね?
マウスが意外と高性能なものが付属しているしている点もびっくりしました。PCゲームをするのであれば、ボタンはなるべく多いほうがいいですよね。
アストロマンティック☆さん
2016/05/03
慰労のお言葉ありがとうございます☆
私の住む大分県は震災に影響し4月末から支援活動でレビューする時間がとれず、まだまだ納得のいく完成ではないのですが。。(追記で補います!)
友人のVAIOですが、型番を聞いて調べると、
Core i7-2670QM/(GPU)GeForce GT 540M
どうやらマザーボードに別途GPUチップが内蔵されているようです。
(ご指摘ありがとうございます、記事修正します。)
設定:フォールアウト4、低画質でも数分後にはファンが轟音を放ちます。
どうやらCore i7搭載パソコンならゲームも快適に、、と友人は思ったらしいのですが。
付属のマウスは、なかなか質感も良く小ぶりながら疲れない操作感です。
takamizuさん
2016/05/04
sony vaioだと外部GPUモデルありますね。私のVaioノートもそうです。
アストロマンティック☆さん
2016/05/05
返信遅くなりました。
あわせてお見舞いのお言葉、ありがとうございます。
こちらは強く揺れた程度で被害はなかったのですが(今でも余震はありますが)、震度4強という初めての地震に家族で驚きました。
熊本への支援活動に何度か行ったのですが、会社関係・親戚関係ともに大変でした。
東日本大震災も報道を見ていましたが(takamizuさんも東日本大震災で大変な体験をされたんですね)、九州も他人事ではなくなりました。
sony vaioですが、takamizuさんの仰るように一体型PCはノートPCを基に作られているようです。CPU内蔵GPUよりもGeForceだけにゲーム寄りなのでしょうか?そこそこフォールアウト4も動いていました。もう一度、友人へプレゼンをしたいと考えています。