※肌着・下着・インナーウェア・アンダーウェア等の表記があるとおもいますが、当レビューでは分かりやすさを考慮してなるべく『肌着』と表記させていただきます。
※一部、使用中の肌着の画像がありますが(汚く見えないよう配慮しているつもりですが)ご了承ください。
女性同士で肌着の話題は、そこそこ花咲く。(らしい)
が、少なくとも私の周りの男性同士で肌着の話はしない。
思い出してみても最後に肌着の話題で盛り上がったのは、中学生の時に白いブリーフからトランクスにいつ乗り換えたか?くらいだったと思う。
20代後半あたりからトランクスを穿くのをやめて、海外有名ブランドのボクサーパンツを好んで着用してきました。
ボクサーパンツの良いところは、トランクスに比べてズボンの中で肌着が遊びにくいこと。
海外ブランドを選んだのは、パッケージにあるムキムキボディに憧れて。(笑)
(関係ないけど、ボクシング選手はトランクスを履き、ボクサーパンツはプロレス選手が履く。このネーミングに違和感を感じるのは私だけ?)
なにを隠そう、私はSEEKの大ファンなんです。
以前、スーツの下に着る肌着選びで私が悩んでいた時に、
奥さんが福岡の百貨店でSEEKのロングボクサーパンツを買ってきてくれたのがきっかけ。かれこれ4年前のことでした。
SEEKを取り扱う百貨店・伊勢丹が九州にはないのだけど、SEEKは福岡の岩田屋で買えます。(最初に奥さんにSEEKを薦めてくれたのも、岩田屋の店員さんだったそうです。)
4年前もこちらで購入したのですが、今回レビューにあたって、比較用のSEEKを新調してきました。
余談ですが、グンゼのネットストアでも購入が可能です。
こちらは、定期的に買っている、SEEKのロングボクサーパンツ。
『肌着なんて、形くらいの差でどれも同じでしょ?見えない部分だし、こだわらなくても。。』そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
実際私もそう思ってました。
SEEKのロングボクサーは、肌によく合い、ストッキングのようなフィット感なのに肌に違和感を感じさせない、汗をかいても不快を感じさせないんです。
丈が少し長いのもポイントです。
私の肌着姿が綺麗じゃないので、新品のうちに撮影してきました。
丈の長さは、スラックスでいうとポケットの裏地あたりくらいまでの長さ。
この長さが、太ももまわりをベタつかせない秘密だったりします。
このSEEKのロングボクサー、“こんな肌着があったの?”って、穿いたその日から虜になるくらい心地良いんです。
それ以来、毎日“これじゃなきゃ!”って、SEEKが私の生活に溶け込んでいます。
今回は、友人にも奥さんにも一度も語ったことのないSEEKの魅力をレビューしていきます。
若い頃は肌着なんて、“洗濯された綺麗なものを着てりゃ何でもイイ!”と思っていました。
あとは、見栄え的に“勝負パンツはこれ!”と決めていた時期もあったっけ。
(そもそも勝負自体そんなにしていないけど・涙)
時代のせいか、年齢(現在40歳です)のせいか分かりませんが、近年私が肌着に求めることはルックスではなくなり、機能性や着心地に目がいくようになりました。
近年では機能性重視の肌着が増え、一般的なものになってきました。
事実、ユニクロのヒートテックといえば知らない人はいないくらいの人気。
クール、サラサラ、保温、と機能性インナーを各メーカーは売り出しているんです。
機能性肌着の定番といえばユニクロではないでしょうか。シルキードライだったり、エアリズムと毎年進化してるようです。
私の肌着の理想は“つけていることを忘れさせてくれる”
犬が洋服を着てるのを見て“ワンちゃん、本当は窮屈なんだろうなぁ”と思うのは、
人間がスーツを着たり、ジーンズを履くことが窮屈なものだと知っているから。
かといって、裸で歩くわけにもワイシャツ1枚で仕事に行くわけにも行かず。。
(ヨーロッパでは、ワイシャツは肌着の扱いらしいのですが、、日本の気候では無理ですね。)
その窮屈さをインナーが和らげてくれることこそが、理想なのではないでしょうか。
SEEKの肌着は、そんな窮屈を解消してくれる肌着なんです!
(と自信をもって結論を言っちゃいます。少なくともパンツは大・大・大ファン!)
SEEKのレビュー品が届いてビックリ!
初めて見る“プレミアムライン”でした。
というのも、SEEKの製品はラインナップが豊富すぎて選ぶのに戸惑うくらい多いんです。
実はレビュー募集前に買っておいた、オールシーズン用の“EE3314”
こちらは、SEEK一覧表を作ってて欲しくなった夏向け商品“EE3415”
下から、、EE3314(オールシーズン)、EE3414(夏向き)、EE3816(プレミアムライン)
首まわりの開口部の形が違うのが分かるでしょうか。
写真では伝わりにくいですが、シリーズによって素材が全然違います。
私がSEEKをおススメする6つの理由
1週間ほど、SEEKの肌着をあれこれ着まわしてみました。
ルックス・着用感をレビューしてみます。
カットオフとは、袖と裾が切りっぱなしの状態のこと。
裾は長めに作られていて、ワイシャツの下で肌着がずり上がってこないなど、仕掛けがしてあるんです。
普通の肌着だと、折り目があってワイシャツなどに干渉することもあるのですが、カットオフだと肌と一体化になったような着心地間を味わえます。
これは、SEEKのボクサーを穿いている太もも部分にシャツの肌着をあてたところ。
シャツの袖も、パンツでも、肌着の折り返しの部分が干渉して太もも部分がスラックスやジーンズの中で捲り上がることがあります。
SEEKなら、そういった心配がありません。ピタッと吸い付くような履き心地なんです。
ちなみに、このカットオフ、ユーザー側で自由にカットすることができるのですが、、それは後ほど。
これは、SEEKのボクサーパンツを初めて穿いたときに驚いたこと。
パンツの腰の後ろにタグって、意外にチクチクするんですよね。
シャツの場合は、左下横にタグがあることが多く、着衣・脱衣の際に肌と触れ合うことも。
SEEKの場合、タグはプリントしてあるんです。
さらに、長年着ても擦り切れて見えなくなることもない丈夫なプリントなんです。
タグの印刷は案外薄れるのですが、SEEKの場合数年洗っても、タグプリントは鮮明に読めるんです。
シャツは、背中中央にプリントされています。
右下はパンツ、こちらは後ろ内側にプリント。
実際にSEEK製の肌着を着てみて、胴回りが楽だと思ってよくよく見たら、、 両脇に縫い目がないことに気がつきました。
既成のワイシャツには両脇に縫い目があるものがほとんど。
ワイシャツをスラックスに入れるときに、肌着も当然一緒に入れることに。
となると、縫い目の部分が重なり両脇部分は縫い目(ワイシャツ)+縫い目(肌着)の状態でベルトで締められる。
写真は、ユニクロのエアリズム。
肌着にも両脇に縫い目があって、ワイシャツを着たときに両脇部分が重なり違和感が生じる。
SEEKの肌着は、なんと両脇に縫い目がない!
どうやら、ボディ部はチューブ状の生地で作られているとか。
両脇に縫い目がないと、肌着とワイシャツの間で摩擦が少なくなり、腕を上げたり歩くときに快適になるんです。
共働きの我が家では、洗濯は夜お風呂に入ってから。
そんなときでも、翌日の朝には乾く。
長期出張の時も、上下2枚持っていけばお風呂場でゴシゴシ洗ってハンガー乾し。
梅雨時で乾きにくいといやな匂いが・・・
これは、ユニクロのエアリズムも乾きが早かったんです。
ここは引き分けといったところか・・・と思うでしょうが、素材が違います。
SEEK製プレミアムライン・・・綿90% ポリウレタン10%
ユニクロ製エアリズム ・・・ポリエステル86% ポリウレタン4%
当然、綿の方が着心地がよく乾きにくいはずなのに、同じく1晩で乾いちゃう。
出張時に連れて行っても良さそうです。
※綿製品は、デリケートな素材を使っているので洗った後に休ませるのが理想です。
同じものを着回すことは寿命に影響するそうです。
実は、SEEKの肌着は3,000円台と少し設定が高めです。
素材が高級、作りが特殊なだけではなく、意外にも長持ちしちゃうんです。
肌着って、どこまで着れれば長寿命だと思いますか?
私の場合、貧乏性なので穴のあくまで、、とは冗談ですが(笑)SEEKは素材がデリケートな割に長持ちしてくれます。
下:2年ほど穿いているSEEKのロングボクサーパンツ 上:今回新調した同ボクサーパンツ
平日5枚をローテーションで穿いているのですが、ウエスト周りに少し毛玉ができているくらい。
下:2年ほど穿いているSEEKのロングボクサーパンツ 上:今回新調した同ボクサーパンツ
私の性格上、洗濯洗剤を大目に入れてしまうのが原因でしょうか?
少し白抜けしたような感じが分かります。
カットオフ部分は“へたり”がなく、まだまだ新品と遜色ない様子で、3年目もじっくりつきあえそうです。(案外コスパ悪くないかも?と思ってしまいます。)
前述でも書いたのですが、SEEKのラインナップは豊富です。
上記の表は、ネック×シリーズを掛け合わせたものですが、そのほかにも、
【袖】・・・長め、短め
【素材】・・・綿、ポリエステル、ポリウレタン、キュプラ、レーヨン
【特殊加工】・・・ドライ&防菌防臭・消臭、撥水&消臭 など
このあたりに着眼して選ぶのも一つです。
今回のレビュー商品であるプレミアムラインの“EE3816”ですが、位置づけは?というとこんな感じです。
プレミアムラインのSEEKは、着心地にこだわって作られた肌着です。
外回りでガンガン汗をかくような日に着ても良いのですが、ゆっくり休日を部屋で過ごすようなときに着心地の良さを感じられる肌着だと思いました。
案外OFFでリラックスしてるときに、心地良さって重要だったりするんですよね。
手前から、夏向きのEE3415、オールシーズンのEE3314、プレミアムラインのEE3816
おそらく手に入りやすさでは、これがライバルとなるか?
と思う、今年のユニクロのエアリズムと、SEEKの着心地感を比較してみました。
※私の主観が交えますので、参考程度にしてください。
ユニクロ製
【エアリズム ポリエステル86% ポリウレタン4%】 ・・・790円(税別)
・・・まず、店舗も多く買いやすく、なんといっても安い!
特殊加工がしてあって、着た瞬間からの冷却効果は抜群。
消臭・抗菌・防臭・風通しの良い、、と全部入りのような機能性。
綿が入っていないせいか、シャカシャカしていて肌との相性が△
肌に張り付くような素材で、お腹まわりのラインがくっきり出るのは、
その人の体型にもよるが、太って見えるような気がする。(脇のお肉が!)
SEEK製
【夏向きのEE3415 綿90% ポリウレタン10%】 ・・・2,800円(税別)
・・・私は、これを通年着てもよいと思うくらい、このサラサラ感が大好き。
汗をかいても、消臭加工がしてあって安心。
(ちなみに、私の愛用のボクサーパンツは、このライン)
【オールシーズンのEE3314 綿55% ポリエステル35% ポリウレタン10%】
・・・2,800円(税別)
・・・夏向けより柔らかくて着やすい。
特筆することがないくらい着ていることを忘れさせてくれる。
【プレミアムラインのEE3816 綿90% ポリウレタン10%】・・・3,500円(税別)
・・・ちょっとした肌との摩擦に素材の上品さを感じる。
シルクのように薄く、サラリ・ツルリ感が味わえる。
要望点:私の絶賛するSEEKにも要望点がいくつかあるんです。
①サイズにSがない型番が多い。(私は173/63でMサイズは少し大きい)
②型番から商品のラインナップが分かりにくい。
総評:素材の組み合わせと、着心地の関係は素人の私には分からないのですが、私はSEEKの綿の肌に触れ合う感触が気持ちいいと感じました。
着たときにスルリ・サラリ・自然、を感じれるのがSEEKの特徴です。
スルリといっても、サラサラすぎて違和感があるわけでもなく締め付け感もなく自然な感覚。
結局は好みの問題ですが、私はSEEK製品は作り込まれた肌着だと感じました。
要望点に“価格が高い”と書こうと思ったのですが、、3,000円台でも納得するだけの満足感はやっぱりあるんです。
(SEEKファンなので、贔屓目に見てるかもしれません。)
SEEK製品は、名前の通り(SEEK=探す、追求する)いろいろな製品のラインナップがあるのですが、、こだわりも、ここまでくれば『究極!』といえるSEEK製品もあるんです。
これぞ、究極!完全無縫製のSEEKの肌着。
(型番:EE3715 綿35% キュプラ25% ポリエステル25% ポリウレタン10%)・・・3,300円(税別)
表:肩の縫製が接着加工で繋がっている! (下:完全無縫製のSEEK 上:従来のSEEK)
裏:裏返しても縫製のあとがないのは素晴らしい!
(下:従来のSEEK 上:完全無縫製のSEEK)
より肌にぴったりする製品で、
『本気で肌着をつけている感覚を忘れそうになる』素晴らしい一品。
こちらも、オススメです!
SEEKは一度は着てみたいけど、、価格がなぁ・・・
という方に、同じグンゼの出している『YG』ブランドを入門編として提案。
(型番:YV0416 綿90% ポリウレタン10%)・・・定価1,500円(税別)
カットオフ、深めのUネック、両脇の縫目なし、、などはSEEKと同じ。
SEEKの廉価版のような位置づけ?
(SEEKがYGの高級版という位置づけなのかもしれませんが。)
タグがプリントになってなかったり、素材が少し厚い綿素材だったりと質感はSEEKとは別物です、少なくとも同じDNA(技術)が入っているはず! こちらから試してみるのも良いかもしれません。
実際の着た感じ・・・SEEKに比べると綿の種類が違うからか、手に取った時点で少し重さを感じる。サラサラとした感じではなく、若干厚い生地でした。
しかし、着てみるとフィット感が少々強めで綿の優しさを感じました。
SEEKとは着心地は別物ですが、秋冬には丁度良いのかもしれません。
カットオフ・両脇の縫目なし仕様は、普通の肌着に比べて格上の風格を感じました。
SEEKは、隠れる、隠せる、自由自在な肌着
SEEKの肌着を着てみて、いくつか疑問に思ったことを検証してみます。
SEEKの唱える“肌着の推奨色は透けない肌色が良い!”は本当なのか?
どうやら、ファッション界では常識らしく雑誌などの洋服の撮影の現場では肌色の肌着が大活躍しているらしい。
確かに、シャツから肌着が透けて見えるのって気持ち良いものじゃないですよね。
実際に試してみました。
私の場合、肌着は大抵の場合黒を選んでます。首元のラインがうっすら出ています。
(なるほど、私はいつもこういう風に見られてたのか!)
ちなみに写真は、SEEK製のものを着用中。
本命の肌色。確かに見えません。
横から見ても、袖のラインが全く分かりません。
今まで女性のババシャツをバカにしていましたが、見せないお洒落ってすごいと思いました。
透けて肌着が見えるのは、、なんだか嫌です。
なるほど、肌色の肌着はダサくてオシャレなのでした。
カットフリーって本当に自分で切ってもいいの?
実際に、SEEKで隠れない部分をカットしてみました。
プレミアムラインのSEEK、第二ボタンまで開けると、肌着の色が見えてくるんです。
ドキドキの作業風景の写真をスライド風の動画にしてみました。
裁縫用のハサミが見つからず、事務用ハサミで行ったのですが・・・
カットすることで、Uネック → Vネックになりました。
これで、安心してヨーロッパ旅行にも行けそうです!(笑)
※ヨーロッパでは、シャツは下着という定義だそうです。
胸毛出してシャツ着るのがオシャレなんだそうな。。
なんとなく着る→こだわる・選ぶ
男性の下着姿といえば、映画ダイ・ハード。
ブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーンがランニング1枚で大活躍しました。
劇中『おぉ、きっと不快指数180%だろうな~』って思ったもんです。
(エンディング前には裸になってたっけ。。)
ブルース・ウィリスのように、あそこまで激戦苦闘はしなくても、日々の仕事・旅行・家族サービス・長距離ドライブ、、と下着を替えられないシーンなんてのは一般人でも日常茶飯事ではないでしょうか。
その時に、少しでも違和感を感じさせない肌着はどうでしょう?
“暑い!” “気持ち悪い”を和らげてくれて、他人の目からも見た目の良いインナー、長時間戦える、それがSEEKの強さです。
今までは、なんとなく選んでいた肌着でしたが、SEEKに出会えて悩みが一つなくなりました。
少し大袈裟な表現だけど、着ていることを忘れるような感覚に捕らわれる。
SEEKの肌着は、肌とアウターとの名調整役。
そんなSEEKの肌着を是非一度試してみてください!
atsuo@tokyoさん
2015/06/15
しかも着心地が良さそうな上透けないって、手を出す事無いだろうとタカをくくっていたのに欲しくなってきている自分がいる(^^;
アストロマンティック☆さん
2015/06/15
コメントありがとうございます☆
私も4年前に奥さんがSEEKの3,000円のパンツを買ってきたときに
『これ、そんな値段したの?』とビックリしたんです。
ですが、ちゃんと着回しして使うと耐久性があるんです。
ただ、茶色の“ジジシャツ”は日常には機能を抜群に発揮するのですが、女性との勝負ごとには向きません。(笑)
どんなイケメンが着ても、オジサンにさせる副作用が。。
ぜひ一枚試してみてください!
いぐなっちさん
2015/06/15
大変参考になりました
ありがとうございます
アストロマンティック☆さん
2015/06/15
コメントありがとうございます☆
私も負けずの貧乏性なんです。
肌着の交換(捨てる)時期って、見極めが難しいですよね。
SEEKはデリケートな素材ですが、破れそうでもなかなか破れなかったり。
今までに何度か交換したのですが、その時はストッキングの伝線のようになってました。
(それでも2~3年穿いたような気がします)
私の場合、毎日の肌着のサイクルにSEEKを2枚加えるところから始めたんです。
ヘビロテで着ると、いたむのも早そうです。
こちらこそ、参考になって何よりです。
ありがとうございました☆
砧順一さん
2015/12/27
様々な角度から写真付きでレビューされていて参考になりました。
次回下着を選ぶ時の参考にします。
アストロマンティック☆さん
2015/12/29
お褒めのお言葉ありがとうございます☆(返信遅くなりました)
私も、ベストレビュアー選出に驚いています。
というか、、事前に連絡なくて皆さんと同じタイミングで知った次第です。
SEEKとの付き合いは長いのですが、とっても良い肌着だと思います。
おススメですよ☆