レビューメディア「ジグソー」

○○と○○に優しいゲーミングパソコン

今回のプレミアムレビューは、「ファイナルファンタジー(R) XIV: 新生エオルゼア 推奨パソコン ~ヤルならこれだ!第3弾 G-GEAR編~」をお送りさせていただきます。

レビューさせていただくG-GEARのパソコンですが、私はエントリーモデルです。

どんな製品なのかをまずご紹介します。

馬鹿でかい箱で着弾しました。この箱をどうしようか、レビューしながら悩んでます。

箱を開けると、まず付属品が出てきました。

フロント回りは、至ってシンプルです。両サイドのシルバーのラインがワンポイントになっていて、シンプルでありながら、ゲーミングPCの雰囲気を醸し出しています。

Windows8.1のプロダクトキーが貼られています。

5インチベイには、DVDマルチドライブが搭載されています。5インチベイの空きがもう1つあるので、拡張性もありますね。

外部3.5インチベイが1つあり、その下の各種アクセスポートがあります。電源ランプが珍しくグリーンのLEDでした。その他、USB3.0が2ポート、ヘッドホン、マイク端子も装備しています。

さりげなく『G-Gear』のエンブレムが。内部には、ファンが1基搭載されています。

左側面には、インテークを装備しています。

トップ部分には、ちょっとした物が置けます。3本ラインの部分はラバー素材になっており、スマホなどを置いても滑りません。

ケースの背面ですが、7つの拡張スロットを装備。うち2つは、ビデオカードで使用済みです。また、マザーボードのバックパネルには、使用しないポートには、丁寧にシールが貼られています。

ケースを開けたところです。

きれいに配線を処理されていて、好感が持てました。

搭載されているマザーボードは、ギガバイトのGA-H97-HD3というモデルでした。CPUクーラーはリテールを使用。リアには1基のファンを搭載しています。

搭載されている電源ですが、500Wモデルということでしたが、実際は450Wで、ピーク時が500Wの出力があるということで、500Wモデルの記載だったのでしょう。

内部拡張ベイですが、3.5インチ×4、2.5インチ×4と非常に豊富です。既に3.5インチにはHDDが1台搭載されていますので、3.5インチベイの空きは3になります。ただし、外部の3.5インチベイに長さのあるデバイスを使うと、内部の3.5インチベイの一番上に干渉しますので、その場合、空きが1つ減ることになります。

搭載されているHDDは、東芝のDT01ABA050Vというモデルでした。調べると、SATA3対応のモデルで、回転数は5700rpmでした。容量は500GB。 

後付けで、ブザーが付けられていました。

ビデオカードを外してみると、ZOTACの製品でした。

裏面に貼られてるシールをみると、1GBの128bitDDR5との記載がありました。

詳細はわかりませんが、恐らくこちらの製品だと思います。

http://www.ask-corp.jp/products/zotac/nvidia-graphicsboard/geforce-gtx750/zotac-geforce-gtx-750-1gb.html

GeForce GTX750搭載のオーバークロックモデルで、搭載メモリは128bitのGDDR5の1GBでした。

補助電源は不要です。

ちょっとビックリしたのが、搭載されているメモリです。非常に定評のあるSanMax製の4GBが2枚使用されていました。チップにはHynixが使われています。 

取説、保証書、注文書。

DSP版のWindows8.1の他、ドライバーディスクが2枚。また拡張時に使うネジも付属していました。

BTOパソコンを使うのは初めてで、こうしたネジが最初に付属しているのは、抜かりがないなと感じました。

付属のキーボードとマウス。どちらもバッファロー製。

DSP版Windows8.1を使っているということで、キャンペーンのシリアルコードが2つ同封されていました。1つはファンタシースターオンライン2の武器がもらえるもの。もう1つは、キャッシュバンク。2000円のキャッシュバックがいただけるそうです。

何故か非売品のDOS/V Power Reportが1冊同封されていました。アキバなどでは多く見掛ける本らしく、インテル製品などを購入するともらえるそうですが、地方では見掛けることはないです。

レビューが終わったら、ゆっくり読んでみたいと思います。

長々となりましたが、製品の紹介はこのあたりで終わります。

まとめとして、製品のスペック表をご覧ください。

 これを見て詳しい方は、『これで本当にファイナルファンタジーの推奨モデルなの?』と思われるでしょう。CPU、メモリ、HDDは良しとして、GPUがちょっと貧弱じゃないのかと思う方も少なくないと思います。その辺りをこの後、検証していきます。

 普通こうした検証をする場合、レビューをする製品より、下位と思われる製品を使うのが常套手段でしょう。今回は敢えて、上位と思われる製品を使います。

比較用で使う製品のモチモノリンクは、レビューの最後に貼りますので、スペックだけ最初にご覧ください。

この製品を使い、レビュー製品との比較を行います。

この後のレビューでは、レビュー製品をレビュー機、比較用の製品を比較機と記載します。

検証で行ったのは、まずはベンチマークです。

実施したベンチマークは、

3DMark
ドラゴンクエストX
モンスターハンター
バイオハザード
PSO2
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編

レビューが几長にならないよう、一挙にレビュー機のベンチマークのスクリーンショットと、スコアのグラフを掲載し、最後にまとめさせていただきます。

なおベンチマークの実施には、設定はデフォルトで、解像度のみを1920×1080に設定しました。

まずは3DMark。

ドラゴンクエストX

モンスターハンター

バイオハザード

PSO2

ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編

結果は想像していたといえば、想像していましたが、見事にレビュー機の惨敗。ダブルスコアーといったところです。

スコアだけを見ると散々な結果となりましたが、それぞれのスクリーンショットを見ていただけるとわかりますが、「快適」以上の判定が出ています。ファイナルファンタジーにおいても、「とても快適」との判定でした。ベンチマーク実施中ですが、レビュー機において、若干画像がカクカクしたことがありました。ベンチマークは実際のゲームより高く負荷を掛けた結果だと思います。

  

では、実際のゲームのプレイはどうなのか?

まずはレビュー機から。動画のアップロード時間の短縮のため、画質を落としてます。ご了承ください。

 次に比較機でのプレイです。 

 1つのIDでプレイしているため、同じシーンではありませんが、どちらもほとんど差がないように感じませんか?強いて言えば、わずかながらレビュー機のほうが、カクカクした動きのところも見受けられます。

このように、ベンチマークでは大差のあったレビュー機ですが、実際のゲームのプレイに関しては、問題のないレベルだということが実証できました。

 

実はこの後、見落としがちな検証結果を最後にお届けします。

まず結果をグラフで見ていただきます。

見ての通り、レビュー機と比較機の消費電力をグラフにしたものです。

確かに比較機のほうがベンチマークなどは高スコアをマークしていますが、これだけの消費電力の差があり、ゲームのプレイでは差という差はない。さてあなたはどちらを選びますか?

 

 

今回レビューさせていただいたエントリーモデルですが、この上にスタンダードモデル、パフォーマンスモデルとラインナップされています。

文字通り、エントリーモデルということで、PCでゲームを始めたい初心者の方にはおすすめですし、消費電力を気にされる方にはうってつけのモデルです。 

 

付録

レビュー本編では、オリジナルの状態で検証を行いました。

オリジナルの状態でも、ゲームをするには快適で、非常にコストパフォーマンスの優れた製品ということはわかっていただけたと思います。

しかし、新しいPCを購入してゲームだけに使うには勿体ないでしょう。やはりOfficeスィートや画像の編集なども行うでしょう。そうなるとボトルネックになるのが、ディスクアクセスのスピードです。

こちらがレビュー機で計測した、CrystalDiskMarkのスコアです。決して速いとは言えませんね。

またこちらが、レビュー機のWindowsエクスペリエンスインデックスです。

やはりディスクアクセスのスピードが足を引っ張っています。

そこでアップグレードの定番である、SSDの換装も行ってみました。

使用したSSDはこちら。

まずはCrystalDiskMarkのスコアです。 

随分速くなりました。これは単体での比較になりますので、システム全体のパフォーマンスを計測するために、PCMark7を使ってみました。

まずは換装前です。

そして換装後。

SSDに換装するだけで、これだけのスコアアップとなりました。

ついでに、換装後のWindowsエクスペリエンスインデックスです。

こちらもかなりの改善がなされました。

わずか1万円の投資で、ゲーム以外でもサクサク動くPCに生まれ変わります。

レビュー機はBTOパソコンなので、購入時にパーツの組み替えを行うことができます。CPUやビデオカードを組み替えることもできますが、それを行うと、このモデルを購入する意味がありません。

そこでSSDを追加することをおすすめします。システムドライブに128GBを追加しても、追い金9000円でアップグレード可能です。是非おすすめします。

 

索引

比較機で使用したパーツを紹介します。

コメント (10)

  • タコシーさん

    2015/04/20

    レビューお疲れ様です
    マザーボードのマニュアルとかWINDOWS8.1のDISCが付属しているのですね
    最初は無いと不便です..
  • cybercatさん

    2015/04/20

    ナンチャンは...のくだりGJ!ww
    SSD化は良いアップグレードですね。
    CPUやGPUは一般的な使用上はほぼ問題ないレベルなので、「エントリー」クラスのPCの増強案としてはSSD一択ですね。
    検証もしてあってよい提案だと思います。
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