MeoBankSD HSが届きましたので、一週間使ってみてのレビューをお届けしたいと思います。
パッケージに含まれていたのは、本体とmicroUSBケーブルと収納ポーチ、説明書でした。
ポーチは余裕のあるサイズなので他のケーブルなどと一緒に入れておくことも可能です。できれば内ポケットなどでケーブルと本体とを別々に入れられるとなおよかったかなと思います。
それでは本体を見ていきます。基本的に直方体ででっぱりがないのでスマートです。前モデルのMeoBankSD plusは出っ張りがあったのでかなりスッキリしました。
右側面。左からUSBメモリー&充電出力用のUSBポート、SDカードスロットと右端にはストラップホールもあります。
SDカードは128GBまで対応しているので現状では十分でしょう。残念ながらmicroSDカードはアダプターを使用する必要があります。スマホやタブレットはもちろん、デジカメでもmicroSDカードが増えてきましたので、ダブルスロットになっているとより便利だろうなと感じました。
上の画像で分かるようにSDカードはすっぽりと入るので邪魔になりません。
左側面。ワイヤレスや充電モードを切り替えるスイッチと充電&USBカードリーダー兼用のmicroUSBポート、WANポートになります。microUSBポートの下にはRESETスイッチがあります。パスワードが分からなくなったり動作不安定な時に使用するぐらいですね。
背面にはQRコードのついた製品シールが貼ってあります。QRコードについては後ほど。
本体中央には動作状況を示すLEDが4つならんでいます。
まず、最初の設定は、本体をワイヤレスモードにしてWi-Fi設定からMeoBankSD HSのSSIDを選択するだけです。
初期状態ではパスコードがないのですぐにつながります。
Androidでの接続。
iOSでの接続画面。
◆サイズ比較
左からiPhone6Plus、MeoBankSD HS、LogicoolT620です。
さすがにiPhone6Plusが薄いですが、薄型マウスのLogicool T620の半分ぐらいしか厚みがありません。
重量も101gと超軽量で持ち歩きには全く問題ありません。
タブレットとの比較、左がNexus7(2012)、右がMiix 2 8です。
複数台で同時にアクセスもできました。
機能が多すぎて紹介しきれない
MeoBankSD HSですが、本当に多機能です。
ざっと機能をならべてみると
- Wi-Fiストレージ(SD,USBメモリー)
- Wi-Fiルーター
- モバイルバッテリー
- PCレスでのコピー機能(USB-SD間)
- Wi-Fiリピーター機能
- 有線カードリーダー機能
- Samba/FTPサーバ搭載
- iPhone連絡先バックアップ機能
とこんなにあります。
しかも、これだけの機能がありながらコンパクトかつ軽量で毎日持ち歩くのに全く邪魔にならないという優れものなのです。
順番に紹介していきます。
◆Wi-Fiストレージ機能
SDカードスロットとUSB端子があるのでUSBメモリーなどをの、中身をワイヤレスで見ることができます。
iOSやAndroidには専用アプリがあるのでそれを使うと便利です。
WindowsアプリはないのでWindows利用時はブラウザかカードリーダー機能を利用します。
できれば、microSDカードスロットも欲しかったところですが、ストラップホールが、あるのでストラップ付きのmicroSDカードリーダーでもぶら下げておこうかと思っています。
アプリを起動したところです。SDカードとUSBメモリーをつないでいるので2つが選択できるようになっています。画像はiOSですが、Androidでも同じインターフェイスでした。
DCIMフォルダーを開けば画像がでてきます。
右上の編集メニューをタップすると、いろいろな作業ができます。
左から、画像の移動や書き出し名前の変更ができるメニュー
フォルダー作成メニュー
全選択メニュー
並び替えメニューです。
一方でSDカードのみだと動画や写真などに分類するメニューがでてきます。
画像をタップすると画像が表示されます。上部の<>はページ送りですが一つのページが長く画像は選びにくいです。
こちらも右上に編集メニューがあるのでタップしてみますが、書き出し、移動や書き出しのメニューしかなく全選択や並び替えなどはできません。なぜ違うメニューになっているのか不思議です。
また、並び方も上記のように画像とその横にファイル名というものしかなく、タイル表示などはできません。せっかくHighSpeedになったのでタイル表示やカレンダー表示に対応すればより使い勝手がアップすると感じました。
次に本体の裏側のQRコードを読み込ませるとブラウザでSDカードの中身をみることができます。
直接ブラウザでhttp;//10.10.1.1にアクセスしても同じです。
アプリを使わなくてもブラウザからアクセスできます。
表示速度は、150MbpsのIEEE802.11nに対応しているので速いですね。前モデルのMeoBankSD PlusはIEEE802.11a/b/gまでだったようなので実に4倍の速さだそうです。こんごはIEEE802.11acに対応したのも出てくるとさらに快適になりそうですが、現状でも十分速いと感じました。
◆Wi-Fiルーター機能
LANケーブルを本体に接続するだけで、Wi-Fiルーターとして機能します。購入した状態ではパスワードが、設定されていないので、購入したらまずパスワードを、設定することをオススメします。
Wi-Fiルーターとして使っているときも、カードリーダーとして使えます。
LANケーブルを差し込みます。
SSIDの設定はアプリの右下の設定メニューから行えます。
SSID、Password設定をするとWi-Fiルーターだけでなく、ワイヤレスカードリーダーにも同じPasswordが設定されます。設定すると再起動するのでWi-Fiを再度接続しなおさないといけません。
今度はパスワードが求められますので入力して接続します。
[その他の設定]をタップすると、ブラウザ経由で本体の詳細設定画面に入ります。
左下のWi-Fi設定でWi-Fiのより詳しい設定が可能です。
チャンネル帯域や暗号化の種類などを変更できます。
◆モバイルバッテリー機能
電源のないところでも使えるように2000mAのバッテリーが内蔵されていますが、このバッテリーをマイクロUSB端子経由で、スマホ充電が可能です。手持ちのiPhoneとNexus7はもMiix 2 8も可能でしたが、2000mAと容量は少ないのであくまで緊急用と思っていたほうがよいと思います。
充電しながらでも、カードリーダーとしてもWi-Fiルーターとしても使えます。
出力は1Aなので、iPadなどのタブレットだと充電できない可能性があります。iPhone6でも高速充電はできませんので注意が必要です。バッテリーの増加と2.1A対応にも期待ですが重さとはトレードオフなので微妙ですね。
◆PCレスでのコピー機能。
SDカードと、USBメモリーを、同時に接続していればスマホ経由で、中身を移動できます。もちろんPC経由でもUSBで繋げば外部ストレージとして認識するので簡単にコピーできますし、samba機能もあるのでネットストレージとしても使えます。
アプリを使って別メディアへバックアップを選べばコピーできます。
コピー状況は状態で表示されます。
◆Wi-Fiリピーター機能
リピーター機能は、電波が届きにくいところで中継する機能にはなりますが、MeoBankSD HSの場合はその機能もありますが、どちらかというと、ワイヤレスカードリーダー時でもネット接続ができる機能としての方が分かりやすいと思います。
通常、Wi-Fi接続ができるカードリーダーやSDカードでは、そのアクセスポイントに接続を変更する必要があります。しかし、そうするとインターネット接続ができなくなるわけです。
しかし、MeoBankSD HSの場合はインターネット接続ができる無線LANにリピーター設定をしておけばカードリーダー機能をつかいつつインターネット接続ができるのですごく便利なのです。
Wi-Fiリピーター設定は、
アプリの設定>その他の設定
か、直接ブラウザまたはQRコードでhttp://10.10.1.1に接続して右上の設定アイコンをタップすることで表示されるメニューで行います
左上のWi-Fiリピーターを選びます
インターネットに接続できる無線LANのSSIDを選択し、そのSSIDに対応するパスワードを入力すればOkです。
WPS機能があればもっと簡単に接続できるのですが残念。
リピーター機能は便利なので、自宅に無線LANがある方は必須の設定だと思います。
◆有線カードリーダー機能
microUSBでパソコンに接続すると、USBカードリーダーとして動作します。
下の画像ではリムーバブルディスクとして認識しています。
デフォルトの設定だとビューワーが立ち上がるようになっていたので自動再生のフォルダを開く設定に変更。
◆Samba/FTPサーバ搭載
パソコンからSamba/FTPを使って直接SDカードやUSBメモリーにアクセスできます。USB-HDDをつなげばNASとしても利用できます。
ネットワークからSDカードにアクセスできます。
◆iPhone連絡先バックアップ機能
アプリを使うと連絡先をカードにバックアップできます。暗号化も、できるようなのでいいですね。
ま、自分の場合は連絡先はGoogleにしているので、使うことはないですが…。
◆おまけ
SSIDを設定しておけば他人からファイルを覗かれることは少ないと思いますが設定もいじられたくないという場合は、下段左から2番目でMeoBankにログインするパスワード設定も可能です。
右下右から2番目の上級設定では、ファームウェアのアップデートや時刻設定が可能です。
日付と時刻をコピーで端末の時間をコピーしてくれるようです。さらに、NTP機能を有効にしておけば、インターネット経由で時刻は自動更新されるので便利です。
常に持ち歩いてこそ真価を発揮するMeoBankSD HS
このMeoBank SD HSですが、ワイヤレスSDカードリーダーとしてだけでなく、モバイルバッテリーやWi-Fiルーターの機能を持っているため、どんな時でも持ち歩いていて無駄になりません。
自分の場合は、ミラーレス一眼のNIKON 1 AW1/S2を持っているのですが、これらで撮影した画像は今まで家に帰るまでスマホに取り込むことが出来なかったのですが、このMeoBank SD HSを、持ち歩くようになって直ぐにスマホに取り込んでFacebookに投稿出来るようになりました。
今までは、投稿用にとiPhone 6 Plusで別に撮影したりしてかなり手間だったのですが、一眼だけで済むようになったので楽になりました。
おもいでも世界もTAXANでつながる
ZIGSOWレビューでキャッチコピーを考えてといわれる敷居の高いお題w
ということで、無い知恵を絞って考えてみました。
「おもいでも世界もTAXANでつながる」
やっぱり、このMeoBankSD HSの特徴としたら、
撮った写真(おもいで)をすぐに見れること
ルーターにもなってネット(世界)にもつながること
この2点が最大の特徴と感じたのでこんなキャッチコピーにしてみました。
もちろん、これだけじゃないのでTAXAN(たくさん)もつけて完成。
ま、加賀ハイテックさんもTAXANに似たようなキャッチコピーをつけられてますがw
お出かけのお供にMeoBank SD HS
MeoBank SD HSは本当に多機能で助かります。持ち歩いている時はワイヤレスSDカードリーダーやモバイルバッテリーになりますし、外出先では無線LANルーターになりつつ、カードリーダーとしても機能します。
自宅のように無線LAN環境のがあるところではWi-Fiリピーター機能で中継機かつカードリーダーとして機能します。
なにより素敵なのが、それぞれの機能が独立しているのではなく、併用できる事ですね。
なので、無線LANルーター/リピーターとして使っていても、カードリーダーとして使えるし、スマホも充電もできるし、逆に充電しながら使うこともできます。
使える機器もiOS、Androidはもちろん、ブラウザでも使えるのでWindowsやMacでも、LinuxですらOKなのですから凄いです。
まさに、死角がありません。こんな万能な製品をワイヤレスSDカードリーダーとして紹介するのが勿体無いぐらいです。
一眼とスマホの、お供に是非オススメしたい製品です。
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。