Minimo.Qは、本体サイズが幅225×高さ186×奥行き370mmの
コンパクトなMini-ITXタイプのPCケースになります。
ENERMAXブランドで、PCショップのドスパラ専売モデルと
なっています。価格は、税抜4,149円。
仕様は以下に。
外形寸法:(W)225×(H)186×(D)370mm
フォームファクタ:Mini-ITX
電源:無し
5インチベイ数:1
3.5インチベイ数(内部ベイ):2(内1つは2.5インチと排他的利用)
2.5インチベイ数(内部ベイ):2(内1つは3.5インチと排他的利用、
もう1つはリアファンと排他的利用)
標準付属FAN: 80mm ×1(背面)
追加可能FAN:120mm ×2(上面)
前面端子:USB3.0×2、HD Audio
製品仕様 Url:http://www.enermax.com/home.php?fn=eng/product_a1_1_1&lv0=2&lv1=84&no=290
http://www.enermaxjapan.com/
Mini-ITXのPCは、2台所有しており(ケースのみ+1)
コンパクトさが気に入っています。
そのような視点から、今回Minimo.Qのレビューを行い
たいと思います。
シンプルでコンパクト
・シンプルでコンパクト。
・前面にUSB3.0ポート×2とHD Audio端子を装備。
本体は、ブラックで統一されています。
フロントパネルは、メッシュ仕様となっており
電源スイッチ、USB3.0ポート×2とHD Audio端子
動作LEDが左側に配置してあります。
最近は、USB3.0も普及してきたので、USB2.0との
下位互換もあるUSB3.0だけでも十分かと。
全面に吸排気口あり
・前面パネルがメッシュタイプ
・上面・側面パネルは、パンチング加工
・上面に120mm×2の増設が可能。
・標準装備のケースファンは背面80mm×1
前面パネルがメッシュタイプになっておりエアフローが
良いです。前面下部に電源ボックスが設置されるレイアウト
になっており電源の排気もスムーズに行えます。
上面・側面パネルは、パンチング加工してあり
空気の通りがよくなるようになっています。
付属品にフィルターが2枚ついており、上面の
パネルに両面テープで取り付け可能です。
下面は、前方が電源の吸気口、後方がマザボの下部に
なります。最初からフィルターが装着されています。
標準で80mmケースファン
ケース後部には、80mmのケースファンが標準装備されて
おり空気を排気させます。
上面にファン設置可能
上面に120mm×2の増設が可能になっています。
ファンを増設することにより上面から強制的に排気を
行い側面から空気を吸気できます。
また、最大240mmのラジエーターも設置が可能になって
います。
Mini-ITXとして十分な拡張性
・長さ318mmまでのデュアルスロットビデオカード対応
・120mmラジエーター採用の簡易水冷が取り付け可能
・高さ132mmまでのCPUクーラー
・奥行き140mmのATX電源ユニット
・ストレージは、5インチ光学ドライブや2.5インチ/
3.5インチドライブが内蔵可能。
・背面ファンを取り外せば、更に2.5インチドライブ1基が
内蔵可能。
ケーブルなどの取り回しに考慮が必要
・パネルは全てドライバー不要ネジ(ハンドスクリュー)で
取り外し可能
・電源は前方配置
今回レビュー課題が、ハイスペック構成ということで
手持ちの機器で構成してみました。
以前、レビューで提供頂いたCore i7のCPUを使用し
マザボは、Z77E-ITXで構成してみます。
電源の前方配置は、フロントに光学ドライブとその下に
電源を配置することによってケース後部のスペースを
広く取れる利点があります。また、それにより大き目の
CPUクーラーや水冷などの組込も可能になります。
今回、初めて前方配置の電源をもつPCケースで組んで
みたのですが、マザボと電源のクリアランスがある程度
ないと組込がし難いと感じました。
現状の構成では、マザボと電源の間がほぼ0でケーブルの
取りまわしなど煩雑になってしまいます。
また、電源のソケットやメモリのヒートシンクによっては
干渉する可能性があります。今回組み込んだ電源も下部の
ソケットはメモリに干渉する位置にありました。
Minimo.Qにパーツを組み込む際には、前もってパーツの
配置や大きさなど考慮したうえで構成しないと十分に機能を
発揮できない事態も考えられます。
組み込みパーツによって
今回、メンテナンス性で記載した構成で負荷など行って
みました。
OCCTを10分間行ってみましたが、最高温度は70℃でした。
前のPCケースでは、72℃だったので2℃下がりましたが、
もう少し冷えるかと思っていました。
今の状態では、OCを行うと熱的に厳しいと思うので、CPU
クーラーの換装と吸排気を考えた構成に今後したいと思います。
現状CPUクーラー
換装予定
機能は十分だけど、ちょっとコンパクト過ぎかな
[評価]
○な点
コンパクト
拡張性あり(グラボ、水冷など)
Mini-ITXでは拡張性もあり安価
×な点
組込が少し窮屈(電源とマザボ位置など)
静音性は乏しい(開口部が多いので)
△な点(改善点)
特に無し
□その他(今後の観察項目)
構成の変更
CPUファン換装
冷却ファンの増加
[総評]
今回、Minimo.Qをレビューさせて頂きましたが、
Mini-ITXタイプのPCケースで、ATX電源を搭載可能に
なっており、デュアルスロットビデオカード対応など
ハイスペックな構成にも対応できるケースだと感じま
した。
ハイスペックな構成にした場合に、ネックになるのが
熱処理ですが、本体パネルは前面、側面、上面と通気
し易いメッシュなどになっておりファンの増設などで
エアフローも考慮されています。
また、最大240mmのラジエーターが搭載可能となって
おり熱処理のアドバンテージも多くなっています。
仕様的には、いろいろ考慮されているのですが実際に
組んでみるとサイズを非常にコンパクトに抑えたこと
により組込みやすさが犠牲になっている感じがしました。
特にマザボと電源のクリアランスが、ほぼ無いので
ケーブル周りなど取り回しが難しいです。
電源のモデルによっては、電源からのケーブルが
CPUクーラーなどに干渉する可能性も考えられます。
パーツを組込むには、ある程度Minimo.Qのサイズを
考慮して構成することも必要かと。
しかし、Minimo.Qの仕様として様々な拡張に対して
考慮された設計になっているので、ケース内に如何に
して組込む事を考えるのも楽しみかもしれません。
エアフロー的には、自分の所有しているMini-ITX
ケースの中で一番空気取りいれ口が多く冷却しやすい
ケースだと感じます。
熱量の多いハイスペックPCをコンパクトに構成したい
場合には、値段の手頃さからも候補として良いかと
思います。
今後、CPUクーラーの換装やグラボの組み込みなど
できれば行って冷却性など確認したいと思います。
アラクレさん
2015/03/02
配線がクソ下手なので、見るからに窮屈な当製品は応募を見送りました(笑)
フィルターの類いがないなぁ・・・と思ってましたが、実はあったんですね。
しかも両面テープ固定という新しい仕組みで・・・
supatinさん
2015/03/03
(*・ω・)*_ _)ペコリ
プレミアムレビューお疲れ様でございます
コンパクトでハイパフォーマンス!魅力的ですね
(*´ω`*)
mickeyさん
2015/03/03
ありがとうございます m(_ _)m
自分も配線は苦手なのですが、Mini-ITXだと
悩んでしまいますね(^^;
上面フィルターは埃が入ってくるのであって
良かったです(^^)
mickeyさん
2015/03/03
ありがとうございます m(_ _)m
コンパクトでハイパフォーマンスには
憧れますね(^^)。また、いろいろ
試したいと思います。