Palit GeForce GTX960 SuperJetstream
をオススメする4つの理由
ー FHD(1920x1080)ならゲームプレイに十分な性能
- ゲームプレイでもファンの音が気にならない冷却性能
- i7-4790Kとの組み合わせでもidle40Wを切る省電力性能
- ShadowPlayでの録画・配信が軽い・簡単・綺麗で超オススメ
パッケージ開封
でかい!
メジャーで計測すると 400 x 270 x 98 mm。
マザーボードの箱より大きく大型の手提げ袋が必要です。
「日本語インストールガイド入ってます!」
ありがたい。と思い実際に見てみると「CDのセットアップでOK押してね!はい終了。」だけなので過度な期待はしないでください。
HDD等で使われる4pin大から本ボードのPCI-E用6pinへの変換と、DVIからD-SUBへの変換が付いています。
「METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROS」のコードが入ってる!
記載されているページからにこのコードを入力してSteam用のコードを貰います。
Steamでコードを受け取るとライブラリに反映されます。
ビデオカード詳細
赤い部分はスチールっぽい。
しかしヒートパイプやフィン等へ繋いでる感じが見えないので冷却ではなく振動対策なのかな?
ファンはテクノロジが詰め込まれています。
- 60℃以下になるとファンが止まる「0-dB テクノロジー」
- 冷却効率を上げるPalitオリジナルクーラー「Jetstream」
- 冷却性能を向上させる「ターボファンブレード」
GDDR5は SAMSUNG K4G41325FC-HC28 とあり背面からは2つ見えます。
出力はDVIx2、HDMI、DP。
HDMIをDVIに変換する事でDVIは計3つとなります。このクラスですとデジタルサイネージや店頭デモといった業務用として使われる事がある為でしょうか?
検証に使用した環境
CPU:INTEL Core i7-4790K
メモリ:DDR3-1600 16GB(8GBx2)
M/B:ASRock Z87 Extreme4
電 源:ENERMAX ERX530AWT (530W)
ODD:BUFFALO BR-H816FBS-BK
SSD:PLEXTOR PX-128M3P
O/S:Microsoft Windows8.1 Pro
モニタ:LG 29UM65-P (29インチ/2560x1080/21:9)
i7-4790Kとの組み合わせでidle40Wを切る省電力性と静音性に驚き
冷却のテクノロジについて
- 60℃以下になるとファンが止まる「0-dB テクノロジー」
- 冷却効率を上げるPalitオリジナルクーラー「Jetstream」
- 冷却性能を向上させる「ターボファンブレード」
通常使用において
idleやブラウジングするだけといった低負荷ではFanは作動しません。
負荷がかかり始めると初期設定の21%で作動し始めます。CPUファンの音の方が大きい事もあり動作し始めても全く気付きません。
1m離れた場所でFF14をFHD&最高設定でプレイした限りファン音が気になる事はありませんでした。その他WoTやMGS5:GZ等でもプレイしてみましたが同様に気になった事がありません。
30%位までは回転数が上がっているようです。
性能の良さや本機の性能上限により50%以上動作する事があるのかな?という気もします。
真冬のテストでファンに塵が積もってない新品ですので、真夏だと結果は違うかもしれません。
ファン21%→100%のテスト
1mの距離でPCケースは開放したままでの感覚です。
30%まではファン停止しているのか作動しているのかファンを目視しないと分かりません。
40%まではファン音はほとんど気になりません。
50%になると重い音がし始めてファン音を意識し始めます。
60%からファンぶん回し始めたなと感じますが煩いというほどでもないです。
70%からはボリュームを上げるかヘッドホンが必要かなと思いますが不快な音ではないです。
80%はさすがに煩く感じて廊下で掃除機を使っているくらいイラッときます。
90%はこれ大丈夫?というレベルで振動からくるビビリ音も大きくなります。
100%は夏に扇風機の最大を間近で使うくらい。
ベンチマーク
目的として、解像度の違い(1920x1080/2560x1080)による性能差、消費電力・温度・騒音について
検証します。
以下の結果となりました。
・1920x1080から2560x1080(33%ピクセル増加)へは2割程度パフォーマンスが落ちる。
・ダウンクロックは問題無いが、オーバークロックは要調整。
・ベンチマーク程度ではファンの騒音は分からないレベル。
これは低消費電力・低発熱と高性能である為にファンがそれほど回らない為。
(1) ベンチマーク (i7-4790K + GTX960)
目的として、解像度によってどの程度の負荷があるのかを検証します。
結果として、1920x1080から2560x1080へは2割程度はパフォーマンスが落ちています。
ベンチマークソフトにより解像度2560x1080の扱いに違いがあります。
「3DMARK (Fire Strike)」は無料版のために詳細設定が出来ない為に違いが見られない。
「CINEBENCH R15」は解像度により差異が出ない。
「Unigine Valley Benchmark」は解像度変更が可能な為大きな違いが出た。
「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク」は解像度変更が可能なもののムービーとして処理している為か両端が余白になっているが大きな違いが出た。
Unigine Valley Benchmark
- 1920x1080 : 82.6 fps (35.1~151.9) / 3456
- 2560x1080 : 63.1 fps (30.6~118.6) / 2642
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク (最高設定)
- 1920x1080 : 10179
- 2560x1080 : 8048
3DMARK (Fire Strike)
- 1920x1080 : 7061 (8049/11847/2796)
- 2560x1080 : 7033 (8019/11855/2778)
CINEBENCH R15
- 1920x1080 : 155.38 fps / 847 cb
- 2560x1080 : 151.87 fps / 846 cb
(2) ベンチマーク (i7-4790K + GTX960/1920x1080)
目的として、オーバークロック・ダウンクロックの有効性を検証します。
① 定格
アイドル時にGPUを刺して40Wを切るのは驚きの一言。
アイドル時はGPUのファンが停止する点やファンが稼働・停止しても分からないレベルの騒音。
ベンチマークを行うとGPU温度が低いままなのでファン回転数が若干上がるものの騒音としては全く分からないレベル。
条件
GPU : ベースクロック 1278MHz
メモリ : ベースクロック 3600MHz
アイドル時 : 室温20.1度 / 39.4W / 27.4度 / 40dB
Unigine Valley Benchmark
202W / 62.8度 / 40dB / 82.6 fps (35.1~151.9) / 3456
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク (最高設定)
199W / 60.6度 / 40dB / 10179
3DMARK (Fire Strike)
188W / 59.0度 / 40dB
CINEBENCH (GPU)
CPU - 154W / 42.2度 / 40dB
GPU - 124W / 35.8度 / 40dB
② オーバークロック
Unigine Valley Benchmar にて「GPU+100MHz/メモリ+100MHz」で行うと完走しなかった為に「GPU+100MHz/メモリ+50MHz」としましたがそれでも正常とは言えない結果となりました。
その為スコアは若干上がるものの正常動作とは言えず簡単に使用するものではないと考えます。
電圧も少々弄ってみましたが完全に私の力不足で思うようにクロックを上げる事が出来ませんでした。
ファンの回転についても上がってはいるものの”音”としてみると非常に静かでCPUファンの音が大きく掻き消されています。
条件
GPU : ベースクロック 1378MHz (+100MHz )
メモリ : ベースクロック 3650MHz (+50MHz )
アイドル時 : 室温21.1度 / 41.0W / 30.0度 / 40dB
Unigine Valley Benchmark
201W / 62.2度 / 40dB / 85.5 fps (5.0~166.1) / 3576
※画面がチカチカした場面があった為に5fpsとなっている
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク (最高設定)
187W / 58.2度 / 40dB / 10599
③ ダウンクロック
まったく問題なく動作しました。
アイドル時に消費電力を下げる効果はほとんど無いので常時ダウンクロックの意味は無いと考えます。負荷の軽いネトゲなどで十分な性能が出ているのであればゲーム時にだけ消費電力を下げるのも良いかもしれません。
条件
GPU : ベースクロック 1278MHz (-90MHz)
メモリ : ベースクロック 3600MHz (-596MHz)
アイドル時 : 室温21.4度 / 41.1W / 29.4度 / 40dB
Unigine Valley Benchmark
188W / 60.8度 / 40dB / 75.5 fps (35.4~143.0) / 3161
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク (最高設定)
165W / 33.8度 / 40dB / 9262
計測方法
計測はこのようにPCケース横で行いました。
ワットチェッカーは定番中の定番を用いました。
温度計の計測場所はGPU裏面のシールを張っている部分で行いました。
騒音計はiOSアプリの「Decibel 10th」を使用しました。
専用の計測器とは異なり、タブレットかつアプリでありチューニング等行っていませんので絶対値としてではなく相対値であり、あくまで傾向としての参考とお考えください。
NVIDIA GeForce Experience
ゲームの最適化
ゲームをインストールしているフォルダが適切に設定されていると対応するゲームが表示されます。
変更に対応している場合は「最適化」ボタンを押す事で簡単に最適化可能です。
GEFORCE EXPERIENCEによってサポートされるゲーム
http://www.nvidia.co.jp/object/geforce-experience-supported-pc-games-jp.html
ドライバの管理
アップデートは自動で通知してくれます。 手動でも最新バージョンの確認が可能です。
ShadowPlay
非常にオススメの機能です。簡単かつ追加費用無しでゲームプレイを快適に録画出来ます。
録画だけでなくTwitchへの配信も可能です。
従来の方法では高性能なパソコンでフリーウェアのキャプチャソフトを色々設定したりキャプチャ専用ハードを用いたり、安価で性能が良くないものは1080i/30fpsなどコスト・性能・手間となかなか割に合わないものでした。
最初にほんの少し設定しただけで、キーを一回押すだけで録画が可能です。
資料からはおよそ5%(場合により10%)ほどの性能ダウンとの事。処理が厳しくないシーンでプレイしている限り全く遜色なくプレイ出来ました。
実際にベンチマークで試したところ4%~6%程度の差が見られました。
Unigine Valley Benchmark
録画なし - 83.0 fps (35.0~156.1) / 3474
録画あり - 77.6 fps (30.5~146.4) / 3248
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク (最高設定)
録画なし - 10250
録画あり - 9785
Final Fantasy XIV 新生エオルゼア
「最高設定」です。
① 1920x1080/60fps → 01:15 439MB
ゲームのスクリーンショット、ShadowPlayの録画ファイル、YouTubeともに遜色ないレベル。
② 2560x1080/60fps → 01:14 445MB
以下写真はゲームでのスクリーンショットで、ShadowPlayの録画ファイルは1920x1080/60fpsと遜色ない(文字が潰れてない)のですが、YouTubeでは文字が潰れるなど仕様的に2560x1080の良さを伝えるのは難しいようです。YouTubeでは2560x1080ディスプレイでは文字が潰れて見え、1920x1080ディスプレイでは上下が余白になるが文字はキレイに見えました。
World of Tanks
「高設定」です。(ゲーム内で最適化ボタンを押すと「高設定」になった為)
① World of Tanks (1920x1080/60fps)
② World of Tanks (2560x1080/60fps)
NVIDIA コントロールパネル
あまり使う事は無いかなと思います。
メニューに追加されないのでショートカットを作りました。
"C:\Program Files\NVIDIA Corporation\Control Panel Client\nvcplui.exe"
Palit Thunder Master の右下のアイコンから起動させる事も出来ます。
Palit Thunder Master
クロック速度をインテリジェントに監視。
NVIDIA GPU Boost技術をフルに活用した強化型オーバークロックツール。
非常に手軽にオーバークロック・ダウンクロック、ファンコントロールが可能です。
またステータスも一覧で見れるので調整もしやすいです。
ただし・・・インタフェイスを改善した方がいいです。パネルが多く操作性も悪いですし、視認性も悪いですし、クリックするエリアが小さいですし、色々と無駄が多いです。機能は必要十分です。
Windows 10 Technical Preview (Build 9926) での検証
Windows 10 Technical Preview のレビューはこちら
現状、Windows 10 Technical Preview はサポート外ですので自己責任でお願いします。
ディスプレイは2560x1080 と 1920x1080 の両方でベンチマークを行った。
アプリケーションが2560x1080に最適化されているとは言えない状況ではあったが負荷が確実に増している事が分かる。例えばFF14ベンチマークの場合、ムービーが1920x1080で作り込まれており両端が黒いのだが文字だけは端に表示される。FF14ベンチマークの場合、2560x1080では所々ティアリングがはっきり分かるが、1920x1080では僅かなシーンがティアリングっぽいなと思うレベル。
ドライバおよびNVIDIAコントロールパネルは最新の64bitのもので大きな問題はなかった。
ただアプリケーションによっては稀に異常終了する事があったので、Windows・ドライバ・アプリケーションのどの部分が問題なのかは分からない現時点では安定しているとは言い難い。
GeForce Experienceの方は以下問題があった。
・最適化のボタンを押すと「最適化設定を適応できません」となり失敗する。設定は読み込めているし最適化ボタンも表示されている。これは各アプリケーションにて手動で最適化すれば問題ない。
Palit ThunderMasterの挙動は問題なかった。
結論として、Windows 10 Technical Preview (Build 9926) でのゲームプレイはガチでやり込まなければほぼ実用レベルにあると言える。
ベンチマーク (i7-4790K iGPU → GTX960)
① i7-4790K (iGPU)
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク(最高設定)
- 1920x1080 : 1187 (設定変更が必要)
- 2560x1080 : 905 (動作困難)
CINEBENCH R15
- 1920x1080 : 25.46 fps / 834 cb
- 2560x1080 : 25.39 fps / 832 cb
② Palit GeForce GTX960 SuperJetstream
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク(最高設定)
- 1920x1080 : 9852 (非常に快適)
- 2560x1080 : 7740 (非常に快適)
CINEBENCH R15
- 1920x1080 : 136.09 fps / 834 cb
- 2560x1080 : 141.39 fps / 831 cb
29インチ 解像度2560x1080 という珍しいディスプレイではどうなるの?
今回使用したディスプレイはこちら
購入時は解像度が珍しい為に何かしらの問題が出るのではと危惧していましたが問題が出ても回避可能なので不便はあっても使えないという事はありませんでした。というのも問題があればWindowsの設定とアプリケーションの設定で1920x1080にしてしまえば23インチ相当の1920x1080にする事が出来る為です。
検証した限りでのゲームは全画面2560x1080表示出来るものが多かったです。
2560x1080で視野が広がる事のメリットを取るか、性能を落とさないように1920x1080にするか、状況により変更可能というメリットがあります。
さて、本ディスプレイでの具体的な問題についてです。
・ソフトウェアが1920x1080のみの場合、Windows設定変更が面倒なので若干性能が落ちる事を受け入れるか、一番良いのはWindowsの解像度を1920x1080にして処理も軽くしてしまう方法があります。
・特に昔の作品については完全には高解像度対応していないものがあり、特にムービーの左右に余白が出来るケースがある。
・一部アプリケーションで正常に動作しない。
2560x1080で正常動作しなかったアプリケーション
・Steam「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」
2560x1080の設定がうまくいかず1920x1080で設定する必要がありました。
2560x1080の設定自体は可能なのですが下側が表示されていない状態となります。これはFHDの比率で表示しようとしているようです。
・ファンタシースターオンライン2
フルスクリーン → 1920x1080までしか選択出来ない。
仮想フルスクリーン表示 → 2560x1080で表示出来た。しかし通常は仮想フルスクリーン表示はパフォーマンスが落ちる。ゲームプレイ時は問題ないものの、ムービーシーンの下側が途切れてしまう。これはFHDのアスペクト比で表示しようとしている為と思われる。
フルスクリーン1920x1080設定が良さそうです。
・Windows8ストア「FIANA SISTERS TWISTED DREAMS」
2560x1080では画像が出ず真っ暗になる。写真のように横1920以下にすると画面が出ました。
参考
西川善司の3DGE:GeForce GTX 980に搭載された新機能「DSR」「MFAA」とは何か
http://www.4gamer.net/games/274/G027467/20141005001/
●Final Fantasy XIV 新生エオルゼア
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
Copyright (C) 2010 - 2014 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
●World of Tanks
ウォーゲーミングジャパン株式会社 © Wargaming.net
●METAL GEAR SOLID 5 GROUND ZEROES
©2013 Konami Digital Entertainment
『METAL GEAR SOLID 5 GROUND ZEROES公式』サイト
http://www.konami.jp/mgs5/
● PHANTASY STAR ONLINE 2
(C)SEGA
『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/
ゲームはShadowPlayで魅せる時代へ
今回プッシュしたいのはShadowPlayでゲームの録画・配信が簡単かつ高品質に行える点です。
本当にビックリするくらい簡単で何か使えないかなぁとイマジネーションを刺激してくれます。
PS4/XBOX ONEがゲームの録画・配信に対応しておりプレイからシェアの時代になっています。
省電力派・静音派も納得の性能
高性能・省電力性能・冷却性能が相まって省電力派・静音派も満足出来ます。
これは真夏の暑い中でも電力不足でも十分な性能を発揮してくれそうです。
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