私がStationTVを導入した環境は下記の通りです。一世代前のMacBook Airのローエンドの機種です。OS X 10.9 MarvericksとOS X 10.10 Yosemiteは2010年発売のCore2Duo搭載のMacBook Airでも動作するので、古いMacBookをTV視聴用にすると言うことも可能かもしれません。
使用機器:MacBook Air (11-inch Mid2013)
プロセッサ:1.3GHz Intel Core i5
メモリー:4GB 1600MHz DDR3
グラフィックス:Intel HD Graphics 5000
オペレーティングシステム:OS X Yosemite バージョン10.10.2
このStationTVはデジタル放送の著作権保護により、ディスプレイ外付けのMac miniなどには対応していません。また外部ディスプレイに表示させることはできません。これらはMac本体が外付けディスプレイインターフェースに対して著作権保護の対応を行っていないためです。
また画面キャプチャー可能なアプリケーションが起動している状態で、StationTVは以下のように「画面キャプチャーアプリケーションの起動を検出したため、映像表示の処理を中断しました。」と警告を表示して起動してくれません。
私の場合はEvernote Clipperが該当していたようです。ここは映像著作権保護の関係で仕方がない仕様だとは理解します。しかしどの画面キャプチャーソフトがひっかかっているかは、とてもわかりにくいので、できればStationTV側でこの対象となるソフトウェアを終了させるようなことまで行ってもらえるといいと思います。
StationTVは立ち上げるとネットワークのTVチューナーを探しにいきます。私が使用しているTVチューナーは「SB-TV06-WRIP」です。自宅で使用している場合ではすぐに見つかってTV放送の画面が表示されます。
録画した番組は番組タイトルと日付がわかるようになっています。まだ数番組しか予約されていませんが、録画数が多くなった時にはわかりにくくなるような恐れもありますが、番組名の左に青い丸があり完全に見た番組と、途中まで視聴中の番組とまだ見ていない番組がすぐにわかるようになっています。このため録画で溜め込んだ番組を見ていくのにはわかりやすいかもしれません。
番組表の見方はどこにあるかわかりにくかったのですが、右上のボタンで番組表が立ち上がります。非常に軽快です。
こちらの番組表は通常のEPGと同じく左右方向にチャンネルと上下方向に時間帯と選ぶスタイルです。
こちらはちょっと変わった印象の番組表の表示方法です。同じ時間帯で放送されている番組を探す場合にはこちらが便利だと思います。上下の移動で
地上波<->BS<->CS<->録画番組
と切り替わります。左右の移動で番組(チャンネル)を選ぶということになります。
いずれの動作も軽快で、ネットワーク環境で視聴しているということを意識させません。全画面表示でもとても綺麗です。
ネットワーク接続型のTVチューナーの利点は、USB接続型のTVチューナーと違って留守録中にもMacを無駄に立ち上げておく必要もありません。これまで使用していたUSB接続型TVチューナー「I-O DATA GV-M2TV」に限らず、これまで使用して来たパソコン用TVチューナーはパソコンを立ち上げっぱなしにしておかないと録画出来ませんし、Macに限らずPCは動作が不安定になりがちで、録画をするためのパソコンは他の作業をさせられません。
この点ではネットワーク接続型のTVチューナー「SB-TV06-WRIP」とMac用視聴ソフト「StationTV」の組み合わせは、タブレットでできることとかわりませんが、MacBook Airでスタバでドヤリングするのには、いいのかと思いました。
ネットワーク型TVチューナーはMacの可能性が広がります。
Macでは著作権保護の都合で難しかったデジタル映像コンテンツの取り扱いが可能になります。クラウド時代に家に置いてあるTVチューナーで録画した番組をネットワーク越しに外部で見られる
このTVチューナー「SB-TV06-WRIP」はスマホ、タブレットを視聴対象としているのです。Kindle Fire HDでも見られる。これは手持ちのどのスマホ、タブレットでもTVが見られるというのは素晴らしい。
MacでこのStationTVを使用するメリットとしては、パソコンで他の作業を見ながらもTVのコンテンツが見られることです。しかもネットワークの接続環境さえあれば自宅内外問わないのがいいです。
スタバなど屋外Wi-Fiで快適に過ごせる環境があれば、作業しているふりをしながら実はTVを見ているということもできるので、仕事場での作業中やスタバでのドヤリング中のちょっとした息抜きやサッカーの試合など絶対にリアルタイムで視聴したい映像コンテンツを見逃したくない人にいいかもしれません。
Mac、PC用のTVキャプチャー製品の老舗であるピクセラの製品だけあって、ソフトそのものの使用方法や安定度などは特に不満はありません。
対応しているTVキャプチャー製品も多いので、今後のOSバージョンアップに伴うソフトウェアのアップデートはぜひ有償でも構わないのでピクセラ様にはお願いしたいと思います。
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