ケース外側の素材が滑りにくいものです。
これのおかげで、大きくガバと掴んで持ち歩くのに好都合です。

すべりにくいのです。

真っ赤な色合いは鮮やかなので、カバンの中でも目立ちます。
目立つので取り出しがしやすいです。
滑りにくいためナイロン素材のカバンでは少しひっかかりますが、手で引っ張れば問題ない範囲です。

基本的にiPadを横向きで使う前提になります。
横持ちならキーボードを隠すようにカバーが折れ曲がります。
マグネットで所々が固定される感じがありますし、ゴムがiPadにひっかかって途中で滑る感じもありません。

寝かせたときも悪くはないです。
が、角度が浅すぎるのと、厚みがましてしまうので、ソフトウェアキーボードが使いにくいです。
なので、ひたすらにソフトウェアキーボードを使うときはカバーを外す方が良いですね。

記号類の配置で気づきましたが、英語配列です。
＠など、記号の配置が日本語キーボードと異なります。
この点は注意が必要です。

パソコンのキーボードよりも、キーが少ないです。

fnキーで補います。

ESCキーにあたる部分がホームボタンになります。
￥マークは、Option＋Yで入力します。普通は￥マークの画面右端の＼はバックスラッシュです。
最低限、日英の切り替え（Fn＋4）とカット、コピー、ペースト（Fn＋XCV）を覚えれば大丈夫でしょう。

入力速度に対する追従性は、悪くないと思います。
初代iPadでは処理速度が遅いため入力に追いつかない問題がありました。
最新型のiPad Air2ではか、さすがにその問題はありません。
（裏をとってませんが、iPad2あたりで改善されてたらしいです）
惜しむらくはiPad側のキーボードに対する対応でしょうか。
予測変換などがソフトウェアキーボードを重視しているためか、
長い文節での入力には向かない感じです。
ハードウェアキーボードといえども、短めの文節での入力に向いていると感じました。
パソコンなどでは一文を全て打ち込んでから変換するのが良い方法だと認識していましたが、
これを使う場合はスマートホン的に短い文節での入力と変換が向いていそうです。

キータッチは、薄いながらも悪くないペチペチとした感触です。
厚みの薄いキーボードですが、クッションが効いてて底付きする感じはしませんでした。
強くキーを叩くとパチンとした音がします。
静かな場所では悪目立ちしそうです。
部屋で使う分には困らない騒音ですけども。

また、指を立ち気味にすると爪が引っかかりやすいです。
指を寝かせるか、爪を短めにするのが使いやすくなるコツではないかと思います。
キートップの間が広めに空いているので、運指でひっかかる感じもしません。

ショートカットを覚える手間が必要となること、記号類の配置が異なることを意識する必要はあります。
ですが、そのマイナス点を差し引いても打ちやすさはなかなかのものだと思います。

定価ベースだと1万円弱しますので、安いとは言えません。
（旧型になってしまったため、じゃんぱらでは安く売っているようです。）

キーボードとカバーを別々に買うのならば、こちらの方が安上がりでしょう。
安い商品を組み合わせればさらに安いですが、ちゃんとしたモノを選ぶとそれなりにします。
ゆえに1セットで買うならアリですね。

総じてモノはいいのですが、クセが強いなと感じる製品です。
iPadにキーボードが必要だという価値観を持つかがポイントです。
安くはないですので、是非とも欲しいという意識がなくては買いにくいのではないかと。