ユピテル製の『DRY-WiFi20c』
Wi-Fi対応でAndroid端末やiphoneから遠隔操作が可能な
高機能ドライブレコーダーです。
最近はドライブレコーダーも普及して安価な品から
少し高価ながら高機能な物まで幅広く販売されている。
その中でも、コレはコンパクトなボディに大きな液晶に
加え、Wi-Fi対応とTOPクラスの商品。
デザインも凝っていて光を抑えたメッキに艶のあるボディ、
品の良さから高級感を感じてしまう一品です!
付属には本体を手軽に着脱できるブラケットにシガーソケットから
直接に電源供給できる充電器(microUSB)が付属。
このブラケットは振動で揺れないよう低く設計され、角度も自由かつ
スムーズに変更できる優れ物。
両面テープの接着力も強力の一言で、MR-Sにて仮付けしてN-BOX
でも試そうと考えていたのですが二度と取れなくなった(++)
事故の際にも外れる心配がなさそうなので良い事ですけどね。
◎スペック(クリック拡大)
◎microSD各容量の撮影時間(クリック拡大)
インターフェイスも充実していて充電用のmicroUSBの他に
映像の出力専用のポートも完備。
本体にも各種ボタンがあるのでAndroid端末などがなくても
一通りの操作がフィーリングで可能。
ちなみに上位機種用のGPS接続部もあり、別途GPSを用意
すれば使用できます。
◎オプション
・OP-GPSD1(6,000円+税金)
→ PCの専用ビューワソフトで記録された位置情報
から走行軌跡を表示します。
この機種は色々と考えられた設計になっていて、充電用の
microUSBは接続時に上を向くようになっています。
その為、配線収納時に運転手の視界にコードが垂れること
なく上からフロント周囲に沿って下に配線可能。
また、ブラケットの低姿勢により揺れ難く、本体との着脱も
下の動画のように簡単に行えます。
中華Pad問わず動作するが例外あり
Android4.0以上の端末にて使用可能で、僕の端末での
動作確認は 上の表の通りです。
中華Pad問わずAndroid4.0以上では使用できていますが、
KindleFireだけは例外でした。
元々、KindleFireはGooglePlay非対応ですので通常方法
では導入できません。
ただ、僕のKindleFireはOSをAndroid4.0.3に変更して
あった為、 問題なく導入完了。
問題はRoot取得しているだけのKindleFireHDの方で
GooglePlayも 導入してあるのですがGooglePlayでは
端末非対応で入手不可に。
GooglePlay非対応だから導入も想定していない?
そこで、導入した他の端末からアプリを抜き、直接導入
にて全ての機能が問題なく使用することが可能でした。
できるのはRoot取得済み環境のみで通常のKindleFireHDは
非対応になり、KindleFireや後継機も同様ですね
DRY-WiFi20cのAndroid端末とiPhoneから遠隔操作が
可能なアプリ『DRY-WiFi Remote』
GooglePlayからアプリ名で検索しても検出しませんでした
のでユピテルHPのリンクからダウンロードが必要。
◎ユピテルHP
① Androidは『GooglePlay』をiPhoneは『AppStore』を選択。
② 各機器で使用しているアカウントでログイン。
③ 『インストール』をクリック。
④ 下画面の赤枠内から端末選択してインストール。
⑤ 選択端末を起動、ネット接続で自動インストール開始。
PCで接続している場合、下のように表示されますがログイン
すればOKです。
左からアプリホーム画面、Local接続画面、Internet接続画面で
LocalからはWi-Fiにて本体との直接接続です。
Local接続からは画面反転や複数台接続、静止画・動画の録画、
録画データ表示や詳しい設定等が可能。
下の画面はLocalからの設定画面でカメラSSID・パスワード設定、
解像度の変更や容量設定したフォーマット等が可能。
ダウンロードは遅いけど遠隔再生は滑らかで綺麗な映像
下のダウンロードはRoot取得したKindleFireHDからMP4の
動画の160.12MBのファイルをダウンロードと遠隔再生を
しています。
ファイルサイズしだいですが、Wi-Fiでのダウンロードでは
時間がかかるのでイラつく人はmicroSDから直で取得した
方が無難ですね。
遠隔再生は映像は綺麗でスムーズな再生が可能。
走行軌跡が見れる高機能ビューワ
専用GPSのOP-GPSD1は6,000円+税金と少しお高めで、
最初はGPSロガーを別途、買えばいいのではと思いました。
GPSロガーならサイクリングなどでもポータブルで使用でき
安価なので得ではと考えたからです。
ですが、この専用ビューワをPCにインストールすると専用
GPSの必要性が理解できます。
下の画像から分かると思いますが、動画再生と連動して
GoogleMapから位置情報を取得表示、移動速度や加速度
まで表示できる高性能なのです。
当然、専用GPSデータが必要で、これだけのメリットなら
買う価値があるのかもしれません。
走行映像と一緒に表示してくれるので見ていて楽しいと
いうのもありますが、運転中の危険な場所の認識にも
役立つと思います。
逆光の影響が少ないクリアな映像
下の走行中デジカメ比較動画を見ていただければ分かるように
フロント越しの撮影において明らかな差が見て取れます。
映像の鮮明さでもレコーダーが圧倒していますが、特にデジカメ
では逆光が酷くまともに見れない個所でもレコーダーはクリアで
見易い映像が撮れています。
ここまで歴然とした差があると正直ショックですね、デジカメを
車載して撮影していた自分が馬鹿らしく思えてきます。
撮影ごとに逆光対策でデジカメの角度や位置を時間かけて調整して
いたのが無駄な時間でした。
レコーダーなら、見栄えの良い位置の運転席の右上に何も考えず
取り付けただけで鮮明な映像が撮れてしまうのですから。
それに視野角が広く、フロントの何処に付けても車前方を撮影
出来てしまうのも良い!
ドライブレコーダーの文化に乗り遅れた僕にはプチ・カルチャー
ショックです(>_<)
※ナンバープレートはZIGSOWからの指示でモザイク加工済み
ドライブが楽しくなる迫力のある映像
下の動画はバイパスでの高速走行時の撮影で高速移動なので
モザイク修正もしていませんので参考にしてください。
ひたすら走っているだけですが(>_<)
話し声から車外の音まで拾います
下の動画では音を消さずに編集してますので、録画時の音量の
参考にしてください。
かなりクリアに音を拾っています。
少し動作が重いものの高性能
下の動画で少しタブレットから切り替えているのですが4台
まで同時接続が可能らしい。
前後で2台あれば十分すぎると思うのですが、車内も?という
より前後の左右に1個ずつということでしょうか?
対角線で撮影するように配置するんでしょうね、死角なしの
正に動く監視カメラ!
1日街中をドライブすればYouTubeに投稿するネタに事欠か
ない、実際に音量カットでの撮影機能もあり動画サイトへの
アップロードも視野に入れているのかもしれません。
さすがに一般人には前に1台、よくて後にも1台の2台で十分
だと思いますが、需要はあるのかな?
家に取り付ければ本格的な防犯カメラにもなりそうですが^^
また、リアルタイムでタブレット表示している際は録画中では
停止したりカクカクした映像になります。
横画面で全画面表示にて映像のみでは比較的にスムーズに表示
され、画面クリックで拡大表示が可能。
レコーダーとして優秀はイコールでデジカメとして優秀ではない
ポータブルにてデジカメとして使用することも可能ですが
正直、通常撮影でのデジカメの代わりは難しい。
映像は自車の比較動画を見ていただければ分かるように
デジカメに比べても非常に綺麗。
ですが、魚眼レンズのように撮られる映像は対象が強調され
迫力ある映像になるものの、背景など周りが見づらい。
その為、プロモーションビデオなど特別な撮影では加工
なしに威力を発揮しても、通常撮影では思い出となるべき
背景が目立たないという状態になる。
撮影の質の違いですね、ドライブレコーダーとしては優秀
ですが、イコールでデジカメとして優秀とは言えません。
思い出の映像を撮影するデジカメには背景と対象の調和が
大切だと僕は考えているからです。
通常撮影と切替できれば鬼に金棒だったかも(>_<)
※3Mと1080P HDを切り替えると視野角は変化。
※ナンバープレートはZIGSOWからの指示でモザイク加工済み
防犯カメラとしても使用可能
Wi-Fiにて遠隔操作が可能なので家の中、出先から防犯カメラ
として使用も可能。
問題は内臓バッテリーだけでは長時間稼働が難しいという点で
外部バッテリーから電源供給することで解消。
また、同時にDoCoMoのL-09Cにも電源供給しネット接続に
使用することで出先からアクセスを可能に。
家では本体の電波が強力で車庫では分かりませんがカーポート
から部屋の扉を閉めていても余裕で接続が可能でした。
左下の写真が部屋から本体と直で接続、右下が出先から
Internetで接続しています。
Internetからは見るだけなのですがタブレットの
スクリーンショットを使用すれば静止画が取得可能。
下の写真が両モード共にタブレット横での全画面表示。
12月末の16時36分なので薄暗いですが、前のN-BOX+の
ナンバーがクッキリ分かるぐらいに鮮明。
電源確保さえできれば、電波強度は良いので十分に防犯
カメラとして機能します。
家に取り付ければ電源にも困らず複数台、使用できるので
格安のワイヤレス防犯カメラとなると思います。
ドライブレコーダーとしてのレベルの高さが分かる!
◎長所
・コンパクトながら高級感がある。
・視野角が広くフロント全面をカバーできる。
・逆光の影響が少なく鮮明な映像。
・3Mと1080P HDと撮影切り替えが可能。
・SDフォーマットにてレコーダーとデジカメの容量区分できる。
・Android端末、iPhoneから遠隔操作が可能。
・LocalだけでなくInternetからも遠隔操作が可能。
・遠隔操作で同時に複数台使用可能
・Android端末で全画面表示時に画面クリックで拡大可能。
・充電端子接続の向きが良いので綺麗に配線可能。
・充電器の線が長いので車中での設置場所を選ばない。
・ブラケットの背が低く揺れにくい。
・ブラケットの角度変更がスムーズにできる。
・ブラケットの接着力が強く事故でも取れなそう。
・本体の着脱が可能でポータブル使用できる。
・オプションのGPSにて移動LOG等のデータが取得できる。
・専用ビューワが高性能。
◎短所
・レンズが特殊なので背景が分かりづらく、普通のデジカメ
としては使いづらい
・Android端末、全画面表示にて遠隔操作ができないので
運転中にタブレット向き変更が必要となり面倒。
・フォーマットが強制的にポータブル分を分割され、レコーダー
としてしか使用しない人には無駄領域となる。
※容量設定フォーマットでも0設定はできない。
・ブラケット自体は固定で他車にて使用できず、臨時用に吸盤式
ブラケットの付属が欲しかった。
・オプションのGPSが本体から飛び出て邪魔に、コンパクトさが
損なわれるので配線にて分離できると良かった。
◎結論
正直、ここまで綺麗に撮影できるとは思いませんでした。
上でも記載しましたが、ドライブレコーダー未体験だった僕には
プチ・カルチャーショック!
特に逆光をものとしないクリアな映像が撮れるのは嬉しすぎる。
今まではデジカメを車載カメラとして使用してましたが逆光を
緩和する為に向きの調整に時間がかかりまくってました。
その割に効果は少なく逆光で使えない映像が多かったのに、この
ドライブレコーダーでは上の動画のようにクリア(>_<)
レコーダーとしてのレベルの高さがわかります。
しかし、デジカメとして使用した際は魚眼レンズのような映像が
逆効果となり対象が強調されすぎて背景が分かりづらい。
面白い動画を撮影したい時には加工をしなくていいのは魅力ですが
普通の撮影では思い出となる背景が見にくいのは致命的です。
撮影の種類による特性の違いですね。
ですが、映像が綺麗なのは確かなのでカメラが手元にない時の
代用や特殊な映像を撮影したい時には十分に使用できます。
それに加えてWi-Fi対応で遠隔操作が可能と拡張性が高く、
複数台接続できることからも車だけでなく家の防犯カメラ
として活用もできると考えています。
他にも介護や子供の見守りと発想しだいで用途は幅広く、
専用機器に比べても機能的にも価格的にも劣らない。
素人でも設定が楽にでき既存のスマホなどが利用できる為、
個人から介護施設、保育所と法人での活用にも低予算で
導入できることからオススメできます。
その事からも結論的には買いの商品です!
免許取りたての頃の運転の楽しさが蘇る
◎約1ヶ月、使用してみて
大きめのタブレットにリアルタイムで表示すると肉眼で
見ている風景と違いインパクトのある映像に見える。
見える風景が違い迫力があるので最初の頃は面白くて
用事もないのに近所をウロウロしてしまう^^
しばらくすると、近所を走っているだけなのに映像で
残ることで自分の見る目も変わったことに気が付く。
見慣れた場所が、ここ面白いなとか思ったり何気なく
通り過ぎていた場所に少し魅力を感じるように。
普段は見えていても意識しないので見えていないのと
同じだったんですね!
また、動画投稿できるような危険運転や事故を探して
運転する、いけない自分にも気が付いてしまった。
よそ見は危険なので自重しないとね(>‗<)
☆ドライブレコーダーのデジカメ使用
手元にデジカメがない場合もスマホが先に代用になる
ので、デジカメ使用するような場面はなかった。
こうなってくると、SDカードでデジカメ分の領域が
強制的に使用されるのが勿体なく思えてくる。
デジカメ分の領域を確保するかも使用者で選択できた
方が嬉しかったですね!
※容量指定フォーマット可能ですが0にはできない。
◎約2ヵ月、使用してみて
さすがに、2か月になると先月のようなウキウキ感は
薄れて、あまり意識しない運転に。
フロント上なので視界に入ることが少ないこともあり
存在を忘れていることも。
存在を忘れてもエンジンONで勝手に録画開始するので
事故の際にはバッチリ記録が残るはず。
ドライブレコーダーは本来、そういうものなんでしょうね、
いざという時の備えで普段はヒッソリと稼動。
事故が起きた時に初めて本当の有難味を感じることになり、
あるだけで安心している今日この頃。
視界の邪魔にもならいしね、お守り気分かな^^
ということで、購入1ヶ月はウキウキして決定的瞬間を探し、
2ヶ月からはドライブレコーダー本来の用途になりました。
みっちゃんさん
2014/12/30
ドライブレコーダーは映像の良し悪しも必要な視点ですが、Wi-Fi対応は使いやすそうですね。機能面がプラスαになると価格もある程度高くなるのも納得できますね。
動画がきれいで欲しくなりますね~w
MR2スパイダーさん
2014/12/30
クリアな映像が取れないと事故の際の証拠能力も
低くなりそうですよね^^
Wi-Fi対応というだけで拡張性も上がりますし(>_<)