ユピテルのドライブレコーダー「DRY-WiFi40c」のが届きましたので、さっそくレビューをしたいと思います。このドライブレコーダーの特徴としては、Wi-Fiでスマホと連携できること、バッテリーを搭載していて持ち歩けること、microUSBを搭載していること、GPSで位置情報も記録、FullHD画質で録画できることにあります。ドライブでもモバイルでも活躍できるこの製品を長期間のレビューをお届けいたします。
□関連ページ
Full HD ドライブレコーダー DRY-WiFi40c - Yupiteru
まずは、パッケージや本体のレビューからお届け。
□パッケージ
パッケージですが、ユピテルのパッケージらしく赤い箱w
箱はラッピングされていました。最近は開ける部分だけシールで止められているタイプが多い気がしますのでちょっと懐かしい感じが。
箱を開けると説明書と共に内箱が入っていますので引き出します。
内箱はかなりあいたスペースがあってエコパッケージではありません。Yupiteruさんもう少し最近のトレンドに合わせてエコパッケージにされてはと思ったり。
□本体
本体には厳重に保護フィルムが貼ってありました。
同梱物です。
- GPSアンテナ
- 5V コンバーター付シガープラグコード(約4m)
- ブラケット
- microSDカード(4GB)
- 取扱説明書・保証書
DRY-WiFi20cとの違いはGPSアンテナが入っていることですね。DRY-WiFi40dという製品もありますがこちらはカーショップ専用品でシガープラグコードではなく電源直結コードになっています。
本体の左側。充電用のmicroUSB端子とmicroSDスロットがあります。最初から4GBのmicroSDが同梱された状態でしたので購入してすぐに使えますね。64GB以下のmicroSDXCカードまで対応します。ちなみに4GBだと最高画質でも20分程度録画できるようです。
本体の右側。GPSアンテナ接続端子とHD out端子。ドライブレコーダーで外部映像出力端子があるのは珍しいと思います。
本体の上部。ブラケットに取り付けるためのレールがあります。
本体正面。レンズが右側に、その下にマイクが見えます。FullHDとありますがFullHD以上の300万画素まで対応しているようです。
microUSBと、ブラケット、GPSアンテナを装着した状態。GPSアンテナがあるとゴテゴテ感がありますね。
microUSBはブラケットに装着していても抜ける状態にあります。
□電源
まずは、電源の入れ方から。あらかじめ充電はされているようで、電源ボタンを押すと簡単に起動します。
普通にUSB充電器やパソコンから充電できます。わざわざ車のシガーソケットから充電する必要が無いのはかなり便利です。
注意点としては給電が開始すると自動的に録画が開始されることですねw。気を付けないと変な動画が撮れてしまいます。
上下を問わない設置で誰でも簡単設置。
とりあえず、妻の車(スバル ステラ)に設置してみました。フロントガラスへの設置は配線の取り回しが面倒なのでとりあえずダッシュボードに上下逆にw。アプリでは上下反転して表示できるので問題ありませんが設定で表示も上下入れ替えできるとありがたいですね。
※2015年2月8日追記
書き方が不明瞭だったかもしれないので追記。スマホのアプリから上下反転させると、本体側の表示も反転しますので一度スマホから反転処理さえすれば上下逆に設置してもちゃんと上下が反転した状態で記録されます。
メニューボタンは電源ボタン、セレクトボタンは録画ボタン、決定ボタンはイベントボタンと割り当てられていますが液晶の右側にアイコンで表示されているので分かり易いです。
日付・時刻の設定は、とりあえずできますがGPSアンテナを接続しておけば自動的にGPSデータから設定してくれるのでGPS衛星を補足できれば勝手に設定されます。万が一の時に正確な時間が記録されているのはありがたいことです。
microSDカードのフォーマット。フォーマットしなくても使えるようですが、説明書にはフォーマットをするように書いてあります。
続いてWi-Fi(無線LAN)を選択してONにすると。スマホと連動できるようになります。
スマホアプリのインストール。
iOSとAndroidそれぞれ専用アプリが用意されています。
ドライブレコーダー専用アプリ DRY-WiFi Remote
PC用ソフトウェアのインストール
Windows 7またはWindows 8/8.1用が用意されています。
DRY-WiFi40c、DRY-WiFi40d、DRY-WiFi20c、DRY-WiFi20d、DRY-WiFiV5c、DRY-WiFiV5d用 専用ビューアソフト
iPhoneの設定を開くとYP-XXXXXXというアクセスポイントが見つかるので選択して接続します。セキュリティーがかかっていないのですぐに接続できます。
アプリに接続できるドライブレコーダーが表示されますのでタップします。
接続後にスマホアプリからセキュリティーを設定することができますので設定しておいたほうがよいですね。
パスワードを設定するとWi-Fi接続時に設定したパスワードで接続されるようになります。
表示メニューでは録画モードを選択できます。上下反転もここで可能です。
夜中の画像。ヘッドライトが照らしている範囲をきれいに映してくれます。
昼間の画像でも、前に止まった車のナンバーもくっきりしていましたし
信号もばっちりとらえられてました。
本体だけでもドライブレコーダーとして使えますがWiFi搭載してますし、ここはスマホを使いたいところ。本体の設定がスマホアプリでできるのもいいですね。
ファー ストインプレッションとして駆け足でレビューしてみましたが、ドライブレコーダーといっても60分は動作するバッテリーが搭載されているのがいいですね。 また、充電もケータイなどと同じmicroUSBでできるので汎用性が高く、家でも充電でき設定もできるがとても便利です。
画質もFullHDに対応していてブロックノイズもなく非常にきれいでした。
これからしばらく使ってみて使い勝手を検証したいと思います。
ネットワークカメラとしてラジコンで遊んでみました
ユピテル DRY-WiFi40cの特徴の一つとしてWi-Fi経由でスマホと連携しリアルタイムで撮影中の動画をスマホで見たり録画したりすることができる(ネットワークカメラ)の機能があります。
んじゃぁ、この機能を使って何をしようか?と思ってみたわけですがラジコンにつければラジコンに乗った気分になれるんじゃ?と思ってやってみることにしました。
取り付けたのは、フォークリフトのラジコンです。100均で売っていたスタンドをつかって屋根の部分にDRY-WiFi40cを取り付けてみました。
このフォークリフトちゃんとアームが上下するので荷物を運んだりできるんです。
その時の操作動画をご覧ください。
アームの位置はカメラからは確認できないのですが、荷物をちょうど正面に持ってくれば確実に上がるのでまっすぐに向かうことさえ気を付ければドライブレコーダーの画面だけで荷物を持ち上げることができるんです。
操作を録画するときですが、DRY-WiFi40c側で録画すると負荷がかかるのか、転送されてくる画像が遅延します。録画をスマホ側(ビデオカメラのアイコン)にすればほぼ遅延なしで操作を録画できます。
スマホ(iPhone6 plus)の画面にはちょうど運転台から見ているような視点になっていてなかなかの臨場感です。本当にフォークリフトに乗って運転している気分になりますよ。
フォークリフトが死角に入って直接見えなくてもカメラからの画像でちゃんと運転できます。ドライブレコーダー故に広角なレンズなので歪みは大きいもの周辺の状況もよくわかっていい感じです。
ラジコンって見ながら操作すると自分の方に向かってくるときは左右が逆になって操作しづらいものですが、運転者視点だとどんな向きになっても左右は一定なので操作しやすいんですよね。
この後、iPad 2に繋いでみたら大画面になって臨場感が倍増w。子供達もこれには大喜びで机の下や廊下まで走らせて遊びまくりましたよ。
DRY-WiFi40cの場合、とりはずしはネジなので簡単ですし、1時間程度は動作できるバッテリーが内蔵されているので、こういう遊びにも簡単に使えるのがいいですよね。もっと、長時間動かしたければモバイルバッテリーを使えばOK。なんといっても、microUSBで充電ができるので汎用性が高いのです。
安全運転意識が高まるドライブレコーダー
ユピテル DRY-WiFi40cを車にとりつけて1ヶ月経ちましたが、つけていないときに比べて自分が運転に対してより安全に運転するようになりました。常に運転が録画されているという状況があると思います。
少なくとも自分は安全に運転していないとイザという時に逆に不利になってしまいますからね。
で、実際にイザっていう状況が起こりそうになったのでより強くそう思います。
次の動画をご覧ください。
いやぁ、まさかの出来事でした。下の子を載せて走行中だったんですが、突然、対向車が中央線をはみ出して突っ込んできたんですから…。最初は右折するのかな?と思ったもののあまりに速度が高かったのでこれはヤバイと瞬間的に思いクラクションを鳴らし続けました。
幸い、途中で気付いてくれて衝突前に車線に戻ってくれましたが、気付かなかったら大事故、最悪は生きていなかったかも…と思うと今でもゾッとします。
こういう状況もあるのだとお伝えできるのもドライブレコーダーがあるからです。DRY-WiFi40cならばGPSもついて居ますので発生場所も特定でき万一の事故のときの状況をより正確に残すことができます。もちろん、自分の走行スピードもわかってしまうので交通ルールを守った運転が基本になります。
ドライブレコーダーは事故を記録するだけでなく、事故にならないヒヤリ・ハットも記録してくれる優れものです。
ドライブレコーダーが出始めた数年前は液晶もなく記録メディアの容量も1GB未満でしたし衝撃があった時のみの記録だったのですよね。画質も解像度もたいしたことなかったですし。
1ヶ月使ってみて容量は流石に4GBでは数日程度しか記録できないので16GBに入れ替えました。これぐらいあれば、旅行時のドライブの記録にも使えますし、我が家の場合はこれぐらいの容量が丁度な感じです。
取り付けも、フロントガラス上部だけでなく、ダッシュボード上にも取り付けられるので配線の心配も要りません。
DRY-WiFi40cは液晶がありGPSがあり付属のmicroSDカードでも4GBの容量がありとドライブレコーダーとしてはトップクラスのスペックがありながら1時間は電源なしで撮影できるバッテリーやスマホと連携できるWiFi搭載と一歩も二歩も進んだドライブレコーダーだと思います。あ、ネットワークカメラとしても使えます。
きっとZIGSAW読者なら、気にいること間違いなしですw
皆様も安全運転を…。