今回のレビューは「『PowerDirector 13 Ultimate Suite』 ~ 高速で柔軟な動画編集、音声編集と色調整ツールなどすべてを網羅! ~」レビューアー選出によるものです。
この度はレビュアーに選んでいただきありがとうございます。
この場をお借りして御礼を申し上げます。
各種レビューを行う際に動画を使用する事もあり、普段はMicrosoft社の「Windows Live ムービー メーカー」を使用しています。
無料のソフトとしては使いやすく便利なのですが、動画の一部分にだけモザイクをかける事が出来ないのが残念な点です。
今回のレビューに応募したのは「PowerDirector 13 Ultimate Suite」なら、その辺りの処理が手軽に出来るのでは?との期待を込めて。
動画編集に関しては初級者レベルなので、PowerDirectorの豊富な機能のどこまで使えるか判りませんが、兎も角色々触ってみたいと思います。
と言う事で、先ずはパッケージから。
バックの中にパッケージが入っていました(^^;
パッケージの裏面右下はマジックテープで留められており、めくると機能説明がありました。
中の段ボール箱を引き出すとディスクがお目見え。
その下に説明書などが入っていました。
中身はディスクが2枚に、ユーザーガイド、加えて別冊のガイド本が2冊、アプリの紹介やダウンロードに関する説明の1枚もの等。
ユーザーガイドには、インストール手順から動画編集の各機能まで多彩に盛り込まれ、かつ判りやすい図解入りで不慣れな人にも扱いやすく考慮されています。
ユーザーガイドではAudioDirectorおよびColorDirectorにも触れられていましたが、これらの機能があるのはUltimateSuite版のみのようです。
其々の機能については、UltimateSuite版のみに付属している其々のマニュアルを参照するようにとの記載もありました。
さっそくインストールに、と行きたい所ですが……
最近は光学ドライブを搭載しないPCも珍しくなくなってきました。
CyberLink社では、そういう環境でも使える様に公式サイトからインストーラーのダウンロードが出来るようです。
今回はそのダウンロードサービスを利用してインストールを行ってみたいと思います。
インストーラーダウンロードサービスの案内に従い、公式サイトへアクセス。
会員登録を済ませたら、改めてダウンロードサービスの利用ページへ。
登録したメールアドレスとパスワードを打ち込み先へ進むと、今度はプロダクトキーの入力です。
プロダクトキーはディスク1のエンベロープに記載されています。
プロダクトキーが正しければインストールプログラムのダウンロードが可能になります。
ダウンロードされたのはCyberLink Application Manager。
起動するとサインインを促されるので、先程会員登録した際のメールアドレスとパスワードを入力してサインインします。
するとPowerDirector 13がインストールの項目に現れます。
さっそく「ダウンロードしてインストール」を選びます。
ここで使用許諾契約書が表示されるので、同意した上で先に進みます。
インストール用のファイルのダウンロードが完了するまで結構な時間がかかりますので気長に待ちましょう。
インストーラーが起動したら、先ずは言語が日本語になっている事を確認して次へ進みます。
そしてプロダクトキーの入力。ディスク1のエンベロープに記載の物です。
構成ソフトウェアの選択ですが……今回は全てインストールします。
Application Managerに戻り……PowerDirectorがインストールされた旨と、直ぐに起動するかの確認が行われます。
PowerDirector、AudioDirector、ColorDirector、WaveEditorがスタートメニューに追加されていました。
さっそくPowerDirectorを起動してみます。
フル機能エディターを選んでみました。
ネット経由でアクティベーションが行われるようです。
これは最初の1回限りで、2回目以降の起動時は出てきません。
クラウドサービスの利用意向も確認されます。
とりあえずは後回しに。
1回目の起動時には色々な作業が必要になるようです。
多機能なだけあって、いきなりガイド無しで使うのは無謀な感じです。
機能タブを切り替えながら様子を見るだけでも、かなり色々な事が出来そうでした。
先ずはファーストインプレッションと言う事で、ここまで。
動画編集初級者レベルでどこまで使えるか判りませんが、色々と触っていきたいと思います。
その様子はこちらへ追記、またはレビューテーマにて記載していきたいと思います。
取っ付き難く感じるが触ってみると意外に簡単
PowerDirector 13には数多くの機能が搭載されており、Windows Live ムービー メーカーでは出来ない処理も数多くこなせるようです。
先ずはPowerDirector 13を起動してみます。
イージーエディターはウィザード形式で動画編集が初めての人でも簡単にビデオ作品を作れると言う物のようです。
今回はフル機能エディターを使用します。
サンプル画像・動画が表示されています。
画面左端には色々な機能のアイコンがあります。
[エフェクト]
[PiPオブジェクト]
[パーティクル]
映像に重ねて使いますが、PiPオブジェクトとは異なり、こちらは不規則に動くものを表現するようです。
[タイトル]
タイトル画面作成時に使用するテンプレートですが、映像上にコメントを記述したい時にも使用します。
[トランジション]
他にも、音声ミキサー、ナレーション、チャプター、字幕、といった機能があります。
ざっと見た感じでは、かなり面倒そうだなぁ、と言うのが第一印象でした。
ムービーメーカーでは出来る事が限られている反面、説明書を見なくても直感で簡単に使えると言うメリットがありました。
そうは言っても、せっかくの高機能エディタですから、色々な機能を試してみたい物。
今回はPowerDirector 13の大きな目玉機能である「マルチカムオーディオ同期機能」を使用して、2つの動画から「ピクチャー・イン・ピクチャー(PiP)の動画を作る事に挑戦したいと思います。
TVなどで良く見かける、大きな画面の隅っこに小さな画面で同じ映像の異なる視点が映し出されている映像、ああいうのを作ってみたい訳です。
映像のソースとして子供の玩具「プラレール」の走っている様子を、三脚で固定したカメラで映像を録画しつつ、手持ちのカメラでも撮影して、その2つの映像からPiPを作成する、という方針です。
固定カメラの映像、手持ちカメラの映像、そしてそれらを編集している様子、出来上がった動画、という感じで一つの動画にまとめてみたのが以下の動画です。
「マルチカムオーディオ同期機能」を使用する際には、映像の頭に各映像を同期させるための位置検出用の信号となるべき同期用サウンドが必要になります。
今回は撮影開始時に子供の玩具の音を鳴らして、それを同期サウンドとして使用しました。
同期サウンド自体は何でも良いので、ヨーイドン、などの掛け声でも良いようです。
撮影する対象の中で同じような音が繰り返されると同期サウンドの検出が難しくなるかもしれませんので、何を撮影するかによって同期サウンドをどうするか決めると良いかもしれませんね。
撮影した2つの映像を取り込み、タイムラインに配置、そして両方の映像を選択した上で「音声の同期」ボタンをクリック、たったこれだけで2つの映像の同期が行われました。
映像の最初に同期サウンドを仕込む、たったそれだけの事で、ここまで簡単に映像の同期が出来てしまう物なのですね。
今回作成した動画では、「マルチカムオーディオ同期機能」以外にも、映像の切り替わり部分に「トランジション」を、説明書きに「タイトル」を、オープニングに「テーマデザイナー」を使用しています。
テーマデザイナーは写真をメインに動画を作成する際に役立ちそうです。
編集画面で画面左上のパズルのピースっぽいアイコンを選び、テーマデザイナーを選択します。
色々なジャンルのテンプレートがあるので、好みに合ったものを探します。
選んだテンプレートに、写真を追加します。
下の画像では、上の画像で1や2で表示されていた部部が、指定した写真に置き換わっているのが判りますよね。
他の機能も、使用したい機能を選んで、ポップアップされたサブ画面で詳細を設定する形式になっていて、見た目よりも非常に判りやすく・使いやすくなっています。
そうは言っても、やりたいことを実現するために何を選べば良いのか、という部分は判りませんから、そこはユーザーガイドのお世話になることになります。
その機能のページで使用方法などを確認して使う、という流れになります。
ユーザガイドは実際の画面が掲載され、実際の使用手順まで判りやすく掲載されているので入門用のテキストとして最適ですね。
基本的な使い方はユーザーガイドがあれば十分なのですが、もう一歩踏み込んだ使い方となるとユーザーガイドでは対応しきれません。
今回zigsowさんが付けてくれていた「サイバーリンクPowerDirector 13 実践講座」には、もう少し踏み込んだ使い方が掲載されているので、こちらも併せて読むと、やりたい事を行うための手順が見つけられると思います。
第一印象では取っ付き難い感じを受けたPowerDirector 13ですが、ユーザーガイドと実践講座を参考にしながら使ってみると、思っていた以上に色々な事が簡単に出来る事が判りました。
最初に操作を覚えるまでが大変なのは確かですが、ガイド本を見れば操作方法は直ぐに覚えられますし、一度操作を覚えてしまえば後は簡単に使えますね。
勿論、プロのようなテクニックを、となると違ってきますが……
Windows Live ムービー メーカーでは出来ない、一歩先へ進んだ映像編集が簡単に出来るPowerDirector 13は凄いな、と感心しました。
AudioDirectorやColorDirectorとの連携がGood!
動画を投稿・応募しよう、と言う事で、今回コミズマのPICK UP!MOVIEへの投稿を行ってみたいと思います。
楽しい動画、面白い動画を、との事ですが「お子様の運動会やペットの紹介、~何でもOKです♪」との事なので、子供が通っているマック体操クラブの大会の様子を投稿してみたいと思います。
マック体操クラブは 池谷幸雄 氏や 西川大輔 氏を世に送り出した有名な体操クラブです。
残念ながら うちの子が通っているのは一般コースで、選手コースでは無いのですが。
楽しくやっているようなので、それはそれで良いと思います。
ちなみに選手コースと一般コースでは演技の質も、その演技を支える練習も別次元です。
ま、今回は楽しく器械体操をやっている子供達の大会と言う事で。
種目が跳び箱とマット運動に分かれているので、それぞれで撮影した動画と、表彰式の様子の計3つの動画を繋ぎ合わせます。
其々の動画の繋ぎ目には トランジションを、冒頭と末尾にはタイトルを。
大会なので競技に参加している子供達の個人名が呼ばれている部分があります。
個人情報漏えいに繋がりますので、個人名を呼んでいる部分については音声をカットしました。
PowerDirectorで「音声の編集」を選ぶと「AudioDirector」若しくは「WaveEditor」の選択肢が出ます。
AudioDirectorでは音声に対してエフェクト等の処理が行えます。
今回は音声を消したいので単純に「無音の挿入」を行いました。
また、場面の繋ぎ目部分ではフェードイン・フェードアウトも指定してみました。
WaveEditorも基本はAudioDirectorと同じですが、AudioDirectorに比べると簡易版である印象を受けます。
実際、AudioDirectorの方が使用出来るエフェクトの数が多かったり、映像を見ながら音の状態を確認出来たり、と高機能です。
音声以外にも画面の色を調整したい場合には「補正/強調]から「ColorDirector」を起動して、細やかな修正を行う事が出来るようです。
ムービーメーカーに比べ、トランジション操作が少し面倒な点が残念ですね。
PowerDirectorの場合、トランジションを行いたい場合は続きの映像を別のトラックへ移動させた後、前のトラックと重なるように配置しなければなりません。
まぁ、自分で重なり具合を調整出来る、とも言えますが、ムービーメーカーのように何も考えずに繋ぎ目を選んでトランジションを設定できるのも便利なので。
やれる事は多いですが、使いこなせるかどうかは別問題です。
AudioDirectorにしろColorDirectorにしろ、機能は豊富ですが、其々がどのような効果を与えるのか把握するのは大変です。
とは言っても、やりたい事があるのに機能が無くて出来ない、よりも、機能はあるけど使いこなせないので使えない、の方が将来性はありますよね。
さて、今回PowerDirectorで編集した動画を応募してみる訳ですが……
応募(投稿)方法が二通りあるようです。
一つは動画をYouTubeにアップロードして、そのURLをメールに記載して応募する方法、もう一つは動画をメールに添付するか、サイズが大きい場合はオンラインストレージを利用して送付する方法。
PowerDirectorには編集した動画をYouTube等の動画サイトに直接アップロードする機能がありますので、今回はYouTubeにアップロードしてから、そのURLを伝える方法で応募する事にしました。
メニューから出力を選ぶと、各種形式での出力画面になります。
そこでオンラインタブを選択し、その中からYouTubeを選びました。
YouTube以外にも、facebookやニコニコ動画のように日本でも有名な動画投稿先に加え、Dailymotionやvimeo、youkuと言った日本では馴染みの薄い海外サイトが選択できます。
画質やタイトル、コメント等を記入し、開始ボタンをクリックします。
今回は投稿先がYouTubeと言う事で、Googleアカウントのログインを促されました。
ログインするとアカウント連携が行われるとの事。
一つのGoogleIDで、YouTubeとGoogle+の二種類に紐づいている場合は、どちらで投稿するのかの選択肢が出るようです。
投稿アカウントを選択するとCyberLinkに権限を許可するかどうかの確認が表示されます。
ここは許可しないと先へ進まないので許可します。
そうすると、先ずは編集していた動画のファイル出力が行われます。
ファイルへの出力が完了すると、今度はそのファイルのYouTubeへのアップロードが行われます。
程なくしてアップロード完了。
アップロード完了直後に確認しても、ファイルがアップロードされただけなので動画は再生できません。
暫くしてファイルの変換処理が終わった頃に確認すると、無事にアップロードされていました。
後は、この動画のURLをメールに記載して応募するのみです。
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2015年2月15日追記
コミズマのPICK UP!MOVIEへ動画を投稿してから1ヵ月半が過ぎました。
全く音沙汰がありませんので掲載には至らなかったと言う事だと思います。
もっと腕を磨かないといけませんね。
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