今回のレビューでは次のような目次に沿って進めていきます。
　1.開封～ファーストインプレッション
　2.構造観察
　3.使ってみた
　4.比べてみた
　5.まとめ
今までのパソコンパーツや周辺機器と違って、アルコールを飲みながらのレビューとなり、

今の季節にもってこい！と、恵まれたレビュー課題に感謝し、その反面飲み過ぎに注意

しながら進めて参ります(^^ゞ

まずはパッケージから、
いかにも美味しそうな泡立ちがデザインされ、飲んでみたくなる感じです

右側面には使用出来る缶ビールについての注意書きがあります。

使用出来る缶ビールとしては、あまり馴染みのない商品も多く書かれています。

裏面には取扱いについての説明。
箱には取扱説明書が入っておらず、使い方はここにしか書かれていません。

左側面には製品仕様や、使用上の注意が書かれています。

ここには最大のウリである「ビールの泡」についての説明が書かれています。

本体を取り出しましたがコンパクトで、思った以上に軽く仕上がっています。

持ち手部分には「GREEN HOUSE」のロゴ入り

上部に青く見えるのはプレート表面の保護シートでした。

上部のレバーを操作すると超音波ユニット部が外れます。

左側に見える金属の丸部が超音波を発生する部分みたいです。

超音波を発生させるには、単三電池2本が必要です。

上部のレバーを上げると超音波が発生。インジケータLEDが赤く光ります。

これで準備完了！さっそくビールを飲んでみましょう！

それでは、缶をセットするところから。
350ml缶を下から通し、

実際はプルトップ部を開封し、注ぎ口を合わせて

上部を押し込むと「カチッ」と音と感触がありロックします。
構造を見るとビールの流路には超音波発生部分が直接触れない構造となっています。

下の画像の黄矢印のように、ビールは缶の注ぎ口から細い流路を通ります。

じゃあどうやって泡立てするのか？
それは上部の超音波発生部が流路自体を振動させ

泡を発生させる構造となっているようです。

このように流路と超音波発生部が分かれていることから、使用後のお手入れも簡単で、

缶はレバー操作で外れます。

上部のユニット部を取り外し、そのまま全体を水洗い！

缶を密着させるシリコン樹脂（パッキン）のところも綺麗に洗えます。

分離して丸洗いできるので清潔、駆動部分が濡れて故障することもありません。
これは便利ですね～

お気に入りのグラスを準備し

7分目までは、そのまま注ぎ

その後はレバーを押し上げ泡を注ぎます。

泡の仕上がりは、見た目でもきめの細やかさや、クリーミー感が伝わってきます。

では！いただきま～～す。

口に含んだ触感もクリーミ～ のど越しも「まろやか感」がUpしたように感じます！

次は泡が自慢の「クリアアサヒ」を使って

泡を観察してみました。

左がいつものように注いだもの、右が「コク泡」を使ったもの

拡大して見ると・・・

普通の泡は

「コク泡」の方は

 泡のキメ細かさが全然違います。

時間が過ぎても、「コク泡」の泡はなかなか消えません。

この泡が「口あたり」や「のど越し」の良さになり美味しく頂けると実感しました。

でも、これって私だけの先入観だろうか・・・

それじゃあ、他の人にも比較してもらおう！

ちょうど日曜の夜に町内のオッサン連中が集まる機会があり、そこで自称「利き喉」

自慢の4人に試飲してもらいました。

準備したビールは3種類 アサヒ「スーパードライ」

言わずと知れた缶ビールの定番

2種類目は同じアサヒビールの「クリアアサヒ」

「大麦20%UP!」となっていますが、これはいわゆる「第三のビール」になります。

酒税法上の優遇を得るため、原材料として発泡酒が使用され、それに小麦または

大麦を原料の一部に使用したスピリッツを加えています。

新ジャンルのビール風味アルコール飲料＝いわゆる「第三のビール」は

「リキュール(発泡性)①」と表示されています。

最後に、PB商品であるゲンキー「麦のひかり」

ゲンキーとは我が地元の福井県に本社があり、福井・石川・岐阜・愛知に98店舗を

展開する ドラッグストアです。

これも「第三のビール」になりますが、PB商品故に値段の安さが魅力です。

製造元も「ベトナム」

「SABMiller VN社」で生産とあります。

調べてみると世界最大級の醸造会社だそうです。

管のデザインはシンプルです。

これとよく似たPB商品（製造元同一）として「すっきり麦 ORGE(オルジュ)」が

あるらしい。

この3種類を表にまとめてみました。

価格差がスゴイ！1本70円以下なので本物ビールの1/3程度、同じ新ジャンル

「クリアアサヒ」の2/3程度です。

「麦のひかり」は最近飲んでみましたが、味もそれほどマズくなく、風呂上がりには

最適です！

では、これらを試飲です。

先入観を無くす為、オッサン4名には銘柄を教えず、主旨は「飲み比べ」とだけ

伝えました。

コップに色ラベルを貼り、

3種類を準備しました。

「麦のひかり」だけ「コク泡」を使って7：3の泡ブレンド 他の2種類は普通に

注いで、見た目に違いが無いよう、泡もある程度出るようにしました。

これから数枚、見苦しいオッサンの足が並びますので、注意して下さいm(__)m

試飲風景です。

ゆっくり味わって頂き、美味しいと感じた順序に並べてもらいました。

あーだこーだ言いながら、順位付けが終わりました。

画面左より美味しいと感じた順です。

まずオッサンA

次にオッサンB

オッサンC

最後にオッサンD

この結果を表にまとめると、

なんと、4人中3人が一番美味しいと感じたのは「コク泡」を使った「麦のひかり」

格安のPB商品ビールが一流本物ビールに勝っちゃいました(^^ゞ

味（苦み・雑味）は個人的な好みに差がありますので、たまたまかも知れませんが、

仕込み無しのガチの試飲結果です。

いや～、こんなにハッキリと評価に差が出るとは・・・

では、もう一度「麦のひかり」を普通に注いだ泡と「コク泡」の泡を比較してみましょう。

まずは、普通に注いだ泡

拡大すると

「コク泡」では

拡大しても

並べて見ても

差は歴然ですね～

試飲したオッサン達にもネタばらしとして、ビールの銘柄や「コク泡」の説明をし、

色々と意見を聞きましたが、やはり「泡」の評価が高く、口当たりの良さや、のど

越しのまろやかさが他より上回ったようです。

今回のレビューでビールの「泡」の重要性を再認識し、商品の発想・着目点の優秀さに

感心しました。

調べてみると「コク泡」は2代目モデルらしく、先代の2013年モデルからパッキン形状が

改善されて、2014年モデルでは使用出来る缶が増えたようです。

製品自体も熟成されている感じです。

気になった点として、350ml缶ではそんなに感じませんでしたが、500ml缶では残り

少ない状態で立たせておくと、頭でっかちの超音波ユニット部分が高い位置になり、

重心も高く不安定になります。

ちょっと触れただけで倒れる危険性を感じましたので、足の部分にオモリを付けるなど

して バランスの改善を希望します。

良い点としては、価格の手軽さ！ 実販価格3,000円を下回り、もう過ぎてしまいましたが

父の日のプレゼントや、これからの夏の レジャーに持って行けば、手軽にサーバー並みの

ビールが美味しく頂けます。

使った後も、本体だけ手軽に水洗いをすれば、次も清潔に使えます。

コストパフォーマンスが高く、贈り物や景品などにも手軽に利用出来、贈られた側も

喜んで使ってもらえます。

家族で囲むテーブルでお父さんが手酌で「コク泡」を嬉しそうに使っている姿や、

仲間でワイワイ飲みながら「コク泡」を回しながらカンパイ( ^_^)／□☆□＼(^_^ )

なんて、絵になりますよね～

私はこの夏、風呂上がりに「コク泡」を使って、缶ビールをジョッキに注ぎ 美味しく

頂こうと思います。

今回、レビューの機会を与えて下さりました 株式会社グリーンハウス様、ZIGSOW様に

感謝申し上げます。

また、拙いレビューを読んで頂いた方にお礼を申し上げ、レビューを終えたいと思います。

ありがとうございました。