レビューメディア「ジグソー」

黒檀(エボニー)の渋さと独特なふわっと広がる音響感のあるヘッドホン

G&BL ヘッドフォン「Ebony70」 ~ 黒檀の木目と温かい音質がもたらす心の満足感 ~

 

 

黒檀のヘッドフォン!!

 

ヨダレがでてしまうくらい渋い商品のレビューアー募集がある!!!

 

 

という事で応募してみました。

 

まずはパッケージ

 

黒檀(エボニー)使用が最大の売りなのか、そのような雰囲気のパッケージングです。

 

 

 

黒檀のムラがいかにも本物感を出しています。

あまり興味のない奥さんや、会社の同僚(25~43歳)も

カッコいいヘッドホンですね!

って褒めてくれる素敵ヘッドホンです。

年代を問わず受け入れられる落ち着いたデザインになってます。

 

 

スピーカーケーブルを交換出来ますので、音に拘りたい方はさらに上のグレードのケーブルを交換することが出来ます。

付属のケーブルは先端のコネクタ部分が左が緑右が赤と色が変わっていて、

挿す時は分かりやすいのですが、挿した状態での左右は目立たない形で彫り込んであるので、

少し分かりづらいです。

 

分り易く色が付いていると黒檀のハウジングに合わなそうですので好みが分かれそうですが

もう少し視認性が良くても良かったかなとは思います。

 

 

 

交換用のイヤーパッドは高さの低いものが付いてきています。

こちらの方がフィット感が高いのですが、耳に硬く感じますので好みで付け替えたほうが良さそうです。

 

 

 

ひっぺがしてみると若干へなちょこな感じです。

 

さっそく分解!

 

 

ドライブユニットはブチル系のゴム接着剤でガッチリ固定されています。

ゴム系の接着剤っぽいので振動も少なそうです。

ヘッドホンの改造で良くあるドライバー埋込盤の制振や溝埋めがまったく必要のない形状です。

ドライブユニットの穴の部分は和紙?が貼られていました。

 

ハウジング部分はバスポート用の穴?が等間隔で5ヶ所開いています。

 

私には少し低音過多な気がしますので、穴を広げたら丁度良くなりそうですが、

プラスチックと違って失敗が許されないのでおっかないです。

表側と違って裏側は磨いてないので木の風合いがたっぷりです。

 

ハウジングの厚みは約5mmと薄すぎず、厚すぎずな厚さです。

 

 

この厚みがプラスチックのハウジングと違った音色を作ってくれているのかなと思うと

ワクワクします。

実際に、次のテーマ1で言及しますが、手持ちのヘッドホンと別物な音の厚みでした。

 

一般的なプラスチックのヘッドホンと比べると、存在だけでワクワクするような素敵ヘッドホンです。

 

レビューテーマの

1音の印象と製品デザイン
2Ebony70 と、その他のヘッドフォンとの比較
3ハイレゾリューションオーディオの試聴

については後日追記していきます。

更新: 2014/08/07
音の印象と製品デザイン PREMIUM REVIEW

黒檀ハウジングの実力は??

 

※音楽はHip-Hop Rap Reggae Jazz Classic Rock となんでも聴きますが、音については素人です。

素人なりにはちょっと評論家ぶった発言なども見られますが、生暖かい目で見てください。

 

スペック サイトからの貼り付け

Driver Unit       : moving coil dynamic speaker

Speaker size      : 40mm
Magnet          : Neodymium
Sensitivity        : 113+/-3dB (1kHz, 1mW)
Frequency response   : 20Hz-20kHz
Impedance        : 40 Ohm
Rated input power   : 10mW
Cable           : 1.2m TPE jacket
Plug           : 3.5mm gold-plated

この商品で気になっているのは

 

  1. 黒檀(エボニー)使用のハウジング!
  2. 密度が高く重たい黒檀(エボニー)を使用しているにも係わらず150gという軽量さ!
  3. 高級路線な外観なのに折り畳めて、コードも外せるポータビリティー

という点が気になりました。

 

①については、
ハウジング素材に黒檀を使用することにより、素晴らしい共鳴効果をもたらし、声の表情をより鮮明でクリアーに再現します。黒檀で制作されたEbonyシリーズは、音質を最大限に高め、さらにはナチュラルにアップグレードした音を体感することができます。
音響工学的にも大変優れ、全ての周波数帯域においてのバランスが良く、細部の表現と臨場感に溢れ、鮮明で広い音場と、解像度の高さを感じることができます。

 

と言う説明文が書いてありますが、

 

いくら黒檀を使用しているといっても、150gの軽量なヘッドフォンでそこまで謳っちゃうの??


というのが、商品説明の部分で率直に感じた点です。

 

実際に聴いてみると

 

試聴環境

普通のPC 特にDACとかかまさず試聴

再生ソフトは

 

 

 

高音域のキンキン音ボインボインな低音が耳についちゃいました><

 

ちょっと期待ハズレだったかな~と思いながらも、最初に聴いた音源が

ニューアルバムを出した安室奈美恵 で最近話題のマッシュアップムービー

安室奈美恵 / Ballad Best Album『Ballada』 Mash Up Movie

 

こいつじゃ~音源としてはダメだよな~ と思いつつも

オマジナイのエージングタイム!!

 

良い音鳴りますように!と、商品が届いた夜から翌日会社から帰るまで24時間放置タイムへ、

 

ドキドキしながら聴いてみると

 

滑らかになってる~

 

 

その後約1週間ピンクノイズちゃんを使って100時間以上エージングをしてみるも、

最初の24時間程の変化は感じられませんでしたがやらないよりかはやったほうが良いかなという感じです。

 

後記予定のテーマ3でもレビュー予定ですが、ハイレゾ音源で聴く分には箱から出した状態の

本商品でも満足度は高いのですが、オマジナイ後(エイジング)はプラシーボ効果もあるのか、

マッシュアップムービーでやたらと耳についていた高音がなくなり、ヴォーカルの音との繋がりが良くなった気がします。

 

まず、音の響き方が優しい響き方に感じます。

 

今までの手持ちのヘッドホンと較べても、かなりコンパクトなヘッドホンですが、

40mmのドライブユニットとは思えない反響感!

 

イメージ的には地下のクラブなどで聴く硬質な反響ではなく、こぢんまりとしたコンサートホールのような響き方で、家で聴くよりも圧倒的に良く、大きなホールよりも程よく反響が返ってくる感じです。

 

たった5mmの木のハウジングが絶妙な反響感をもたらしてくれているようですが、

正直分解した時はこんなに薄くて大丈夫かな?とも思いました。

 

しかし、一般的なプラスチックのハウジングと比べれば2倍以上の厚みがありますし、ヘッドホンとして頭に乗せて聴く機材ですからスピーカーの様に分厚く、重くする事も現実的ではないというギリギリの妥協ラインなのかなと思います。

 

音の反響感も素晴らしいのですが、私的に残念なのは低音が少し強いかな、という点だけです。

 

ジャズなどのベース音とは相性が良いのですが、場合によってはボーカルを潰す勢いで鳴りますので苦手な人はダメかもしれません。

 

ハイレゾ音源の場合はボーカル回りの音も厚みがでるので気になりませんが、それ以外では低音がキツく感じます。

 

若いころは車に30cmのウーハー4発乗せて音圧大好き人間でしたが、最近はそれだと少し疲れてしまうお年頃になりました。

 

ロックやヒップホップ、ドラムンベースなど低音が強調された楽曲とは相性が良いかと思いますが、クラシックなどはCD音源ですとベースが強く鳴り過ぎて調和が取れていない感じがしますので、イコライザーなどで調整しないと厳しいかもしれません。

 

管楽器などの渦を巻くようなうねりは縦、約8cm、横約6cmのハウジングから鳴っているとは思えない広がりを感じますが、全てを台無しにするほどベースが前に出て来すぎているように感じますので好みが別れる所だと思います。

 

そんな印象もハイレゾ音源では一変するのですが、それはまた後述いたします。

 

②の重さについては、長時間掛けていても気にならない重さです。

祖母の家にあるような、これぞ黒檀タンス!!

 

といった重さと硬さはさすがに感じないレベルの木質ですが、一般的なエンクロージャーに良くつかわれている

 

ラワン(0.6/cm3)やMDFボード(0.6/cm3)、米松(0.53/cm3)と比べると

黒檀は(1.3/cm3)と倍近い比重になり、硬ければ良い、重ければ良いという訳ではありませんが、小さなヘッドホンという大きさから考えるとかなり良い選択なのでしょうか?

 

オープン型のなかでも比較的軽量な部類にはいってくるので、装着時の重さはほとんどきになりません。

 

音楽以外でもゲームで3時間ぶっつづけで聴いていましたが、特に重さを感じることは無く快適なつけ心地でした。

 

ただ、耳にフィットさせる形状上しかたのないことですが、暑くなってきたこの時期は若干蒸れます。

 

 

③高級路線な外観なのに折り畳めて、コードも外せるポータビリティー

外観は天然木の黒檀を使用した一般的なヘッドホンとは一線を画すデザインです。

 

 

ebony80 の方はテッカテカの艶々磨き仕様のようですが、本商品と下位商品のebony60はニスを塗っていないナチュラル仕様のようです。

 

テッカテカの質感が好きな方は木材磨きようのロウで磨いても良いでしょうしニスを塗っても良いかと思います。

その辺は好みで仕上げられるのが天然木仕様の良い所です。

 

折り畳めて、収納時はかなりコンパクトになります。

バックパックや手提げ鞄に入れられる15cm×13cm×5.5cm程度と非常にコンパクトにたためますので邪魔にはならないです。

 

 

 

 

携帯プレイヤーでの試聴

音楽マニアの人でなくても気軽に通勤通学途中でGALAXY NOTE3を仕様します。

 

  • 室内

室内ではスマホでの試聴もほぼ問題なく快適に試聴できます。

気持ち難ありかな? という点では低音の音圧が若干下がって聞こえるので、気持ちくぐもった感じに聞こえますが、人によっては丁度良くなったと感じるかもしれません。

 

リビングでの視聴は若干音漏れはするものの、家族がテレビを見ている分には気になるほどの音でもないようです。

ただ、話しかけられてもほとんど聞こえないので奥さんにちょっとキレられてしまうので、一人ではない時は気持ちボリュームを下げたほうが夫婦円満です。

 

  • 路上

バスポート穴っぽいものはあるものの限りなく密閉型に近いので周囲の音はほとんど聞こえません

道路で聴くのは正直ちょっと危ないかな って思うくらい自分の世界にはいっちゃいます。

道路上では室内で聴いているのとほとんど遜色はないですが、低音の音圧が下り若干くぐもった感じに聞こえます。

それを補正するためにボリュームを上げる→周囲の音が聞こえないという悪循環に・・

替え用の薄くて硬いイヤーパッドの方では密着感が少し減るのでどうしても自転車で聴きたい場合はこちらのが良いかもしれません。

  • 電車

道路と同様ですが、常に一定の騒音があるのでくぐもった印象がさらに強くなります。

大概の携帯プレイヤーの対応インピーダンスが16Ωですが、本商品のインピーダンスはtomudehanaiさんが確認してくれた所、32Ωではなく40Ωだったという所からも懸念していた通りボリューム不足で、プレイヤーの音量をMAXにしてもちょっと音が小さいかな?という印象です。

当然ボリュームMAXではあるので、満員電車ですぐ近くに人がいる場合は音漏れが結構聞こえているかもしれませんし、ちょっと耳が疲れてしまいました。

 

 

 

更新: 2014/08/07
Ebony70 と、その他のヘッドフォンとの比較 PREMIUM REVIEW

ゲーミングヘッドセットと聴き比べ

音楽マニアの人であれば手持ちのヘッドホンは2から3万円するような物を既に手持ちでもっていると思います。

1万円前後で買える本商品は、今よりもちょっと良い音で聴きたいけどそこまで予算は出せない!
という方に嵌る価格帯だと思いますのでゲーミングヘッドセットとスマホのHTC Jについていたイヤホンという
音楽にごだわっているという人でなくても持っていそうな二点で聴き比べてみました。

 

 

比較対象

 

 

 

 

聴き比べた楽曲

  1. カラヤン:ベスト101
  2. TLC:CrazySexyCool
  3. Ne-Yo : Stay ft. Peedi Peedi
  4. US3 : Cantaloop
  5. dj kaori's INMIX II
  6. Green Day : American Idiot

対 Logicool G230

 

Logicool G230は 基本的に音楽用ではないヘッドセットになります。

90dB という低能率がネックなヘッドホンですが、
その分特性としてはフラットで、ゲームだけでなく音楽も意外と聴けるヘッドホンです。

 

PCにつないで聴く分にはボリュームを上げれば済む話しなのですが、ebony70と比較すると

音の広がりという点では2枚は落ちる印象です。

 

ただし、低音がキツイという事もなく、高音が耳にくるということもないモニターホンのような聴こえ方なのでジャンルを選ばないという点ではG230の方が優れているかもしれません。

私見ですが、R&Bなどで、ビート感があって、ボーカルが伸びていくような楽曲はebony70のがハマります。

 

逆にゲームでは変に音が広がっていく感じがしますので、フラットな聴こえ方のするG230のが聴きやすいという当たり前な比較になってしまった感じです。

 

スマホでの視聴は圧倒的にebony70に軍配があがります。

 

これはG230の90dBという低能率が足を引っ張ってボリュームを出すために音量を上げると耳が疲れていくという負のスパイラルに嵌るからです。

 

カラヤン:ベスト101

管楽器や弦楽器がメインの曲はebony70の方が音のうねりや低音感が強調されて聴きやすいのですが、自然なサラウンド感が入ってくるので個人的な好みとしてはフラットな特性のG230の方がクラシックは聴きやすく感じます。

 

TLC:CrazySexyCool
Ne-Yo : Stay ft. Peedi Peedi

TLCやNe-YoといったR&B系の曲は元々ビートが強い分、ヴォーカルを強調した録音がされている楽曲が多いためebony70の低音過多でヴォーカルを喰ってしまう特性が丁度良い感じに聞こえます。

特にNe-Yoの透明感のあるヴォーカルがebony70のふわっと広がる音響特性とマッチしていて合っています。

G230の方はフラットな均一な鳴り方をするので、この手の楽曲では低音が物足りなく感じました。


US3 : Cantaloop

US3はBlue Note Recordsの音源を公式にサンプリングする許可を得ているジャズ・ラップグループで、ジャズベースの曲はベースやトランペットの音が前面に出てきてebony70の音響特性との相性は抜群に良いです。

G230では全て平べったくなってしまい物足りなさが出てきてしまいます。


dj kaori's INMIX II

DJ MIXで色々な曲が入っているのですが、元楽曲より重低音が強調された仕上がりになっています。

低音が強調されたebony70と相性が良いかと思いきや、サブウーハーで鳴らされるキレの良い圧倒的な音圧が、ebony70だとかなりくぐもった低音になり、ちょっと気持ち悪いです。

このCDだと普通にスピーカーから聴いて、ドシンドシンという重低音を内蔵から感じるほうが気持ちいいですね。

いままで出番のなかった MONSTER Beats by dr.dre がここでは逆転して、ヘッドホンよりもキレのある重低音を鳴らしてくれていました。

 

Green Day : American Idiot

ここでは G230 と MONSTER Beats by dr.dre の勝利です。

ebony70の悪い特性が思いっきり出てしまって、低音はくぐもり、優しく包んでくる音響がヴォーカルを完全に喰ってしまって歌が聴けない状況に・・

 

 

対 MONSTER Beats by dr.dre

スマホ付属のイヤホンの中では言い音がする方ですが、ドンシャリなイヤホンなので、強調された低音と耳につく高音がebony70の自然な広がり感と比べるとどうしても見劣りはします。

 

ebony70も低音がつよいのですが、MONSTER Beats by dr.dreと比べるとまだマイルドです。

 

dj kaori's INMIX II と Green Day : American Idiot 以外では全て最下位という結果に・・

ドンシャリなサウンドにハマる楽曲以外は厳しいですね

 

 

ebony70は自然な反響感は素晴らしいのですが、低音が効きすぎている所もありあますので

万人受けするヘッドホンではありませんが、ジャンルがハマるとすごく良い音に聞こえるヘッドホンです。

 

 

 

 

 

更新: 2014/08/07
ハイレゾリューションオーディオの試聴 PREMIUM REVIEW

ハイレゾ音源がebony70を覚醒させる!

柔らかい感じの広がり感が楽しめるebony70ですが、
ハイレゾ音源での試聴でネガティブな特性がすっ飛んでいきます。

 

ハイレゾって聞くと凄く敷居が高いイメージがしますが、
実は普通に手持ちの物でもハイレゾ体験が出来ちゃいます。
もちろん、深みにハマるとどこまでも沈んでいける茨の道でもありますが・・

 

手軽なところではスマートホンが結構対応しています。

手持ちのスマホが対応しているか確認してみて、対応していたらラッキー程度な気分でいいと思います。

 

試聴環境

必要なもの、ハイレゾ対応スマートホン

 

ね 簡単でしょ?

 

ハイレゾ音源なんてもっていないので、取り敢えずお試し楽曲をダウンロード

 

mora から you (mora ver.)macaroom

 

e-onkyo から SOUVENIR part II

 

を無料ダウンロードして聴いてみました。

 

 

 

PCの方では


プレイヤーは 

マザー

 

パソコンの場合は再生ソフトをダウンロードするだけではハイレゾ音源の再生が出来ないのでひと手間かかります。

 

まずコントロールパネルからサウンドを選択してオーディオの管理を選択します。

その後スピーカーのプロパティーを開き

 

詳細から、24ビット、192000Hz(スタジオの音質)を選択して下さい

これをやらないと、せっかくのハイレゾ音源でも、CD再生の16ビット、44100Hzのままで、

ハイレゾ音源を再生していても音質はCDのままになってしまいます。

 

これさえ変更してしまえば後は普通に聴くだけです。

 

視聴してみると・・寝ぼけたebony70が覚醒した!

 

ebony70の特徴でもある包み込んでくる反響感と低音強調のせいでPOP系の曲の場合は

特にヴォーカルが押し出されてしまうのが、ハイレゾ音源で聴くと音の厚みが高いのか見事に前に出てきてくれます。

 

macaroomのボーカル、emaruの透明感のあるボーカルが気持ちよく抜けていって、ビートを刻む低音はしっかりとメリハリが出てきます。

 

オーケストラも変な反響感がなくなり、締まった印象に変わって聴きやすくなりました。

 

面白いもので、ハイレゾ再生中にサウンドのプロパティーで、CD再生の16ビット、44100Hzに変更すると

途端にヴォーカルが埋没して、いつものebony70に戻ってしまいます。

 

野外フェスで最前列から聴くのと、入場ゲート付近から聴こえるな~っていうくらい、

前から後ろへ下がったような変化っぷりで、ベースの音に紛れてしまいます。

 

オーケストラも同様で、再生中に変更すると、突然くぐもった感じにかわり音の解像度がさがってしまいます。

 

 

こんなに音の印象が変わるのか~と感動したのですが、現状まだまだ高額なハイレゾ音源ですが、もう少し安くなったら一気にいまのCDなどと立場が入れ替わる将来性のあるパワーを感じました。

 

 

 

最後にホームシアターのピュアオーディオ機能を使ってみたらどうなるのかの聴き比べ

 

シアターセットはかなりくたびれたONKYOのTX-SA605を利用します。

これにオプティカル(光)接続をして、ヘッドホンとスピーカー(ONKYO D309シリーズ)で聴き比べてみると

いままで、スマホや、PCから聴いていたヘッドホンの鳴り方よりアンプを通している分パワーが違います。

 

Ebony70は、たしかに低音が強いのは今まで通りですが、今までとちがって、中音域が盛り上がり全体的に聴きやすくなりました。

音の解像度が上がったというか、低音から高音まで気持ちよく伸びてくれる感じです。

 

スピーカー(ONKYO D309シリーズ)で聴いた方が大音量をだせる事もあり、低能率なスピーカーなので、フラットな音を好まれる方には当然スピーカーで聴いたほうがバランスも良く聞こえますが、Ebony70での試聴はその独特な包まれるような自然なサラウンド感が私は好きです。

音としては、スピーカー(ONKYO D309シリーズ)と比べると1段落ちますが、ヘッドホンでこの音質を得ることができ、深夜でも音量をあげて音楽に浸れると言う事が一番のメリットになります。

 

CD音源では合う楽曲と合わない楽曲があってヤキモキさせられたebony70ですが、

情報量の多い、ハイレゾ音源で聴くebony70では埋没気味の中音に厚みがまして、全体的に音が乗ってかなりオススメです。

 

これからハイレゾ楽曲集めや、DACなど深みにハマってしまいそうで怖くなります。

 

 

 

 

 

 


 まとめ

 

  • 過剰な期待を持つとがっかりしてしまうかもしれないが、10,000円前後のヘッドホンとしては出来の良い商品
  • 音質は低音が強めだが、携帯で聴くとくぐもった感じになる
  • 黒檀のハウジングが響かせてくれる反響効果?!で音の広がり方は小さなボディからは想像できないくらい良く響く!
  • ボーカルメインで聴きたい場合は若干難あり※ハイレゾ音源で聴くとびっくりするくらいボーカルが前面にでてくるので問題ないが、CD音源で聴くには調整が必要な楽曲がでてくる
  • デザインは若者からおっさんにまで幅広く支持される渋いデザインで特に40代の人たちからの支持が凄かった
  • 電車や外で聴くには40Ωが若干ネックだが、能率は113+/-3dBあるのでそれなりに聴こえる。デザイン見せびらかしたい場合は電車での積極的利用も有 = 室内向き
  •  ハイレゾ音源での試聴は、ワンランク上のヘッドホンに化ける

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