「Orbit Trackball With Scroll Ring」のレビュアーに選出頂き、
ジグソー運営事務局様に厚く御礼申し上げます。
今までケンジントンのトラックボールは私の中では「高嶺の華」で、憧れでした。
実際使ってみるとさすがケンジントン!やっぱりトラックボールの老舗!新鮮な衝撃です。
やっぱりより疲れにくいのを選ぶのが人間というものです。
■Orbit Trackball with Scroll Ringの特徴(メーカー様HPより)
・使い心地抜群のトラックボール。
・待望のスクロールリング搭載により、
・縦長のウェブページやドキュメントの閲覧もらくらく!!
・左右どちらの手でもお使い頂ける左右対称デザインを採用。
・マウスの様に本体を動かさないから省スペース。
・手首の負担を軽減し、長時間使用しても疲れにくい新デザイン。
・精密な読み取りを可能にする光学式。
・USBをつなぐだけですぐに使えます。
・本体を逆さにしてもボールが外れない構造。
■外観
○意外にコンパクト。ロジクールM570と比較しても小ぶりに見える。
○各種ボタン・機能は4つ。シンプルです。
・トラックボール
・左クリック
・右クリック
・スクロールリング
○おそらくオーソドックスな指配置(右利き)は
・親指:左クリック
・人差し指:ボール
・中指:スクロールリング
・小指(or薬指):右クリック
○当初不要かと思われたリストレストは意外や重要。
これ無しだとしんどいです。
■ユーティリティソフト「TrackballWorks」(メーカーHPよりダウンロード)
○ボタン
・各ボタンへの機能割り当て
右クリックに割り当てることは無いと思うので、目的は両ボタンクリック時の機能かと。
今はWebブラウザの「戻る」に割り当てています。
面白いのは「システム」の割り当て項目。画面のキャプチャとかに割り当て可能なのが独特。
○ポインター・スクロール
・よくある設定各種が見受けられる。便利なのは「スクロール」の設定の[慣性スクロール]。
スクロールリングを回すと止まる際にゆっくり減速して止まります。MacっぽくてGood!私は好きです。
■使用感
○Orbit Trackballの検証
人差し指トラックボールは初めてなんです。慣れが必要かと思いましたが、それほど時間もかからず使いこなせるようになりました。
スクロールリングは非常に使いやすい。ウェブブラウジングは本当に快適。
クリック感は少し安っぽいのがやや不満。
ボールは簡単に外せる。お掃除しやすそう。
トラックボールのスベリも使用開始当初は固かったですが、ボールを一度外してグリスを差した途端、
滑るように転がり始めました。転がり具合は経験したことないくらい滑らか。軸受は3つ。
リストレストは無くてはならない存在。見た目はプラスティックっぽいが、弾力性のあるゴム素材でできている。
不具合がひとつアリ。左右同時クリックでのブラウザ「戻る」が正常に機能しないのはなぜか。私の環境が悪いのかな。
引き続き原因を追究します
人差し指トラックボールは予想以上に疲れない
通常のマウスは画面の端から端に動かすために何度宙に浮かさなければならないのか!と常々感じていたので、
Orbit Trackballの方が疲労が少ないのは言うまでもありませんでした。
しかし、Logicool M570はこれまで使用していたので、それほど身体的負担に大差は無いか?と思っていました。
さて比較した感想はというと・・・意外やOrbit Trackballの方が疲れません。
理由としては、M570の持ち方が挙げられます。M570はTrackballなのですが、形がマウスしていますので、結局マウス持ちしなければならないのです。
ちょっと手首が曲がった状態で使用すると、なんとなく疲れてきます。
※疲れないM570 ※疲れるM570
しかし、Orbit Trackballは良くも悪くも体と垂直になるように設置しないと使いにくいです。
というか、そう置かざるを得ない。
置いてしまうと、角度をずらすこともありません。これが良いのか、手首がずっと具合の良い角度を向いています。
だから疲れにくいのか!
使用1日目は人差し指トラックボールに慣れず、指がこわばって少し疲れましたが、
使用2日目になって、人差し指トラックボールにも随分慣れました。腕・肘・肩はまったく疲れていません。
プログラムのコーディングもAdobe Illustratorでのデザインも普通に行えています。
Scroll Ring でシームレスな動作に!
こちらもLogicool M570 と大差はないかと思いきや、結構な感覚の差がありました。
縦に長いWebサイトやプログラムを開いてからの動作がスムーズです。
M570では
①ファイルやWebページを人差し指で左クリックして開く
②人差し指をスクロールボタンに指を置き換えて、スクロールする。
この「指を置き換えて」が若干のタイムロスと感覚のロスを生んでいたのか。
Orbit Trackballでは
①ファイルやWebページを親指で左クリックして開く。
②中指でスクロールリングを回しまくる。
身体的ロスなく動作が出来ます。細かいですが、私の中では結構大きい。
デザインしていても、Alt+スクロールで表示拡大縮小しますが、とてもスムーズです。
M570のスクロールボタンは直径が小さいので、大きな拡大縮小はたくさん回す必要があります。
Orbit Trackballのスクロールリングは直径が大きいので、グルグルと回すだけで大きく拡大縮小が出来て便利です。
○慣性スクロールはGood!
ユーティリティソフト「TrackballWorks」のスクロール設定項目の[慣性スクロール]にチェックを付けると
スクロールの終わりがゆっくりになります。だんだんブレーキがかかる感じ。Macっぽい。
私はとってもお気に入りです。
aoidiskさん
2014/01/16
それはいいですね。
ちょっとした配置決めで かなり違うのだろうな
トラックボール 此、試してみたくなりました。
kuro_rさん
2014/02/02
ただツール周りの不具合や英語圏以外のOSに関してはロジクール(世界的にはロジテック)のがしっかりと出来ていると思います。
今回のケンジントンにしては値段がわりと安いので自分で試してみたかった・・・。