一家に1台、いや1人に1台あると便利なAndroidタブレット。
しかしかつての低価格モデルが今や円安の影響で結構な
お値段に・・・
そんなタイミングでテックウインドから発売された実売2万
ちょいの10.1インチAndroidタブレット「TM105A」
今回レビューの機会をいただいたのでこいつで遊び倒して
みまーす。
見た目はこんな感じ
外箱はいたってふつーの10.1インチタブレットが入ってる
サイズの箱にシンプルなデザイン。
内容物
「TM105A」本体、マニュアル、クイックスタートガイド、
USB←→マイクロUSB接続ケーブル、ACアダプタは
各国対応のコンセントに付け替えできるコネクタ式。
ここらへんもいたってシンプル。
「TM105A」本体
こちらもシルバー枠にブラックベゼルのこれまたシンプルな
デザイン。
すごく・・・大きいです・・・
やっぱり10.1インチは圧巻ですね。
写真だと見えませんが上部にインカメラと照度モニタ付き。
新書サイズのコミックと比べてもこの大きさ。
背面は指紋や汚れが目立たないマットなダークグレー。
左右下部にスピーカー。こちらにもカメラが付いてます。
インテルロゴ入りで外に持ち出しても恥ずかしくありませんね。
とりあえず製造元のECSロゴが入ってなくてよかった^^
同じ10.1インチ液晶のWindowsタブレットの上に載せてみる。
液晶の大きさは変わらないのにベゼルが狭い分奥行き、幅とも
約1cm短い。
横から。
左が「TM105A」、右がWindowsタブレットで若干薄い。
重さ約660gで持って見た感じ「TM105A」の方がだいぶ軽い。
入出力周り。
左からマイクロSDスロット(32GBまで対応)、ミニHDMI出力
イヤホン端子、マイクロUSB、ACプラグと過不足ない構成。
(クリックで拡大)
ハードウェアキーは上部の電源スイッチ、音量上下のみ。
どこを取ってもとってもシンプル。
パフォーマンス検証
「TM105A」のスペックは以下の通り。
OS:Android 4.0.4
CPU:インテル Atom Z2460(1コア2スレッド、1.3~1.6Ghz)
メモリ:1GB
内蔵ストレージ:16GB
ディスプレイ:10.1インチ1280x800ドットTFT
無線:IEEE 802.11n/g/b、Bluetooth 2.1
バッテリー容量:6600mAh
10.1インチタブレットとして目立った特徴といえば低価格帯の
割には内蔵ストレージとバッテリー容量がなかなか頼もしいのと、
なんと言ってもインテルCPU内蔵!
今までスマホ、タブレットだとOMAP、Snapdragon、Tegra
なんかが主流な感じだったのでAtomの1コア2スレッド、
1.3~1.6Ghzがどの程度のスペックなのかさっぱり想像が
つきません。
という訳でAndroid用ベンチを数点用いてそのパフォーマンスを
検証してみます。
ちなみに見やすさを考えて以降は写真ではなく、直接画面を
取り込んだスクリーンショットで解説していきます。
(撮り方は電源+音量下げボタン同時長押しと簡単)
Quadrant Standard Edition
(クリックで拡大)
まずは定番のQuadrantから。
1つ上のTF201が2年落ちとはいえ、発売時6万後半の
高級機なのでまずまずの結果。
AnTuTu Benchmark
こちらも定番のAnTuTu 安兎兎ベンチマーク。
ランキングで確認するとスマホのGalaxyS2に若干劣る程度。
GalaxyS2も2年落ちですが本体価格5万後半の高級機なので
ここは頑張ったとほめてあげたい^^
3DMark
(クリックで拡大)
WindowsPCと同じ測定が出来る3D性能測定アプリ。
何と比べればいいのかわかりませんが、メインPCのスコア
164907と比べてはいけない気がする・・・
ただ測定中の3Dグラフィックも結構カクカクしてたので
3D性能にあまり期待してはいけない模様。
実際に使ってみる
おおよその性能は把握できたものの、やっぱり気になるのは
実際の使用感と、現在まだ主流となっているOMAP、Snapdragon、
TegraなどのARM系アーキテクチャとは異なるインテルAtomの
x86アーキテクチャにおける互換性。
ここらへんを現在使っているアプリをインストールしてみて
使用感を確かめてみます。
起動後の画面。
キャリア系スマホみたいに余計なものは一切入っていない。
Google 日本語入力
まずは使い慣れた日本語入力アプリをインストール。
起動も問題なし。
とにかく10.1インチとデカいので押し間違いはない。
ただし寝っころがるとキー間隔が広くてちょっと疲れるかも。
標準ブラウザ
インストール済みのものはとりあえず全て起動に問題なし。
動作はスムーズで特に引っかかり等もありません。
LINE
お次はコミュニケーション系定番。
起動に問題なし。
唯一の問題は私に友達が少ないことくらいか。
ただこのアプリ1つの電話番号に付き1台しかインストール
出来ないので、「TM105A」でもBluetooth対応なので
通話も不可能ではないけれど、もっと通話に使いやすい
ものを持っているならそちらへのインストールをオススメしたい。
全く問題なし。
10.1インチだとテキストベースのアプリを見るのが
ホントに楽チン。
起動問題なし。
しかしこのアプリ公式なのにどうにも使いづらいので、標準ブラウザで
見たほうがおそらくはかどります。
radiko.jp for Android
ああついに出てしまった・・・
「このアイテムはお使いの端末に対応していません。」
残念。
NHKネットラジオ らじる★らじる
こちらは問題なく起動。
ってことはアプリの問題なのでそのうちradikoも使えるように
なるかもしれませんね。
しかしここでも残念なお知らせ。
内蔵スピーカーがホントにラジオみたいな音質なので、音質を
気にする方はイヤホン、ヘッドホンのご用意を。
TuneIn Radio
一部ではおなじみだけど一般的にはなじみの薄い世界中の
ラジオ聞き放題のアプリ。
起動、動作とも問題なし。
Kindle
Amazonの端末専用アプリだと思われがちですが、Android
端末ならふつーにインストール出来ます。もちろん「TM105A」でも
問題なし。
10.1インチ液晶が一番生きるアプリですね。現物の書籍よりデカい!
見開きも余裕でした。ちなみにこのシーン、書籍だと白黒なので
ちょっと得した感じ。
2chMate
動作問題なし。
ここでも10.1インチ液晶が生きます。ホントに見やすい。
Quickoffice
動作問題なし。
別PCからGoogleDriveに保存したEXCELファイルを編集。
テキスト系は見るのも楽だけど入力も楽チンでした。
MX動画プレイヤー
こちらは微妙なCPUの違いごとに別コーデックが用意されて
いるのであんまり互換性は気にしなくても大丈夫。
x86用コーデックも合わせてインストールすれば大きめの動画も
ハードウェアエンコードでなめらか視聴が可能。
Hulu
インストール、動作はしたもののサポート対象外で動画の
視聴は出来ず。このアプリほぼ携帯キャリアの売れ筋スマホ、
タブレットしか対応するつもりが無さそうなのでここらへんは
やむなし。
というかこれも公式アプリが使いづらい上に元々ブラウザで
視聴が可能なので、Flash対応のブラウザをインストール
すれば視聴が可能。
パズル&ドラゴンズ
ダウンロード&インストールまでは問題なかったものの
起動できず。
そもそもこのゲーム片手で操作するのに最適化されて
いるのでこういうこすって消すパズル系は大きさが逆に
仇になるのではないかと思われます。
ドラゴンクエストモンスターズWANTED!
こちらは問題なく起動。
もしやってみてつまらなかったとしてもそれは「TM105A」の
せいではないのであしからず。
艦隊これくしょん
本来Android非対応なのでこれが動けばうれしいところ。
結論からいうと動かすことは出来ましたが超絶もっさりなので
常時プレイはきびしいかも。
これは「TM105A」の性能以前にデスクトップPCでも、スペックが
低いものだと結構もっさりしてしまうアプリなので仕方のないところ。
ちょっとした合間に建造や遠征、結果の確認なんかをする分には
使えると思います。
ただプレイするまでに一筋縄ではいかなかったのでご解説。
艦これはFlashさえ動いてしまえば起動が可能です。
しかし現在Androidの標準ブラウザ、ChromeなどはFlashに
対応していないので、対応しているブラウザのインストールが
必要になります。
ここでFlash対応のFireFoxをダウンロードしますが、インストール
出来ず!同じく対応のSleipnirに至ってはダウンロード出来ず!
Oh・・・ 詰んだ・・・
と思ったらFireFox Betaはダウンロード、インストール問題なしで
一安心。
起動後ブラウザの設定でPCサイトモードで艦これを起動。
じんわり動き出します。
はい無事起動。
先述のHuluもブラウザで見るにはFlash対応が必須と
なるので、同様の方法で。
Splashtop 2 Remote Desktop
艦これを動かすもう1つの方法としてPC上で起動した艦これを
リモートデスクトップで操作する方法がありますが、こちらは
ダウンロード、インストールまでは問題なかったものの、
同期の時点でエラーが出てしまいました。
TeamViewer
ならば他のリモートデスクトップアプリで。
こちらは問題なく起動、同期が可能でした。
ただこちらはDirectXを使用したプログラムの表示に対応して
いないので、3Dゲームなんかは表示不可。
使ってみて
アプリ稼働率は9割ってところでしょうか。思ったより使えました。
動くものについては艦これみたいな無理やりじゃない限り全く
ストレス無しで十分遊び倒せます。
デカい画面で特にテキストを読み書きするのはとっても楽チン。
あと使ってみて気づいたのはバッテリの持ちが異常にいいこと。
延べ4時間ほど起動しっぱなしでバッテリは100→81%と
20%程度しか減っていなかったので10.1インチならではの
バッテリの大きさとインテルCPUの省電力性が生きているのでは
ないかと思いました。
スペック的には若干型遅れの感があった「TM105A」ですが
思った以上に遊べてしまいました。
ただ惜しむらくはこの「TM105A」、現時点で法人向けのみの
販売らしく楽天、AMAZON、Yahooショッピングとも出品なし。
もちろん法人向けには優秀なタブレットですが、個人で使ってみても
遊べるタブレットになってるので、一般向けにも販売があれば
いいのになーと思いました。
【11/8追記】
ついにソフマップ等で店頭販売が開始されました。
【1/20追記】
以前行っていたネーミングキャンペーンでようやく
正式名称が決まったようです!
応募してた方はどうでしたか?
hideさん
2013/10/04
レビュー早いですね・・・私も頑張ります
完璧なベースマシーンですよね
カーリーさん
2013/10/04
こんにちはー!
いいものは早く紹介したいと思いファーストインプレッション
頑張ろー!と思ったら書きあがっちゃいましたw
中華パッドだと何にも入ってないの当たり前なので
その程度かなー?と思ったら意外に使えてしまったので(失礼)
ホントにびっくりです。
リンさん
2013/10/06
どころどころの画像に血が(笑)
アプリ検証も凄いですね。。。 私は普段そんなにアプリを使わないので、
レビューどうしたもんかと頭を悩ませています。
カーリーさん
2013/10/06
リンさんもおつかれさまー
たまたま手近にあったコミック撮っただけでw
ギリギリ限界を探るレビューとかどうでしょう?