レビューメディア「ジグソー」

Haswell4000番台最上位Z87チップセット搭載

 このマザーボードはギガバイトのZ87チップセット搭載モデルの中では中堅クラスに位置づけられているようですが、かなり充実した装備です。
 その他のパーツは以下の通りで、後日グラフィックボードを増設予定です。
CPU    :Core i7 4770k


SSD    :Samsung 840Pro 256GB


ケース  :CoolerMaster CM690Plus
 


メモリ   :Corsair CMX8GX3M2A1600C9 (4GB×4)
 


簡易水冷:Corsair H100i
 


電源   :Antec EA-650-Platinum


OS    :Windows8Pro 64Bit DSP

「8/2追加」
GPU   :MSI GEFORCE GTX770 TwinFrozr Gaming OC

更新: 2013/08/02
見た目 PREMIUM REVIEW

進化してます。(よね?)

 私はGIGABYTE製でZ87の先代にあたるZ77チップセット搭載のGA-Z77MX-D3Hも現役稼動中ですのでその比較をしてみようと思います。
 では、まず先代から。
3Dモード
3Dモード

アドバンストモード
アドバンストモード

 3Dモードはマザーボードの画像が表示され、該当部分をマウスポインタで指してやることにより直感的に目的の設定項目に到達できるので自作初心者にはありがたいと思います。
 アドバンストモードは、昔ながらのBIOSに近い表示で、詳細設定が行えるモードです。

 続いて今回のGA-Z87X-UD4Hです。
3Dモード!
3Dモード!

 正直先代のようなマザーボードのグラフィックが表示されるものを想像していたので驚きました。
 ただ、確かに3Dっぽく画面が仕切られています。
 この画面が表示項目を切り替えたときにグリっと動くのかとも思いましたがそうではないようです。
(そんなのは必要ないですけどね。)
 ただ、BIOS画面段階から高解像度の表示に対応しているため、表示される情報量はかなり増えています。
 先代レベルのBIOS画面解像度ならばこの中央に表示されている部分の情報だけでいっぱいになるのではないかと思います。
 一覧性が向上し、モニタリング数値を見ながらの設定変更ができるなど、機能面では進化したと思います。
更新: 2013/08/02
高品質・耐久性 PREMIUM REVIEW

全体的にがっちり。

チップセットや電源周りの発熱部位にはしっかりとしたつくりのヒートシンクが取り付けられていて、熱害による劣化のスピードを遅らせるとともに、安定動作させるのに貢献していると思います。
 全体的に黒い基盤の上に乗っているので、黒・赤・銀のヒートシンクは一部保護色のようになって目立たないように感じますが、赤色の部分が大きすぎないことによって挿し色としてバランスが取れていると思います。
 
組みあがり
組みあがり

 
CPU回り
CPU回り

 
CPU回り、別角度
CPU回り、別角度

 付属のバックパネルは、最近多くなったような気がするブラックアウトタイプで吸音性がありそうなクッション材が装備されており、特に黒系のケースに組んだ時にアルミ地金そのままのものよりマッチして高級感があると思います。
 
バックパネル
バックパネル

 基盤自体が2倍銅箔使用で銅を多く使っていることや、触った感じからして樹脂部分も密度が高いのに加え、各部にしっかりとしたヒートシンクがついているので、ずっしりと重たいです。
 まだ使用し始めて時間が短いので実際の耐久性をテストしたわけではないですが、組み立て時にソケットにパーツを挿していく際のソケット類の剛性感も、バリュークラスの廉価品とは違う感じがします。

 ただ、少し残念だったのはWindows8Pro64Bitをインストールしてオンライン認証をしようとしても全然通らなかったので何故なのかしばらく苦慮し、それでも分からなかったので電話認証しましたが、その後システムの時刻が大幅にずれている(1月以上)ことに気づきこれが原因だったのではないかと思います。
 これまで新品かつ長期在庫ではないマザーで自動修正が効かない1日以上のズレが有ることはなかったので、ちょっとしたことですが少し残念です。
更新: 2013/08/02
充実の機能 PREMIUM REVIEW

オーディオ機能に注目。

 マザーボードの特徴として、ヘッドホンアンプ搭載と書いてあることに注目して聴き比べてみました。
 比較対象はUSBタイプのサウンドブラスターです。


 小さいながらもTHX認証を取得している物です。

「比較1」
 あまりしっかりしたヘッドホンが手持ちに無かったので、聞き比べにまず使用したのはイヤホンタイプになりますが、オーディオテクニカのCKS55です。


 オーディオマニアというほどではないので、そこそこのモデルだと思いますが、ダイナミック型のモデルとして大きめのドライバを使用している低音重視モデルになっています。

・結果
 イヤホンにしてはパワーを必要とするタイプだと思いますが、オンボードのヘッドホンアンプのほうが低音にメリハリがあり、高音がクリアで無音に近い部分でもノイズが少ないという驚きの結果になりました!。
 出力容量としてオンボードのもののほうが上なのではないかと思います。

「比較2」
 次に、ヘッドホンアンプなのだから、より大きなドライバを駆動するヘッドホンで聴き比べてみなくては、ということで急遽ヘッドホンを調達。
 これまたオーディオテクニカ製のATH-WS55Xというモデルで、マニアまではいかない人向けの中堅クラスといったところでしょうか。
 ただし、ドライバ径は53ミリと、クラス最大級ではないです。
(径だけではなくコイルの巻きなどによる差もあるのですが、一般的に径が大きいほうが低音に強く大きなドライバとコーンを駆動するには大きなパワーが必要なのではないかと思います。)

・結果
 サウンドブラスターのほうのパワー不足を顕著に感じるようになりました。
 ただ、ここで気が付いたことですが、サウンドブラスターはハードウェアスイッチによる切り替えでヘッドホンモードとスピーカーモードを備えています。
 そこでスピーカーモードに切り替えてみると少し差が詰まった感じがしましたが、ノイズやメリハリの差はそれでもまだ大きかったです。

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