(2014年8月3日追記)
かれこれ1年ちょっと使っていますが、メイン機としての役割をしっかり果たしてくれています。
さすがに国産大手メーカーの製品だけあって、システムアップデートもしっかりしていて
ATOKも装備されました。
またWOWOWオンデマンドも対応されAT703のきれいな画面で楽しむことができます。
唯一気になるのはやはりバッテリーと充電の問題。
専用のACアダプタを持ち歩いています。
せめてUSBから充電できれば。。。
---------------(以下2013年のレビュー)------------
※記事中に動画フォーカスが合わないことを書きましたが、8月1日のプラットフォームのアップデートで対応されたようです
↓
http://dynabook.com/assistpc/tab/version/index_j.htm
とおもったら8月1日のプラットフォームアップデートではなく、
8月9日のフォーカスデータ修正ツールでした。
レビューまとめ
今回レビューする東芝のハイエンドタブレットRegzaTablet AT703を使ってみて
感想としては良くも悪くも国産のマシンだなということです。
これまでいろいろなマシンを触ってきて国産(とくに大手)メーカーのマシンは
チューニングがしっかりしているけれど、汎用性がイマイチという印象ですが
まさにそんな感じでした。
高精細ディスプレイ、デジタイザによる手書き入力などが特徴ということですが
標準装備のTruNoteでは確かによくチューニングされていてデジタルデバイスに手書きしているストレスが感じられませんでした。
しかし、エクスポートの形式やクラウドサービスとの連携面でいまいち使いにくい感じがありました。
とはいっても今回のレビュー応募に際して提出したテーマ
①写真のレタッチ
②講演会の聴講ノート作成
③家庭教師の黒板がわり
の3つについてはかなり満足しています。
まとめの最後にAT703の気に入った点、今後に期待したい点をあげておきたいと思います。
気に入った点
① とにかく画面がきれい。AVプレーヤーとしても満足。
② デジタイザによる手書き入力はストレスがない
③ アプリが基本的にサクサク動く
今後に期待したい点(できればアップデートで)
① TruNoteの機能充実。フォルダ管理、エクスポート、クラウドサービスとの連携強化など
② 給電が付属のACアダプタのみのところをmicroUSBからの給電をできるようにしてほしい
③ 動画撮影時のフォーカスの不具合の修正
④ 文具として魅力あるデザインのデジタイザの販売
②については旅行などでACアダプタを忘れると2日目あたりで文鎮と化しそうです。
③は完全な不具合だと思うので早急に対応してほしい。
(ただし東芝のサポートはいまのところ対応の予定なしとの回答)
④についてはデジタイザありきのこのマシンなので、デジタイザをわすれると痛い。
ということでいろんなカバンに忍ばせておきたいが、せっかくなのでカッコイイペンがほしい。
気に入った点でAVプレーヤーとしてもいいとあげているのですが
残念なのはWOWOWオンデマンドが未対応。
ちょっと楽しみにしていたのですが、WOWOWに問い合わせるも
対応は未定との回答
↓
2014年対応済み
このあと詳細なレビューが始まります。
おつきあいいただける方はよろしくお願いします
↓
ファーストインプレッション
七夕の前日、このREGZAタブレット AT703が我が家に届きました。
初代iPadから使い始め、いろいろと渡り歩いてきましたが、
果たしてこのタブレットはメイン機として使えるでしょうか?
今回のレビュー応募に際してこのタブレットでやってみたいと書いたことは三点。
①写真のレタッチをする
②講演会を聴講する際のノートとして使用
③家庭教師をする際の黒板代わり
この三つはこれまでのタブレットですべて何度も試していますが
継続して使用する気にはなれず、
結局①はPCで②③は手書きノートでやっています。
さて細かいレビューは順を追って書くとして
早速ファーストインプレッションを。
※このレビューは極力REGZAタブレットAT703を使用して書きます。
※記事に使用している写真はプライバシーに関わる部分は修正している場合がありますのでご了承ください。
まずは開封。
中にはいっているのはこんな感じで、
本体、Bluetoothキーボード付きケース、ACアダプタ、デジタイザペン、替え芯、microUSB-microUSBケーブル、各種説明書など
こういうデジタルガジェットを手に入れたとき、
説明書など読まずにとりあえず触ってみるというのが好きなので
まずは充電
すると
8割ほど充電されている感じ。ということで早速電源投入。
初期画面のあと、Wifi設定入力画面、Gmailアドレス入力画面が続きます
今までにAndroid機を使ってGoogle Playを利用していれば
このあたりはすんなりすすみます。
そしてメイン画面
写真ではわかりにくいですが、画面きれいです。
以前レビューしたネットワークカメラのアプリ「LCAM View」も無事起動。
このサイズのタブレットだと二台分表示してもみやすいです。
そしてカメラアプリを起動。大画面を見ながらの撮影もいい感じ。
フォーカスしたいところにタッチすればそこにピントがあいます。
(目の前にいた家族を撮影。
Photoshop Touchにて修正)
そしてムービーにきりかえたところで問題発生。
画面全体がぼやけた感じに。
(撮影した動画の再生画面キャプチャ。無修正)
動画の撮影画質は、SD(480p),HD(720p),HD(1080p)の三種類ですが、
SD画質の時には普通に撮影できるけれど、HD画質の時には
画角が狭くなり(ズームしたような感じ)、
至近距離(10cm前後)にピントがあうマクロ撮影状態になっていることが判明。
ここで説明書を取り出してみたけれど、ムービー撮影中はフォーカスをマニュアルで合わせることはできなさそうな感じ。
東芝のサポートに問い合わせるも、
うちに届いた個体の問題でなく、現時点では
これが仕様であるとしかいいようがないとのこと。
※ムービー撮影がこのレビューのメインではないので
くわしいいきさつはまた別途書きますね。
そのあと目的のデジタイザペンを使っての手書きを試すために
Tru Noteアプリを起動。
第一印象。
「いい感じ!」
これまでiPadやiPad mini、Androidタブレットで
スタイラスを使った手書きとは明らかに違う感触。
ようやく本気で手書きの使えるタブレットに出会えたかも!
①フォトレタッチ
写真の編集にはアプリ「Photoshop Touch」を使用。
PC上での編集ほどのことはできないけれど、簡単な作業ならできる
またデジタイザを利用すると写真に直接ペンを入れている感覚です。
とくに切り抜きのときなど、ズームしてデジタイザの細いペン先で作業していると
PCにペンタブレットつなげてやるよりもやりやすいように思います。
粗い合成ですが、数分でこんな画像を作成
とにかく高精細なディスプレイとデジタイザの細いペン先は写真の編集に向いていると思います。
②講演会の聴講ノート作成
このテーマについてはレビュー期間中に聴講する講演会がなかったため
実際の使用感などはわからないのですが、
③のテーマでいろいろ使っているうちに感じたのは
TruNoteでノートを作成するのがオススメかなということです。
TruNoteだと標準装備のOfficeアプリThinkFreeとの連携で
自動でOCRテキスト変換してくれるので、報告書などの書類作りに便利。
③家庭教師の黒板代わり
今回のレビューにあたり、一番やりたかったことがこれです。
プロ家庭教師として何人かの生徒さんを見ているのですが、
いつも悩まされるのが「黒板」
大きなホワイトボードを持ち歩こうかと考えたこともありますが、現実的ではないので断念。
小さなホワイトボードだと一回でかける情報量が少なく、
新たな情報を書き込むためには、消していかなければならず、
少し前に戻ることができない。
そのため実際には紙のノートを利用しています。
ところがノートにすると最低でも生徒の人数分のノートを持ち歩かなければならないわけです。
それでこれまでにもiPadなどのタブレットに手書きで書く事で黒板がわりにならないか
試していましたが、結局指で書くのや先の太いスタイラスで書くのはしっくりこずに断念。
また私の場合、鉛筆などでサクサク書きながら思考を回転させるところがあるので
書きラグなどが大きいと思考が止まってしまい、使えなくなります。
そこでこのAT703が届いて2週間ほど、このタブレットを黒板がわりに使ってみました。
結論から言うと「使える」
本当は標準装備のTruNoteがデジタイザに最適化されていて
書き心地はいいのですが、
データ管理、他との連携の観点かNoteAnytimeを使用しました。
デジタイザに最適化されていないとはいえ、
細かい文字も書きやすく、図なども描きやすい。
今後もこのタブレットを黒板がわりとして使っていこうと思います。
さてそんな中、レビュー期間中生徒からLINEで数学の質問がとんできました。
今までならSHOTNOTEなどで取り込んで画像を送信するのですが、
今回はせっかくなのでTruNoteで作成。
TruNoteの書き心地を動画に撮影
※タブレット表面のガラスの映り込みが強く、アングルなどに苦労したため
見にくくなっていますがご容赦ください。
↓
LINEはiPhoneにインストールしているので、メールでiPhoneにおくりLINEで無事生徒のもとへ送りました。
aoidiskさん
2013/07/11
ペンの追随せいも悪くありませんし、
楽しいですよね。
レビュー楽しませていただきました。
magicbroomさん
2013/07/11
ただ、メインで使うアプリとしては少し不満な点もありますが。。
この後のレビュー本編でそのあたりも書いていきますね。