レビューメディア「ジグソー」

電子ブックの夜明けとなるか!

このたびは、「電子ブックリーダー 東芝ブックプレイス (BookPlace) DB50 プレミアムレビュー」のレビューアーに選出していただき、東芝 デジタルプロダクツ&サービス社様、zigsow株式会社様及び関係者の皆様に心よりお礼を申し上げます。
もちもの登録を始めてまだ3週間足らずで、お見苦しい点も多々あるとは思いますが、精一杯レビューを書きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


届きました!うれしー^^ こういう喜びって何十年ぶりだろう?なんだか、とても新鮮なきもちです!
プチプチ包装紙に厳重に包まれてやってきました。以下が内容物です。






「コンテンツ数」「端末の価格」「使いやすさ/読みやすさ」の3点をクリアすることで電子書籍市場はますます拡大すると考え、電子書籍専用端末の投入を決めたそうです。「BookPlace DB50」はその起爆剤なんですね。
ブラウザ、メール、Adobe Reader、電卓、時計、カレンダー、音楽再生などのアプリケーションも搭載されています。ジャンル別に本棚を作って管理(7個まで)することができるので家族で使えます。(うちの嫁さんも読書好きなので重宝しそうです!)

【コンテンツ数】
電子書籍ストア「BookPlaceストア」(BookLive!連携)のコンテンツ数は現時点で5万点、3月末までに10万冊まで拡大予定だそうです。(国内最大クラスということで期待大!)このうち約75,000冊は音声読み上げ機能に対応…夜、子どもを寝かしつける時に活躍しそうな予感!

【端末の価格】
競合製品と比べると価格面では高い部類に属しますが、「BookPlace DB50」の購入者には「BookPlaceストア」で使える5,000円分の書籍購入ポイントがプレゼントされるのでその点は十分カバーされています。

【使いやすさ】
ITリテラシーがそれほど高くない30~40代の男女をターゲットに開発され、電子書籍リーダーに特化したシンプルな構成にし、タッチパネルとボタンでホーム画面(本棚画面)に戻る、読みかけのページに戻る、しおりをはさむ、「BookPlaceストア」へのワンタッチアクセス、ブラウザ画面を開く、また、気になった語句をインターネット上ですぐに調べることができる「インターネット辞書機能」などが簡単な操作でできるようです。
要チェックですね!

【読みやすさ】
見やすい7型画面のフルカラー。(コミックはほぼ実寸大)文字サイズや行間の設定を自分好みに変更したり、白黒反転(ナイトモード)も可能で、小さくて読みにくい文字は、タッチパネルに表示されるスライダーを指でなぞるだけで拡大可能。雑誌やコミックは、ピンチアウト/ピンチインで自在に拡大・縮小できるという、まさに使えそうな機能を完備。夜、布団に入って携帯でブラウザ画面を見たり、読書をしていた私にはこの「文字・画面の拡大」が簡単にできる機能が一番うれしいです!
ここも要チェックです!!

ということで、読書に特化した使いやすさを追求しているのか「使いやすさ・読みやすさ」を中心にレビューしたいと思います。


【モデル名/型番】DB50/25E PDB5025ENAW
【CPU】 Freescale i.MX 535 動作周波数1.00GHz
【補助記憶装置/メモリ】 内蔵メモリ:8GBフラッシュメモリ(eMMC対応)/容量:1GB (オンボード)
《書籍コンテンツを約6000冊収納できる》
【ディスプレイ】 タッチパネル付き 7.0型ワイド WSVGA TFTカラー LED液晶 (広視野角/LEDバックライト) 600×1,024ドット
【バッテリー駆動時間/充電時間】 約7.5時間/約4.5時間(電源OFF時)、約5時間(電源ON時)
【無線LAN】 IEEE802.11b/g/n準拠(Wi-Fi準拠、WPA/WPA2対応、WEP対応、AES対応、TKIP対応) 、Bluetooth® Specificaion Ver.2.1+EDR 準拠
【サウンド機能】モノラルスピーカー
【microSDメモリカードスロット】1スロット(microSDメモリカード、microSDHCメモリカード)
【インターフェース】micro USB2.0(Micro-B)×1、ヘッドホン端子(3.5mmΦミニジャック)×1
【外寸】 約120mm(幅)×190mm(高さ)×11mm(奥行)
【質量】 約330g
※オプションで専用カバーを用意。色はブルー、ブラック、レッドの3色。









スイッチ オーン!!

【初期設定をする】

初回起動時は「エンドユーザー使用許諾契約」が表示されます。
チェックして 「次へ」をタップ
チェックして 「次へ」をタップ

日付と時刻を確認して「次へ」をタップ
日付と時刻を確認して「次へ」をタップ

無線LANを設定する。
手動設定でやりましたが簡単に接続!
手動設定でやりましたが簡単に接続!

電子書籍ストア「BookPlaceストア」の設定を行う。
「今すぐ無料会員登録をする」をタップ
メールアドレス(携帯のメルアドでもOK)とパスワードを入力する

続けて、会員情報を入力する
キーボードが表示されるので入力はとても簡単!!
キーボードが表示されるので入力はとても簡単!!

ちゃんと5,000pt(5,000円分)もらえました^^

これで準備万端ととのいました!


薄すぎて折れるんじゃないかと心配でしたが、しっかりした作りです。画面はやっぱり大きい!とても読みやすいし、おしゃれです。競合製品と比べ軽量で本体サイズも薄く仕上がっているだけあって、ちょー軽い!これなら寝っ転がったまま長時間使っても大丈夫!(高さ11ミリ・重さ約330グラムのなせる業)
でも、操作にはやはり「慣れ」が必要かな?あれやこれやと、しばらくいじってみます。

【電子書籍を購入する】

「BookPlaceストア」へGO!
「BookPlaceストア画面を表示」をタップするとワンタッチアクセスできる
「BookPlaceストア画面を表示」をタップするとワンタッチアクセスできる

購入する書籍を探し…
※「立ち読み」で中身を少し見ることもできます
※「立ち読み」で中身を少し見ることもできます

「購入」をタップ!
パスワードを入力する
パスワードを入力する

「購入画面」で購入内容を確認して支払方法を決める。
今回は「ポイントを利用」します
今回は「ポイントを利用」します

「購入確認」をタップ!
「購入確認」をタップ!

購入内容を確認する(これが最後の確認!)
「購入」をタッ~プ!
「購入」をタッ~プ!

購入完了!!「作品をダウンロード」する
購入完了!!「作品をダウンロード」する

本棚に並びました^^
本棚に並びました^^


【電子書籍を読んでみる】

「われ様のどんぐり」

字体がいいですね。目に優しい!!本当の本?を読んでいるのと何ら変わらない、驚きです。

「ページめくり効果」で3Dを選択すると、リアルにページがめくれます。
くせになりそう!これには子供も大喜び^^
くせになりそう!これには子供も大喜び^^

部屋の明るさによって、画面輝度も簡単に調節することができます。
ページ中央をタップすると、メニューアイコンが表示される(画面下部)
ページ中央をタップすると、メニューアイコンが表示される(画面下部)

文字の拡大・縮小も簡単にできます。(ダブルタップで簡単設定!)
文字サイズ 最小
文字サイズ 最小

文字サイズ 最大
文字サイズ 最大

スライダーに対応している書籍はスライダーをドラッグするだけで変更できます。
「文字サイズ」をタップ※この機能に対応していない場合は、このアイコンは出ない。
「文字サイズ」をタップ※この機能に対応していない場合は、このアイコンは出ない。

左右にドラッグすだけ
左右にドラッグすだけ

夜の読書ではこの機能を…「ナイトモード」
メニューアイコンの設定をタップし「ナイトモード」をチェック
メニューアイコンの設定をタップし「ナイトモード」をチェック

実際、布団に入って寝ながら読んでみましたが、目が疲れなかった!うれしい機能です。
実際、布団に入って寝ながら読んでみましたが、目が疲れなかった!うれしい機能です。

文字方向を横向きにも設定できます。

本体を横向きに持つと、画面も横向きになるように設定することもできます。

気になった語句をインターネット上ですぐに調べることができる「インターネット辞書機能」を使ってみます。
画面中央の「クリエイター」を調べてみましょう。
画面中央の「クリエイター」を調べてみましょう。

「クリエイター」を指でなぞる。この作業は難しいww
「クリエイター」を指でなぞる。この作業は難しいww

指を離すとポップが表示される。「意味を調べるWikipedia」をタップする。
指を離すとポップが表示される。「意味を調べるWikipedia」をタップする。

無事、調べることができました!
無事、調べることができました!

ちなみに、マンガはこんな感じです。
きれいですね~本物みたい!
きれいですね~本物みたい!

ピンチアウト/ピンチインで自在に拡大・縮小できます。
ピンチアウト/ピンチインで自在に拡大・縮小できます。


文字も絵も非常に高いクオリティです。操作性も慣れれば大丈夫!私にとっては十分満足な結果です。

【ウェブサイトを閲覧する】

ホーム画面(本棚画面)から「ユーティリティ画面を表示」アイコンをタップすると、ユーティリティ画面が表示されます。ここにアプリケーションが用意されています。
・Adobe Reader … microSDメモリカード内のPDFを閲覧することができます。
・電卓 … 大きな電卓に変身します。
・時計 … アラーム機能があります。
・設定 … ネットワークなどの各種設定をします。
・ブラウザ … ウェブサイトの閲覧ができます。
・カレンダー … 使用するにはExchangeアカウントが必要。
・メール … メールアカウントの登録が必要。
・ギャラリー … microSDメモリカードに保存されている静止画(JPEG PNG GIF BMP)、映像(H.263 MPEG-4 H.264 VP8 VC-1/WMV9)、音楽(AACLC MP3 MIDI AMR-NB AMR-WB OggVorbis HE-AACv1 HE-AACv2)を再生できます。
ブラウザのアイコンをタップ
ブラウザのアイコンをタップ

zigsowのLOUNGEです!
ダブルタップかピンチアウトで拡大してみましょう!
まだまだ~
まだまだ~

まだまだ~とこんな感じで拡大できます
まだまだ~とこんな感じで拡大できます

いいですねー^^とても使いやすいです。ピンチアウトやピンチインの反応も良好です。
YouTubeの動画を再生してみよう!!
YAHOO!でYouTubeを検索
YAHOO!でYouTubeを検索

色々並んでますねー
色々並んでますねー

NMB48がありました!これにしよう!
NMB48がありました!これにしよう!

読み込み中!!
読み込み中!!

いざ、再生!
いざ、再生!

おおー!再生できたー(^-^)/
おおー!再生できたー(^-^)/

本体を横向きにしてフル画面で!
本体を横向きにしてフル画面で!


読み込みは1秒くらいでしょうか。速いです^^YouTube以外でも色々試しましたが、ほとんどの動画を見ることができました。パチパチパチ~ 画質も十分きれいです。


『ミレニアム(Millennium)1「ドラゴン・タトゥーの女」』
(スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンによる推理小説)
ミレニアムは
1「ドラゴン・タトゥーの女」(上・1700円 下・1700円)
2「火と戯れる女」(上・1700円 下・1700円)
3「眠れる女と狂卓の騎士」(上・1700円 下・1700円)
の3部構成になっており映画化もされるほどのベストセラーとなりました、が…読破するとなると価格のほうが…
気にはなっていましたが手が出せませんでした。しかし、「BookPlaceストア」にありました!しかも、上下合体版で1200円!!2部、3部がないようなので早めのリリースを待ってます。


【よかったところ】
・画面が大きので見やすい。
・文字、画面の拡大・縮小が容易にできる
・軽量である(厚みも薄すぎず厚すぎずで手になじむ)
・どんな作業をしていてもボタン一つでホーム画面(本棚画面)に戻れる
・メニューで出てくるアイコンの数が少ないので迷いにくい(当然、慣れは必要!)
・無線LANによりインターネットに繋がる
・PDFファイルをダウンロードできる
・YouTubeなどの動画を見ることができる(見れない動画もあった)
・メール機能がある

【悪かったところ】
・起動に時間がかかる(約30秒)
・「インターネット辞書機能」での文字のマーキング(長押しでドラッグ)が思うようにできない
・本体上部にボタンが密集しているため、押し間違いをしてしまう。特に夜、暗いと手探りで押すことになり必ず間違える!(ボリュームボタンを横に配置し、それぞれの間隔をあければ良かったのでは?)
・リンクだらけのブラウザ画面ではリンクに反応してしまいピンチアウト・ピンチインができない(メニューからスライダーを表示させるのはどうでしょう?)
・本体にダウンロードしたPDFファイルを削除できない(サポートセンターで検証していただいたところ、ファイルマネージャーがないため本体での削除はできない。PCに接続し、リムーバブルデバイスとして認識させてPC側から削除するしかない、という回答でした。)
※一応、Android MarketからファイルマネージャーのDLを試みましたがダメでした。
〔追記〕OSがAndroid2.3.4なので(低コスト化のため)、Googleの定めるAndroidデバイスの必要要件を満たしていないため、Androidアプリの追加はできません!

「使いやすさ・読みやすさ」の点では大満足ですが、電子書籍の種類と価格に今後の課題点が見えました。
私の希望するジャンルの書籍がほとんどありませんでした。仕事柄、辞書、事典、地図帳(小学生用の日本地図はあったが)、資料集などが欲しかったのです。(電子ブックリーダーでそんなもん見るな!本を読めー!という声も聞こえてきそうですが…)重くてかさばる物がわずか330グラムで持ち運べるなんて!…と夢を見てしまったのです。電子辞書や携帯サイトも使うことはありますが、実物には到底かないません。本の場合は、開くとプラスαの情報が目に飛び込んできます!そう、ページ全体を眺める(見る)感覚が欲しいのです。それができるはずの電子ブックリーダーだけに期待が大きかった…辞書に関しては他の電子書籍ストアで半額セール中だった!!!
マンガばかりが目立ち、書籍の品揃えはまだまだです。児童書もありません。書店・オンライン書店などと勝負するのなら、無い本はあってはならないと思うので今後に期待です。
そして、価格の問題。正直、全般に高いと感じました。「こんなんじゃ、電子書籍なんて売れるはずがない!」というのが一番最初の感想でした。(ただ単に世間知らずなだけかもしれませんが…)私はおそらく古いタイプの人間なのでしょう。やはり、本は所有したい。見えないものにほとんど変わらない金額を払うことにちゅうちょするのであります。だいたい安くて2割引前後(中には割引なしもあった)くらいでした。が、それを安いと感じるか、高いと感じるか…。新し物好きでない限り、慎重になって当たり前でしょう。電子書籍市場が拡大するも衰退するも(書店がなくなれば別だが)ここにかかっていると思います。もっと安くするか、付加価値を付けるか…他の電子書籍ストアで本を購入することができない以上、ここはふんばって(著作権等、難題はあるだろうが)顧客獲得に臨んでいただきたいと思います。


「電子書籍リーダーに特化した」という点においては操作性・機能・スタイルともに大満足です。ホームページが閲覧できるのも”おまけ”と思えば機能に制限があっても納得です。「東芝ブックプレイス」を生かすも殺すも「BookPlaceストア」にかかっていると思うので、「魅力あるストア」作りに期待しています。


今まで電子書籍リーダーや電子書籍ストアとは縁遠かった私に「触れる」機会を与えてくださったことを心から感謝いたします。
また、最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。

初めてのプレミアムレビューは、かなりのプレッシャーでした(汗

コメント (13)

  • aoidiskさん

    2012/02/06

    レビューお疲れ様です

    楽しみにしています。
  • まささん

    2012/02/06

    aoidiskさん

    ありがとうございます。機能、使用感などアップしますね!
  • シンジロウさん

    2012/02/10

    漫画も活字も読みやすそうですね。
    気に入りました。買おうかと思ってますが、バッテリーの持ち時間等はいかがでしょうか?
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