今回のレビューではBTOパソコンPASSANT i72600KZN/DVRのビデオカードを外して、CPUをCore i7-2600KからCore i5-3570Kに変更して行いました。HD Graphics 3000のCPUがあるので、まずは「Core i7-2600K HD Graphics 3000」と「Core i5-3570K HD Graphics 4000」を比較しました。
パソコンの構成
OS: Windows 7 Home Premium SP1 64bit
CPU: Intel Core i5-3570K (Intel Core i7-2600K)
マザーボード: ASUSTeK P8Z68-V
メモリー: Kingston KVR1333D3N9/4G x2 8GB
HDD: HGST HDS723020BLA642 2TB
電源: Scythe 剛力3 700W(GOURIKI3-700A)
ケース: COOLER MASTER CM690II Plus(RC-692-KKN1)
目次
HD Graphics 3000と4000を比較
・3DMark Vantage
・CINEBENCH
・Windows エクスペリエンス インデックス
・PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクタークリエイト体験版 動作検証
・Battlefield 3 フルスクリーン解像度 1024x768 映像画質 最高(ミッション)
最適な設定を探る
・PHANTASY STAR ONLINE 2 2012/09/07追記
・Battlefield 3
・Dota 2 2012/07/31追記
・Counter-Strike 2012/07/30追記
・Wizardry Online 2012/08/02追記
省電力でお手軽なゲームパソコンを組む 2012/11/14追記
総評 2013/02/12追記
CPU SCOREは下がりましたが、GRAPHICS SCOREは大きく上がったので、SCOREは大きく上がりました。
CPUはptsが下がりましたが、OpenGLはfpsが上がりました。
グラフィックスとゲーム用グラフィックスが0.2上がりました。
キャラクタークリエイト体験版 動作検証SCOREが大きく上がりました。
フルスクリーン解像度 1024x768 映像画質 最高(ミッション)このままの設定で遊ぶのはきついと思いますが、8から12なので1.5倍になりました。
GPUの性能はHD Graphics 3000からHD Graphics 4000になって大きく上がりました。1世代新しいCPUですが、今回はi7からi5にグレードが落ちているのでCPUの性能は少し下がるようです。
HD Graphics 3000からHD Graphics 4000になって性能がかなり上がったので、ビデオカードなしの手軽なパソコンでも3Dゲームがかなり遊びやすくなったようです。
ここからが本題です。いろいろなゲームをいろいろな設定で実際にプレイして試していきます。
(C)SEGA 『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
ファンタシースターオンライン2 テスト版(zigsow)/ファンタシースターオンライン2(zigsow)
まずはPHANTASY STAR ONLINE 2(PSO2)です。同じゲームでも、遊び方によって最適な設定が違うと思いますが、まずは初期設定(解像度やパソコンの性能で初期設定に差があるようです)で12人のマルチパーティーを遊んで試します。
簡易設定3
ウィンドウモード表示 1280x720 60fps
描画 テクスチャ解像度 標準 シェーダー品質 標準
ログインして混んでるブロックに移動してみました。ほぼ満員の混んでるブロックのロビーでも50fps以上でてるし、操作も軽いので問題ないと思いましたが、詳細モデル表示数が5で固定されていました。マルチパーティーの12人は表示したいので、ビデオメモリ辺りに問題があると予想して、BIOSで専用メモリをデフォルトの64MBから1024MBに変更してみたところ100まで設定できるようになりました。HD Graphics 3000や4000はシステムメモリに余裕のある環境の場合は専用メモリとして割り当てしなくても、
共有システムメモリが1GB以上になるので設定しなくても問題ない事が多いようですが、PSO2は専用ビデオメモリを見て上限を設定しているようなので、専用ビデオメモリの割り当てをしないといけないようです。※詳細モデル表示数の設定上限は256MBで10、512MBで60でした ※2012/08/08の定期メンテナンスでPC環境に関わらず最大100まで設定ができるよう変更されたようです。
詳細モデル表示数が12になったので、次は地下坑道探索の12人マルチパーティーに参加してみました。都合よく11人のルームがあったので入ってみました。戦っていないときは52fpsで軽いですが戦闘でエフェクトがでるとその量によってfpsが下がります。ボス戦で密集してガンガン攻撃してたら20fpsまで下がりました。エフェクトが増えるとそれに比例して重くなりますが、それほどシビアなゲームではないので問題なく遊べる程度な感じがします。
次はフルスクリーンで試してみますが、そのままの解像度だと似たような結果にしかならないと思うので、フルHD(1920x1080)でどれくらいいけるのか試してみようと思います。
まずはウィンドウモードと画面サイズ以外はそのままの設定でログインしてみました。
簡易設定3
フルスクリーン表示 1920x1080 60fps
描画 テクスチャ解像度 標準 シェーダー品質 標準
予想通りかなり重くなりました、空いてるロビーでもfpsがかなり下がるし操作も重いです。
次は簡易設定を1にしてログインしてみました。
簡易設定1
フルスクリーン表示 1920x1080 60fps
描画 テクスチャ解像度 圧縮 シェーダー品質 簡易
予想よりだいぶ軽いです。1だといろいろとしょぼくなりますが、混んでるロビーでもfpsが最大まで出ます。簡易設定で1にすると描画機能が変更できないし、詳細モデル表示数が5ですが、解像度がフルHDなので画像は細密でわりと綺麗です。パートナーを3人連れてクエストをしてみました。エフェクトはしょぼいですが、戦闘中も重くなりませんでした。fpsがどれくらいなのか気になったので、最大フレームレートを無制限にしてみました。
簡易設定1
フルスクリーン表示 1920x1080 無制限
描画 テクスチャ解像度 圧縮 シェーダー品質 簡易
画面内に自分以外のキャラクターがいない状態だと151fpsとかでます。これくらいのエフェクトとキャラクター数で60fps以下になります。ソロで遊ぶ時やエフェクトがしょぼくていいという場合はフルHDで設定を調節して遊ぶとよさそうです。
Battlefield 3 BF3 - The award winning shooter from EA - DICE(公式サイト)
バトルフィールド 3(zigsow)
Battlefield 3(BF3)はハイスペックなパソコンを要求するゲームだと思いますが、まずはキャンペーンのOPERATION SWORDBREAKERでどれくらいいけるのか試してみようと思います。
設定をリセットしたら「1920x1080」「映像品質 自動」になったので無謀な感じがしますが、まずはこれでやってみようと思います。予想より動きますがfpsは低いし操作が重いので照準が合わせづらいです。予想より動くのでとりあえず解像度はこのままで「映像品質 低」にしてみました。軽くなりましたが、大きくは変わらないし、まだ操作が重いです。次は解像度を「1280x720」に下げてみます。軽くなって操作もだいぶしやすくなりました。快適とは言えませんが、遊べる範囲だと思います。さらに解像度を下げれば操作はしやすくなるとは思いますが、BF3のよさが損なわれそうなのでこれくらいでやるのがよさそうです。この設定で32v32のマルチプレイをやってみます。密集しない大きなマップだとわかりにくい感じがするので、密集しやすいコンクエスト(大)のOPERATION METROをやってみます。
人数ではそれほど重くならないのかキャンペーンとそれほど変わらない感じがします。「映像品質 低」でもわりとリアルですね。HD Graphics 4000でBF3を遊ぶのはもっと厳しいと予想していましたが、予想よりだいぶ快適に遊べました。
Dota 2(公式サイト)
Dota 2(zigsow)
まずは1920x1080のデフォルト(ほぼ最高設定)でBOT(コンピュータ)9人とプライベートゲームをやってみました。それほど重いゲームではないし、この設定でも普通に遊べる感じですが、対戦がメインのゲームでは重いと不利なので解像度を1280x720に下げてみます。だいぶ軽くなりました。高解像度でもいけそうなので、今度はモニターと同じ解像度の1920x1080に戻してビデオ設定を最低設定にしてみます。60fps以上のようなので垂直同期をオフにしてみます。88fpsでました。解像度を下げるより設定を落として調節した方がよさそうです。
試しに協力ボットマッチを2ゲームやってみました。見た目が重要なゲームではないし、設定を低くする事で視覚での情報が減ったりする事もないようなので問題はなさそうです。
Steam:Counter-Strike(公式)/カウンターストライク - Wikipedia
ハーフライフ カウンターストライク 正式ライセンス版(zigsow)
Counter-strike(CS)はリリース(2000年)から12年経った今(2012年)もプレイヤーがいる、生ける伝説といった感じのFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム - Wikipedia)です。日本人は比較的少ないようですが、プレイヤーはまだたくさんいるようです。何人のプレイヤーが日本人なのかはわかりませんが、日本([JP])のサーバーも埋まっていました。
内蔵GPUはこういった名作ゲームを手軽に楽しむのにもよさそうです。アップデートでリリース当時よりだいぶ重くなっているようですが、高解像度でも快適にプレイできると思うので試しにやってみました。1920x1080でプレイしてみましたが、軽いです。fpsはconfigで設定しないと72fpsが上限のようです。
Wizardry Online ~汝、死忘れるなかれ~(公式サイト)
Wizardry Online(zigsow)
インストールしたままだったので、久しぶりに起動してみました。見た目のわりに重いという話を聞いていましたが、たしかに重いですね。スクリーンショットの設定で、プレイヤーが誰もいない最初のダンジョンに入ってすぐのところが36fpsでした。少し重いようなので解像度を1024x768に変更してみました。46fpsでした。ちなみにOPTIONのウィンドウを閉じるだけで5fps上がります。フルスクリーンでも同じくらいのようです。隅っこで壁を見てると60fpsになります。ちょっとした事でも重くなっていくので、見た目のわりに重いといった事になるのかもしれません。アップデートでいろいろ追加されていたので久しぶりに少し遊んでみました。クリアすると次のダンジョンにいける感じになっているので、新しく追加されたダンジョンには入れないので、昔からあるダンジョンに行きましたが、新しいところ以外は人が少ないのか、ダンジョンではプレイヤーに会わなかったので軽かった。
メインパソコンのCPUをCore i7-3770Kに変更したので、抜いたこちらで1台組んでみました。
HD Graphics 4000を内蔵しているCPUは省電力でそれなりにゲームが楽しめる性能を持ったパソコンを組むのによさそうなので、今回はそんな感じのパソコンを組んでみました。
マザーボード: ASUS P8B75-M
メモリ: CFD W3U1600HQ-8G
SSD: Intel SSD 330 SSDSC2CT120A3K5
電源: HuntKey 絢風 AYAKAZE300
内蔵GPUはメインメモリをビデオメモリとして使うので、メインメモリの速度が向上してグラフィック関係の数値が上がりました。なぜかWindows エクスペリエンス インデックスのサブスコアが0.1下がったのが少し気になりますが、ちょっとした設定で増減するらしいので気にしない事にします。HDDからSSDになって読み込みが大幅に速くなったのでかなり快適になりました。
で消費電力がどれくらいか確認してみました。マウスはG300、キーボードはフェイスのBTOパソコンについていたKB-3008を繋いでいます。
消費電力はアイドルが27W、負荷(3DMark Vantage)はほとんどの時間は50から54Wくらい、たまに高くなる感じで最後の辺りで最高の87Wがでました。ゲームを実際にやっている時の消費電力は負荷の小さいものが50Wくらいで負荷によって80Wくらいまで上がる感じでした。
最近(2012/11/03)の値段だと8,000円ほど足せばCore i7-3770Kにできるので、そちらの方が売れ筋みたいですが、なかなか良い感じのパソコンが組めました。
内蔵GPUはもっとしょぼいのかと思っていましたが、わりといけますね。ハイスペックを要求するBattlefield 3が遊べるくらいなのでほとんどのゲームを快適に遊ぶことができそうです。HD Graphics 3000からHD Graphics 4000になり、性能がかなり向上しましたが、次世代CPU HaswellではGPUの性能をさらに強化してるらしいので、クオリティの高い3Dゲームが手軽に遊べるようになりそうです。
追記(2012/09/19)
メインで使用しているパソコンのCPUはそのままこちらを使っているので使用開始から2ヶ月ほど経ちましたが正常に動いています。CPU自体の性能は以前に使用していたCore i7-2600Kの方が少し良いようですが、消費電力が少ないし、問題もないので新しいCPUやマザーボードを入手するまで、このままメインで使用する予定です。
追記(2012/10/02)
メインで使用しているパソコンのCPUを
に変更したので、抜いたこちらで新しく1台組みました。
マザーボード: ASUS P8B75-M
メモリ: CFD W3U1600HQ-8G
SSD: Intel SSD 330 SSDSC2CT120A3K5
電源: HuntKey 絢風 AYAKAZE300
追記(2013/02/12)
こちらのCPUを使っているパソコンのOSをWindows 8 Proに変更しました。
内蔵GPU、オンボードのサウンドやLANのドライバも自動でインストールされたもので問題はないみたいです。ストレージがSSDなのでインストールも速かったし楽だった。
みっちゃんさん
2012/08/13
i 5-3570Kは結構良いようですね!
オンラインゲーム未体験なんですがゲームしてみたくなりました(^^♪
おそらくゲーム沼に嵌ると、グラボ沼に嵌る?(笑)
n-eさん
2012/08/13