■はじめに
みなさんこんにちわ。はこねこです。
最近は暑いしダルいしコロナ怖いしの三重苦で続いていますね。
僕はといえば、もう数ヶ月続いているテレワークのおかげで運動不足もたたっているのか全体的にあまり眠れていない日々が続いておりました。
折角寝付いてもすぐ眠りが浅くてすぐ目が覚めてしまうし、明け方には無駄に早く必ず目が覚めて結局そのまま眠れずしまうという悪循環。おかげですっかり慢性睡眠不足な生活を送っております。
しかしここにきて朗報が!前にニュースをみて気になっていた「SmartSleep」今回これをレビューさせていただく事になりました。ネットの口コミもなかなかよくて期待できそう。
早速夏休みをかけて使ってみた感想をレビューさせて頂こうと思います。どうか最後までお付き合いくださいませ。
サイズに注意。髪の毛がないと夏場に大変?
■これはなに?
SmartSleep ディープスリープ ヘッドバンド(以後SmartSleep )は、フィリップス社が開発した睡眠サポートガジェット。
公式の説明にはこんな文言が書いてあります。
着けて寝ることで脳波から深い睡眠を検知。オーディオトーンで深い睡眠の伸長を促します。
専用アプリで日々の睡眠スコアをトラッキング。すっきりした目覚めを実感してください。
要はヘッドセットについた脳波センサーで睡眠状態をモニタリング、同時にスピーカーから良い感じの音(?)を出して質の良い睡眠を取れるガジェットとのこと。本当だとしたらなかなかたいしたものです。
■使ってみる人について
お腹の出っ張り具合が気になる43歳昭和の男。
ここ数ヶ月はコロナ禍のせいで在宅ワークを余儀なくされ、運動不足に拍車がかかっているおっさんがレビューをさせていただきます。
ちなみにこのSmartSleep。公式サイトにはこんな説明書きがあったりしました。
効果的に使用するには、全ての項目に該当する必要があります
*年齢が18歳以上50歳以下
*睡眠時間の不足が原因で、日中の眠気等を感じる
*睡眠時無呼吸症候群や不眠症(入眠ができない、夜中何度も目を覚ます)等、睡眠障害と診断されたことがない
*聴覚障害と診断されたことがない(ヘッドバンドより微弱の音を流すため)
*2週間程度の継続使用が可能な方(効果を感じるのに2週間程度必要なことがございます。2週間継続してのご使用をお勧めいたします)
あんまり若かったりおっさん過ぎだと効果がない模様。
あとちゃんと2週間使ってねとあります。じわじわ効果が出てくるのかな?
早速使ってみましょう。
■開けてみよう
詳細な開封の儀は割愛。
商品構成としては本体であるヘッドバンドと充電器一式。それと使い捨てのセンサーという構成でした。
センサーは1つにつき3回まで利用可能で消耗品。追加で買うには30個入りで3000円くらいだそうです。
睡眠1回30円ちょっとのコスパですね。
ヘッドバンドの大きさは2種類、
Mサイズ:頭位51cm〜60cm
Mサイズ:頭位60cm〜66cm
僕の頭のおおきさはピッタリ60cmだったのですが
頭位が60cmだった場合はLサイズの購入をお勧めしますとあったので今回はLサイズを選びました。
■つけてみよう
箱の注意書きに従ってヘッドバンドをセンサーをつけてみます。
まずセンサーから。
付属のセンサーは指一本より少し小さめ。保護シートを剥がすと粘着性のフィルムがあるので、それを利用して耳のすぐ後ろにつけます。
つける位置は耳のすぐ後ろあたり。初回なので粘着力が十分ありますが、2回目3回目とだんだん粘着力が下がってくるようでした。
まあこの辺りは使い捨てなのであまり気にしなくても良いところですが、低周波治療器のパッドのように水洗い可とかにしてくれれば良いのにとか思ってみたり。センサーの感度の関係もあるんでしょうけど、ぜひこの辺りは改善を望みたいところです。
続けてヘッドバンドをつけてみます。
額部分にあるセンサーがおでこに当たるようにバンドを締めて、本体から生えているケーブルをセンサーにパチっと嵌めてあげます。
ヘッドバンドはLサイズなのですが、頭のサイズ60cmだとちょっとゆるい感じ。僕は訳あって髪の毛を全部剃ってしまっているので、余計にちょっと動かすとすぐずれてしまうようです。
仕方ないのでしっかりバンドでギュッと締め付けてあげたら固定できたのですが、今度締め付けすぎて若干頭が痛いような。
この辺りは正直微妙だと感じたのですが、まあ普通の人は髪の毛があるので大丈夫なのでしょう。髪マジ大事。
ヘッドバンド本体とのペアリングはアプリの指示に従ってやれば迷うことはありませんでした。
生年月日と睡眠時間の予定を入れたらアプリ側の準備は終了。これも簡単ですね。
耳センサー本体のケーブルに繋いで、おでこのスイッチをON。
ヘッドバンド内のスピーカーから小さく電子音でアプリと本体の通信が確立出来た音がなったら準備終了です。さあて張り切って寝るぞ!
■ねてみよう
ヘッドバンドをつけたまま布団に入ります。
でかい遺物が頭に乗っかってるので思ったより気になります。
仰向けで寝る分にはそうでもないですが、横向き寝ると耳と枕の間にヘッドバンドが来るので余計に気になります。
でもまあそれでも眠気の方が勝るので時期眠りにつきました。
翌朝、ワクワクして寝たせいか、朝方目覚ましもなくパチっと目が覚めました。
ヘッドバンドを外して充電器に挿し、スマホ側でドキドキしながらデータを見てみると……。
早速ドキドキして
「夜中にセンサーの接続状態が失われました」
うぬぬ、どうもねているうちに額のセンサーがずれてしまい、うまく脳波が取れてなかったようです。そんなあ。
■もう一度ねてみよう
気を取り直して翌日リベンジ。
今度はずれないように気持ちしっかりバンドを締めました。
余計頭が痛い気がしますが仕方ないですね。
SmartSleepのスピーカーからは柔らかいオーディオトーンが流れる、ということでしたが、今のところ何も聞こえません。
とりあえずこれで寝てみます……。
翌朝、再度アプリとヘッドバンドを同期。恐る恐る結果を見てみると……。
出てます出てます。それっぽいのが。
※アプリの詳しい解説は後述、専用アプリ「SleepMapper」徹底レビューにて紹介します。
■しばらく使ってみよう
説明書にあった
効果を感じるのに2週間程度必要なことがございます。2週間継続してのご使用をお勧めいたします
とのことばを信じて、2週間しっかり使ってみました。
他の方の感想では「ヘッドバンドはすぐに慣れる」という意見が多いようでしたが、自分は最後までちょっと苦手。
何が嫌って、夏場暑いんですよこれ。
僕の場合は髪の毛がないので直にヘッドバンドが皮膚に触れるせいか、余計にそれが気になってしまいます。
本体がばらせるようにはなってないっぽいの気になるポイント。夏場は汗も結構かくのでバンド部分が汚れないかも心配になりました。
そして肝心の睡眠の質の向上度ですが……正直まだ分からじ。
総合睡眠スコアは多少改善しているものの、まだ日中の睡眠不足感は改善してない状態です。
むしろ久々にヘッドセットをしないで寝たらより開放感があってよく眠れたような……。
まあこの辺りは個人差があると思うので、もう少し継続して使ってみることにします。
■奥さんにも使ってもらおう
せっかくなのでうちの奥さんにも使ってみてもらいました。
ヘッドセットとアプリの説明をしたところ「何それ、胡散臭い」と第一印象はあまり良い顔はされず。
でもまあそれはなだめすかして、2日間ほど実際寝てもらったんですが……。
「夜中にセンサーの接続状態が失われました」
出た、出ましたよまたこれ。しかも2日とも同じ状況。
彼女は僕より頭が小さいので、ヘッドセットをかなりきつくしたつもりなのですが、やっぱり寝ている最中にセンサーがズレてしまうようでした。なので残念ながら評価できず。
平均的な女性はMサイズを購入した方が良さそうです。
丁寧で見やすい作り。自分の睡眠データの見直しも楽々。
■睡眠状態を調べてみよう
SleepMapperの使い方は結構簡単。起きた後にヘッドセットを充電し、アプリ側の同期ボタンを押せば睡眠データがアプリ側に流し込めます。
流し込んだデータはデータタブからさらに「健康睡眠スコア」と「睡眠グラフ」の2つのタブを切り替えて確認するみたいですね。
早速総合睡眠スコアを見てみましょうって44低っ!
どうも深い睡眠時間が同年齢に比べて短いのが大幅マイナスポイントだった模様。
最近特に眠りが浅い気がしていていたのですが、やっぱりという感じです。
一方で睡眠ブーストという項目はでプラス20点という評価。
これはSmartSleepの効果で、睡眠の質が改善されたとのこと。
よくわかりませんが一回の使用でこれだけ効果があったのだったらたいしたものです。
細かい睡眠グラフを見てみると……
あー、なんか夜中にめちゃめちゃ目が覚めています。
確かに一度お手洗いに行った記憶がありますが、その他にもしょっちゅう目が覚めてることに。
本人、あんまり自覚ないんですけどね。
睡眠自体も浅い睡眠とレム睡眠を繰り返している様子。お世辞にも良い睡眠ではないですね。
でもこうしてグラフィカルに自分の睡眠状態がわかるのは良いですね。
カレンダー表示や週ごとの表示にも対応しているので、自分の睡眠状態を俯瞰してみることができるのもありがたいです。
また、ヒントタブでは質の良い睡眠を得るための豆知識が定期的に公開されてました。
小出しに出てくるのがまたにくい工夫ですが、自分の睡眠にあった工夫が見つけられそうでこれもよかったです。
■比べてみよう
以前より利用していた睡眠トラッキングアプリ「Somus」と比べてみましょう。
「Somus」はApple Watchを使って睡眠トラッキングをするアプリです。
SmartSleepと同様に睡眠の質を可視化することができる他、仮眠をとるタイミングなどを教えてくれるユニークな機能もついてる人気のアプリ。
今回はSmartSleepを同時に装着して寝てみて、そのグラフを比べてみました。
SmartSleepと違うところは心拍数もトラッキングできるというところ。
でも正直だから何?という気もしないでもないです。
何時に寝て、どのくらい寝たか、みたいな表記は大きな数字で表示してくる分Somusが見やすいですね。
一方で肝心の睡眠トラッキングはちょっと疑問。ほぼ半分起きてるって本当ですか?
これ、多分寝てるかどうかを加速度センサーで取ってると思うので、寝相が悪いと覚醒してると見なされてるっぽいんですよね。
この辺りは脳波で判断しているSmartSleepの方が分があると思いました。
後何より違うのは、直接的に睡眠改善につながるのはSmartSleepの方だという点。
本当かどうかはともかく、SmartSleepは毎回睡眠ブーストという値をお知らせしてくれます。
SmartSleep非着用の場合、この数字がごそっと抜けると思うと、バカにならないですよね。
脳波から自分の睡眠状態を正確にトラッキングできるのは素晴らしい。
自分の睡眠をセンシングし、俯瞰することができるのはとても価値があると思います。
アプリの作りも丁寧で、継続させてやる気を起こされるギミック(ヒント)も親切だと思いました。
今回、結果的に自分はまだあまり睡眠の質が向上した実感が持ててないのですが、これは単に
髪の毛がなくてヘッドセットがずれたり、単に夏場暑かったり、微妙にサイズがあってなかったり
と個人的な要因が大きい気がしているので、現時点での評価はまだ難しいですね。
もう少し継続的に利用してみようと思います。
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