今回レビューする「Technogel(R)Sleeping Contour Pillow II」は、ちょっと価格が高め(定価:税込み27,000円)の枕です。
フィッティングサービスを受けてきましたので、そこで体験した事を中心にレビューしていきます。
その前にまずは応募経緯から。
◇応募経緯
私は昔から寝つきが良い方では無く、結婚後枕を変えれば解消できるかとそば殻の枕からパイプ枕、ビーズ枕といくつか購入してみたのですがどれもピンとくるものはなく寝つき等に関する変化は感じられませんでした。
その後、車用と事務椅子用に購入したテンピュール製の低反発のシートクッションの座り心地が良かったので、テンピュール製の枕の購入に至りました。
低反発クッションは適度に頭が沈み込み確かにフィット感は良いのですが、やはり特に寝つきが変わる事はありませんでした。
とりあえず頭の据わりも良かったので、これ以上枕を追求するのは止めようとここ数年ずっとテンピュール製の枕を使っています。
もっともいくつか試したと言ってもテンピュール製の枕の価格以上のモノは購入しませんでしたし、デパートの寝具売り場で枕のフィッティングをやっているのを見て興味はあったのですが、試す事もしていませんでした。
そして最近寝つきの事よりも朝起きて肩が重かったり寝起きで疲れが取れていなかったりする事が多く気になっており、「もしかしたらもっと価格の高い枕なら良いんじゃないか?」と思ってみたりするものの、高い買い物をして失敗した時の事を考えるとなかなか踏み出せないでいました。
そんな折、「Technogel(R)Sleeping Contour Pillow II」のフィッティングサービス込みのプレミアムレビューの募集があり飛びつきました。
「低反発枕と高反発枕の良いとこどり枕」
フィッティングサービスを体験できる「Technogel Sleeping 東京ショールーム 」は東京の日本橋にあり、全てのTechnogel(R)商品をゆっくり試してもらうべく 2017年6月19日にオープンしたそうです。
※ショールーム | Technogel(R)Sleeping(テクノジェル(R)スリーピング)公式オンラインストア
Technogel(R)Sleepingシリーズは 10年前に日本で販売開始したそうですが、実はうちではかなり最初の頃から触っていた事が発覚したのですが、この件についてはまた後程。
そして今回フィッティングサービスをレビューするに当り、奥さんもフィッティングサービスを受けてみたいとの事で、ショールームに確認し二人で来店しました。
営業時間は平日の 12:00~20:00の完全予約制になっており、折角日本橋に出るのだから昼は外食で済ましショールーム近くをブラブラしてから来店しようと 14:00に予約を取りました。
そして当日ショールームの最寄り駅である東日本橋駅に 13:00に着き、馬喰町の問屋街のすぐ側なので面白いお店でもあるかと期待していたのですが、駅からショールームまではオフィスビルが立ち並び二人で見て回るような商業ビルやお店はありませんでした。
仕方がないので喫茶店で時間を潰し、10分前にショールームに到着しました。
ショールームの入っているビルは前面がガラス張りのオフィスビルで、隣は通路を挟んでおしゃれな自転車店が入っています。
そして正面入り口に向かうと内側に看板が立っており、中には誰もおらず入る事が出来ません。
脇から入れるかどうかと他の入り口を探している横で奥さんが「マシュマロのヤツだ!」と訳の分からない事を言っています。
どうもよく行く〇忠(ホームセンター)の寝具売り場で毎回触りにいっているサンプルの事を息子と二人で「マシュマロ」と呼んでいたようで、そこのメーカーだと言うのです。
私はずいぶん前に触ったきりで、一緒に行くと必ず「欲しい欲しい」と言われるのでサッサと他の売り場に行ってしまいよく覚えていません。
とにかく中に入らない事には始まりませんが、脇に回っても呼び鈴なども無く入ることができません。どうやら電話で呼び出すしかなさそうだと言っているうちに、担当の方が来てやっと入る事が出来ました。
早く到着してしまった人のためにも、スムーズに中に案内できる方法をなんとかして欲しいところです。
ショールームに入りフィッティングサービスを受ける前に、まず Technogel(R)Sleepingシリーズについての説明から入りました。その中で先に書いた 10年前から日本で販売開始という話が出たので、「よく行く島〇(ホームセンター)に 8年位前から似たような商品が置いてあるのですが?」とズバリ聞いてみました。
すると丁度その頃からその店で取り扱いを始めたそうで、置き始めた当初からうちの奥さんと息子は目をつけていた事になります。ただ当初は 1万円台で、いつの頃かに値上がりしていましたが、前に見た時には今回のような値段(税込 27,000円)ではなかった覚えが???
最後に値段を見てからだいぶ経ってしまっているのでうろ覚えでしたが、価格についても尋ねてみると当初に比べ使用しているジェルの量を増やし様々な改良がなされ現在の価格にまでなってしまったそうです。
と言う事で、奥さんの言う「マシュマロ」で間違いないようです。
この辺りから俄然奥さんは熱心に聞き入り、誰のレビューの為に来ているのだか分かりません。
というか、この流れって....
◇特 徴
気を取り直して説明の内容に戻りますが、比較の為に高反発ウレタンと低反発ウレタン、それと肝であるジェルの見本と枕の中身を使って、実際に素材に触れながら説明を受けました。
ご存知のように低反発ウレタンは柔らかく圧力をかけると潰れますが、圧力を開放するとじわじわと元に戻ります。
そして高反発ウレタンは圧力をかけてもなかなか潰れません。
ジェルはというと、お菓子のグミの様に圧力がかかった部分を包み込むように変形し、圧縮されているわけではないので圧力のかかった動きに合わせて動きます。
更に枕の下部に使われているウレタンはとても柔らかいのに低反発ウレタンとは違い圧力を開放したら、すぐに元に戻ります。
正にこのウレタンの事を息子たちは「マシュマロ」と呼んでいたようなのですが、私が昔触った時に「柔らかすぎて、こんなんじゃ沈み込みすぎて疲れるだけだ」と勝手に思っていました。
しかし、このウレタンとジェルが組み合わさることで、点で圧力をかけると底まで潰れてしまいますが、頭くらいの面で圧力をかけると包み込むようにフィットし沈み込み過ぎません。
そして低反発ウレタンの様に沈み込んだままにならないので、寝返りをうつ時には高反発ウレタンの様な弾力性をもって寝返りをサポートしてくれるのだそうです。
いただいたリーフレットのうたい文句にありましたが、まさに「低反発のやわらかさ」と「高反発の寝返り性」のいいとこどりの枕です。
使用しているウレタンとジェルの特性は理解できましたが、ホームセンターで見た枕で気になっていたのが、蒸れそうな事でした。
一般的にウレタンは通気性が悪いですし、その上をジェルのシートが覆いかぶさっているようなものですから、夏場なんか特に蒸れちゃうでしょう。
と思っていたら、質問する前にしっかり説明されました。
Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIには 18の通気孔が開いており、立体のジェル構造と合わせとても通気性が良くなっています。
更に後頭部が乗る中央部の凹みと側面がアーチ構造になっていることで仰向け時に首と肩が枕との間に隙間が出来ず首に負担がかかりません。
また左右両端は中央部より高くなっており、横向き寝での肩への負担を軽減できます。
そしてウレタン枕は通常使うほど復元率は悪くなっていきますが、Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIは日本の公的機関による 10年分の寝返りを想定した繰り返し圧縮試験で、復元率 99.2%を達成し耐久性も重視し開発したとのことです。
「素材の違うウレタンとジェルでは貼付け部が剥がれ易いんじゃないか?」と聞いてみたところ、「巷で Technogel(R)Sleepingシリーズに似せたニセモノ(世界28ヵ国で特許を取っているので敢えてそう呼ばせてもらうとの事)だとそういう事があるかもしれないが、Technogel(R)Sleepingシリーズは大丈夫です!」と強調されていました。
枕なのにメーカー保証を 3年間付けているのも、そうした自信の表れなのでしょうね。
説明を受けた限りでは、頭や首にフィットし理想的な寝姿勢が取れ耐久性の良い枕と言う事は分かりました。しかし肝心なのは、それが自分に合うかどうかです。
この後、いよいよ枕のフィッティングです。
◇フィッティング体験
ショールームの棚に 5種類の枕が陳列されていたのですが、
手前から
・Contour Pillow II(今回のレビュー対象)
・Anatomic Pillow II
・Deluxe Pillow II
がそれぞれ 11cm、9cm、7cmの高さ違いのモノが並んでいます。
更に奥側にあるのはよりジェルの量が多く高級志向のモノで、直売の他一部店舗でしか扱っていないそうです。
レビューを行うのは Contour Pillow IIですが、折角なので他の二種類の枕も試させていただきました。
価格は上から順に安くなっていくのですが、それぞれに特徴があり使用するのに向き不向きがあります。
まず Contour Pillow II ですが
先に特徴を述べたように肩と枕の間に隙間を作らずに首や肩の負担を和らげてくれます。
こちらは仰向け寝にも横向け寝にも向いています。
続いて Anatomic Pillow II ですが
真ん中が凹んで上下側面が高くなっており、横向け寝が多い人に向いています。
Contour Pillow IIと違い上下側面中央部も高くなっているので、どの位置で横向け寝をしても肩が楽な設計になっています。
最後に Deluxe Pillow II ですが
全体がフラットになっており、丸みのない後頭部の人や頸椎S字カーブがストレートな人に向いています。
私は普段寝る時は仰向けに寝るのですが、いつの間にか横向き寝になっている事が多いので、上記説明だけだと真ん中の Anatomic Pillow IIの方が向いていそうです。
これらを試すベッドですが、こちらのマットレスもジェルを用いた製品で、柔らかめなモノと固めなモノがあり
こちらも枕同様身体の沈み込み加減が大変心地良かったのですが、シングルサイズで約25万円もするそうでなかなか手が出せませんね。
最初にレビュー対象である Contour Pillow IIを使って、正しいポジションと自分に合った枕の高さの選び方を教えていただきました。
まずは枕の側面に肩をピッタリと着け頭を枕に乗せます。この時に肩は枕に乗らない様に気を付けます。ここで肩と枕に隙間が空いてしまうと正確に測れないだけでなく、普段寝ている時には首に負担がかかり肩こりの原因にもなるので注意しましょう。
そして一旦目を閉じリラックスし、目を開けた時に正面に見えた天井の位置を確認します。
適している高さの枕は、目線が垂直方向に 0度から下方に 15度以内に収まっていると良いそうです。
他に人がいる場合には併せて首にしわが寄っていないかどうかも確認してもらうと良いとのこと。しわが寄っているという事は枕が高過ぎる証拠です(体型にもよります)。
私は 11cmと 9cmの枕を試してみたところ、11cmの方がピッタリでした。
奥さんは 9cmと 7cmの枕を試してみて、7cmの方がピッタリとなりました。
直販サイトでの高さ選びのお薦めでは、
11cm:身長165cm以上の方におすすめ
9cm:身長155~165cmの方におすすめ
7cm:身長155cm以下の方におすすめ
となっています。
しかし私は身長が 175cmで丁度でしたが、奥さんは身長が約160cmありますが一段階低いサイズとなりました。
体型(私は肥満体型)もあるのでピッタリなサイズを選ぶには、やはり実際に試してみないと分かりませんね。
これらを踏まえ今まで使っていた枕を考えてみると低すぎました。確かに仰向けで寝ると頭が上方に向いている感じで辛くなり、横向き寝になっていた気がします。
また以前に購入してきた枕も高さが合っていたとは言えず、自分に合う合わないを素材だけで語っていた事自体そもそもの間違いだったようです。
そして私が横向き寝が多いとの事で Anatomic Pillow IIが向いているかと思ったのですが、横向け寝を試してみると頬から顎にまでかけて枕に接地してしまい気になります。これは Contour Pillow IIでも言える事です。
その様子を見ていた担当の方によると私は真っ直ぐに寝ておらず、少し”く”の字になって寝ているので枕に頭が斜めに乗ってしまっているとの事。
それがフラットな Deluxe Pillow IIで横向き寝をしてみたところ、こちらの方がどの角度で頭を乗せても変わりなくフィットし端が高くなっていないので顎まで接地する事も無く快適でした。
こちらも商品説明の向き・不向きの情報だけでは分からない事でした。
最後にレビューする Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIの高さを決定するためにもう一度試してみましたが、やはり 11cmが一番身体がリラックスした体勢を取れこちらに決定しました。
併せて奥さんも同様に 7cmに決定との事。
ん? レビューで試せるのは 1個だけなんですけど....
私の思惑では、今回フィッティングサービスを受けて選び方を覚えて、レビュー後に改めてもう少し価格の安い枕を買ってあげようと思っていたのに、8年間も欲しいと言い続けていた枕をフィッティングまでして、今更後でとは言えないよなぁ.....
という事で、なし崩し的に奥さん分を購入する事になり、半分青い自腹レビューとなってしまったのでした。
フィッティングサービスを受けた人がその場で購入すると 10%引きになるとの事で、奥さん分の Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIを今回レビューにも付属する専用枕カバーとセットで買ってきました。
そして改めてショールーム内を見回すとオンラインストアで扱っている他の商品や素材サンプル等も陳列されていました。
椅子用のシートパッドも興味があるのですが、最近散財し過ぎでいつかは手を出してみたい。
他にもホームセンターで見慣れた素材サンプルがあり、更に見回すと奥の方に見覚えのある箱がありました!
こちらの箱の上部に Technogel(R)Sleepingシリーズの枕の中身が収まっており、まさにこれがホームセンターに置いてあり、いつも奥さんと息子が触りまくっていたのと同じ箱です。
奥さんは嬉しそうに見つめながらショールームを後にしたのでした。
思わぬ出費にはなってしまいましたが、今まで商品説明だけ読んでいれば十分と思っていましたが、大変貴重な体験になりました。
きちんとした説明を受け実際に試してみると書いてある通りでは無い事がいくつも出てきました。
本来自分に合っている種類・サイズでないにも関わらず、自分には向いていないと勿体ない判断をしないためにも、今後はフィッティングサービス等は積極的に試したいと思います。
【外 観】
すぐに使いたかったのでショールームから配送せずに持ち帰ったのですが、外箱は手提げに対応しておりそのまま持ち帰る事ができます。
ただショールームの方から聞いていただけたのですが、奥さん分は箱から出してもらい手提げ袋に入れ替え持って帰りました。
しかし特に急いでいなければ配送してもらう方が良いでしょう。
と言うのも、11cm高の Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIで約2.6kgあります。
奥さんの 7cm高のモノは約2.4kgもあり、家までそう遠くはないとはいえ枕のサイズは 66 x 40cmもあるので、結構大変でした。
枕はビニールに密封され入っており、上に置いてあるのは別売りの専用枕カバーで、今回はレビュー品として一緒についてきました。
向きは決まっており、タグが付いている方が手前側になります。
横向きにすると線対称にはなっておらず、真ん中の凹みは少し上側(画像では右)に寄っており上側の方が若干低くなっています。
また肩の当たる側の方がよりカーブが深くなっていますので、気分を変えて上下逆さまに使うという事はしないようにとの事でした。
外側のカバーはジッパー式で外せるようになっており
更に中のウレタンフォームにはカバー(側地)が付いています。
こちらはウレタンフォーム保護用なので外さないようにとの事でしたが、端をしっかり縫われており簡単に外す事は出来ません。
なお注意事項に書いてあるのですが、このカバーを取り外したり破いた場合は保証の対象外になるので、残念ながら本体を直接目にすることは出来ません。
余談ですが、今回 Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIをレビューする事を息子には告げておりませんでした。
それが学校から帰ってきたら Technogel(R)の外箱があり、すぐに「マシュマロ」だと気付いたようでまだ寝室に持っていっていなかった本品の枕カバーを勝手に外したのですが、「マシュマロ」本体を見る事が出来ず肩を落としていました。
それでも感触はいつも触っていたのと一緒だったので、しばらくムニムニして楽しんでいました...
そしてこの枕本体ですが、水洗いやドライクリーニングも出来ません。枕本体が汚れた場合は布などで汚れを拭き取るようにあるのですが、なかなか難しそうです。
また水などこぼして乾かさなくてはならない場合は、直射日光の当たらない風通しのよい場所で乾かし、絶対に日光に当てて乾かさないで下さいとの事でした。
本体付属の枕カバーは洗濯可能で、通気性の良い素材となっています。
更に今回付いてきた別売りの専用枕カバーの表面はサラサラしていて大変肌触りが良いです。
パッケージにあった「シルケット加工」を調べてみると、綿繊維を引っぱりながら苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)処理をする加工の事だそうで、シルク(絹)の様な光沢が得られ、吸湿性も上がるそうです。またシルケット加工された生地は毛玉になりにくいそうで、枕カバーとして最適ですね。
タグにある素材を見てもウレタンフォームにかけてあるカバー同様「綿 100%」しか書いてありませんが、いろいろあるんですね。
フィッティング体験の方に書いたように、今回奥さん分を購入してきたので二つあるわけですが
高さがこれだけ違います。
これまで使っていた枕は、二人共同じモノを使っており丁度中間くらいの高さでした。
そりゃ、何か合わない気がするってなもんです....
【今まで使っていた枕との比較】
今まで使っていたテンピュールの枕は、エルゴノミックデザインのタイプで肩の当たる側の側面中央の首が乗る部分が窪んでおり両サイドが少し高くなっています。そして手前から上方にかけて低くなっていくデザインです。
こちらに頭を乗せると Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIの時と同様、適度に沈み込んでフィットします。
しかし大きく違うのが、低反発ウレタンの特性である圧力が解放されても追従してこずじわじわと元に戻ります。
要するに寝返りをうとうと頭を浮かすと(転がすと)元の頭があった位置が窪んでいるので、少し力がいります。
Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIの場合は、頭に追従してくるので、それこそ押されてサポートされている様な感じで楽に寝返りがうてます。
わずかな力の入れようの差ではあると思いますが、一晩では結構差が出るようで首の疲れの差が出ます。
そもそも考え方の違いで、テンピュールは面で支え圧力のかかる点の発生を最小限に抑え不要な寝返りを減らす事を目指しています。
しかしながら寝返りをうつ理由はこれだけではありません。
特に私の様に肥満体型な者だと仰向け寝で背中が暑い、いびきをかいて苦しくなる、そもそも仰向け寝が辛い等々の理由で仰向け寝と横向き寝を繰り返します。
もっとも、これらはマットレスや部屋の空調を快適にする事でテンピュールの思惑通り寝返りを減らせられるのかもしれませんが、現実はなかなか上手くいきません。
そしてもう一つ大きく違ったのが重量です。
テンピュールの枕は似たような大きさなのに、約1.1kgしかなく Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIの半分以下です。
最初 Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIは重くて持ち歩くのが大変だと思いましたが、普通は使い始めたら動かす事はありませんので問題ありません。
今までは寝返りをうつ度に枕が動いていたのか朝起きると枕がズレている事がよくありましたが、Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIの場合は寝た時の位置からズレている事はまずありません。
ズレに関しては枕カバーを変えたり、テンピュールの枕も大きいので最初からヘッドボードに接地する様に置く事で私はズレなくなったのですが、奥さんは違う問題が発生していました。
どうも奥さんは寝ている間にずり上がっていく様で、長年ヘッドボードに枕を押し付けすぎて枕が潰れて(折れ曲がって)いました。
柔らかく低反発素材であったためにこうなってしまったと思いますが、Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIではどうでしょう。
経年観察しないとはっきり言えませんが、側面全体でヘッドボードに押し付けてもほとんど潰れない(浮かした状態で押せば潰れます)のと弾力性で大丈夫そうというのが私の予想です。
【しばらく使ってみて】
まずはフィッティング体験で全体がフラットになっている Deluxe Pillow II と比べ、横向き寝で頬から顎にかけて枕に接地して気になる件ですが、肌触りがサラサラの専用枕カバーを使う事で解消出来ました。
ただし私の場合、他にも気にある事がありました。
肥満体型な上スキンヘッドにしているため、枕に頭の地肌の脂が普通以上に着き易いのです。
このため、以前は枕カバーを二重にしていました。
今回の専用カバーは吸湿性が良く洗濯しても毛玉になりにくく良さそうですが、薄手なので浸透し易そうです。
という事で、今まで使っていたタオル地の枕カバーを更に被せて使っています。
タオル地なので通気性も良く頬が触れていても気になりません。
後はこまめに洗い替えする事で快適です。だいぶ使っているので、汚れが取り切れなくなっていますが...
そして使い始めてから 3週間以上経ちましたが、寝つきについては変化は感じられませんでした。
※次の項で「寝つき」について考察します。
しかし、寝起き時に関しては使い始めの頃から違いを感じられました。
まず朝起きた時に首や肩がとっても楽なんです。
正に特徴の所で述べていた通り首や肩への負担が少ないからだと思いますが、今までは起きた時に首を回すとゴリゴリしていたのがなくなりました。
というか、朝起きて違和感があり首を回していたのがそうする事すらほとんど無くなりました。
そしてもう一つが、起きた時に仰向け寝になっている事が増えました。
元々寝苦しくて横向き寝になっていたのが、枕の高さも合い絶妙なフィット感で仰向け寝が楽になり心地良いからでしょう。
Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIは、頭を乗せた時に心地良さを感じられ、朝起きた時には首・肩回りの違いを感じられる、そんな枕です。
※「寝つき」について
昔から寝つきが悪かったので、ちょっと前に原因と対策を調べてみた事があったのですが、やってはいけないという事ばかりしていました...
会社勤めしていた頃は、眠くなるかと寝る時に本をよく読んでいましたが、逆に脳が活性化されダメだそうです。
もし読むならばリラックス出来る様な内容のものや全く興味のない内容のものだと脳の興奮が収まり眠くなるようです。
また寝る直前の入浴や長風呂は交感神経が活発になり身体の機能が覚醒してしまうので止めた方が良いそうなのですが、会社から帰ってくるのが遅くどうしても寝る直前にお風呂に入っていました。結婚・転職してからも習慣化され未だに寝る直前に入っています。
そして最近は寝る直前までパソコンをいじり、布団に入ってからはスマホをいじっているのですが、ブルーライトを浴びると脳が覚醒してしまうそうです。
ことごとくやってはいけないという事ばかりし続けており、これではいくら良い枕やベッドを揃えても寝つきが良くなりようが無いですね。
そしてこれらは寝つきだけではなく、眠りの質も下げてしまい、朝起きた時に疲れが取れない原因でもあるそうです。
それを考えると、今回枕を変える事で目覚めが良く首や肩に疲れが出ない Technogel(R)Sleeping Contour Pillow IIの効果は凄いですね。眠りの質が改善できている証拠でしょう。
後はやってはダメな事をどれだけ改善していけるかで、寝つきも良くなるかなぁ。
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