レビューメディア「ジグソー」

おもちゃではない、本格的に使える楽しいギター

                   jamstik+ レビュー                  

 

 

 こんにちは、レビューアーのYUKIです

 

今回の商品プレミアムレビューは、「jamstik+」 ~誰でもギタリスト~ となります
あわせて、「AirJamz」もZigsow様より送付されてきましたので、セットでレビューします

 

筆者は、1975年頃から父親の趣味に魅せられ、初心者ギター本を片手に、さだまさしさんの曲を題材に練習したのが、ギターとの出会いです


1988年ローランドから発売された「DTMパッケージ みゅーじくん」でMT-32 MIDI音源を手にし、カシオから発売された「Digital Guitar DG-20」ギター型のシンセサイザーをMT-32に接続したりした経験はありますが、ここ20年程度はアコースティックギターOnlyです

 

jamstik+とは


 

Zivix社から発売されたjamstik+ ギターは、AppleデバイスやAndroidデバイスにBluetoothでワイヤレス接続し、本物のギターと同様の弦(スチール)とフレットによって、接続したスマホやタブレットデバイスの音源ををつかって音を鳴らして初心者からプロまで誰もがギターの演奏ギターの練習・演奏を可能にするポータブルスマートギターです

 

(HP抜粋)


仕様

重量     :710 g
寸法     :41.7 x 8.9 x 4.6 cm
電源     :3.6vリチウム交換式および充電式バッテリー
バッテリー  :約8時間
製造国    :アメリカ合衆国

接続デバイス :IOS8.12以上 or Andorid6.0.1以上

 

付属品

  付属品の全て

Jamstik +
USB充電ケーブル
調節可能なギターストラップ
日本語マニュアル and 英文マニュアル
充電式バッテリー
2ギターピック

 

Jamstik+セットアップ



とりあえず、なにはともあれjamstik+を使ってみます

jamstik+本体をとりだします

 

①取扱説明書

 日本語化された取扱説明書を元に、セットアップをします
(あれ?Appleのアプリの案内はありますが、Androidも同様のアプリがGoogle Playにもあります)

 

 

 

②バッテリーの準備
 jamstik+裏にある、電池カバーを開けて、バッテリーを取り出します
 電池カバーは、とても固く指で開けるのは至難の業です
 (ドライバーなどを使って開けると指が痛くならない、カバーの爪を割らないように)
 ※電池カバーの裏にIDが記載されています。後々利用しますので、必ず記録しておきましょう!

      ごめんなさい、IDはマスクしました。以降も随所にIDがあるので、マスクしています 

 

 

 モバイル環境で必須のバッテリー仕様は以下のとおり

 スマホのバッテリのような、平べったい電池です
 Li-ION 3.85V 1650mAh 6.35Wh

 Shenzhen 3YBS Battery 製

 

 電池を覆っているテープを剥がして、バッテリーを戻し、電池カバーを閉ます

 

 

③ギターストラップの準備
 ギターを肩から掛けて使えるための付属ストラップを本体に装着します
 ストラップを引っかける為の部品を、jamstik+本体裏側の穴に差し込み、

 部品にストラップを接続します

 

 ストラップは、車のシートベルト?と思わせるような素材と色合いです
 以上で、本体の設定は完了

 

④スマホ・タブレットへのアプリインストール
 jamstik+自体は音源を持たないMIDIデバイスなので、スマホ・タブレットとの接続は必須です

 
 先ずは音源のアプリをインストールします

 接続環境:SONY Xperia Z3 (Android 6.0.1)
     :Huawai Mediapad T1 7.0 LTE (Android 6.0)
     :EONON GA2169J (Android 7.0)

 説明はXperia Z3で行います


 インストールするアプリは、標準的に紹介されている以下のものにします

   ※JamToturをインストールするときはWifiを使ったほうが通信量的に良いようです

    4枚目の画像ように注意がでてきます

           

 

④スマホ・タブレットとの接続(ペアリング)
 接続は、BluetoothとUSBが利用可能ですが、Bluetoothで説明します
 (のちに訳アリで、USB接続も説明します)

設定→Bleutooth→Bleutootl ON と操作すると、下記の2枚目のように

jamstik+が認識され、ID番号が表示されます

 

  機器IDはマスクしてあります


 Bluetoothでのペアリング設定は、スマホのbleutooth設定から、

 電池パック裏に記載されたIDと同じ機器を選択するとペアリング完了です

 (電池カバーの裏に記載、IDはマスクしました)

 接続時に、ペアリング用のパスワード等を求められることもなくあっさりと終わります

 
これで、セットアップ完了!
たのしい、ギターライフが始まります

  


jamstik+ を室内や屋外などさまざまな場所でプレイし、実際の利用シーンとともにレビュー



●アプリの使いやすさチェック
①jamstik+アプリを起動します

②起動時に、位置情報を求められます

(無視すると、jamstik+でギターを認識してくれません)

  

  ※画面左側の赤い部分が位置情報を利用しなかった時です

   なぜ、位置情報が必要なのでしょうか??これはわかりません

 

③画面左上に登録されたbluetoothデバイスが選択できるようになっていますので、

 今回登録したギターを選択してしばらく待つと、接続が完了します

 画面左上に機器ID(電池カバー裏の番号)、画面右上の設定に機器IDが表示されます

 ギター本体の電源部分がオレンジ点灯から緑点灯になります

 

 ※Xperia Z3は、jamstik+アプリで、ギターをすんなり認識しましたが、

  Mediapad T1は、なぜか認識する場合としない場合があり、とっても不安定です

  このMediapad T1 7.0 LTE のBleutooth特有の問題でしょうか?

 (本体再起動・WiFi設定OFF等、色々試しても不安定は解消されません)

 

④この状態まで来ると、スマホ・タブレットから、ギターの音が流れるようになります

 画面左上に、接続された機器のIDが表示され、

 画面中央上部にある「Sounds」音色を選択できます
 必要に応じて、画面上部にあるスピーカー調整で、音量も変更出来たりします。

 適当に、弾いてみるとちゃんと音が出て、指で押さえたフレット部分が、画面に表示されます。
 微妙ですが、弾いてから音が出るまで、ほんの一瞬のズレがありますが、慣れの問題でしょう!
 jamstik+アプリを終了します

 

⑤jamTutor1,jamTutor2, jamMix(android用はありません)を使ってみます

 jamMixはIOS用なので試せませんので、jamTutor1で説明します
 jamTutorは、jamstik+ギターの使い方の説明やギターの弾き方など、

 初心者がギターを弾くところからレッスンが出来るソフトになっています

   

 

 ゲーム感覚で指の押さえ方や、ピックの持ち方、弾き方などを、

 動画やグラフィックで教えてくれます ただ単に教育用動画が流れるだけでなく、

 レッスン対話形式でチャンと演奏して弾かないと、レッスンが先に進まない、

 初心者が上達できそうな親切なアプリです

 レッスンの進捗度合いも%表示(3枚目の写真参照)されています

  

 ただし、日本語ではありません。英語が・・・。

 でも大丈夫、画像を見ていれば、何となく進められます


●アプリと連動した光によるナビゲーション機能の使い勝手

jamstik+の売りである、光(色)によるナビゲーション機能が、

jamstik+アプリ,jamTutorで確認できます
きちんと、弦が押さえられているのか、逆にどの様に指で押さえたら良いのか、

どの弦を引いたら良いのかが、スマホの画面で確認(光(色)でナビゲーション)できます

ピアノ鍵盤で、指の押さえる位置が光るような機能のギター版と言えます

ただし、ギター本体が光る訳ではなく、スマホの画面で確認します


初心者や筆者のようにギターを忘れかかっている人には持って来いの機能でしょう!

 

 

 

コードの進行も練習できます

指の押さえ方、スマホの画面で教えてくれます

キチンとした指の押さえ方出来たら、(レ)チェック印もらえます

この写真は、コードを押さえる前の状態で、ちゃんと押さえたら押さえた位置に

色がついて確認できます

筆者は小学生の頃は本を片手に、コードを覚えていました

今はスマホで簡単に画面を見がら、指示通り演奏して、コードが覚えられるなんて、 

時代は変わったな~♪

教本は必要ないでしょう!

 

 

●部屋の中でのプレイ(スマホ・タブレット)

 

筆者の環境は、住宅街の一戸建て。大きな音を出して、下手くそな演奏は近所迷惑になります

雨戸を閉めても、音漏れや音が響くので、なかなかギターの演奏をすることができません
このjamstik+は、スマホ・タブレットから音が出せ、本体からは音がでないという利点があり、
スマホ・タブレットにヘッドホンを接続すれば、サイレントギターとなります
これで気兼ねなく、朝から晩まで、ギターの練習で演奏ができます
(知らぬ間に、歌を口ずさんで、下手な歌を披露してしまって、また迷惑をかけているかな?)

 

 

 


●車中でのプレイ

  

折角のギターを屋内だけで楽しむだけでなく、屋外に持ち出したい!

という気持ちに誰もがなると思います
バッテリーを積んでいるので、ギターとスマホの電池が続く限り屋外で使えます
Bluetooth規格で、LEという省電力タイプを使っているので、特に電池の持ちは良いです

(バッテリーレビューは後述します) 
皆さんが、屋外での利用をレビューすると思いますので、筆者は自動車内での利用をレビューします

 

 車内環境:TOYOTA FJクルーザー(4WD SUV) 
      EONON GA2196J (通称中華ナビ)

Androidを搭載した中華ナビ、なのでjamstik+が使えそうなので、

車内でもギターが楽しめそうです 

 

bluetoothでの接続が残念ながらできませんでした
市販されている中華ナビの多くは、bleutoothの対応プロファイルがとても少なく、携帯電話通話・電話帳・音楽データの再生程度しかサポートしていないようです

 

しかし、朗報!USB接続で、利用が出来ました
それも、難しい設定など無し、USBケーブル接続して、画面に出てくるメッセージを1クリックだけで接続完了
 
郊外の駐車場や空き地などで、窓を閉め切ってエアコンを入れて快適な環境で、近所迷惑を意識せずギター演奏ができます(車からも音漏れするのでちょっとは注意が必要ですかね)

 


所持しているギターとの比較や作曲、専用アプリを使って演奏している様子をレビュー



●機器の使用感(音質・軽さ)チェック

①音質 
 jamstik+アプリで、Soundsという項目から、多くの音源をダウンロードできます
 高音質な、音源がダウンロードできます
 音質は、スマホ・タブレットのスピーカーやヘッドホンの品質次第でしょう!
 筆者は、自宅のハイレゾ仕様のヘッドホンを利用しているので、音質には申し分はありません

 

 

②軽さ・重さ
 重量は710gなので、肩から掛けて使っても、疲れないです
 シートベルトと同じような太さのギターストラップなので、肩に食い込む事はありません
 ちゃんと考えられたギターストラップです

 

 

●フォークギターとの弾き比べ・弾き心地チェック

 

筆者は、以前は標準サイズのギターを所持し、実家を出るときに置いてきてしまいました

しかし、たまに演奏したくなる衝動にかられ、ARIA AMB-JR という

コンパクトサイズのギターを使っています
ちょうど、jamstik+と似たような指押さえができる大きさのギターなので比較します

 

jamstik+  

ARIA        

 


①弦     :どちらもスチール弦、弦の貼り具合は、jamstik+は結構強め
        ARIAは、普通のアコースティックギターなので、好みの張り具合

 

②ネックの太さ:jamstik+が若干太い、その分弦の間隔も空いています

1フレット:約4.8cm

2フレット:約4.9cm

3フレット:約5.0cm

4フレット:約5.15cm

          5フレット:約5.3cm

 

 

弦の幅:約6mm


③フレット間隔:jamstik+が若干広い、慣れるまでちょっと時間がかかるか?


      0~1フレット:約3.0cm
      1~2フレット:約2.8cm
      2~3フレット:約2.6cm
      3~4フレット:約2.5cm
      4~5フレット:約2.3cm


④チューニング:jamstik+は自動なので、チューニングの必要性なし

      ARIAは、普通のアコースティックギターなので、チューナーなどで合わせます

      jamstik+のチューニングは正確なのか?
      写真のとおり、ぴったりチューニングされています
      チューナーはKORG GA-20です

 

その他


 


●バッテリーチェック
  ①操作時・bluetooth接続済みでのバッテリー消費状態

   30分の演奏で、どの程度のバッテリーが減るかチェックしてみます
   バッテリーは、jamstik+アプリの設定マークをクリックすると、

   「battery Level:**」で表示されます
   100が満充電を意味します

   このバッテリーレベルは、リアルタイムには表示されません、注意が必要です

   アプリやbluetoothの再接続等を行わないと表示が更新されません

   30分で8% 消費しました。(1時間で16%)

   完全にバッテリーを使い切るまでは計算上約6.25時間


  ②無操作・bluetooth接続済みでのバッテリー消費状態

   無操作1時間20分で、17%消費しました(1時間換算で12.75%消費)
   完全にバッテリーを使い切るまでは計算上約7.8時間

   ほぼ、仕様に記載の使用可能時間です

 

   ※①、②ともに、操作頻度・気温・バッテリーの劣化度合いによって異なるので参考に

 

   jamstik+ギターのバッテリーよりも、スマホのバッテリーの商品の方が激しいです

   それは、画面表示にバッテリーを消費しているためです
   本商品は、実質8時間の演奏が出来ることになっていますが、

   連続演奏で8時間はスマホ・タブレットのバッテリー問題で無理でしょう!


●jamstik+のファームウェアアップデート

 

入手したjamstik+は、どうもFirmwareが最新ではないようです
5.082という新しいものがあるようなので、やはり新しくしておきます
これが時間のかかるUpdateで、ダウンロードだけで、約40分かかりました
(決して我が家のネット環境が悪いわけではないですが、5/17 21:45~22:22)
その後、本体の電源ボタンが赤く点滅して、ほどなく消灯し、Update終了

 

● AirJamzもレビュー

jamstic+と一緒に、AirJamzが送られてきました

これは、エアーギターが行えるピックです

(少し前に、エアーギター流行りましたね)

 

中身は、取扱説明書とギターピック型のコントローラー

 

 

  エアーギターを使うためには、専用のアプリをスマホ・タブレットにインストール

  インストールして起動すると、Bleutooth接続して、直ぐに利用できるようになります

  (このアプリも位置情報の取得を求めてきます)

 

  

 

  使い方はいたって簡単、ギターを弾くように、ピック型コントローラーを上下に動かすだけ!

  スマホ・タブレットから流れる音楽にあわせて、ギターを弾いたように音が流れます。

 

  演奏はこんな感じで・・・

 

 

  小さなお子様でも楽しく使えそうです

 


おわりに



本レビューを閲覧いただきまして有難うございます
本商品に少しでも興味を持ってもらえるきっかけになればうれしい限りです

 

更新: 2018/05/20
jamstik+ 徹底レビュー(ギターを弾いたことがある、今も弾いている方) PREMIUM REVIEW

ギターの楽しさを教えてくれる一台です

ギターを演奏した経験者や、未経験者も、ギターって簡単で楽しい楽器なんだね!っていう

事がわかる1台です 

 

ギター初心者の方は、指の押さえ方が一目でわかるので、一曲弾けるまでの時間は

早いのではないでしょうか?

jamstik+で、ギターライフを楽しませてくれるのは間違えないでしょう!

 

ギターを既に経験されている方は、MIDIの入力デバイスとして利用したり、

多くの音色をもったシンセギターとして、ギターライフが楽しめます

 

あわせて、小さなjamstik+ スマホで気軽に演奏可能という起動性が、

エリアフリーで、ギターを楽しませてくれる事、間違いなしです

更新: 2018/05/20
デザイン性

飽きの来ないシンプルな外観とスリムでコンパクトな大きさ

jamstik+は、写真のようにスタイリッシュです

機能ボタンを沢山くっつけたような、いかにもIT機器ですっていう感じも見せない

ネックと弦があるだけのギターです

 

このシンプルな外観は、長く使える飽きの来ないデザインだと思います

機能は沢山もっていても、外観からはそれを感じさせないという所が良い点です

重量は700gちょっと、重くもなく・玩具のように軽くもなくと、バランスが取れています

 

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