更新履歴
2017.10.24
「パソコンからのバックアップ手順」に画像・説明を追加
2017.10.18
「フォルダとユーザーを作成しバックアップの準備を行う」にフォルダの作り方を追加。
「スマホやタブレットのデータバックアップは専用アプリで簡単に!」にモバイルのバックアップフォルダの場所についての説明を追加。
2017.10.17
Androidアプリ手順追加と「スマホやタブレットのデータバックアップは専用アプリで簡単に!」を「iOS版「TNAS mobile」を使ってiPhoneで撮った画像や動画をバックアップ」「Android版「TNAS mobile」を使ってZenPad10で撮った画像や動画をバックアップ」に分けました
2017.10.15
「フォルダとユーザーを作成しバックアップの準備を行う」「スマホやタブレットのデータバックアップは専用アプリで簡単に!」「パソコンからのバックアップ手順」を一部公開
2017.10.13
「初期セットアップはこれで完了!本体へTOS3をインストールする」を公開
2017.10.11
「本体にHDDをセット」の「HDD設置手順」に画像と記事を追加
2017.10.08
「はじめに」「パッケージの中身と本体外観をチェック」「本体にHDDをセット」を公開
今回は TerraMaster F2-220 のレビューです。
個人的にはあまり意識したことのないNASだったのですが、担当させてもらうことになりました。
ネットで検索しても、少なくとも日本語では開封レビュー程度であまり情報がない機種で、レビューテーマを決めるのにかなり悩みました。
あまり情報がないということは、この機種についてご存知の方があまりいないということです。
そこで今回は、NASを使うにあたり基本となるデータのバックアップ手順について、参考になるマニュアル的なレビューを目指すことにしました。
それも出来ればNAS初心者にわかりやすいものを作ることが目標です。
自分自身がNAS初心者同然なのに大それたテーマにしたものです。
このレビューがTerraMaster F2-220を利用される方にとって、少しでも参考になれば嬉しいのですが。
ー
パッケージの中身と本体外観をチェック
左奥から本体、時計回りにLANケーブル、電源アダプター、ドライバー、HDD固定用ビス 2.5&3.5インチ用、HDD容量・用途記録用シール、クイックインストールガイド、保証条項が付属。
LED付き電源アダプターはごく普通のもの。LANケーブルは2m程度で短めですがカテゴリー6。
ドライバーはHDD固定用ビスの取り付け用で、金属部分に磁力を帯びていてネジがくっつきます。
私自身、周辺機器をそれほど数多く購入しているわけではないですが、パソコン関係の周辺機器に工具がついているのは初めて見ました。
それから、保証条項の印刷物には8か国語の記載があり、日本語での記載もあるのですが、若干日本では使わない漢字があったり微妙な表現があります。
おそらく翻訳ツールにかけたものを流し込んだだけで、少なくとも印刷物担当スタッフには日本人はいないんだと思われます。
本体はシールなどがなければかなりシンプルな外観です。
おそらくアルミ製でザラッとした加工となっており、熱をよく放熱してくれそうです。
前面にはHDD固定用ホルダーが2つ
前面パネルにはLEDインジケーターと電源スイッチがあります。
インジケーターは次の4つ
HDD(HDD1・HDD2)/ LED1(ネットワーク) / 電源
背面には端子が4つ
USB端子(USB3.0・USB2.0)/ LAN端子 / 電源端子
本体上部にはHDD設置についての注意書きシールが貼ってあります。
大事なことなので目立つ黄色のシールにしているようですが、パソコンやスマホのように手元で使う機器ではないのでまあいいんですが、ちょっと目立ちすぎかな・・。
側面には「TERRA MASTER」のロゴ
底面には吸気口がたくさん。ほこりがたくさん入りそうなので、設置場所は注意したほうがいいかも。
取り外したHDDホルダー
ホルダーには取り付けスロットの間違い防止用なのか、スロットNoのシールが貼られています。
本体内部
以前レビューしたTS-251A-2Gと並べると、個人的にはTS-251A-2Gの方がスタイリッシュな感じがしますが、TerraMaster F2-220の方が背が低くどっしりとした感じで、素材感と合わせて安定感があります。
前面
側面
上面
本体にHDDをセット
TerraMaster F2-220をNASとして使うには、HDDをセットする必要があります。
詳しい説明は後で行うとして、今回はRAID1を使うので、セットするHDDは2台とも同じ種類・容量である必要があります。
今回は以前TS-251A-2Gをレビューした時に使用した、WD Red NAS HDD 1.0TB(WD10EFRX)を2台使用します。
ではセットする手順です。
クイックインストールガイドに書かれたアドレスにアクセスします。
ページが日本語じゃない場合は、右上の言語選択用のプルダウンメニューで日本語を選択します。(私がアクセスしたときには中国語のページが開きました)
次に真ん中のプルダウンで機種名「F2-220」を選択して「始めます」ボタンをクリック
次のページ「第一歩:マニュアルのダウンロード」ではマニュアルのダウンロードとF2-220の動画のリンクがあります。(中国では第一歩、第二歩・・という表現が一般的なんですかね?)
現時点でマニュアルはファイル名が文字化けしてますし、中身はちょっと表現がおかしなところもありますが、一応日本語でひと通り書かれていて内容はわかります。
ただ細かいところで何となく不安になりましたが・・
「第二歩:HDDの取り付け」ではHDDの取り付け手順が簡単に説明されています。
これを参考にHDDを取り付けていきましょう。
尚、このページには赤字で事前にセットするHDDのデータを削除するように警告されています。
私の場合は、データが入ったままのHDDをセットして進めても問題はありませんでしたが、一応従っておいた方が無難な気がします。
1.本体からHDDブラケットを取り外します。
2.付属のネジを使ってHDDをブラケットに取り付けます。
3.HDDを取り付けたブラケットを本体に差し込みます。
※ 取り付ける際には、本体上部のシールを参考にしっかりHDDを取り付けてください。
4.HDDを取り付けたら、まずネットワークに接続する必要があるので、TerraMaster F2-220にLANケーブルと電源を接続します。
※ PDFマニュアルによるとWi-Fiでネットワークに接続したい場合でも、まず有線LANで接続し初期化を済ませる必要があるようです。
付属のLANケーブルでルーターと接続し、設定を行ってください。
5.接続したら、前面パネルの電源スイッチを押して、電源を入れます。
電源インジケーター(LED)が点灯し作動します。
6.ここでHDDのテストを行うようで、初めはHDDのインジケーターが赤く点灯しますが、正常なら緑の点灯に変わります。
次はOSのインストールです。
※ インジケーターが赤いままの場合、HDDの破損やTerraMaster F2-220と合わないなど、何らかの異常を示しています。
まずは電源を切り一度HDDを挿しなおして、もう一度電源を入れなおしてください。
これでダメなら別のHDDを用意する必要があるとのこと。
初期セットアップはこれで完了!本体へTOS3をインストールする
パソコンへのクライアントソフトインストールとF2-220へのTOS3インストール
アクセスしたページに戻ります。
「第三歩:デスクトップクライアントのインストール」では、TNASのデスクトップクライアントソフトをダウンロードします。
Windows用とMac用の2種類あるので、セットアップに使うOS用のソフトを選びます。
さらにそのまま「第四歩:TOSのインストール」「第五歩:TNASデバイスの初期化」まで見ていきます。
それではクライアントソフトに従ってインストールを進めていきます。
解凍したフォルダ内のTerraMaster.exeを開きます。
開いたクライアントソフトがこちら。
自動的にネットワーク上のTerraMaster F2-220を検出しリストに表示されるので、検出されたTerraMaster F2-220を選択し「登録」をクリックしてインストール作業を開始します。
日本のソフトのセットアップだと「ようこそ!」でしょうか。
案内に従い作業を進めていきます。
HDDのチェックが行われ問題がなければ「正常」と表示され次に進めます。
1GBHDD×2を使った私の場合、ハードディスクのチェックからインストール完了まで26分でしたが、容量が上がればそれだけチェックの時間はおそらく長くなると思われます。
データが入ったHDDをそのまま使ったからだと思いますが、データの削除を行ってもいいか確認がありました。ここからインストールが開始され、自動的に再起動されます。
ここでTOSへのパスワード・タイムゾーンを設定します。
任意のパスワードとタイムゾーンを設定し、確認用のメールアドレスを入力します。
このメールアドレスで認証を行うのですが、認証メールが届かない場合があります。
おそらく迷惑メールと判断されフィルタリングされているんだと思いますので、迷惑メール設定を変更するか別のアドレスを試してください。
終わったら次に進みます。
ディスクアレイの作成が行われます。
左下のプルダウンから、RAID0 / RAID1 / Single Disk / JBOD が選択できますが、今回バックアップを重視していますので、RAID1を選択して進めます。
ちなみにJBODは、複数のHDDを1台として使用する場合のモードのようです。
フォーマットが行われます。私の場合は23分かかりました。
これでTerraMaster F2-220 への操作ができるようになりました。
あとは用途に応じてカスタマイズしていくことになります。
フォルダとユーザーを作成しバックアップの準備を行う
TerraMaster F2-220初期化のTOSのインストール直後に設定したパスワードでログインします。
ログイン直後はこんな感じです。
左側にはファイル管理やアプリケーションの追加、コントロールパネルなどのアイコンが並んでいます。
右上に4つボタンがあり、言語設定やテーマ・壁紙の変更、ログアウトなどが行えます。
右下のウインドウにはシステム情報として、ネットワークの接続状態や速度、保存スペース状況や容量などTerraMaster F2-220の各種状況が表示されています。
基本的な操作は左側のアイコンから行い、バックアップについてもここから設定や実行することになります。
アイコンの中にバックアップとありますが、今回はこれを使いません。
これを開くと「Rsyncサーバー」「Rsyncリモート同期」「タイムマシン」「外部記憶装置へのバックアップ」「NASへのバックアップ」がありますが、これはどうやら私の考えている「パソコンのデータバックアップ」とは違うようです。
もしMacユーザーだったら「タイムマシン」を使ったかもしれませんが、そうではないので使えません。
◇ タイムゾーン設定
まず始めに「コントロールパネル」アイコンをダブルクリックし、「一般的な設定」の「地域と言語」のタイムゾーンの設定を確認し「(GMT+09:00) Tokyo, Osaka, Sapporo」に合わせます。
◇ ユーザーグループを作成
画面左の権限メニューからグループをダブルクリックし、ユーザーグループを作成します。
初期状態で「admin」「allusers」が用意されていますが、「admin」は管理者用ですし、「allusers」はすべてのユーザーの共用分です。
1人で使うなら、それらを使えばいいのですが、あとで細かい権限設定をする時のために、新しいグループの作成をおすすめします。
ということで、今回新たに「home」グループを作成。
◇ ユーザーを作成
次は同じ権限メニューからユーザーをダブルクリックし、ユーザーを作成します。
初期状態で「admin」が用意されていますが、やはり「admin」は管理者用です。
各ユーザー毎にユーザーを作った方が、こちらも細かい権限設定をしやすいのである程度細かく分けることをおすすめします。
通常用に今回は「home01」を作成。
個人的にはユーザーひとりに一つ作成する予定です。
◇ フォルダを作成
次はフォルダの作り方です。
TOS3のデスクトップ左側のアイコンたちの中に「ファイル管理」がありますが、これはWindowsでいうところのエクスプローラ(もしくはマイコンピュータ)と同じです。
このアイコンをダブルクリックすると、ファイル管理ウインドウが画面の真ん中あたりに表示されます。
ここでフォルダを作るには、ウインドウ上部の「新しいフォルダ」ボタンをクリックすると、すぐ下の白いエリアに新しいフォルダが作成されます。適切な名前を付けられるので、例えば「Backup」と入力し「Enter」。
これはWindowsもほとんど同じなので、Windowsでフォルダを操作したことがある人なら説明がなくてもわかるんじゃないでしょうか?
スマホやタブレットのデータバックアップは専用アプリで簡単に!
「TNAS mobile」でスマホやタブレットのデータをバックアップ
TerraMaster F2-220(というよりTOS3)には「TNAS mobile」というアプリが用意されています。
できることがまだ少ない感じで、結論から言えば、機能が少なくまだまだ発展途上のアプリですが、まだリリースされてそれほど期間が短いアプリのようなので、今後のバージョンアップに期待ですかね。
今回は「TNAS mobile」を使って、iPhone6やZenPad10にたまった画像や動画をバックアップしてみました。
◇ iOS&Androidアプリからのバックアップ先は自動で作成される
次に出てくる、iOSアプリやAndroidアプリでバックアップされた画像や動画ファイルは、自動で保存先のフォルダが作成されます。
今回、パソコンからのバックアップもモバイルからのバックアップも、すべて同じ場所に保存しようと先に作っておいたのですが、モバイルに関しては別の場所へ自動で保存されてしまいました。
私の場合上記画像のように、Home → user → home01 → home → Mobile backup に保存されます。
写真のフォルダ2つのうち、左がiOS、右がAndroidで、iOSの場合端末のにつけた「名前」、Androidの場合は自動でそれぞれ作成されバックアップされます。
iOS版「TNAS mobile」を使ってiPhoneで撮った画像や動画をバックアップ
◇ TNAS mobile のインストールとNASへのアクセス
まずはPlayストアの検索で「tnas」と入力すると「tnas mobile」が見つかるので、アプリをインストールします。
アプリを開くと、TNASの画像が表示されるんですがメッセージが中国語交じり・・処理が少し甘い印象ですね。
先に進むと自動的にネットワーク上のTerraMasterを検索し、見つかった本機種 F2-220が表示されます。
TOS3初期設定時に設定したユーザーID・パスワードを入力し、画面下の「登録」をタップするとログインします。
※入力枠下の「私を覚えて」チェックボックスをONにしておくのを忘れずに!これを忘れると毎回ID・パスワードを入力することになります。TOS3初期設定で設定したユーザーID・パスワードを入力し、画面下の「登録」をタップするとログインします。
◇ TNAS mobile でできること
ログインすると写真へのアクセス許可を求めてくるので「OK」をタップ。
「全部ファイル」「アルバムバックアップ」「タスクリスト」「設定」と全部で項目は4つ。
今回はLAN内のTerraMaster F2-220へのバックアップを行います。
ここで使用するのは「全部ファイル」「アルバムバックアップ」のふたつ。
◇「全部ファイル」で保存した画像や動画にアクセス
「全部ファイル」をタップするとTerraMaster F2-220に保存されたファイルにアクセスできます。
ここでできるのは保存された画像や動画の閲覧とダウンロードや削除、iPhone内の画像や動画のアップロード、あとはフォルダの作成くらいです。今のところファイルのコピーや移動はできないようです。
動画閲覧イメージ
◇「アルバムバックアップ」で自動バックアップ設定を行う
次に「アルバムバックアップ」ですが、ここではiPhoneで撮影した画像や動画をアップロードする設定を行います。
カメラロールやビデオなどの候補が表示されるので、バックアップしたい場所にチェックを入れ「次へ」をタップすると、画面が変わり自動的にバックアップが開始されます。
ちなみに、私は一度アプリを削除し改めて再インストールしたのですが、TerraMaster F2-220本体にバックアップデータが残っていたからか、続きからバックアップしてくれました。
再インストールすると、また初めからバックアップし始めてデータが重複するんじゃないかと少し心配だったんですが、そのあたりはちゃんと処理されるようで安心しました。
◇「タスクリスト」
「タスクリスト」では、バックアップの進行状況が確認、一時停止や削除が行えます。
◇「設定」
「設定」には「Wi-Fi接続時だけにアップロード」「ローカルテンポラリファイルをクリア」「バージョン情報」の3項目があります。
◇ 注意点
まだそれほど使っていないため検証不十分ですが、どうやらアプリを開いていないとバックアップしてくれないようです。
あくまで現時点での話ですし、改めて確認をするつもりですが、自宅のWi-Fi環境下なら、アプリがインストールされていれば勝手にバックアップしてくれるものと思っていたので、ちょっと残念な印象があります。
また、アプリ経由でNAS本体にバックアップされた画像を、会社のPhotoshopで開こうとしたところ、エラーで開けませんでした。
Windows10標準のペイント 3Dで開いて保存しなおせばPhotoshopで開けましたが。
エラーメッセージは「要求された操作を完了できません。ファイル形式モジュールでファイルの解析を実行できません。」、PhotoshopはCS6です。
まだ調べていないのでF2-220やアプリ、Photoshopなど何が原因かもわかりませんが、一応メモしておきます。
Android版「TNAS mobile」を使ってZenPad10で撮った画像や動画をバックアップ
◇ TNAS mobile のインストールとNASへのアクセス
まずはPlayストアの検索で「tnas」と入力すると「tnas mobile」が見つかるので、アプリをインストールします。
アプリを開くとTNASの画像が表示され、英語のメッセージが表示されます。
先に進むと自動的にネットワーク上のTerraMasterを検索し、見つかった本機種 F2-220のネットワーク上の名前が表示されます。青、ネットワーク
TOS3初期設定時に設定しておいたパスワードを入力し、画面下の「登録」をタップするとログインします。
※入力枠下の「私を覚えて」チェックボックスをONにしておくのを忘れずに!これを忘れると毎回パスワードを入力することになります。
◇ TNAS mobile でできること
「全部ファイル」「アルバムバックアップ」「タスクリスト」「設定」と全部で項目は4つ。
今回はLAN内のTerraMaster F2-220へのバックアップを行います。
そのため使用するのは「全部ファイル」「アルバムバックアップ」のふたつ。
◇「全部ファイル」で保存した画像や動画にアクセス
「全部ファイル」をタップするとTerraMaster F2-220に保存されたファイルにアクセスできます。
ここでできるのは保存された画像や動画の閲覧とダウンロードや削除、Android内の画像や動画のアップロード、あとはフォルダの作成くらいです。今のところファイルのコピーや移動はできないようです。
◇「アルバムバックアップ」で自動バックアップ設定を行う
次に「アルバムバックアップ」ですが、ここではAndroidで撮影した画像や動画をアップロードする設定を行います。
写真やビデオの保存場所などの候補が表示されるので、バックアップしたい場所にチェックを入れ「次へ」をタップすると、画面が変わり自動的にバックアップが開始されます。
バックアップの進行状況を確認したり、バックアップするアルバムの指定やバックアップ先の確認などが行えます。
◇「タスクリスト」と「設定」
「タスクリスト」では、バックアップの進行状況が確認、一時停止や削除が行えます。
「設定」には「Wi-Fi接続時だけにアップロード」「ローカルテンポラリファイルをクリア」「バージョン情報」の3項目があります。
◇ 注意点
まだそれほど使っていないため検証不十分ですが、どうやらアプリを開いていないとバックアップしてくれないようです。
あくまで現時点での話ですし、改めて確認をするつもりですが、自宅のWi-Fi環境下なら、アプリがインストールされていれば勝手にバックアップしてくれるものと思っていたので、ちょっと残念な印象があります。
パソコンからのバックアップ手順
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Windows10にはファイル履歴というバックアップ機能があります。
デスクトップやドキュメント、ピクチャなど主要なフォルダやOneDriveなどをバックアップできる機能で、最短で10分、最長で1日間隔でバックアップを実行するスケジュールを組むことができます。
正直なところこのレビューが決まるまでこの機能にあまり興味がなく、まったく使っていなかったんですが、Windows10標準の機能でここまでできるなら積極的に使っていきたいと思いました。
◇ ファイル履歴でバックアップを行う
スタートメニューから「設定」を開き、「更新とセキュリティ」をクリックします。
左のメニューより「バックアップ」をクリック、画面右側に表示される「ファイル履歴を使用してバックアップ」の「ドライブの追加」をクリックしてバックアップの設定を始めます。
本来赤枠内にF2-220のネットワーク名が表示されてそれを選んで進むはずなのですが、この時には表示されませんでした。なのでここに表示される場所を追加する作業を行います。
一度表示されたメニュー以外の部分をクリックし「ドライブの追加」のメニューを消し、その下の「その他のオプション」(赤枠部分)をクリックします。
切り替わった画面左メニューの「ドライブの選択」をクリックします。
画面が切り替わり「ファイル履歴のドライブの選択」画面になるので枠外右下の「ネットワークの場所の追加」をクリックします。
表示される「フォルダーの選択」画面右上のアドレス枠にF2-220のIPアドレスを入力します。
※TOS3インストール時にメモしたIP欄の「192.168.1.68」のような数字の羅列です。
共有フォルダにアクセスができたら、バックアップしたいフォルダを開いて「フォルダーの選択」をクリックします。尚、上記例では「public」フォルダに「Backup」フォルダを、さらにその中に「Win10」フォルダを作成しています。
選択したフォルダが表の「利用できるドライブ」欄に登録されるので、それを選択し「OK」をクリックします。
「オンにする」をクリックします。
「このドライブをホームグループの他メンバーに選択しますか?」と聞かれますが、選択したドライブを別のパソコンで利用する場合は「はい」をクリックします。ドライブを家庭内で共用する場合は「はい」をクリックすればいいと思います。
これで「ファイルの履歴」によるバックアップが始まります
◇ 「ファイル履歴のドライブの選択」画面でF2-220のフォルダが選択できない場合
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レビューを開始する前、Windows7標準のバックアップ機能を使えば、TerraMasterなどのNASに対して問題なくバックアップできると思っていました。
ですが・・
◇Windows7 Home Premium は標準のバックアップ機能ではNASにバックアップできない
『Windows7は、標準でイメージバックアップができる』
これまで私が使用するパソコンのメイン機は、会社ではWindows Vista→10、自宅ではXP→8とWindows7をがっつりと使用してきませんでした。
ですがそれでも、ネットやら雑誌やら流し読みした程度でしたが、Windows7には、標準でイメージバックアップができる機能がついていることを、何となく知っていました。
なのでレビューを書き始めた段階では、できると思い込んでいたんですが・・。
バックアップの保存先を指定しようと何回繰り返しても、『TNAS』の場所を認識しません。
よくよく見ると、Windowsヘルプには Windows7 Home Premiumだけ記載がありませんでした。
私の勘違いなのですが、今さらできないと言われてもレビューが終わりません。
という訳で、別の方法でバックアップを行いましたので、引き続き追記します。
◇ 市販バックアップソフト「Acronis True Image」でバックアップ成功
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プレカリアート真面目明さん
2017/10/20
バックアップって大事ですよね。その大事さに気がついたときでは遅いので、NASをファイル置き場にして常時バックアップするっていうのは流行るでしょうね。
pakapakaさん
2017/10/20
コメントありがとうございます。
実は客さんにバックアップが大事だ!と事あるごとに言っている割には、ズボラだったりします・・
まだ中途半端なので、参考になるよう仕上げていきたいです