レビューメディア「ジグソー」

忙しい朝の髭剃りを、今までよりも、さっと綺麗に!

期待の5方向可動ヘッド
期待の5方向可動ヘッド

 

完全に私ごとですが、うちには幼い娘がいます。

今までは全然見てくれに気を使わずに生きてきましたが、

できれば娘に「カッコいい」お父さんだと思われたい。。。

 

そんなところをモチベーションとして、

PHILIPS社のシェーバー、シリーズ5000の S5076/06と、

フェイススタイリングキットNT5172/16のレビューをしたいと思います。

 

男性だとほぼ毎日煩わされる「髭剃り」

私の場合、普段はNational社製、ES8115を使用しています。

以下のような製品です。

いわゆる直線型の、スタンダードな電気髭剃りです。

一応、トリミング用のヘッドが内蔵されています。

 

しかし私の髭剃り事情はあまり芳しくありません

顔の形が「頰がこけがち」「顎がしゃくれている」という特徴があるためです。

このため、髭の剃り残しが発生しがちで、どうしても髭を剃り終わるのが遅くなってしまいます

朝の忙しい時間帯、もっとパッと確実に髭が剃れたら、そのほかに気を使う余裕も生まれるのに!

 

ここで、ES8115は、いわゆる「往復型式」の髭剃り。

家電量販店などで最もよく見るタイプの髭剃りだと思います。

直線的なヘッドを様々持ち替えて顔に当てないとしっかり髭が剃れません

 

対してPHILIPS社のS5076/06は「回転式」の髭剃りです。

ヘッド形状も、3つの円がそれぞれ髭剃りとして機能し、かつ5方向に動くタイプ。

これなら私のデコボコした顔も、綺麗にそれるのではないかと期待しています

 

また、フェイススタイリングキットNT5172/16では、

特に説明書にあるように、鼻毛、耳毛、眉の処理などを行う際の使い勝手についてレビューしたいと思います。

更新: 2017/08/13
ファーストインプレッション

わかりやすい商品構成と外箱

 

 

 

ウェット&ドライ電気シェーバー(S5076/06

早速箱を開けてみようと思います。

まずはざっと外観を眺めると。。。

箱 正面
箱 正面

箱正面には5方向可動で密着。優しく早剃り とあります。

忙しい朝に早剃りできたら嬉しいですね!

 

ウエット&ドライ設計というのも、ヘッド部分を丸洗いできるという意味で大変いいと思います。

できれば、わざわざシェーブローションを使わないドライでぱぱっと綺麗に剃りたいですね。

 

また、カミソリの10倍肌にやさしいといううたい文句も日常使いには重要ですね。

毎回ヒリヒリしていたら使う気が下がってしまいますから><)

箱 裏面
箱 裏面

裏面には表紙の特徴を拡大して説明してあります。

丸みを帯びたヘッド、およびコンフォートカット刃のエッジが丸みを帯びているので肌にやさしいようです。

そして一番期待している、5方向フレックスヘッド!

これでほおの凹んだ、さらに顎のしゃくれた私の髭剃りもぱっぱと終わるでしょうか。

箱 右サイド
箱 右サイド

右サイドにはヘッドと付け替えて用いるトリマーについて。

箱 左サイド
箱 左サイド

左サイドにはヘッドの機能(ウエット&ドライ設計およびワンタッチオープン)と、

バッテリーが1時間で充電でき、40分使用できることが書かれています。

充電アダプターをのぞいた内容物はシンプルで、本体、フタ、付け替え用トリマーヘッドのみです。

(もちろん取扱説明書等は入っています)

ごちゃごちゃしてなくていいですね!

 

フェイススタイリングキット(NT5172/16)

次は、フェイススタイリングキット(NT5172/16)です。

箱正面
箱正面

箱正面には、本製品で2種類の使い方「トリミング」と「スタイリング」ができることが

わかります。

箱裏面
箱裏面

裏面にはその詳細が。この構成、非常にわかりやすくていいですね^^

トリミングはなにやらあまり見慣れない機構でカットする方式のようですが、

スタイリングの方は、平たくいうとバリカンですね。

内容物
内容物

そして実際の内容物がこちら。本体およびトリミング用のヘッドが右側。

左側は上から順にスタイリング用ヘッド、スタイリングヘッド用のコーム、

トリミング用ヘッドのカバー、トリミング用ヘッドのコーム2種(longとshort)、

電池とお手入れ用のブラシですね。

 

それでは以下、早速使ってみようと思います。

更新: 2017/08/13
ウェット&ドライ電気シェーバー(S5076/06)徹底レビュー PREMIUM REVIEW

慣れが必要だが、オススメできる軽い使用感!

3つのヘッド かっこいい
3つのヘッド かっこいい!

それでは早速ウェット&ドライ電気シェーバー(S5076/06)を使用してみました。

 

 

●充電は数分で終了(1回分

充電は、クイック充電もあるため、1回分(3分を想定されています)の充電はすぐに完了。

ここで気をつけなければならないのは、使用するときには電源コードをはずす必要があることです。

所謂充電しながら使用ができないわけですが、

ウエット使用もできる製品なので、むしろ安全性の面からは非常に合理的だと思います。

 

 

●一番最初の使用感と、正直な感想

動かして見ると、多少のメカニカルノイズはありますが、重い音ではなく軽めでうるさくありません。

皮膚に当てて髭を剃ると、ん? なんだか動かしづらい^^;

でもちゃんと剃れてる。。。という感想。

少し試行錯誤して見るとわかったのですが、今までの直線型シェーバーは、

顎(曲線)とシェーバー(直線)が、いわば「点」で接していたのに対して、

本製品は3つのヘッドで顎に対して「面」で接しているわけです。

当然、接触面積が大きいため、抵抗も大きくなっていたようです。

でも剃れている。不思議。

この辺について検索して調べて見ると、どうやら電気シェーバーは強く当ててはいけないというのが

常識みたいですね。私、知りませんでした^^;

 

顔の形が「頰がこけがち」「顎がしゃくれてる」というところから、

「剃りにくいなあ(グリグリ)」と押し付けて剃るのが習慣化していたため、

必要以上の「押し付け」を行なっていたみたいです。

 

本製品がちょうど、「正しい電気シェーバーの使い方」を教えてくれた形になりました。

なお、説明書にも以下のような但し書きがあります。

 

要約すると、「使い慣れるまで、2-3週間かかることがあります」とのこと。

 

この私が最初に感じた違和感は、直線型電気シェーバーを普段使っている方が、

本製品を使用したときに同じく感じる可能性が高いと思います

接触面積が大きく、剃るときに抵抗を感じる、という点)。

 

いずれにせよ、「軽く当てても剃れている」という不思議な体験をすることになりました。

。。。。。でもこれじゃあなんだかあっけない。

そこで、髭を1週間ばかり伸ばしてかなり厳しい条件で髭剃りを行なって見ることを

思いつきました。

 

 

●1週間伸ばした髭が剃れるか

いきなり極端なことを言い出したな、と思われるかもしれませんが、

これだけ伸ばせば剃り残しに気がつきやすいという利点もあります。

 

ともかく、社会人の身の上で髭を1週間伸ばすのはかなり大変でしたが、なんとか伸ばして見ました。

あまり見た目のいいものではありませんが、こんな感じです。

汚くて、すみません(><)

1週間伸ばした髭
1週間伸ばした髭

しかもしゃくれT_T)
しかもしゃくれT_T)

 

この状態でドライでウェット&ドライ電気シェーバー(S5076/06)を使用して見ます。

長い髭は毛が倒れるので、電気シェーバーではきついはず。

カミソリで剃っても引っ張られていたいくらいの長さです。

 

 

●音ではわかるが皮膚では感じにくいくらいの軽い剃り心地

 

説明書のように軽く当てて円を描くように肌をなぞると、確かに剃れている手応え。

ジョリジョリと、確かに剃れている音はします。皮膚へはそんなに振動はきません

ちゃんと剃れてるのか?という皮膚感覚です。

でも鏡を見ていると、あっという間に頬、顎、鼻の下、唇周りが綺麗になっていきます。

つまり、ほとんど皮膚に刺激なく剃れています

髭が長いときにありがちな、引っ張られて痛い!という感覚も全くありません

 

正直、「面で当たる」本製品では、「どこが剃れているか」のインフォメーションに乏しい

実感がありますが、実際にはどこかに集中的に当てずとも、全体を撫でていれば剃れている

という感じです。おそらく、3つのヘッドが局面に合わせて接触する最適化が

なされているためだと思います。

 

難所の「こけがちな頬」は数秒で、「しゃくれた顎」も、特に意識することなく

剃り上げることができました

あっという間に全部剃れました
あっという間に全部剃れました

 

上述の通り、ほとんど撫でているだけで、しかも短時間に剃り上がりましたので、

「カミソリの10倍肌に優しい」といううたい文句にも納得です。

肌の弱い方、試して見られる価値はあると思います

 

あれだけの髭がなくなると、ぱっと見はよくなりますが、細部はどうでしょうか?

そこであまり綺麗なものではありませんが、USB顕微カメラで各部位を拡大して見てみました

 

顎部分 剃る前
顎部分 剃る前

顎部分 剃った後
顎部分 剃った後

 

頬部分 剃る前
頬部分 剃る前

頬部分 剃った後
頬部分 剃った後

 

鼻の下 剃る前
鼻の下 剃る前

鼻の下 剃った後
鼻の下 剃った後

 

汚い画像で申し訳ありませんが、剃る前は数ミリ生えていた髭が、

部位に関わらず皮膚表面とツライチになるように、剃り残しなく剃れている様子がよくわかります。

 

 

●これだけの髭を剃った後のお手入れは?

 

軽い使用感で、短い時間で反り上がった髭。

当然シェーバー内に剃った髭がたまります

 

しかし本製品はワンタッチで蓋が開き、さらにウオッシャブルです。

開けて見ると、これまたあまり綺麗な画像ではありませんが、次のような見た目でした。

 

すごい髭の量><)
すごい髭の量><)

 

重ね重ね、汚くてすみません。。。でも!

水で流すと。。。

水でさっと流しただけでぴかぴかに!
水でさっと流しただけでぴかぴかに!

 

見た目、複雑な形状なのに、上面がガバッと開く構造のおかげか、水をさっと流しただけで

こびりつきもなく綺麗に剃った髭が除去できました!

これはお手入れが楽です!

本製品は、直線型の他社製品にありがちな「油をさす」「ブラシで汚れを取る」といったおていれは

必要ありませんから、毎日の髭剃り後にパッと水で流すだけで、綺麗な状態を保てます!

 

 

●トリマーヘッドへの交換

さて、本製品にはもう1つ、ヘッドユニットがついています。

ヘッドを真上に引き抜いて
ヘッドを真上に引き抜いて(ボタン操作等はなし)

 

トリマーユニットを装着(押し込むだけ)

 

バリカン様の歯が使える様になります。

この歯でもみあげ等を簡単に刈り上げることが可能です。

 

付け替えはボタン操作等がないので引き抜くだけですが、適度な「カチッ」とはまる

クリック感のようなものがあり、不意に外れるようなこともなく、また、硬くて取りにくいという

こともありません。過不足のない、絶妙な付け替え感です

 

パッと思いついたときに付け替えてすぐに使えるいいオプションだと思いました。

 

●まとめ

以上、多少無茶な条件でしたが、普段使いした感想と、1週間分の髭を剃って見た感想をまとめると。

1. 大変軽い使用感で短時間のうちに、肌の負担なく髭を剃り上げることができる

2. 軽い使用感であるのに、ちゃんと剃り残しなく剃れる

3. 蓋がワンタッチで開くので、お手入れが非常に楽

4. トリマーユニットで、ちょっとした生え際の手入れが楽にできる

以上の通りになります。

本製品はONボタン長押しで動作ロック機能もあり、満充電でおよそ13日分(40分間)の使用ができる

とのことなので、出張に持ち歩くにもいいですね!

使用に関しては、上述したように、「面で剃る」という感覚に多少慣れが必要だとは思いますが、

私個人の感想だと、2、3回使用すればなれる程度のものですので、問題ないと思います。

皮膚の弱い方、短時間で剃り上げたい方に、オススメです。

更新: 2017/08/13
フェイススタイリングキット(NT5172/16)徹底レビュー PREMIUM REVIEW

さっと取り出して簡単にお手入れできる安全な機器

さてお次はフェイススタイリングキットを使って見ます。

 

●まずは、トリミングヘッド

ぱっと見、どうなってるんだろうこれという感じ
ぱっと見、どうなってるんだろうこれという感じ

まずはトリミングヘッドですが、これ、どういう構造になってるんでしょう?

鼻の穴や耳の穴の毛を剃るときに良い、と取扱説明書にはありますが、

正直、構造に納得できないと、怖い。。。ということで、USB顕微カメラで構造を見て見ました。

上半分は丸いコーム 下半分に溝と、往復するシリンダー
上半分は丸いコーム 下半分に溝と、往復するシリンダー

 

これが金属部分の拡大図になります。上部分はコーム部分で、皮膚に直接触れる部分です。

丸く加工してあり、指でさわっても引っかかることなく、なめらか

これなら皮膚を傷つける心配はなさそうです。

そして、肝心の毛を切る機構ですが、コーム下の溝にシリンダー状のものが往復しています。

シリンダーにも隙間が空いており、その隙間に入り込んだ毛をコームで押し切るような

構造になっています。

 

もう少し、構造を知りたいので指の毛を剃って見ました。

 

手前の指の毛をトリミングヘッドで刈ってみました。

 

使ってみてわかったことが1点。当たり前ですが、コーム部分に毛が入らなければ切れません。

ですので、漫然と当てていても毛はほとんど剃れませんでした

イメージとしては、櫛で毛をとくように、毛の流れと平行にトリミングヘッドを当てます。

すると、非常に効率的に毛を剃ることができました

拡大して見た上の機構ですと、多少毛の引っ張られ感や痛みがあるかと思いきや、

全く痛みもひっぱられ感もありませんでした。これなら、鼻毛などを切っても痛くなさそう。

また、肌に直接刃物が当たるわけでもないので、肌の弱い方でも使えそうです。

 

実際に、鼻と、耳でやって見ました。

「抜き差し」方向へ動かすのではなく、「円周方向になぞる」ように動かします

こうすると、毛の流れに沿って効率よく切ることができます。

実はこの使い方、取扱説明書にはイラスト入りで載っています。

しかし、自分で機構を理解したかったという気持ちが勝ちました><)

 

説明書にも円周方向への動きで説明されています
説明書にも円周方向への動きで説明されています

 

この動きをすると、ばりばりっと、毛が切れている音。

しかし、鼻や耳に「その切られた感触」はほとんどありません。音が、本体にだけ響いている感じ。

結果、全く痛くもなく、毛を切ることができました

念のため、「抜き差し方向」へも動かして見ましたが、非常に効率が悪かったです。

鼻、耳の画像は、撮って見たところ大変見苦しかったため、画像掲載は断念しました。。。

しかし、痛みもなく、鼻毛、耳毛を短時間に処理することができました。

 

●眉毛コームをつけると、眉毛のトリミングが容易に

眉毛用のコームは2種類あります。

 

5mmのLongと、3mmのショートコーム
5mmのLongと、3mmのショートコーム

 

ほとんど見た目では長さまではわかりませんが、コーム本体に大きく「short」「long」と

記載があるため、取り間違うことはありません。

 

コームを装着するとこんな感じになります。

眉毛を3mmのshortコームで削って見たところ、私の眉毛は短く、さらに毛が寝ていて、

ほとんど削ることができませんでした。おそらく、上手くやれば削れたのかもしれませんが、

今回の時間内に何度かトライしたものの、上手くいきませんでした><)

そもそも、道具はあっても技がないので手入れの練習から必要ですね^^;

 

しかし、コーム部分は非常になめらかで肌すべりもよく、上手く使えば手入れが捗るんだろうな、

という印象でした。

 

●次に、スタイリングヘッド

トリマーヘッドを45°ほど回転させると外すことができます
トリマーヘッドを45°ほど回転させると外すことができます

そこに、スタイリングヘッドを装着
そこに、スタイリングヘッドを装着

さらにスタイラーコームをつけると、3mm長をたもったままトリミングできるようになります。

髭を整えるときに、いいですね!(これで3mmに揃えてから髭を剃ればよかったT_T)

実際に使うときには、コームなしで、もみあげを少し整える、といったときに便利そうだと思いました。

 

●まとめ

フェイススタイリングキット(NT5172/16)の使用感についてまとめます。

やはり特徴は、

1. 安全でさっと取り出して使える軽量、ウオッシャブルなトリマーであること

2. 2種類のヘッドで部分剃り、比較的広範囲の剃り両方に対応できる

3. 各種コームを用いた汎用性

だと思います。

 

ウェット&ドライ電気シェーバー(S5076/06)にもトリマーヘッドがありますが、

フェイススタイリングキット(NT5172/16)を持っていれば、

ヘッドを付け替える手間がいりません

 

眉の手入れに関しては私自身の経験の無さから失敗してしまいましたが、

せっかく優れた機能性のフェイススタイリングキット(NT5172/16)をもっと活かせるよう、

技術を磨いて、娘に「パパかっこいい!」。。。とは言われないまでも、

「ちゃんと気を使ってるね」くらいはいってもらえるように頑張ろうと思います!

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