フェイススタイリングキット(NT5172/16)と、ウェット&ドライ電気シェーバー(S5076/06)セットのレビューです。
フィリップスと言うと、私の中のイメージは
- メンテナンスが楽
- 肌に優しい
- 水で洗える
と言う感じなのですが、これらすべてが当てはまる、まさにフィリップスらしい製品のセットでした。
しつこく何度も書きますけど、水で洗えるって素晴らしいんですよ。
バランスのとれた多機能鼻毛カッター
フェイススタイリングキット NT5172/16 は顔の毛を綺麗に整えるためのキットです。
無くすのではなく整える、っという感じでしょうか。
鼻毛カッターとヒゲトリマーが一体になった物です。
使い方として耳毛とか眉毛とか、襟足、もみあげなんかも整えられますよと言う感じ。
製品の紹介
では一通り商品を紹介していきたいと思います。
パッケージはシンプルで取り出しやすいです。
過剰な感じはありません。
ポーチが付いているので、付属品とまとめて入れておけるで便利です。
眉毛の手入れの頻度ってそんなに多くないですからね。
本体の他の付属品としては、トリミングヘッド(鼻・耳・眉用)、ヒゲスタイラー、スタイラーコーム、眉毛コーム(長短の2種類)、クリーニングブラシ、ソフトポーチ、保護キャップ、乾電池、っといった内容。
電池で動くタイプの製品なので電池を入れます。
本体の下部が電池ホルダーになっていて、回すと外れる構造になっているので、電池を入れて使用できる状態になります。
反対方向に回すと電源が入ります。
トリミングヘッドに眉毛コームを取り付けることで眉毛の手入れができるようになります。
眉毛コームはショートタイプ(3mm)とロングタイプ(5mm)の2種類ありますが、写真はロングタイプを取り付けた状態です。
アタッチメントの交換も電池と同じ要領で行います。
回せば簡単に取り外せます。
トリミングヘッド(鼻・耳・眉)を外して、ヒゲスタイラーをセットするとこんな感じになります。
ヒゲスタイラーは単体で使用すると 0.5mm の長さに整えることができて、スタイラーコームを取り付けると 3mm の長さにトリミングできるそうです。
写真はスタイラーコームを取り付けた状態です。
使用感と他の製品との比較
鼻毛カッターとして
まず鼻毛カッターとして使てみました。
私はナショナル(現パナソニック)の鼻毛カッターを普段使っていますので、そちらと比較したいと思います。
ER413と比較すると NT5172/16 は直接刃の部分が当たる感じになるので最初は怖かったのですが、実際に使ってみると全く痛くありません。
NT5172/16 の方が大きいように見えますが、重さは NT5172/16 の方が軽い印象です。
持った感じも NT5172/16 の方が持ちやすく、取り回しが楽ですね。
この辺りは、世代が全然違うので単純に比較するのは ER413 に酷ですが…
構造上、ER413 は若干毛が巻き込まれる感覚があって、少し引っ張られるような動きをする事があり、その場合には若干痛みを感じるのですが、NT5172/16 は構造的に毛を引っぱるというよりもバリバリカットしている印象で、引っ張られる感じは全くありません。
鼻柱と言うんでしょうか、鼻の中央側の毛が ER413 ではカットしにくかったのですが NT5172/16 は構造的に押し当てやすいのでとてもきれいにカットできて良いです。
そして、やはりヘッドを洗えるというのが大きいです。
すごく使いやすい、PHILIPS の製品はメンテが楽なものが多い印象ですが、NT5172/16 もメンテナンスが楽です。
水でそのまま洗えるというのは本当に楽です。
眉毛のトリミング
個人的にとても気に入りました。
全く期待してなかったというか、とりあえず機能としてあるから使ってみるか、くらいでしたけどこれは便利だと思います。
使い方は簡単、眉毛を毛の流れに沿ってとかし、トリミングヘッドに眉毛コームを取り付けた状態で、眉尻から眉頭に向かって動かしていくだけです。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、きれいに長さが揃いました。
眉毛のトリミングをしたことがある人だと分かると思いますが、コームとはさみで自分でやるのは結構難しかったりするんですよね。
特に全体の長さを整える作業は結構難しくて、切りすぎてしまったりして全体的に眉が薄い感じになってしまったりすることが多かったので、これはすごく助かります。
単純に楽です。
凄く楽。
ヒゲトリマーとして
アタッチメントを変えることでヒゲトリマーとしても使えるので、ヒゲトリマーとして使ってみます。
私はフィリップスの QT4022N というヒゲトリマーを普段利用しているので、それとの比較を行てみました。
NT5172/16 はヒゲスタイラーを取り付けるとヒゲトリマーとして使えると言う事は上の方でも書きました。
スタイラーコームを取り付けない場合の長さは 0.5mm、コームを取り付けると 3mm の長さで整えることが出来るそうです。
QT4022N は 0.5mm ~ 10mm まで 0.5mm 単位で調整が出来るのですが、ここではどちらも 3mm に調整してカットしています。
カット後 /(左)QT4022N /(右)NT5172/16
パッと見た感じで長さが違う感じがすると思いますが、実際かなり違いました。
どちらが 3mm なのかはちょっと分かりませんが、QT4022N の方が短く、NT5172/16 は長いです。
仕上がりと言う意味では QT4022N の方がきれいだと感じます。
NT5172/16 は少し粗い、というかばらつきがある感じに見えます。
また、使用感も QT4022N の方がスムーズにカットしてくれているのに対して、NT5172/16 はバリバリと音を立てながらカットしていくという印象。
比較するとどうしても専用機で価格帯も全然上の QT4022N に軍配が上がってしまうのですが、NT5172/16 が悪いかと言えばそういう分けでも無く、使い勝手は悪くないと思います。
0.5mm/3mm という2択になってしまいますけど、そこにこだわりがなければ必要十分な機能だと思います。
大きさからして全然違いますからね…
使ってみての印象
ある程度予想はしていましたが、基本的には鼻毛カッター(トリミングヘッド)を中心にした商品だという印象です。
トリミングヘッドに専用コームを取り付けることで眉毛も手入れできるし、アタッチメント自体を取り換えればヒゲトリマーとしても使えますが、基本は鼻毛カッター。
なので、まずは鼻毛カッターとしてどうかという部分なのかなと思うのですが、ここは文句なしだと感じます。
カットしやすいですし、メンテナンスが凄く楽。
ヘッドをそのまま洗えるというのは本当に楽です。
洗えないタイプのものを使ってるからこそ感じますが、本当に楽です。
多機能な NT5172/16 ですが、そもそも鼻毛カッターとしてのスペックが高いなと感じます。
これだけでいいと言ったら「それだけじゃない」と言う話でしょうけどw
それくらい、完成されています。
追加機能の部分では、上の方でも書きましたけど、眉毛トリマーが秀逸だと思います。
流石に眉毛トリマー単体を買う気にはならないですが、これは嬉しいです。
ヒゲトリマー部分は、専用機と比較すると機能的に劣る部分が目立ってしまったかなと感じますが、こればかりは価格帯も全然違う商品なので、劣っている部分がある、と言うよりはターゲットが違うのかなと言う印象です。
長さが固定されている以外で実際に使っていて困ると言う事もないでしょうから試しに使ってみたい、という感じでしたら全然問題ないと感じます。
電池式でコンパクトですし、非常にバランスのとれた製品だと思います。
肌に優しいだけじゃなくてメンテも楽なシェーバー
引き続き、ウェット&ドライ電気シェーバー(S5076/06)もパッケージの内容などから見ていきたいと思います。
製品の内容
こちらはがっちりとした箱です。
内容物は本体の他に、トリマー、保護キャップ、充電アダプタなど。
トリマーへの交換は、シェービングユニットを取り外して行います。
が、手順は非常に簡単。
単純にシェービングユニットを真っすぐ真上に引き抜いて、トリマーを押し込むだけ。
シェービングユニットの掃除も簡単そうで、ユニット自体に水をかけて洗い、シェービングユニットを開いて、中を洗うこともできます。
ボタンを押すだけなので、本当に簡単です。
フィリップスのシェーバーって他社のものと明らかに構造が違いますけど、刃自体の構造がそもそも全然違いますよね。
使用感と比較
まず、充電式なので充電をする必要があります。
充電は付属のアダプタで行います。
充電中は LED が点灯します。
状態の表示はこの LED で行うようですが、ステータスのマークが分かりやすくてよいと思います。
直観的です。
はい、では実際に剃って行きたいと思いますが、私はブラウンの 750cc-7 を使っていますので、そちらとの比較で使用感を見ていきたいと思います。
ちなみに、S5076/06 はウェットシェービングやお風呂での使用に対応していますが、750cc-7 はウェットやお風呂での使用には対応していないので、ドライシェービングで比較しました。
大きさはほぼ同じ、若干 S5076/06 の方がコンパクトかも知れません。
使用前
使用後 (左)750cc-7 / (右)S5076/06
まず、実際に剃ってみて一番強く感じたのは、剃り心地が優しいと言う事です。
ヒリヒリしない感覚と言うんでしょうか?
私は普段から電気シェーバーを使っているので、ヒリヒリしにくいので、あくまでも感覚の話ですが
明らかに 750cc-7 比較して S5076/06 の方が肌への辺りが優しい感じがします。
これは初めて電気シェーバーを使う人にとってすごく重要な特徴かもしれません。
では、仕上がりはどうでしょうか。
こちらは写真でもわかるように 750cc-7 の方がしっかり剃れている印象です。
S5076/06 も悪くはないですが、剃り残しと言うか、ひげの頭が残っている感じがします。
この辺りは肌へのやさしさとのバランスかも知れませんね。
また、使い慣れているかどうか、と言う点もあると思います。
比較的強めに押し付けたつもりではありますが、形が全く違うので力の加減が分からずに押し込み切れていない感じはどうしてもあると思います。
お手入れの気軽さは S5076/06 の圧勝です。
基本的にヘッドを水洗いすればよいので、本当に楽ですし、清潔に感じます。
ちなみに 750cc-7 はアルコール洗浄システムがあるので、使い終わったらセットして洗浄するだけなのですが、洗浄用のカートリッジの交換が定期的に必要だったり、そもそもこの洗浄液の味?が結構きつかったりするので、水で洗えると言うのは S5076/06 大きなアドバンテージだと感じます。
次にウェットでの使用感を試すために、T字の安全カミソリと使い比べてみました。
比較したのはジレットフュージョンプログライドフレックスボールパワーにプロシールドクールの替え刃を付けたもの。
シェイビングフォームには普段髭を剃る際に使っているFanclのフェイスウォッシュを使いました。
フェイスウォッシュですが、髭剃りにも使えるので・・・
(左)安全カミソリ (右)S5076/06
まず、使用感からですが、ドライと比べても更に肌に優しくなったような印象は受けました。
ドライだと肌に直接あたる感じがありますけど、ウェットでフォームを使っているからか、肌の上で滑る感じで剃っていけるので、これであれば電気シェーバーで肌が負けるという人でも使えるのではないかと感じます。
仕上がりは、安全カミソリの方が深剃りできている印象です。
まぁ、電気シェーバーで安全カミソリの逆剃りを超えるのは難しいと思うので、参考までにと言う感じですね。
S5076/06 はドライの時と同じように若干髭の頭が残っている印象ですが、ドライよりも強く押し付けることが出来るので、ウェットの方がより綺麗に剃れています。
やはり、形状が普段使っているものとはかなり違うので、慣れてきたらもっときれいに剃れるのではないかと感じます。
ちなみに、ウェットは何度か使っていくうちに力加減が分かってきて、徐々に深剃りが出来るようになり、きれいに剃れるようになってきました。
使い勝手は S5076/06 の方が安全で楽だと思います。
例えば、唇の端の辺りの髭を安全カミソリで剃る場合。
この部位は肌を傷つけることが多いので慎重に剃る必要がありますが、S5076/06 の場合には肌が傷つく心配はないので、特に気にせずに剃ることが出来ます。
こういう部分がシェーバーの良いところですよね。
髭剃りは、朝の忙しい時間帯に行うものですので、気軽に使えるというのは大きなメリットだと感じます。
ちなみに、S5076/06 のメンテナンスの感覚は安全カミソリに近いです。
洗って終わり。
本当にこれだけ。
楽です、本当に。
感想
充電式のシェーバーの中ではエントリーモデルに属する価格帯の製品だと思いますが、必要十分な機能は備えていると思います。
電気シェーバーを初めて使う際には絶対に気にあるであろうカミソリ負けに関しては、これ以上ないというくらい優しい部類に入るのではないかと感じます。
そういう意味でも、初めて使う電気シェーバーにはもってこいなのかなと。
また、個人的にお風呂でも使えるというのがとても便利だと感じます。
電気シェーバーでウェットシェービングが出来る物を初めて使いましたが、これは本当に快適です。
しつこく書きますけど、 手入れのしやすさは特筆すべきだと思います。
そのまま水で洗えるというのは本当に楽です。
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