スポーツ用高機能インナーを愛用していますMacplusが、ワークマン社のdri-comfort半袖シャツをレビューする機会を得ましたので、早速レビューしてみたいと思います。
【概要】
dri-comfort半袖シャツは、作業関連衣類でお馴染みのワークマン社の新製品で、丸首と、V首の設定があります。コンプレッション性を持ちタイトフィットでスポーツ時の疲労軽減を狙ったタイプの高機能インナーでは無く、それに比べるとルーズフィットの快適性重視のいわゆる普通のTシャツとして、気軽に着られるタイプの高機能インナーです。
素材は、高機能吸汗速乾素材「ドライリリース™」使用となっており、その効果はポリエステル100%の素材よりも高い速乾性を持ち、綿100%の半分の時間で乾くって触れ込みのものです。
値段は、税込780円と同機能Tシャツより2割程安いイメージで、触れ込み通りの性能ならコスパは高そうです。
【商品構成】
形状は、丸首とV首の2種類で、色は、ホワイト、ブラック、ネイビー、グリーン、グレーの5種類で、色と首種を適切に選択すれば、様々な状況で使用できそうな構成です。
【サイズ】
推奨サイズ感は、次の通りですが、身長172cm、胸囲95cmの私なら、MサイズとLサイズのどちらかで悩む所ですが、私はLサイズを選択、理由は肩幅がMサイズだと狭いケースが多いからで、今回もLサイズでOKでした。
【使用感】
袋から出した最初の印象は、さらっとした生地で、凄く薄くて軽いなって感じです。ワークマンの商品は、ガッシリして丈夫な印象だったのですが、これはむしろスポーツ用品に近いです。
デザインはシンプルな半袖シャツですが、襟には"Find-Out"のロゴがあり、これは同社のスポーツテイスト、カジュアルとして着用できるデザイン向けのロゴだそうです。
特に、濃い色系のdri-comfort 半袖シャツは、ステッチもアクセントになっており、カジュアルな印象を与えます。
会社での事務作業編
まずは、一般的なインナーとして、普通にシャツの下に、肌着として着用してみました。
首元が目立たない様に、V首をチョイス。白の薄手のシャツなので、余り目立たない様に白を選択。
見た目も着心地も着ていることを全く主張しないって感じです。
外気温は、最高で23℃前後、ほとんどが室内の事務作業か、外を移動するだけの軽作業。
この季節、全般的には過ごしやすいのですが、日中は汗ばむほど気温が上がり、朝晩はちょっぴり冷え込み、寒暖の差が激しい季節でもあります。
しかし、日中の気温が上がる時間帯も、さらっと感をキープ。驚いた事に、朝晩の冷え込み時に、室内から屋外に出た時も、あまり寒いと感じません。恐らく、かいた汗を短時間で放出し、皮膚の表面はさらっと感をキープしている効果だと思いますが、期待通り、いや期待以上の効果でした。
ウォーキング&ジョギング編
これだけ効果が高いのであれば、単なる肌着では無く、スポーツ用のTシャツとしてはどうなの?って事で、敢えて気温変化が激しい、外気温20℃ぐらいの夕方から気温の下がる夜にかけて、Tシャツのみで、負荷としては軽い(体温上昇は少なめ)の、軽いジョギングとウォーキングに試しに着てみました。色はグレーで丸首。距離は、6-7km。ウォームアップ用の上着は着用無しの条件です。
これは、負荷を敢えて落とし、肌寒く感じるであろう条件を狙って試したのですが、むしろ暖かく感じるぐらいで、予想以上の効果を発揮してくれました。
参考に、この後、倍ぐらいのペースで普通にジョギングもしてみましたが、汗をかいてもサラッと感はキープはしてくれました。
スキー&カジュアル編
山には未だ雪があるので、麓では桜、山ではスキーが楽しめる季節です。スキーが終わった後に、ウェアからカジュアルな服に着替える時に使えば、このサラッと感は気持ち良さそうだなと思い、着替えに持って行きました。気温が上がったとはいえ、スキー場は外気温5℃〜0℃ぐらい。
外で着替えるとかいた汗で寒いのが、通常なのですが、dri-comfort 半袖シャツに着替えるとあまり寒くありません。
その後の、後片付け中も結構薄着で過ごしました。カジュアルなパーカーと組み合わせるとこんな感じですね。dri-comfort 半袖シャツはシンプルな単色なので、柄物やボーダーなどどんな上着でも合わせやすいですね。この写真は、ネイビーの丸首です。
通常、スキーでは疲労軽減のために、コンプレッションタイプのアンダーを着用し、その上の汗をコントロールするためのTシャツを着ていることが多いのですが、この汗をコントロールするためのTシャツにdri-comfort 半袖シャツを使用するのも良いですね。(写真は、着替える前の写真なので、別のTシャツです。)
カジュアルに着た時の写真も、追加してみました
車での作業編
ワークマンの商品を、作業時に試さない訳にはいきません。丁度、この時期は、スタッドレスからノーマルタイヤに履き替える作業が発生しますので、その作業を作業着の下にdri-comfort 半袖シャツ着用で行いました。
一般家庭なので、リフトなどある訳も無く、油圧ジャッキと十字レンチで、一本ずつ交換。しかもタイヤも保安場所まで運ぶ作業も加わりますので、小一時間の作業ではありますが、しっかり汗をかきます。作業完了後は汗ダクで、シャワーを浴びたいなと思うほど不快な状態になります。
でも、dri-comfort 半袖シャツ着用状態では、動きやすく、作業中もサラッと感がキープされており、不快な所がありませんでした。結局、作業完了後も、作業着を脱いで着替えただけで、シャツはそのまま着ていました。
野球観戦編
シーズン中は、年間何度か足を運ぶプロ野球観戦に使用してみました。
ドームの中で、4万人近い人達の熱気がありますし、上に応援用ユニフォームを着て、メガホンを振り回したりするので、実は想像以上に汗をかいたりします。しかも、この時期のナイターは、昼(会場入りする時)と夜(汗をかいた状態で、外に出て帰宅する時)では、気温差が激しく、夜はかいた汗と夜風で寒い(特に負けて帰る時は)ぐらいです。
外気温は日中(会場入りする時)は22℃ぐらいと、暖かい陽気です。
さて、実際着用してみると、不快感は全くなく、汗をかくことが気にならないぐらい快適です。この日の試合内容は、観客のボルテージは最高潮の内容で、当然汗も沢山かいたのですが、試合終了後に外に出てみても、夜風で寒い事は全くありませんでした。
追加
浴衣のアンダー編
浴衣の下に着ても、サラッと感がキープ出来ます。ただし、V首を使用しても、浴衣だと完全に隠れることはありませんので、浴衣と同色を選択する必要があります。
すみません。写真撮るのを忘れました。
登山のアンダー編
登山でも試してみました。軽いので、テント泊での重装備の中に追加しても、気になりません。下山時に着用したのですが、サラッと感がキープ出来て快適でした。
すみません。写真撮るのを忘れました。
【メンテナンス】
使用した感じで、汗を外に出す能力が非常に高いdri-comfort 半袖シャツですが、ではそれを洗濯したら乾きはどうなのか、気になったので試してみました。dri-comfort 半袖シャツは、ポリエステル85%、綿15%の素材となっています。
パッケージには、下の写真のように、速乾性比較があり、ポリ100%より高い速乾性、綿の倍の速乾性をうたっています。
今回、他の製品と一緒に洗濯、一緒の条件で干してみて、乾き具合を見てみました。
風通しの良い屋外、天気は曇り、湿度は高めの条件です。
dri-comfort 半袖シャツは、30分程度で脇の下などの乾き難い所を除き、目に付く所はほとんど乾き、1時間もすれば完全に乾いてしまいました。今回試した中では、No.1の速乾性でした。これは梅雨時などは非常に有難い性能ですね。(写真のグレーとその隣の濃いネイビーがdri-comfortです)
着てみた感覚ともマッチしています。
ポリ50%、綿50%のものは、1時間45分
綿100%の長袖シャツは、5時間(ちょっと重い製品なので、その分は割り引く必要あり)
で、綿製品に比べて圧倒的に速乾との売りは、実感出来ました。
ポリ100%で速乾をうたっているものが、1時間程度で乾き、dri-comfort 半袖シャツに近い性能でした。(ただし、この製品はお値段は数倍いたします。)
【まとめ】
使ってみた感じでは、最初に感じたさらっとした生地で、凄く薄くて軽いな、と言うのが、ずーっとキープ出来る感じで、汗を外に出す能力が非常に高い特徴が体感出来る商品です。値段も手頃なのでコスパは高く、普段使い、スポーツ用途、作業と何にでも利用できる商品ですね。複数枚購入し、上に着るものに合わせて、色や首元を選択する使い方が良い様です。
丸首はカジュアル、 V首はシャツの下になどの使い方が基本になるかもしれませんが、実際に使ってみた感じでは、V首をカジュアルに使ってみるのも、”あり”でした。
今回は試していませんが、登山や人里離れた所でのキャンプなど、余り頻繁に着替えられない環境でも効果を発揮しそうです。
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