レビューメディア「ジグソー」

データの持ち歩きに安心な大容量デバイス

個人的なポータブル/外付けHDD利用としては、PCに保存している個人データの定期的なバックアップ,TVに接続してテレビの録画,CATV STBやBlu-Ray レコーダーに接続して、内蔵HDDの拡張,そして、大きなサイズのデータ受け渡しや持ち歩きに使います。

 

持ち出すデータが、予め決まったコンテンツであれば、USBメモリでも32GB-128GBを使えば持ち出しも簡単なのですが、数多くのデジカメ写真データから写真の選別を行う時や撮影した動画ライブラリの中から幾つかのシーンを選択する時など、USBメモリで容量的に足りないことがあります。

ポータブルSSDでも良いのですが、個人的には1GBのSSDしか手元になく、手持ちのコンテンツを全てコピーして持ち歩くためには、ある程度の選択を行わないと収まりません。


持ち歩きの度に、自分のコンテンツから都度選択してコピーを行うのも面倒です。

 

私は、データのバックアップという意味合いからは、8TBの3.5inch HDDをケースに入れ、現在は2台のデスクトップPCのデータを毎週差分バックアップを行っています。
タブレットやノートPCのデータは、基本的にデスクトップPCのコピーであったり、持ち出し先で作成/収集したデータも持ち帰った時点でデスクトップPCに移しますので、基本的にはデスクトップPCに保存します。
なので、我が家では2台のデスクトップPCとポータブル8TB HDDの三か所に同じデータ存在することになります。

このデータ以外に、嫁や娘たちの楽曲データ(iTunes)や写真データがありますが、楽曲データだけは、ネットワーク経由で、前述の8TB HDDにバックアップを取っています。

撮影動画に関しては、娘達の成長記録だけは別途切り分けて、2.5inch 1.5TB HDD 2台に各々同じデータを記録して別途保存してあります。(娘1人に1台)

 

それとは別に、外部持ち出し用に、2TB 2.5inch HDDをポータブルHDDケースに入れて、動画を除いたデータを2~3週間に一度バックアップをとっています。
こうすることで、データを持ち出す際も、最低限の時間(シンクロ時間)でデスクトップPCのデータとシンクロすることができ、取り敢えずそのHDDを持ち出せば、必要なコンテンツは全て揃っているはず。なのです。
今回は、My Passportポータブルドライブを、このデータ持ち出し用HDDとして使用してレビューしたいと思います。

先ずは、個装箱から、

パッケージの外観は、中の商品の色に合わせたカラー写真が印刷されてるので、随分手間の掛かることをしているなぁと思ったのですが、パッケージ本体を包む形で商品の色に合わせたスリーブが被せてあるだけで、本体の入っているパッケージは全色共通のようです。
シリアル番号やJAN CODEラベル等もスリーブ側に貼ってあります。

以前のような、中身(HDD本体)の見えるブリスターパッケージと比べると、随分エコなパッケージになっています。

HDD本体の色が外観から分かるといういみでは、今回のパッケージで充分ではないかと思います。
パッケージを開けると、紙で成型した緩衝剤に包れてMy Passportポータブルドライブ本体とマニュアルと本体色に合わせたUSB 3.0ケーブルが同梱されていました。

今回のMy Passportポータブルドライブは、外装が光沢面のあるのプラスティック製なので、スマホ購入時に液晶を保護しているビニールカバーのような、ビニールシートが貼ってありました。
光沢面と斜めストライプ状のモチーフでデザインされた本体は、とても綺麗です。
斜めストライプ状のモチーフでデザインされた部分は、マット仕上げで、そのままサイドにも展開されていて、滑り止め的な意味合いがあるのではないかと思います。
今回レビューさせて戴く本体色が赤ということもあり、季節感ともマッチして、とても美しく感じました。
今回レビューで使用予定の、DELL VENUE 8 Proも赤なので、良くマッチしていると思います。

My Passportポータブルドライブは、6色のカラーバリエーションがあり、ビビットなカラー展開がとても綺麗です。
容量は、1TB~4TBまであり、2TB~4TBまでが今回レビューさせて戴いているMy Passportポータブルドライブと同じ厚みです。

光沢面に傷を付けるのが勿体なく、しかし、レビューのため、持ち歩かなくてはならないので、取り敢えず手元にあったハンドタオルで包んで鞄に入れました。手元にあるポータブルHDDを入れる巾着は残念ながらサイズが合わなかったのでこのような対応になりました。

スペックは、以下のようになっています。

2年保障が有りがたいですね。
本体サイズが、110mm X 81.5mm X 21.5mmと若干厚みはありますが、さほど大きく感じることもありません。
重量は、実測で246gでした。(スペック表では250g)

短辺片面に、USB 3.0 micro Bの端子と、ホワイトLEDのアクセスランプが搭載されています。

WDロゴは、光沢部表面中央部にありますが、浅溝の型で成型されていてちょっと控えめです。

光沢裏面には、型番やシリアル番号の記載された銘版シールが貼られていて、四つ隅には小さな1mm四方位のショックアブソーバーが設けられています。

HDDには大敵の振動を和らげると共に、接地面から浮かせることで放熱面でも有利に働くと思います。
HDDはその名の通り、ハードな金属製ディスクが中で回転していて、しかも毎分5,000回転以上という高速回転(車のエンジンで5,000回転と云えば結構吹かした状態)ですから発熱も当然です。ポータブルHDDを使っていて不安に感じる振動や排熱面への配慮は素晴らしいと思います。

付属のUSB 3.0ケーブルですが、USB 3.0 micro B - Type-Aのケーブルで、本体色と同一の色のケーブルです。

USBケーブル=黒のイメージしかなかった私にとっては、とても新鮮でデザイン映えします。PCと接続しても一体感があり良いセンスだと思います。所有欲を満足させてくれる一品ではないでしょうか。

宝石箱と云ったら誇張し過ぎかもしれませんが、オシャレな小物入れと云った所でしょうか。
持っているだけでワクワクします。特に今回、REDをレビューさせて戴いていますが、どこに置いても様になりますし、ケーブルを繋いでもデザイン性を損なわないのが素晴らしいです。

 

次に、私が所有している、他の2.5inch 2TB HDDと外観の比較をしてみましょう。
今回の比較対象は、Seagate BarraCuda 2.5inch 5,400rpm 128MB Cashe 7mm と Samsung (SeagateのOEM) 2.5inch 5,400rpm 32MB Cashe 9.5mmです。
BarraCudaは、NOVAC NV-SSD220U3 という7mm厚専用のSSD/HDDケース,Samsungは、Owltech OWL-ESL25S/U3(B)という、何れもUASP対応のUSB 3.0ケースです。

上方からの投影面積は、My Passportポータブルドライブが一番小さいです。
その分、厚みがあるのかもしれませんが、極端に大きかったり、取り扱いが面倒でない限り、ポータビリティに差が出るものではありません。

 

次に、パフォーマンスを確認したいと思います。
先ずは、デバイスマネージャーでドライブを確認します。

UASP対応ではなさそうで、ディスクドライブとして、WD My Passport 25E2 UDB Deviceと表示されます。
HDDなので、UASP対応は不要だと思います。

 

Crystal Disk Infoをみてみると、回転数が、5,200rpm キャッシュは8MB と若干低めで、対応転送モードも、SATA/300での転送になっています。HDDなので、SATA/300 300MB/sも出なので問題ありません。

このMy Passportポータブルドライブを分解してHDDをSSDに換装する事でもしないかぎり大丈夫です。

次に、Crystal Disk Markでの計測です。
レビューエントリー時に申請したノートPC/タブレットは、ノートPCが、DELL vostro 2520,タブレットが、DELL VENUE 8 Proということで、共に、USB 2.0インターフェイスしか搭載していません。
という訳で、先ずは、DELL VOSTRO 2520に接続して、Crystal DiskMarkを走らせました。

これでは、折角のUSB 3.0のパフォーマンスが活かせないので、デスクトップPCのUSB 3.0ポートに接続してみました。

決して爆速ではありませんが、2.5inch HDDのUSB接続としては、標準的な速度だと思います。
参考までに、前述の他の2TB HDDの計測結果も掲載します。

Crystal DiskMark seagate 2TB
Crystal DiskMark seagate 2TB

Crystal DiskMark samsung 2TB
Crystal DiskMark samsung 2TB

それでは、My Passportポータブルドライブのソフトウェアに関してのレビューを記載したいと思います。
My Passportポータブルドライブのソフトウェアは、My PassportポータブルドライブのHDDドライブに入っています。
HDDは、NTFSで初期化されていますので、Macで使用する際には、Macでドライブを初期化するようマニュアルに記載されています。
ルートフォルダには、WD Apps SetupというWindows用のセットアップアプリケーションがあり、HTML版のユーザーマニュアルがありますが、これは、言語別マニュアルのpdfファイルのリンクが記載されたものです。

WD Apps for Windowsフォルダには、ルートフォルダにあるインストーラでインストールされる3種類のアプリケーションのセットアップファイルが入っていました。

早速アプリケーションをインストールします。
ルートフォルダにある、WD Apps Setupを実行すると、インストーラが起動します。

最初に、WD Backup , WD Security , WD Drive Utilitiesというインストールされるアプリケーションの概要が表示されます。

次へのボタンを押して、推奨インストールかカスタムインストールかを選択し、エンドユーザー使用許諾契約を読んで、条件に同意するラジオボタンにチェックを入れてクリックするとインストールが開始されます。

インストールが完了すると、WD ウェブサイトに誘導され、ユーザー登録を行うことができます。

それでは、インストーラでインストールされた3つのソフトウェアを順に紹介します。

WD Drive Utilities
最初に、WD Drive Utilitiesアプリケーションを起動します。
最初に、ドライブの診断を行いました。

My PassportポータブルドライブをPCに接続して、WD Drive Utilitiesを起動すると、接続されているドライブのドライブ名称と容量が記載されたアイコンが表示されます。
赤のドライブを接続しているのに、残念ながら、黒色のドライブが表示されます。今後のアップデートでの対応に期待したいと思います。

最初に ”診断” 項目です。
ドライブのステータスを確認します。"ドライブステータスチェックを実行" をクリックすると、ドライブのステータス確認されます。S.M.A.R.T.ステータスを読んで、故障状況を判断しているようです。

 

次にドライブのスキャンですが、クイックドライブテストと完全ドライブテストが行えます。
クイックドライブテストは、1~2分でチェックが終了します。

完全ドライブテストは、数時間かかることがある。と記載されていましたが、2TBのMy Passportポータブルドライブを完全ドライブテストを行ったところ、6時間22分掛かりました。
これは、DELL vostro 2520(Core i3/DDR3 8GB)で、 しかもUSB 2.0接続で行った結果なので、接続するPCによってテストに要する時間は変わるかもしれません。

 

次に、 "設定" 項目です。

設定項目は、スリープタイマーの時間設定とドライブのLEDの設定が変更できます。
ドライブを使用していないときにスリープモードにするまでの時間を設定します。10分,15分,30分,45分,90分の設定ができます。常時接続していたりする時には便利な機能だと思います。
LEDに関しては、通常は、PCとの接続時に点灯し、アクセス中は点滅する設定ですが、LED消灯することが来出ます。

 

次に、 "ドライブ消去" 項目です。

ここでは、ドライブのボリューム名の設定と、ドライブデータの消去が可能です。

最後に、 "情報" 項目です。

WD Drive Utilitiesのバージョン情報と、アプリの更新情報を確認できます。その他、エンドユーザー使用許諾契約,プライバシーポリシーの表示や、ユーザー登録へのリンクボタンがあります。

 

WD Security
次に、WD Securityアプリケーションを起動します。
これは、今回インストールしたアプリケーション全てについて云えることですが、アプリケーションを起動しても、My Passportポータブルドライブを接続していないと、基本的に何もできません。
(後述のWD BackupでDropboxにバックアップする場合は可能)
このアプリケーションでは、My Passportポータブルドライブにパスワードロックを掛けることができます。

パスワードの入力とパスワードのヒントを入力して、ドライブにパスワードロックを掛けます。

一旦パスワードロックを掛けるると、基本的には、パスワードロックを掛けたPCに接続する場合は、自動的にパスワードロックを解除することができます。
勿論、パスワードを設定したPCでも、接続の度にパスワード入力を求めるようにも設定できます。
パスワードロックの掛かったHDDを接続して、WD Securityを起動すると、パスワードの削除,パスワードの変更,自動ロック解除の無効設定が可能です。
WD SecurityがインストールされていないPCに、パスワードロックの掛かったMy Passportポータブルドライブを接続すると、WD Unlockerというボリューム名称のCDドライブ(仮想ドライブ)が表示されます。

仮想CDドライブ内のWD Unlockerを起動すると、WD Drive Unlockerというパスワード入力用の小さなウィンドウが表示されます。現在接続しているPCにMy Passportポータブルドライブを接続した際に自動ロック解除を設定することができます。

正しいパスワードを入力すると、My Passportポータブルドライブがファイルエクスプローラーに表示されます。

パスワードを連続で5回間違うと、WD Securityに表示されているドライブアイコンに鍵が表示され、ドライブをPCに再マウントして正しいパスワードを入力するか、ドライブを消去(データの全消去)するしかなくなります。

データのセキュリティを保つためには、データを作成する個々のアプリケーションでパスワードを設定することもできますが、個人的には、自宅で使っている/作ったデータのバックアップデータをMy Passportポータブルドライブで持ち出すことを考えていますので、持ち出すデータに、利用するアプリケーションでパスワードロックを掛けるということは、自宅で普段からデータにパスワードロックを掛ける必要があり、自宅でそんな面倒なことはしたくありません。このように一括したパスワードロック設定/解除は利用するうえで便利なうえに、セキュリティも保たれ、万が一HDDを紛失しても、安心です。

 

WD Backup
最後に、WD Backupを起動します。
最初にこのアプリケーションを起動すると、バックアップの初期設定を始めます。

バックアッププランの作成を開始すると、バックアップデータをストレージする先を選択することになります。

バックアップ先は、My Passportポータブルドライブか、Dropboxが選択できます。


今回のレビューでは、大容量データでも充分扱えるローカルストレージとしてのMy Passportポータブルドライブをバックアップ先として利用する場合のレビューを行います。

WD Backupでは、ローカルストレージにバックアップを行うとともに、Dropboxに対してもバックアップを行うことができます。

 

Dropboxとの契約内容にもよりますが、私は、Dropboxは、無料ユーザーなので、容量は2GBです。
今回レビューさせて戴いているMy Passportポータブルドライブの容量が2TBなので、約1/1,000のデータしかクラウドストレージには、バックアップする事ができません。当然バックアップするファイルを選別しないと収まりません。
バックアップデータが小サイズであればクラウドへのバックアップでも余り問題はありませんが、クラウドストレージをモバイル環境で使う場合、通信環境や大容量のデータを扱う場合は、パケット量も気にしなくてはなりません。
緊急時であれば仕方ないのですが、私の場合、スマホのデータ通信量は、上限3GB/月の契約ですから、テザリングでPCからクラウドに1GBのデータをアップして、クラウドから1GBのデータをダウンロードしてしまうと、もう残りは1GBしかありません。

 

また、私の場合、定例的に会議が行われる場所で、どうしても通信が繋がらない(地下2階の会議室)場所があるので、個人的には、ローカルストレージで持ち歩く方が安心です。
Dropboxへのバックアップに関しては、こちらのレビューに記載してありますので、ご興味のある方は、こちらをご覧ください。

さて、本題に戻りますが、バックアップ先として、My Passportポータブルドライブを選択すると、最初にバックアップの頻度を聞いてきます。
毎時を選択すると、自動的に毎時バックアップされるのでメニューは直ぐに閉じてしまいます。

毎日を選択すると、曜日と時間の選択ができます。

例えば、会社で使っている場合は、ウィークデーだけ毎日18:00にバックアップするというような設定ができます。

毎月を選択すると、週,曜日,時間の選択ができますので、第1及び第3金曜日の17:00からバックアップという設定を行ったり、毎週バックアップを行う設定も可能です。
利用目的に応じて設定すればよいと思います。

当然ですが、バックアップする元のドライブやフォルダ,ファイルを選択して、セットアップは完了です。

WD Backupは。複数PCにインストールして、各々のバックアップデータを同一のMy Passportポータブルドライブにバックアップすることができます。

 

また、バックアップされたデータは、フォルダごとそのままの形態でバックアップされていますので、レストアしなくても、直接、My Passportポータブルドライブにアクセスして読み込むことができますので、汎用性の高いバックアップだと思います。

 

圧縮しながら一定サイズのファイル(4GB等)に分割してバックアップを取る時代は終わったのかもしれません。圧縮/伸長でパフォーマンスを取られてバックアップに要する時間が長くなるより、高速バックアップの方が嬉しいのは当然だと思います。昔と違って、大容量HDDが安価に入手できる時代ですから、WD Backupのようなスタイルが良いのだと思います。
バックアップ中は、進捗バーが表示されますので、終了の目安にもなり安心です。

無事バックアップが終了すれば、WD Backup画面にも表示されますが、PCで他の作業を行っていて、バックグランドでバックアップ作業が進んでいたとしても、タスクバーに終了メッセージが表示されます。

バックアップが終われば、今度はレストアですが、レストアは、バックアップした元の場所に書き戻す方法と、任意の場所にレストアする方法が選べます。

元の場所に書き戻すのは、一般的なバックアップですが、例えばストレージをより大容量のHDDに移行したい場合など、新しい場所に同じフォルダ構造で書き戻せるのは便利だと思います。

WD Backupの情報タブは、アプリケーションのバージョンチェックが主な目的のようです。

短期間ではありますが、自宅と職場間でMy Passportポータブルドライブを使ってみました。
職場では、USB 2.0環境での接続なので、高速性は実感できませんが、職場には不釣り合いな程格好良いです。

特に真っ赤なMy Passportポータブルドライブは、PCに接続せずに、立てて置いていても様になります。
勿論2TBという大容量なので、容量を気にすることなくドライブに書き込むことができます。

 

また、使っていて、雑音(HDDのスピンアップ等),振動は感じることができません。
とても静かです。
これであれば、静かな環境(図書館等)で使用しても周りの人々に迷惑を掛けることは無いと思います。

 

また、自宅においては、USB 3.0接続なので、My Passportポータブルドライブ本来のパフォーマンスで読み書きができ、とても使いやすいです。
付属のUSBケーブルの長さも、40cm強と丁度良い長さです。
携帯性に優れ、過不足ない長さです。

 

これまでは、職場のノートPCと自宅のデスクトップPCで使ってみましたが、次に、DELL VENUE 8 PROという8インチWindowsタブレットに繋ぎます。
DELL VENUE 8 PROには、micro USB 2.0の端子が一つあるだけです。
そのUSB 2.0端子も、基本は充電用のUSB端子で、変換アダプタ経由でUSBメモリを接続するくらいしか出来ません。
以前、2.5inch SSDやHDDを2.5inch SSD/HDDケースに入れて繋いでみましたが、そのままでは、Windowsに認識されません。

そこで、給電用USB A端子の付いた、micro USB・USB A 4ポートHUBの登場です。

このUSB HUBには、スライドスイッチが付いていて、給電用USB端子からの電力を、HUBとMicroUSBに振り分けることができます。
スライドスイッチは、3ポジションあり、
1) OTG単独
2) OTG&HUB給電
3) OTG&micro USB給電
を選択することができます。
なので、給電用のUSB端子からの電力を、USB HUBに接続したMy Passportポータブルドライブに供給することができるのです。

 

これで、DELL VENUE 8 PROでも、My Passportポータブルドライブを使うことができるようになります。

しかし、これでは、近くにノートPC,デスクトップPC等、My Passportポータブルドライブへの給電用として使えるUSB端子があるハードウェアや、USB充電器が挿せるACアウトレットが無いと使えません。
折角のタブレットなのに、移動できないのです。

そこで、モバイルバッテリでMy Passportポータブルドライブが動作できるか試してみました。
動作させることができれば、タブレット本来の機動性を損なわず、大容量データを利用することができます。
個人的には、6GB程度のFull HD動画をタブレットで見たい。ということを実現したかったのです。

私の所有するDELL VENUE 8 PROは、ストレージとして64GB容量のeMMCドライブしかなく、128GBのmicro USBを挿してデータドライブにしているのですが、DELL VENUE 8 PROをケースに入れているので、micro USBの脱着は非常に面倒なのです。

 

下の写真は、DELL VENUE 8 PROをケースから出したところです。

ケースに入れると、micro SDスロットは、ケースによって完全に隠されてしまうので、micro SDカード脱着は、都度ケースから取り外す必要があります。

観終わったら消してしまうFull HD 動画のために、毎回固いケースからDELL VENUE 8 PROを取り出し、micro USBを取り出し書き込むなんて面倒です。

 

モバイルバッテリは、スマホ,Wi-Fiルータ,Bluetoorh レシーバー,DELL VENUE 8 PRO等いつも携帯しているバッテリ機器への緊急用に携行しています。
これを繋いで動作すれば、便利この上ない。ということで試した結果、無事DELL VENUE 8 PROに、My Passportポータブルドライブを認識させることができ、データを転送する/再生することができました。

個人的には、こればでポータブルHDDは、余り家から持ち出すものではありませんでした。家の中での移動や持ち運びの便利さでの利用が中心でした。
例えば、他の部屋にあるPCのシステムバックアップを取る。大容量データを別のPCで使いたい。家庭のCATV STBやBlu-Rayレコーダの外部ストレージとして、録画データを記録する。大切な写真データや撮影した動画(子供の成長記録)をPCのHDDとは別にバックアップして保管する。等が2.5inch HDDを使ったポータブルHDDの私の使い道でした。

 

今回、My Passportポータブルドライブを使ってみて、大容量データを簡単に持ち出せ、格好良い(他人に見せたい)HDDの便利さを改めて実感させられました。
2TBというのは、個人的には、現在自分専用PCに保管している個人用データを全てコピーできる容量です。(動画を除く)

 

私はこれ迄、用途に合わせて、必要なデータを都度容量に合わせたメディアにコピーして個人用データを持ち出していましたが、My Passportポータブルドライブでは、定期的に個人用データをバックアップしておいて、バックアップ用ドライブとして管理しながら、必要に応じて個人用データを持ち出せば良いのです。

最悪の場合でも、WD Securityがあるので、My Passportポータブルドライブを失っても、中のデータを見られることはない(それなりに複雑なパスワードが必要)のです。

今までより遥かに安全なデータの持ち出しになると思いました。

また、WD Securityは、接続するPCにアプリをインストールすることなくパスワード解除ができるので、様々な場で活躍できると思います。

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