旅行が好きで、行く先々で道の駅や直売所に寄るのですが、そこで見かけるのは地元産の美味しそうな野菜やフルーツ。しかし、直ぐに家に帰る予定の時以外は、食べきれなさそうだし、痛ませても勿体無いので、購入しないって事も多々ありました。
そんな中、QOOCA QTB-100W をレビューする機会に恵まれましたので、果たしてそんな旅行が変化するのか? と言った視点で見てみたいと思います。
QOOCA QTB-100Wは、簡単に言えば、ポータブルコードレスミキサーです。
最大の特徴は、内蔵した容量4000mAh のリチウムイオンバッテリーにて駆動するミキサーだと言う事、つまり、100V電源の無い所でも手軽に使える事です。
大きさは、500mlの水筒と同じぐらいかそれよりも小さいぐらいの大きさで一般的なミキサーに比べて非常にコンパクト。下の部分にモーターと電池が入っているので、若干広がってはいますが、スマートなデザインです。下側に重たい部品があるので、見た目程、軽さは感じませんが、重さも480gと一般的なミキサーと比べると非常に軽いです。
容量は、200ccぐらいです。
部品構成は、蓋、注ぎ口(別部品で可動)、ボトル(透明な部分)、カッターと本体
全部、簡単にばらせるので、洗浄も簡単です。
(注ぎ口の開閉が、非常に固い場合がありますが、一旦ばらして組み直せば、問題なく動きます)
本体に、スイッチが一つとシンプルな構成。
早速、充電してみました。
本体の裏側に、USBポートが二つあります。
上側が、マイクロBタイプで充電用、下側がAタイプで外部機器への給電用です。
充電は、スマホ(アンドロイド)用の充電器にスマホ用のケーブルをつないで充電しました。
(商品構成の項参照)
充電中は、スイッチの周辺が赤く光ります。
充電が完了すると、スイッチ周りが緑に変わります。
1Aタイプの普通の充電器で、箱から取り出して初の充電で、1時間20分で完了しました。
そして、バナナ50gぐらい、牛乳100ccぐらい入れて試してみました。
材料を入れて、ただスイッチを押すだけ。スイッチを押している間は動作し、周辺が緑に光ります。
(内臓電池の電力が減ってくると赤も光ります)
10秒から15秒程動作させたら完成!!モーターのパワーが大きいのか、一瞬です。
驚いた事に、一般的なミキサーに比べたら動作音が非常に静かです。このサイズなので、モーターに無理をさせて回し、動作音は大きいだろうなと思っていたので、これは嬉しい誤算でした。
我が家のコーヒーミルと比べたら、半分以下の音量です。
家の中でも問題ないのですから、外なら誰かに気兼ねする事無く使用可能です。
注ぎ口からは、直接飲む事は可能です。ですが、下側に重い部品があってバランスが悪いので、コップ等に移した方が、飲みやすいでしょうね。
もちろん、美味しくいただきましたよ。
作って飲むのは、とっても気軽
早速、外出先で使ってみました。
暑い環境で運動した後、食欲は余りないけど、即栄養補給したい時ってありますよね?
スキー場で試してみました。
ここは、サマーゲレンデで、特殊なマットを用いて、夏でも滑れます。
天気は曇りで、それ程暑くは無かったのですが、午前中ずーっと滑ってから、試してみました。
栄養価を重視し、バナナと牛乳、ちょっとプラスして、マスカットも。
作って飲むのは、とっても気軽。短時間で栄養補給可能です。
帰り道は、休憩と買い物を兼ねて道の駅へ。
ブドウを発見しました。試食してみると、甘かったので購入。
ぶどうなら皮ごといけますが、ちょっと残るので、長めの動作が良いかもしれません。
(15秒では、結構残りますね。)
もう一か所寄りましたが、ここでは栗をゲットしました。
流石に栗はどうかと思うので、予備として用意しておいたオレンジです。
外で使うと、作って飲むのは気軽ですが、次に使う時の為に、洗浄する必要があります。
水を簡単に確保出来る所は問題ないでしょうが、確保出来るか判らない場合は、ペットボトル等で準備しておく方が良いでしょうね。水があれば、特に洗浄するのに難しい所はありません。
私の車は水タンクもシンクも搭載しているので、水確保は容易でしたが、そんな装備が無くても、ペットボトルの水で十分です。
旅行好きな方や、スポーツをする方やそのサポートの方にお薦め
この商品の良い点は、やはり内臓バッテリーで気軽に使える事と小型軽量で気軽に持ち出せることでしょう。加えて、音が静かなのは嬉しい誤算でした。周りに気兼ねする必要はありません。
電力も数回の使用では、全く問題ありません。
私の試した活用方法は次の二つ
・スポーツ選手の短時間の栄養補給用途に
練習の後に、即試合がある時や、マラソンランナーや水泳選手など、激しい運動で消耗が激しい時に、好みのスペシャルドリンクを作る用途には向いているのでは無いでしょうか。
ただし、容量が200ccしかなく、一回では量が足りない状況が予測されたり、選手は何かと忙しくこれを扱っている暇が無い事もありますので、サポートの方が使われる事も良いのではないでしょうか。
・旅行の時の地元の季節の実りを楽しむ用途に
地元産の美味しそうな野菜やフルーツを見つけても、量が多くて食べきれず買えないって時でも、一部はそのまま味わって、残りはこれでジュースにしてしまって楽しむって事が出来ます。
数回の使用なら、電力は問題なさそうなので、洗浄用の水だけ用意しておけば、何種類も楽しめますよ。
もちろん、ヨーグルトや牛乳を手に入れて即飲んでみるのも良いでしょう。
・家の中で、一人用ミキサーとして使うのもGood!
”満足度”の項に追記しました。
バッテリーの持ちは十分です
車にサブバッテリー(車室内専用バッテリー)を積んでいるので、旅先で充電しながら使い続けるつもりでした。
しかし、15-20秒程度の動作 11回(通常時)と洗浄 5秒程度 を 7回ぐらいでは、バッテリーが無くなる事はありませんでした。
普通の使い方なら、外出時に再充電は不要でしょう。
これだけのバッテリー能力であれば、スマホなどの外部機器への、電力供給機能を持たせているのも頷けます。
11回の使用後、バッテリー容量2320mAhクラスのスマホを充電してみました。
充電器からダイレクトよりは、若干遅い印象。
1時間20分ぐらいかけ、充電量40%~80% まで 1000mAh弱は 充電してみました。
この後、再度ミキサーを使用(12回目)し、やっと一瞬赤ランプが点くレベル
問題なく動作もし、その後の洗浄では、赤ランプは点きませんでした。つまり、まだまだ充電せずに使えそうって事です。
スマホに充電なんかしたら、ミキサーとしては使用出来ないだろうと思っていましたが、エマージェンシー用途なら、十分使用可能です。
追記
このまま、使い続けミキサーとして使用(18回)、洗浄(10回) + 上記の様に1000mAh弱のスマホへの充電 でようやく赤ランプが点灯(写真が撮影できるギリギリの0.5秒程度)し、モーターの回転が少し鈍くなってきたかな と思えるレベルになりました。
まだまだ使えそうですが、この辺りがそろそろ充電を考え始める所かなと思います。
カウントするのが面倒なほど、バッテリーの持ちは良いです!!
追記 その2
更に使い続けて、ミキサーとして使用(25回)、洗浄(12回) + 上記の様に1000mAh弱のスマホへの充電 でようやく赤ランプが長時間点灯(押している間は、赤ランプ点灯)し、モーターの回転が少し鈍くなってきました。 まだまだ使えそうですが、こうなると再充電した方が良いでしょうね。
結局、37回運転+1000mAh弱のスマホへの充電 程度はバッテリーが持つって感じで、普通に使っていたら、毎日使っても半月~一月は、充電不要です。
追記 その3
その2の使用状態で充電してみましたが、何故か6時間ぐらいかかりました。
(仕様では4時間のはずですが。)
温度も今の季節なので、低いわけではないですが。そこは何度か試す必要がありそうですね。
シンプルですが好感の持てるデザイン
商品の箱はポップなデザインで、アクティブや印象を与えます
中身の方は、シンプルで飽きの来ないデザインですが、本体にディンプルを入れるなど、ちょっとした工夫はしています。
もう少し配慮が必要だと思います
箱の中には、本体と簡易なマニュアルが入っているだけのシンプルな構成です。
残念ながら、充電器もケーブルも同梱されてはいません。それらを準備しないと、使い始める事は出来ません。
充電器もケーブルもアンドロイドスマホで一般的なUSBタイプ(USB A to USB マイクロB)ですから、既にお持ちの方も多いかと思いますが、この商品を購入される方が全て持っているとも限りません。
無駄な部品を多く添付するのは、あまり好きではありませんが、せっかく購入した商品が直ぐに使えないでは、購入した方はがっかりすると思いますし、再度充電器を購入するのも手間がかかると思います。
同梱タイプと選択出来るようにするか、せめて別途必ず準備する必要があるものを箱に大きく書いておくべきだと思います。(現在は、ケーブルは付属していない旨が小さく英語で記載されているだけ)
日本では、必要なものは同梱されている事が多いので、このやり方は日本のユーザーは戸惑うと思います。
私自身は、スマホ用のものを持っていたので、特に問題はありませんでしたが。
素晴らしい商品ですが 更に一工夫
小型軽量ながら、バッテリーの持ちの良さや動作音が小さいことも実現しており、大変使い勝手のよい商品です。でも、使っている内に、こうすればもっと良いかな、って点もありました。
自分で工夫も、もちろん出来る内容ですが。
こうすればもっと良くなるかもって意見を挙げてみました。
・固体だけを入れている時はあまり気になりませんが、液体と両方を入れる場合は、(スタイリッシュなデザインを損なわないレベルの目立たない感じで)ボトル部に目安線があると、液体量の注入量が安定すると思います。
・鞄とかに入れるとプラスティック部品の塊なので、細かい傷は入ります。ある程度使用すると、ボトル部はかなり入るでしょう。また、忙しい時に汚れたまま鞄に収納する必要がある時もあるかと思います。そこで、洗濯可能な専用ポーチが付属していると、使い勝手が上がるのではないかと思います。このサイズだと、市販品の丁度良い大きさのものを探すのは大変なので。
家の中でも便利です
ずーっと使っているうちに、コードレスである事は、家の中でも便利であることに気付きました。
セットアップは材料を入れるだけで、電源を入れる必要が無いし、バッテリーの持ちが良いので、あまり充電を気にする必要もありません。洗うのも、一般的なミキサーと比べても楽ですし、外での使用にこだわらなくても、家の中でのプライベート(一人用)ミキサーとして、使うのも良いですね。
追記
バッテリーが切れるまで使ってみようと思っていましたが、外での使用だけでは、なかなか減らず、結局家での使用が増えました。
手軽に使えるので、通常のミキサーより使用頻度が増えますね。
普通にフルーツとして食べれば良いものも、ついスムージーとかにしてしまいます。
某支配人@名古屋定住@イベント行きたいさん
2016/09/25
@Macplusさん
2016/09/26
それ程,きちんとしたものでなくても,4分割ぐらいの目安線があるだけでも,量の想像がつくので,安定して適切な量を入れられるようになると思います。外で使っている時は,いちいち量る訳にはいかないですもんね。