ドデカイグラフィックスボードを装着できるハイコストパフォーマンスATXケースをレビュー。
「ENERMAX Fulmo.Q PLUS」、DOS/Vパラダイスだけで販売されているPCケースだ。
2016年05月29日現在で、DOS/Vパラダイスで税込み7020円。
機能を考えるととんでもないハイコストパフォーマンスATXだ。
フォームファクタ : ATX / MicroATX 外形寸法 : W205×H461×D466mm 電源 : 無し 拡張スロット : 7 5インチベイ数 : 2 3.5インチベイ数(内部ベイ) : 4 (2.5インチベイと排他的利用) 付属FAN : [前面]:120mm×1 (Blue LED付)
[背面]:120mm×1 前面端子 : USB3.0×1、USB2.0×2 その他 : 最大399mmのビデオカードをサポート
※HDDケージを外した場合のビデオカードサイズとなります
小さいのに「でかいグラフィックスボード」が入るでお馴染みENERMAX「Minimo.Q」。
Mini-ITXケースで250ミリを超えるハイエンドグラフィックスボードが装着できた。
今はエルザGTX950 S.A.Cを装着してゲームを快適にプレイ中です。
そのメーカー「ENERMAX」っていうのは、電源メーカーでとても有名なブランドなんだ。
とにかく壊れない、そしてド安定。
何台も使ってきて思うのは、ENERMAXで良かったなーってこと。
安いことが売りの他のメーカー電源は東プレキーボードが上手く認識しないとか、買って2週間で煙を吹いたとか、ろくなことがない。
ENERMAXってやっぱすごいよなっていつも思う。
そんな安心のブランドから低価格ATXケースの決定版が出た!
紹介ムービーをアップしました。
税込み7020円とは思えないほどの高い品質
[マット調ブラックのケースは素晴らしい]
妙につやつやだったり、あちこち塗装にムラがあるなんてことは一切ない!
税込み7020円でこの塗装にスチール厚は大変に素晴らしいと感じた。
デザインは良いと思っている。
当初、Minimo.Qを上に乗っけられると思っていたがやめることにした。
上部は吸気・排気のためのスリットになっているので強度に不安があるためだ。
サイドパネルは透明になっているので、光りモノを入れると綺麗だと思う。
背面には水冷用の穴がふたつ付いている。こうした点は安いケースだからといって妥協は一切ない。
背面の12cmファンは標準で搭載、静音だった。
上部のフィルターは剥がして洗うことが出来るようになっている。
冷却性能も抜群に良い。
フロントアクセスはUSBx2、USB3.0x1、マイク、ヘッドフォン、リセットスイッチ、パワースイッチが上部に並ぶ。
丈夫なのは大変に使いやすい。ドライブベイと干渉しないからだ。
内部の前面に12cmファンが標準搭載さいれている。
2個のファンが搭載されているので、7020円というケース価格はとても安く感じる。
背面の12cmファンも前面の12cmファンも静穏だった。
HDDはマウンターでツールレスで搭載できる。
しかもこのHDDマウント部分は根本から上部へ移動できるので、グラフィックスボードの長さがある場合は上部へ移動することで対応可能だ。
HDDはツールレスでマウントできる。
ケーブル類は背面に取り回すことでエアフローを確保することが出来る。
付属品にケーブルタイがあることが嬉しい。
マニュアルはちゃんと日本語対応だった。
びっくりしたのは足だ。
インシュレーターになっており、ゴムも付いていることから質感がとても高い。
床に傷がつかないで済む。
吸気や排気を下から行うためにフィルターが取り付けられている。
もちろん取り外し可能だ。
電源を取り付ける部分にはゴムが取り付けられている。
電源に傷がつかないように、もしくは静音化のために威力を発揮しそうだ。
これらの高い質感を見て、販売価格税込みで7020円は激安だろう。
後述する「CPUクーラーは高さのあるものは使用できない」という一点のみにおいて気をつける必要があるが、それが問題にならなければチョウおすすめの一台だ。
HDDや5インチドライブのツールレスは便利。長いグラフィックスボードでも対応可能なHDDベイは素晴らしいのひとこと。
SSDやHDDをツールレスで装着できる。
このドライブベイはゴムのリングが付いていて、静音化のために一役買ってくれていた。
高い付加価値だ。
実際に組んで唸ったのは、HDDベイを上部に移動できたこと。
下のようにカード長290ミリのELSA GTX780S.A.Cを装着しても、HDDベイを上部にずらしただけで済んだ。
結果、HDDベイは4個のままで減らさないで済んだ。
今でもウルトラハイエンド構成で組む「ENERMAX Fulmo.Q PLUS」
ENERMAX Fulmo.Q PLUSで組むパソコン一式はすぐに決まった。
熱い戦いを戦車で繰り広げるあの今でもウルトラハイエンド構成「World of Tanksマシン」だ!
・光沢液晶なのに非光沢液晶よりも疲れない「I-O DATA LSC-MF272CGBR」
・ウルトラハイエンドグラフィックスボード「ELSA GeForce GTX780 S.A.C」
・ハイスピードなNICと簡単オーバークロックマザー「MSI Z97 GAMING5」
・安定の大容量電源「SEASONIC Gシリーズ SSR-650RM」
・ 歴史に残る新機能満載OS「Windows8.1 DSP」
・永久保証で安心のブランド「TEAM DDR1866-8GB 2枚セット」
・オーバークロックモデル「Core i7-4790K」
・14cmファン搭載CPUクーラー「阿修羅」(注意!これは後述しますが入りません)
[各パーツ詳解]
OSは今回、Windows8.1DSP版で続けることにした。
まだWindows10への移行期間は若干残っている。
7月29日の期日にはアップデートするだろうが、あと1ヶ月ちょっとは8.1のままにする。
非常に今回期待しているのは大好きなブランド「ELSA GTX780S.A.C」だ。
カード長が290ミリなので、ギリギリMINIMO.Qに入るかと思われたが、実際に装着しようとすると無理だった。
SSDはCrucialMX100の512GBモデル。
購入した時は確か3万円近かったようなw
SSDは2016年05月29日現在では480GBで1万円ぐらい?
良い時代になったもんだと思う。
マザーボードはMSIのZ97 GAMING5だ。
このマザーボードはいたれりつくせりのオーバークロック機能でアホの俺でもど安定だった。
しかも優先LANチップにKILLERを採用、結果、マジでftpアップとダウンが速くなった。
そしてオンボードサウンドは別途電源を供給するタイプ。信じられないほど音質は高かった。
CPUクーラーは14cmファン搭載のチョウ大型「阿修羅」。
Z97 GAMING5には周辺のヒートシンクを外せば取付可能だった。
しかーし、ENERMAX Fulmo.Q PLUSでは高さの問題が発生することを後で詳しく紹介することになる。よって、ENERMAX Fulmo.Q PLUSでは大きいCPUクーラーは搭載が難しい。
DDR3-1866メモリー8GBx2枚のTEAM製。
いろんなメモリーを使用したけど、TEAM以外はガンガン壊れた。
永久保証で安心のブランドだ。
80PLUS GOLDで電気代も安心のSEASONIC。
おれにとってこのGシリーズ電源はMinimo.Qには入らなかった苦い思い出がw
あの時は結果、サイズのショートタイプ電源を泣きながら買いに行ったのを思い出す。
SFXだとそもそも大容量がない、そして大容量のショートタイプ電源はもはやあまりにも存在しない。
しかしだ、今回はそんなことで苦しまないで済む、ATXだからだー!
[実際に取り付ける]
電源ケーブルはケースの背面をはわせることが出来る。
が、Gシリーズのケーブル長が微妙に足りずに電源はかろうじて届くレベル、そしてEPS12Vは諦めた。
ELSA GTX780S.A.Cへの補助電源は完全に届かなかった。
今回はHDDレスでSSDのみ。
512GBあるので、そこそこゲームはインストールできる。
SSDが激安になってくれたおかげで高速に、そして静音・低消費電力で走ることが出来る。
今回、CPUクーラーは阿修羅なのだが、残念なことにはみ出てしまった。
詳しくは後述する。
もともと玄人志向のまな板で使用していたので、このままでも良いかなと思ったりもするw
Minimo.Qと並べて使用しているが、Minimo.Qをゲームで使用し、Fulmo.Qはプログラミングや3DCG、ビジネスアプリで使用している。
いざっていうときには、Minimo.Qもレンダリングさせているので作業はとにかく速くなった。
この2台は激安PCケースだが、機能性と品質がとても高い。
おすすめします。
横幅20cmとあるが、高さのあるCPUクーラーははみ出てしまう。
ひとつだけ残念なところを上げるとすると、カタログにあるW205はケーブルを這わせるスペースを含んでいるので、CPUクーラーは実際には145ミリ程度の高さでないと無理だろう。
マザーボードの高さ、スペーサーの高さ、そして先述の通りのケーブルを這わせるスペースを考えるとあまり高いCPUクーラーは入らないと思う。
実際に、阿修羅は全高161ミリなのだが、10ミリぐらいはみ出ている。
なので安全を取って145ミリ程度の高さのCPUクーラーにしたほうが良いと思う。
それがクリアできるCPUクーラーはいくらでもあると思うし、純正CPUクーラーならばなおさらok。
そして俺みたいに常時開けっぱという人ならばそもそもが問題なしだw
フォームファクタ : ATX / MicroATX 外形寸法 : W205×H461×D466mm 電源 : 無し 拡張スロット : 7 5インチベイ数 : 2 3.5インチベイ数(内部ベイ) : 4 (2.5インチベイと排他的利用) 付属FAN : [前面]:120mm×1 (Blue LED付)
[背面]:120mm×1 前面端子 : USB3.0×1、USB2.0×2 その他 : 最大399mmのビデオカードをサポート
※HDDケージを外した場合のビデオカードサイズとなります
今でもウルトラハイエンドなグラフィックスボード「ELSA GTX780 S.A.C」を入れられる無常の喜び!!
ゲームするなら間違いなくATXが楽だと思う。
理由は簡単で、グラフィックスボードは必須になり、カードの長さの問題で困るからだ。
MINIMO.Qのときには290ミリのカード長のELSA GTX780 S.A.Cはいろんな部分が干渉して入らなかった。
今はGTX950を装着して大満足だが、やっぱり大画面で60fps以上のフルHD画質でゲームを楽しみたい。
そう思っている人は後でアップグレードが容易なATXを選択することになるだろう。
そしてそのATXケースはぜひともENERMAX Fulmo.Q PLUSを選択してもらいたい。
圧倒的なフルHD時のベンチマーク結果、そして圧倒的な過去のPCとの比較結果。
やはりCPUも重要だ。下の結果はさすが4790k、そしてELSA GTX780 S.A.Cだと思う。
予算が許すならばi7を、もし無理だとしてもやっぱりおすすめはi7の6700で「内蔵グラフィックスの使用」だ。
最新のintel内蔵グラフィックスならば、解像度を落として1280x720にすれば快適なプレイが実現できるはず。
ある種の妥協は一切ない、塗装も機能もそして冷却性も!おすすめ激安ATXケースです。
今までは何かを妥協しないといけなかった激安ATXケースが多かったんですが、このケースであればそれをしないですみます。
新規にPCを組む場合、純正CPUクーラーでいこうと決めた場合にはこのPCケースは最適なものとなる、間違いありません!
PCマニアさん
2016/05/30
HDDケージが上下左右に移動出来るので拡張性も高く、コスパの良いケースだと思います
プレカリアート真面目明さん
2016/05/30
このケースすごいと思うんですね。
たぶん、値段考えるとお買い得だと思います。
hidechanさん
2016/05/30
ATXケースは、せめて160mm位のクーラーは入るようにしてもらいたい所ですが
普通にゲームをするだけの人であれば、そこまでのクーラーは必要ないのかな?
常に意味もなくOCしてしまう私としては、その点だけは残念ですが、概ねコスパの良いケースですね^^
プレカリアート真面目明さん
2016/05/30
阿修羅が入らなかったんですが、オーバークロックしちゃう人っていうのは蓋しめないだろうし、そもそもまな板だろうしwww
なので、普通の人は純正クーラーでオーバークロックなしで組んで蓋しめちゃうと思います。
普通の人にすげーおすすめしたいケースですね。
安い、そしていろんなことができる、それは素晴らしいことだー