今回、GetNavi特派員として、Panasonicのウェアラブルカメラ HX-A500-Dを借用し、レビューする事になりました。
ところで、ウェアラブルカメラって何?と思う方も居るかもしれません。
『We are love る』では無く、正しくは『Wearable』で、身に纏うカメラと言う事。
GoProに代表されるアクションカム・スポーツカムとは、少し方向性の違うカメラです。
某TV番組で、黒服にサングラスを掛けた追跡者が装着している(前モデルのHX-A100)のを見た事がある方も居ると思います。
それなりに違和感はあるものの、ヘルメットにGoProを取り付けるよりは、自然な感じだと思いますよね。
HX-A500をレビューするにあたって、私もJVCケンウッド(ビクター) ADIXXION GC-XA1というスポーツカムを持っていますので、そちらとの比較も行ってみたいと思います。
HX-A500の通販最安値が3万円位、そしてGC-XA1は15000円位と価格差は倍です。
スペック的には、後継機のGC-XA2でも厳しいですね。
GC-XA1の個人的な不満は、やはり画質です。
ディティールが失われて、ベタ塗り感が出る所が特に不満ですね。
果たして、HX-A500はどうなのでしょうか?
HX-A500の付属品はというと、ウェアラブルカメラと謳うだけあって、ネックバンドタイプのカメラを固定するヘッドマウントとゴムバンド、本体を腕に巻いて固定する為のアームバンドケース、そして接続ケーブルです。
本体の側面に、防水構造の蓋があります。
OPENの方にスイッチをスライドさせて、ロック解除後に蓋を開きます。
USBコネクタとmicroSDカードスロットがあります。
後、リセットボタンも。
ちなみに、レビュー用に32GBのmicroSDカードが付いて来ました。
Panasonic製でしたよ。
これを耳の上に乗せる感じです。
激しい動きをする時は、ゴムバンドで固定すると良いみたいですよ。
手持ちのJVCケンウッド GC-XA1との大きさの比較等してみたいと思います。
液晶の品質は、HX-A500の方が良いです。
と言っても、IPS液晶等では無いので、それほど視野角が広くはないですが、発色も良かったです。
屋外でも良く見えるので、カメラの向きの調整も快適です。
でも、再生には使えないのが残念。
GC-XA1のように、何処かに貼り付けて固定するようなアクセサリーは付属していません。
カメラは円筒状になっており、そのままではバイクへの取り付けは出来ません。
そこで、手配したのがトライポッドマウント VW-CTA100-Kです。
これには三脚穴が開いており、三脚は勿論GC-XA1用に購入したアクセサリーも使えます。
GC-XA1では、ハンドルマウントやミラーマウントを試した後、映像が安定するサクションカップマウントによるガソリンタンクへの固定に落ち着きました。
今回、GC-XA1との比較をする為に、ガソリンタンクに無理やり2台のカメラを設置し、比較映像を撮影しました。
GC-XA1は予備のサクションカップマウントを持っていない為、自由雲台を3Mの車両用両面テープでガッチリと固定しました。
※通常の使い方では無い為、道路に落下しないように対策を取って下さい。
取り付けで悩んだのが、ケーブルで繋がった本体です。
元々ウェアラブルカメラの為、基本的に本体はアームバンドケースで腕に固定します。
しかし、 バイクの運転の支障になると思い、アームバンドケースもガソリンタンクに固定する方法を取りました。
適当なバンドと吸盤4個で作った、バイクマウントです。
余ったケーブルは、アームバンドケース内に収納しました。
これで、準備OKです!
それでは、緑の多い道路とトンネル内の画質比較をどうぞ。
注意:GC-XA1側は、映像を半分にクロップする為にエンコードしているので、若干画質が落ちていると思います(ビットレートは足りているハズです)
動画で分かり難いので、適当な場所をキャプチャーしてみました。
防水だから雨だってへっちゃら(俺は別)
GC-XA1の最高設定は1920x1080 30pなので、HX-A500もそれに合わせています。
法廷速度50km/hで流れている景色ですが、GC-XA1のピントの甘さや緑のベタ塗り感があり、HX-A500ではディテールが残っていて良い感じです。
ちなみに、バイクのフロントシールドはスモークタイプなので、WB(ホワイトバランス)や露出が少し狂っているかも。
GC-XA1は空が白飛び気味ですね。
※トンネルの照明はイエローが正解です。
続いて試したのが、ヘルメットマウントです。
※ヘルメットにサクションカップは、吸着力が弱いので注意してください。
こちらの動画も用意しました。
ただし、水平は出したものの、角度がイマイチだったので地面ばかり写っています(汗)
バイクに乗っている時は若干上目使いなので、もう少し上向きにしないと駄目ですね。
でも、ヘルメットマウントは臨場感があって、良いと思います。
今度、GC-XA1でも試したい・・・ちょんまげが恥ずかしいけど
そして、HX-A500の売りである4K(3840x2160 30p)撮影。
動画のアップは難しいので、キャプチャー画像でも。
ネックはデータサイズでしょうか。
最近、天気が不安定でなかなか撮影日和になりませんが、少しマシな天気だったので再びHX-A500で撮影してきました。
試したのは三種類のマウント方式。
GC-XA1でも試した、ロールバーマウント MT-RB001を使った、ミラーマウント。
HX-A500は、カメラがトライポッドマウントの中で回転出来るので、自作の金具等は必要ありませんでしたよ。
そして、ガソリンタンクにサクションカップマウントで固定する、ガソリンタンクマウント。
最後に、ヘルメットに固定するヘルメットマウント。
前回のテストで気に入ったので、GC-XA1に付属しているフレキシブルマウントを、ヘルメットに貼り付けてしまった(汗)
それでは、3つのマウント方式を続けて、どうぞ!
1920x1080 60p
もう少し、HX-A500の売りである4Kのサンプルがあると良いかなぁと思い、奈良公園に撮影に行って来ました。
なお、サンプル画像は全て4K撮影からのキャプチャー画像です。
こちらの4Kサンプルの撮影時には、ヘッドマウントだったり手に持ったりして撮影しましたが、ヘッドマウント自体は装着感というか、耳への負担があるので私的にはヘッドバンドタイプの方が楽なのかな?とも感じました。
GoProともGC-XA1とも違う、ウェアラブルカメラ というジャンルのカメラ Panasonic HX-A500。
実は、GC-XA1を買う時に、HX-A500の前モデルであるHX-A100(現在、併売しています)も候補になっていました。
HX-A500の発売を察してか、急激に値段が上がり候補から外れました。
そして、Panasonicのサイトで募集していたHX-A500のモニター募集にも、ことごとく落選していたので、今回のレビューは楽しめました。
少し試用期間が短かったのと天気に左右されたので、撮影だけで時間を使ってしまい、本体の機能まで手が回っていないのが少し残念でした。
さて、HX-A500を使ってみての感想は、ずばりGC-XA1を凌駕している!ですね。
勿論、売りの4Kでは無く1080pの方でです。
ウェアラブルですが、付属のヘッドマウントは少しフィット感が悪い気がしました。
この辺りは、オプションのマルチマウントやクリップマウントでカバー出来そうな感じですね。
カメラ部が軽量なので、ケーブルの届く範囲なら取り付けの自由度が高く、色々な使い方が出来そう。
一脚の先にカメラを付けて、手首にアームマウントケースで本体を固定して、スキーでの追い撮りとか。
常時表示は出来ないが、本体の液晶モニターで遅延の無い映像が見れるのが、GoPro等と違う点ですね。
GC-XA1は常時モニター表示されますが、視野角が異常に狭いので使い辛いのですよね。
惜しいなぁと思った点は、液晶が結構見易いのに常時表示設定が出来ないのと、再生にも使えない点ですね。
本体で再生出来れば、スマホが無くても使えるので絶対便利だと思います。
ファームアップ等で本体での液晶再生や常時表示が出来るようになれば、嬉しいですね。
今回、お借りしたHX-A500はオレンジですが、購入するなら目立たないグレーが良いと思っていましたが、敢えて目立つオレンジの方が逆に良いんじゃないかって思いました。
ヘルメットにちょんまげ状態で付けて、笑っちゃう位格好悪いですが気に入りました。
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