アクティブシッティングという名前の通り、座ることを前提に使うこととしました。一番座っているのは会社ですので、自宅ではなく、会社での使用です。

仕事ですと、毎日8時間近く座っていることになるのですが、最初は辛かったです。通常のバランスボールに比べると重心が下にあって動きにくいのですが、それでもビミョーに動きます。そのビミョーな動きが辛いわけです。夕方には腰がバキバキとなってしまいました。

ところが慣れるというのは不思議なもので、数日も使い込んでいると腰の疲れはほとんど感じることが無くなりました。これは身体が慣れたわけですが、その分、腰回りが安定してきたのだと思います。

また、猫背だと安定しないので自然と背筋が伸びている様です。スッと背筋を伸ばしてタイピングを行うのは気持ちが良いものです。

Wii Fitでいうところの身体水平支持というのがお分かりでしょうか。こんなやつです。

最近はサボっていますが、通常は3分間続けています。ウェルネスボールを使い始めてから2週間が経ちますが、この身体水平支持が今日は4分5秒まで伸ばすことができました。この2週間の間、特に激しい運動していないことを考えると、この記録更新は、ウェルネスボールによるところが多分にあると思います。

ウェルネスボールのサイズは2種類あります。55cmと65cmです。身長が170cm未満であれば55cmを、170cm以上であれば65cmとありましたので、171cmの私は65cmを選びました。ところが若干大きい気がするのです。

上の方に化粧箱の写真を載せていますが、膝の角度はほぼ直角です。171cmの私が65cmに乗ると直角にならず、やや浮き足だった感じになります。最初はすごく違和感がありました。

そもそも普通の椅子も膝がほぼ直角になるように調整していて、結果的に肘が直角に机の上に乗る感じになるはずです。65cmの乗ることでやや高い座面となると、机面も遠くなってしまいます。

使い慣れてくると、この浮き足だったところが逆に絶妙に不安定感を増していて、体幹練習としては効果的に思うようになってきました。腕が机から高めになる点については、PC作業では違和感がありませんが、文字はやや書きにくい感じがします。

ここら辺は、格安バランスボールで自分の適性サイズをある程度把握してから購入すべきと思います。

バランスボールとして考えた場合、様々な使用方法がありますが、私は単純にアクティブシッティング用のイスとして使用するのが一番だと思います。何より決まった箇所が下面になるようにバランシングされているのですから、絶妙な安定感が得られるからです。

フィットネスというのは重要なものだと思いますが、それを継続していく上では、”ながら”として日常生活に取り込むことが一番です。ランニングも週末にまとめて行うのでは無く、通勤として行うこともそれに当たります。

オフィスでPC作業を行っている間、実は体幹を鍛えている。1週間も座っていれば慣れてしまって、違和感はなくなります。これぞ、「オフィスをフィットネスクラブに」というにキャッチに合うと思います。