一から組上げる人もいるとは思いますが、大半の自作ユーザーにとっては
今ある自作機・パーツと比べてどれぐらい性能が上がるのか?が一番の疑問だと思います
この点から、マザーボード・CPU・DRAMの3つ以外はパーツ流用でレビューをしてみます
用意したのはCorei7-3770T A-DATE DDR312800 8Gx2 ZOTAC Z77itx-A-E
バルクCPUなのでクーラーが無いのは分かっていたけどここまで素っ裸だとは・・・
流用するマイクロATX対応ケース 普段は上下逆さまの縦置きです
ケースはMicroATXを採用しつつ通常サイズのグラフィックボード(フルハイト)が使える中では
一番筺体が小さいと思います 容積で表すと、12.48リットル
現在メインで使用しているのが2009/06に購入したショップモデル↑で
LGA775 から LGA1155
DDR2-4G から DDR3-16G
G31 から Z77
CPUもソケットも世代が変わるので今まであまり気にかけていなかったベンチマークをとって
比較してみます
まずはZOTAC Z77ITX-A-Eのスペック
製品名 ZOTAC Z77ITX-A-E
チップセット Intel Z77 Express
対応CPU LGA1155(第2/第3世代Intel Coreプロセッサ対応)
フォームファクター Mini-ITX
メモリソケット DDR3 DIMM 240ピン×2、DDR3-1600/DDR3-2333(OC)対応、最大16GB
拡張スロット PCI Express 3.0 x16×1、Mini PCI Express×1(Wi-Fiカード装着済み)
インターフェース USB 3.0×4(バックパネル×2、ヘッダピン×2)
USB 2.0×8(バックパネル×4、ヘッダピン×4)
PS/2×1
HD Audio(8ch)
デジタル光出力(S/PDIF)×1
ギガビットイーサネット×2
映像出力 HDMI×2、Mini DisplayPort×1
無線機能 Wi-Fi(802.11n)、Bluetooth 3.0
SATA SATA 6Gbps×2、SATA 3Gbps×2、mSATA×1
付属品 SATAケーブル×4
IOパネル
Wi-Fiアンテナ×2
8ピン電源延長ケーブル
USB 3.0ヘッダ用ブラケット(フルサイズ×1、ロープロファイル×1)
Mini DP to DP変換アダプタ
新しいパーツが出るたびに雑誌の誌面に「x万円で自作」なんて記事が躍ります
レビューのオリジナリティには欠けますが分かりやすいので採用!^ ^
ZOTAC Z77itx-A-E 約¥16000
Corei7-3770T ¥26470
A-DATE DDR3 8Gx2 ¥7470
CPUとメモリーによってはZ77が活かせる末尾Kモデルでも4万円以下が可能だと思います
■M-PCIE1 ハーフサイズのWiFiカードが挿入済み ケーブル2本が背面パネルへ
■MINI-PCIE2 mSATA-SSD用 コスト面で2.5インチSSDに負けちゃうのが非常に残念
CPUクーラーは外していますがMicroATXからMiniITXにサイズダウンで超スッキリ
SAMURAI-ZZがまた相当付け難い
組み込みは終了。ドライバとデバイスについて・・・
マニュアルにはBIOSとしか書かれていなかったがuEFI 綺麗だけど無線マウスは反応せず
ドライバインストール画面
グラボから出力している時はインテルグラフィックスドライバーの項目は出ません
他のレビューアーさんも書かれていますが全部まとめてのインストール・・・はできず
最新ドライバを探してZOTACホームページへ
BIOSとWiFiドライバのバージョンは上がってるけど大した変更はなさそう
■Bluetooth
画面右下にブルートゥースアイコン
扱いたいファイルを右クリックしてもコンテキストメニューにブルートゥースの項目が出ます
対応ヘッドセット等が無かったので2007年発売のau W52Tとわりと新しいCA006
5年前のケータイでもちゃんと認識してる
■WiFi 直線距離約8.5m VDSLモデムに挿したWiFiカードからの出力で木製フレームの
ガラス戸(ガラス面積約50%)を挟んでアンテナ感度 4/5 弱くはないけど強くもない?
無線をメインで使う方は環境を整えた方がいいかも
■USB Charger USB経由で充電する機器なら高速給電が出来る
しかしBluetoothと違ってタスクトレイにもスタートメニューのアクセサリにも表示は無し
まだまだレビューの必要性ありか・・・
□検証 Virtuについて
CPU内蔵のGPUとグラフィックボードを効率よく切り替える、または
両方のいいところを使おうという技術。
結論はまだ不具合が多いけどVirtuMVPの起動はできた・・・が効果は無し
というのもVirtuMVP対応のマザーボードはマザーボードに直接VirtuMVPの刻印やシールが
貼ってあったりマニュアルに対応の旨が書かれているがZ77itx-A-Eには特に無し
オンの状態だとPSO2ベンチマークはフリーズ
FFIVベンチマークはほぼ差が出ず VirtuMVPへのソフトの追加[Add]も出来ず・・・
VirtuMVPはドライバとの相性があるようなので古いグラフィックドライバを使うか
最新VirtuMVPでの信頼性アップを待った方がよさそうです
左:LGA775 G31-MicroATX E8400-3G 右:LGA1155 Z77-MiniITX 3770T-2.5G
CrystalMark 2004R3 CrystalCPUIDでは3770Tのキャッシュ情報が取得できず
起動後の安定状態なので最小温度だけ見てください 約8℃低い
同一HDD(SATA接続500GB)を使っているので共に(5.9で)足を引っ張ってます
HDDの数値が約3割up マザーボードの性能差がでた
上段:エクスペリエンスでは同じ数値だけどWrite性能は約2倍
中段:I・O DATAのRamPhantomEX LEで作成したRAMディスクドライブ 予想以上?の差
下段:USB3.0対応外付けHDD マザーボードがUSB3.0対応で性能up 内臓HDD以上の数値も…
FFXIBench 7172-H / 9950-H CPUの影響が大きいのか、約4割増し
PSO2Bench 3628 - 1455 / xxxx - 1421 同じグラフィックボードなので誤差
OS起動10分後の低負荷とベンチ動作中の高負荷
左上:LGA775 E8400-3G 低負荷時 右上:LGA1155 3770T-2.5G 低負荷時
左下:LGA775 E8400-3G 高負荷時 右下:LGA1155 3770T-2.5G 高負荷時
LGA775からCPU・マザーボード・DRAMの3点の変更でかなりの性能アップになりました
Mini-ITXはずっと気になっていましたが僕が導入に踏み切れなかったのは「メモリースロットが
2本しか無い」という点でした
現在はメモリーがかなり安くなっているのでMiniITX導入の障壁はかなり小さいと思います
COREiシリーズはCPUの種類が多すぎるけどZ77採用の
ZOTAC Z77itx-A-EならCPU選びが楽しめる!
要望を挙げると
WiFiアンテナやSATAケーブル4本等・・・
装備が豪華すぎる点かな?(若干でもコストがあがっちゃうし)
オンボードの画面出力はHDMIx2 Mini Displayx1の3つあるけどDVI出力が欲しかった
あと、VirtuMVP対応を謳うマザーボードが増えているのでVirtuMVPへの対応
こんな人におススメ
小型ケースでも性能は妥協したくない
すでにPCがありサブで小型PCを作りたい
MicroATXを使っているがグラボ以外に拡張スロットを使っていない
オンボード機能を使いこなしたい・流用したいパーツを持っている人
LGA775からCPU・マザーボード・DRAMの3点の変更でかなりの性能アップ
Mini-ITXはずっと気になっていましたが僕が導入に踏み切れなかったのは
「メモリースロットが2本しか無い」という点でした
現在はメモリーがかなり安くなっているのでMiniITX導入の障壁はかなり小さいと思います
COREiシリーズはCPUの種類が多すぎるけどZ77採用の
ZOTAC Z77itx-A-EならCPU選びが楽しめる!
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