AMD CPU の Ryzen 対応マザーボードをヤフオクで探していました。
執筆時は Zen3 ベースが最新ですが、価格が高く入手しずらいので、安定しているだろうと思われる Zen2 ベースで暫く様子見をしようと思いました。
CPU というより APU 対応のものでZen2ベースのコードネーム "Renoir"(ルノワール)が使えるものということで絞りました。
そんな中、あと数時間で終わる落札ゼロのアイテムがありました。
一回入札して、誰かに上回る金額で入札されたら諦めようという気持ちでしたが、落札してしまいました。
マザーボードのチップセット情報を詳細に調べていなかったので、沼に陥るか否かはここから始まりました。
ちなみに落札価格は税込25,570 円で送料は無料。
1,500円引きクーポンが運よく使えたので入金は24,070円でした。
変態の極み
基本的な情報については公式サイトにて確認してください。
特記すべき点だけ載せます。
・AMD の CPU マザーボードなのに Intel の LAN チップを搭載している。
・AMD の CPU マザーボードなのに搭載可能な CPU クーラーは Intel 仕様。
・無駄に LED がキラキラ光る。
・AMD X570 チップセットのせいで、対応 CPU は BIOS バージョンで変わる。
・装着 CPU によって対応メモリの仕様が変わる。
・装着 CPU によって PCIe の内部レーン等の仕様が変わる。
簡単に一言程度でまとめると・・・
扱いずらいが質実剛健。だが光る。
そんな感じ。
落札出来てから急ピッチで使用パーツが決まる。
元々使用したい APU は Ryzen 5 PRO 4650G と決まってはいた。
メモリは手持ちにある Crucial 3200 Micron (CT8G4DFS832A) 8GB x2を使用する予定 。
よくよくマザーボードの対応状況を確認してみると、使いたい APU は BIOS バージョンが 2.30 の2020/7/3 に提供されたものが適用されている必要があった。
新品購入したマザーボードなら最新の BIOS が入っている可能性が見込まれる。
しかし、今回購入したのは中古。バージョン2.30 が適用されているかの望みは薄い。
ひとまず、モノが届いてからの運試しになることだろう。
ダメだったら対応 CPU を別途購入するまで。
CPU のコードネーム毎に対応メモリが変わるため、メモリも別途用意する必要が出てくる。
初 Ryzen の者にとって、X570 チップセットは鬼門というしかない。
失敗したら下位バージョンパーツを買ってどんどん試していくことになる。
マザーボードの状況解析は終了したので、APU を新品で注文した。
CPU は中古という選択肢はあったが、賭けに負けた時に取る選択肢にしたいと思った。
翌日、注文していたマザーボードと CPU が届いたので動作確認しました。
各パーツのセッティングを終え電源ユニットの電源スイッチをON。
マザーボード下部がキラキラと光りました✨
いまどきのゲーミングマザーボードはキラキラ光るんですねー。ビックリですよ。
使わないので速攻 OFF にしたいですねー。
ゲーミング=光らせる っていうのはどうなんだろう。
個人的には全く光らない、ほぼ無音な PC が欲しいですね。
それはさておき、マザーボードの電源ボタン配線を確認して電源入れました。
結果!!!!
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
画面映らずで、ファンが回転したり止まったりを繰り返すのでリセットが何回も行われてます。
はい。沼確定来ました。
とりあえず、下位 APU と下位メモリの購入を行いました。
年末までに OS 導入まで行いたいので、Amazon を利用。
下位パーツは使い終わった後に売り払うか、2代目 Ryzen 作るかもしれません。
ちなみに・・・ダメだったことを想定して、CPU ヒートシンクにはグリスを一切塗っていません。
AMD の CPU は スッポン するっぽいので、念のため塗っていないのです。
スッポン とは・・・CPU ヒートシンクに塗ったグリスが CPU と固着し、CPU がソケットから スッポン と抜けてしまう現象のこと。CPU をロックしているのにも関わらず抜けます。
その際に、CPU のピン折れやピン曲がりが発生し最悪 CPU が使い物にならなくなります。
ヤフオク等でジャンク品で最安値で流れているのはピン折れやピン曲がり品です。
ここまでのパーツ構成
【最終構成】
【BIOSバージョンアップ用の暫定構成】
メモリ : シリコンパワー SP004GBLFU240N02 DDR4-2400(PC4-19200) 4GB
BIOS(UEFI)のバージョンアップ
下位パーツを取り付けしたところBIOSバージョンはまさかの初期バージョンの1.00でした。
CPUは下位パーツに変えましたが、メモリはDDR4 3200のままで起動出来たので、下位メモリは開封することなくお蔵入りになりました。
一気に最新版BIOSへ上げるのではなく、念の為一つずつバージョンアップさせていきました。
途中EFIを起動させてコマンドラインにてバージョンアップ作業が入りましたが、問題なく完了しました。
CPU(APU)を元に戻して起動しましたが、こちらも問題なく動作したようです。
初期セットアップとも言う
まず忌々しいマザーボードのLEDを消したいと思いマザーボード設定を探っていたら見つけました。
色々と設定出来るようですがOffです♪
2020-01-07追記
電源ケーブル抜いて完全に電力を断つと BIOS 情報が消えることが初期段階でわかっていました。
これは情報を保存しているボタン電池の電力が無いという理由はなんとなく思っていました。
マニュアルを見るとLANポート付近にボタン電池があることがわかりました。
とりあえずマザーボードのバックパネルヒートシンクの内部にいることが判明しています。
(購入してから2周間ほど、外すのが面倒だったので未着手でした)
なにはともあれヒートシンクを外しました。電源コンデンサ?部分とチップセットには放熱シートがついていました。すくなくともチップセット部はグリスではないと。
しかし、ヒートシンク外して良かった。そのまま引き抜こうとしていたら金色のコンデンサーを巻き込んで折る可能性がありました。
ボタン電池を取り出してテスターで計測してみると、電力そのものが無く電池としての効力を完全に失われていました。
ボタン電池は CR2032 で汎用的なものが使われていました。
電池交換のたびにヒートシンクを外すのは嫌だったので、少々加工することに。
左から加工前。ケーブルをぶった切ってボタン電池ソケットに変更します。
真ん中は加工後で安全のためにホットメルトでケーブル部を保護。
右は電池部の接触を防ぐために自己癒着ゴムで巻き巻きして更に安全にしてみました。
ヒートシンクを戻して、ボタン電池を接続。
問題なく保存情報が消えることなく動作しました。
-
購入金額
24,070円
-
購入日
2020年12月21日
-
購入場所
ヤフオク