日常的に履きたくなるデザイン
まずはじめに、このプロテクティブスニーカー オールマイティー VSのデザイン性について述べていきたいと思います。
今回レビューを行うオールマイティーVSの色はイエロー×シルバー×グリーンです。
サイズは26.5cm、締め付けの方式は靴紐で締めるタイプです。
【色】
色についてはイエローが強調され、非常によく目立つ色です。
・・・危険が潜む現場では目立つことも一つの安全につながります。
足下が目立つ=目を向けやすくなる。
現場作業で、足下注意!! 等の指差し確認は当然の様に行われることなので、以外と足の先を見ないで数メートル先の地面を見ていることが多々ありますが、この色なら、必ず自分の足が目に飛び込んできますので、意識せずにはいられません。
日常ではどうでしょうか?
オシャレとかを意識するとオシャレは足下からなんて言葉もあるくらいですから、当然目立つ足下は良いのではないでしょうか?
それでも、この色なら合わせるのはそう難しいことでは無いと思います。
私は通勤がジーンズ+スニーカー(ウォーキングシューズ)のパターンなので、ジーンズにも合いそうです。・・・後々試してみたいと思います。(足下の写真だけね。)
私が現在、職場で履いている安全靴はミドリ安全の製品、色は白、つま先にプラスチックカップが入っています。・・・正直言ってこれを日常では履きたくないです。(後で写真を見て下さい。)
【形状】
形状について、このミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSはその種類名にも含まれる通り、スニーカータイプで、つま先には保護カップが入っています。
※ この保護カップが入っている分だけつま先部分が少し幅広になっている感があります。
ここが、少し一般のスニーカーとの違いになるようです。
※ プロテクティブスニーカーの分類は「公益社団法人日本保安用品協会」で定められた分類で、安全規格等については同協会のHPを参考にして下さい。↑リンクされています。
・・・下の写真下部(右足用)だと少し、つま先部分の広がりが強調されて見えますが、上側(左足用)だとその上から見た形状がよく分かると思います。
安全靴という性格上、滑りに対しても考慮されている必要がありますが、このオールマイティ VSの靴底は下の写真の様に、とてもエッジの効いたデザインで、滑りにくさにも貢献しています。
【取外し可能なインソール】
インソールは取り外しが可能です。
自分の好みのインソールを入れることも可能です。
勿論、取り外して洗濯する際は便利です。
<取外したインソール①>
ホールド感はあります。
<取外したインソール②>
私の場合は、毎朝出勤してロッカールームで着替え、作業靴に履き替えて勤務に入ります。
これは、生産現場で働く方々は皆さん同じだと思います。
※ 自宅から、そのままの格好で出勤出来る方は、自家用車通勤であったり、徒歩通勤であったりするのだと思いますが・・・
最近の船舶関連の現場ではこのスニーカータイプによる入場は規制される事もある様ですが、幸いに私の職場では見た目の規制は今のところ無いので、職場で使用している安全靴と比較をしてみることにします。
見た目はこんなに差があります。
会社の中で使用している安全靴はミドリ安全の安全靴で通気性は今一、一日中履いてるとやっぱりムレムレになります。
帰宅時には、ロッカーの中に入れて帰るのですが、必ず抗菌スプレーを振りかけないと、次の日に偉いことになってしまいます。(^^ゞ
こちらは、現場で履いている安全靴
とても動きが悪いです。
安全性は・・・良いのかもしれませんが、動きが少し制限されてしまうので、その点はNGなのでは無いでしょうか?
一方、このミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSは履いた感じも良いし、とても軽く、動きが制限されることはありません。
足を保護し、動きの制限も少ないので、疲れも非常に少なく、蒸れも無く、良いこと尽くめです。
これからの安全靴の一つの方向性だと実感しました。
プロテクティブスニーカー規格 A種
このミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSは「公益社団法人日本保安用品協会」が規定するプロテクティブスニーカー規格のA種の検定に合格しています。
その型式認定合格標章等は以下のマークで、製品タグと靴の内側に表示されています。
<認定マー等>
実際の製品には以下の様なタグと靴の内側にしっかりと表示があります。
<付属の型式認定合格証明票(表)>
内部には、このミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSに与えられている検定の種類(耐衝撃と耐滑)が製品の形名とサイズ等と共に表示されています。
ムレを感じさせない通気性能
このミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSは写真からも分かるとおり、表皮はメッシュです。
<先端部分の表皮構造>
実際に、職場や通勤・現場で履いて確していくことにします。
職場では、こんな靴を履いています。
静電防止の機能があるようです。
比較してみました。
まずは見た目(外観)です。
ミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSは同じサイズなのですが、少し大きめに見えますね。
どちらも、つま先保護はプラスチックカップになります。
では、底の方です。
底の方は、滑り防止のためどちらも四角のブロック構造が目立ちますが、ミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSは斜めラインが印象的です。
靴底の厚さについては踏み抜き等の防止のためある程度の厚みがあります。
どちらも厚めです。
この3枚の写真からするとミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSはメッシュが全体的に施され、通気性の良さが分かると思います。
この比較写真を撮影した日、一日中はき続けましたが、非常に快適でした。
それに比べ、会社指定のミドリ安全の方は、帰宅時には除菌スプレーを掛けて帰宅しないとヤバい状態でした。
では、この他に実際に工事現場で使用する安全靴です。
こちらは、完全につま先に鉄心入りで足首までしっかりとガードします。
ただし、ムレは当然きついです。
今回、レビューしたミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSは通勤時に履いても全く違和感がありません。
また、現場では安全の観点からも目立つので、非常に良いのでは無いかと感じました。
8月末から少し現場に行く機会があり、自宅から電車、新幹線、レンタカーを乗り継いで使用してみました。
一日中履いてもムレが無いのは実証済みですが、少し驚いたのは水たまりに2.0~3.0cm程度に入らざるを得なくて入ってしまったのですが、浸水も無く快適でした。
通勤の使用も少しレポートしてみましたが、出張で普通にJR相模線、横浜線、東海道山陽新幹線、九州新幹線、と乗り継ぎましたが、特に周りから注目される事も無く、履き心地も良く、快適に使用することが出来ました。
ミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSは安全靴ですから、当然少し靴底は硬めなのですが、車の運転でも特に支障なく使用できました。
往復5時間強のドライブになったのですが、足の疲れは感じることがありませんでした。
現場での一コマです。
待機場所の部屋の中で撮影しました。
部屋の中から撮影した作業場所近くの風景・・・夏の雲ですよね。
※ ブラインドが映り込んでいるので・・・済みません。
今回は、少し長期にわたってこのミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSを使って通勤、会社内、現場、車の運転等やってみましたが、正にスニーカーと言った感じで、非常に優れていると感じました。
先にも書きましたが、現場が許せばこのミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSは大変良いワーキングウェアーだと思います。
足の環境まで配慮されているので、汗ムレによる悪臭も気にすること無く使用できそうです。
普段でも、足を大切にしたい方にはお勧めできます。
ただし、どんな物にも過信は禁物ですから、このミズノ プロテクティブスニーカー オールマイティ VSを身につけたからと言っても、注意を怠ると怪我を負うことに違いはありません。
現場で働く人たちの夏が少しでも快適になる事を祈りつつ、今回のレビューを締めたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ちばとどさん
2018/09/01
当社でも1足!現場仕事もあるんですぅ(カレー屋づくり)。
CLWさん
2018/09/01
コメントありがとうございます。
水場で使えるかと言われると少し微妙です。
しかし、長時間の使用でも蒸れない点はお勧めです。
しかも、なんか周囲が明るく感じますよ。(笑)