レビューメディア「ジグソー」

Ryzen PC用の電源

元々メインPCの電源ユニット、SilverStone SST-ST75F-Gが故障してしまったため、ストックしてあったCooler Master製V750 Semi Modular RS750-AMAAG1-JPを交換用に回してしまい、予備の電源がなくなってしまったために買い置きしてあった電源ユニットです。

 

 

 

直ぐに使う予定がないとはいえ、メイン級のPCの交換用パーツとして使う可能性のある品ですので、取り敢えず700Wクラス以上で、一応80PLUS SILVER以上でそこそこ手頃なものという条件で買ったものです。

 

実はこれを買ったのは車で秋葉原に行ったときであり、ツクモやソフマップで1万円以上の買い物をするとUDXパーキング等の提携駐車場の120分サービス券が貰えるということから、税込1万円を少し超える程度の価格帯から探した結果、この製品となったのです。メイン機の交換前の電源に続くSilverStone製ですが、SilverStoneの電源自体はそれほど信頼している訳ではありません…。

 

 

 

当分はこのまま置いておくだけだろうと思っていたのですが、幸運にもRyzen7 1700のプレミアムレビューに選出していただき、Ryzenを使ったPCを新たに組み立てる必要があることから、この電源にも出番が回ってくることとなりました。

 

 

ところで、SST-ST75F-GSには、初期バージョン(V1.x)とマイナーチェンジバージョン(V2)が存在しているのですが、実は外箱や本体の表記を見るだけではその判別が困難なのですが、その簡単な見分け方としては、本体の奥行きの寸法を比べるというものがあります。

 

SST-ST75F-GS V1.x系は奥行きが150mmなのですが、SST-ST75F-GS V2はこれがさらに小型化され140mmとなっているのです。今回購入した個体については、箱の表面の説明文に140mmと書かれていますので、SST-ST75F-GS V2であるということがわかります。

更新: 2018/01/06
総評

内容の割に格安だが…

故障したSST-ST75F-Gの正当後継モデルという位置付けの製品ですので、それとの比較をしながら書いていきましょう。

 

 

 

まず、外箱の大きさがかなり小さくなっているというのが印象的です。箱が小さくなったということは、つまり中身も小さくなったということを表している可能性が高いのですから。

 

実際に本体を見ると、やはりSST-ST75F-Gと比較して奥行きが短くなっています。実はSST-ST75F-Gは奥行き180mmと、750WのPC用電源としてはかなり大型の筐体だったのです。しかしSST-ST75F-GS V2では奥行きが140mmと短縮されていて、ケース内での取り回しが楽になっています。

 

 

 

 

 

 

大きさ以外の大きな変化といえるのは、モジュラー化されたケーブルの構造でしょうか。SST-ST75F-Gは特にATX電源ケーブルが太くて硬く、ケース内での取り回しが極めて悪かったのですが、SST-ST75F-GS V2では、ごく普通のケーブルとなっていて使い勝手は大きく向上しています。

 

また、SST-ST75F-Gで何故か存在しなかった背面の物理電源スイッチが装備され、電源を切る際にいちいちケーブルごと抜かなければいけないという手間が解消されました。結構PCの組み立て時に動作が安定していないときなど、このスイッチがあれば良かったのにと思うこともあり、ようやく一般的な電源ユニットと同等となったのは評価できます。

 

信頼性については、今のところコメントできるほど使っていませんので何ともいえません。特に騒音をも立てることなく、PCがごく普通に動いているということで、特に問題を生じていないということがわかるだけです。

 

SST-ST75F-GS V1.xは割合故障が多いと評判だったのですが、SST-ST75F-GS V2については今のところ目立った評判は聞いておりません。この辺りについては、何かがあった場合に追記させていただきますが、今のところはごく普通に動いているとだけ記しておきます。

 

税込みで1万円少々という割合手ごろな価格で、1200円分の駐車券サービスがあったことから、コストパフォーマンスについては素晴らしいと思います。

  • 購入金額

    10,778円

  • 購入日

    2017年10月01日

  • 購入場所

    ツクモ eX

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