このたび、Sonicblast GS331、Sonicblast GS333、Sonicblast GS335のレビューをさせて頂くことになりました。
我が家にもスピーカーはありますが、
どのような性能なのか、良い点、悪い点などレビューできればと思います。
サウンドバーだけがいい?それともサブウーファーも付けたい?をユーザーが簡単に選択できる設計なのがGood!
Sonicblast GS331は、いわゆる2チャンネルのスピーカー。出力は40Wです。
兄弟機になるSonicblast GS333は、いわゆる2.1チャンネルのスピーカー。出力は60Wです。
なお、Sonicblast GS331よりも、Sonicblast GS333が一回り大きくなってます。
サイズの他に、大きな違いとして底面にウーファーが2つ付いています。
このため奥行きも少し長くなってます。
また、ウーファーの隣にゴム足があります。
このゴム足の感覚がSonicblast GS333の方が狭いです。
その為、私の手持ちのTVに設置したときに台座の大きさにゴム足がギリギリのる状態でした。
逆にSonicblast GS331はゴム足の感覚が広いのです。
その為、私の家のTVではTVの足には置けず、少し前に設置という形になりました。
設置環境に合わせて考えてみても良いかもしれません。
※一点気になるのはスピーカーが2インチ×4個が共通。GS331が4個40Wなので、1個あたり10Wのスピーカーが搭載。GS333も同じで、スピーカー部40W、ウーファー部20Wなのかな?と思ったけどスピーカー部が24W、ウーファー部が36Wとなっています。
Sonicblast GS331と、Sonicblast GS333は共通事項も多いです。
マニュアル以外の、リモコン、ACアダプタ、付属品も同一の物になります。
また、入力端子の形状も同じです。
入力端子部分が少しへこんでおります。
付属のケーブルの片側がL字の形状になっており、Sonicblast側にL字コネクタを接続することで、スピーカーの後ろにピッタリとTVなどをくっつけたとしても、問題なく配置できるようになっているのは良いポイントです!
接続できるのは以下で、本体の真ん中にLEDが光っており光の色でソースを切り替えます。
・緑色 ・ライン(3.5mm AUX)
・白色 ・RCA LR
・黄色 ・光デジタル(角形) ※光ケーブルは付属されてないので別用意が必要です。
・水色 ・USB
・青色 ・Bluetooth
・赤色 は 電源OFF状態
になります。
消費電力についてワットチェッカー(TAP-TST7)で計測したところ、電源ON時で8V、5Wです。
Sonicblast GS333とTV(46インチ)に並べて設置してみたのが、次の写真です。
我が家は下記の液晶TV用の台(茶色)の上にTVが置かれています。
最近の30インチくらいのPC用モニターとの使い方でもいいのかもしれませんが、TVとの組み合わせでも問題なく感じます。
Sonicblast GS333の手前にSonicblast GS331を置いてみました。
大きさも幅が5cm小さいだけなので、どちらもTVにも合わせることができると思います。
Sonicblast GS335についてですが、こちらはSonicblast GS331とSonicblast GS333のみと独自5.1GHz無線規格で繋がる70wのワイヤレスウーファーです。
接続方式が独自のため、他の機器から接続することができません。
Sonicblast GS331とSonicblast GS333とのペアリングは非常に簡単で、お互いの機器をペアリングモードにしたら自動的に認識できます。
この辺はさすが専用オプションという設定の簡単さが光ります。
また一回接続してしまえば、電源をOFFにしても
また、5.1GHz無線とのことですが、5GHz系のWifiがあっても特に干渉しないのは良い点です。
なお、音量調整方法はボリュームつまみによる調整になっているので柔軟に無段階の調整が可能です。
30~40%程度でも十分な低音を感じます。
最大音量はかなりの迫力になります。
また、Sonicblast GS331とSonicblast GS333を操作するリモコンでBASSの8段階調整を行うことで、連動してサブウーファーの音量も変わりますので、両方の機器を一つのリモコンで操作できる感じになるのは非常に良いです。
また消費電力についてワットチェッカー(TAP-TST7)で計測したところ、面白い結果です。
電源ON時でも低音が出てないときは0V、0Wと計測できない微弱状態です。
低音が発生しているときのみ7V、3Wになりました。
ウーファーなので常時電源ONの状態だと消費電力がたくさん出て電気料金が。。。と心配になりますが気にすることが無いので、非常に優秀です。
なお、再生周波数が40 ~ 150Hzです。
残念ながら、ハイカット機能はありません。
残念な点という意味では、今回のレビューで送っていただいた機器にはマニュアルが入ってない機器がありました。
入れ忘れかと思いますが・・・
なお、Webサイトにマニュアルが公開されております。
Sonicblast GS331 情報 Sonicblast GS331 PDFマニュアル
Sonicblast GS333 情報 Sonicblast GS333 PDFマニュアル
大音量にするとまるでゲームセンターみたい! 感動。
各スピーカーの比較についてです。
ゲーミングスピーカーと言うことで、やはりゲームをやってみました。
やってみたゲームはスマホゲームの「KOF '98 ULTIMATE MATCH Online」です。
音の定位がはっきりしています。
ゲームの音楽、効果音、キャラクターの台詞をしっかり聞き取ることができます。
中音域から高音域は綺麗に出ています。
BASSを8段階調整できますが、ほとんど変化を感じることはできませんでした。
音の質は全体的に音は軽めの傾向です。
GS331と違い、低音がかなりしっかりと再生されます。
例えば、格闘ゲームでの攻撃が入ったときの一撃の音がずっしり届きます。
BASSを8段階調整できますが、変化量は若干であり、激しく変化することは無いです。
低音~高音まで綺麗に再生され、バランスが整った機器に仕上がっています。
こちらも、音の質は全体的に音は軽めの傾向です。
Sonicblast GS331やSonicblast GS333に追加できる専用のワイヤレスサブウーファーです。
低音を強力に補強してくれます。
ワイヤレスなので、設置場所に囚われないのが非常に良いです。コンセントさえあれば
ボリュームはつまみタイプなので、無段階に調整できるのが操作性が良いです。
ただ、かなりのパワーで最大で使うことは無いと思います。
ウーファーの音については使用者の好みが大きいですが、僕は以下の形で使用がしっくりきました。
・Sonicblast GS335本体のボリュームつまみを30%程度に設定。
・Sonicblast GS331やSonicblast GS333を操作するリモコンのBASSの8段階で調整。
このリモコンでのBASSの調整はかなり変化が感じられます。
Sonicblast GS331やSonicblast GS333の音質が「軽めの音質」と書きましたがが悪いわけでは無いです。
確かに重厚な音とは違いますが、イコライザをゲームモードにするとゲームに非常にあった音質になるのです。
それにSonicblast GS335追加することで、調整の効く重低音を追加できます。
この組み合わせで音量を大きめに出力してゲームをプレイすると、まるでゲームセンターにいるかのような感じになるのです。
この仕上がり具合には驚きました。
ゲームセンターで音の調整をしたのだろうか?という位です。
ゲームは楽しいですが、スマートフォンだけでは足りていなかった音。
臨場感あふれる状態に変化させてくれるSonicblast はなかなかやります。
「ゲーミングサウンドバー」という名に恥じない性能です。
ゲームのプレイ画面を別なスマートフォンで録画してみました。
動画では臨場感が完全に伝えきれないかと思うのですが、非常に音がいいのです!
スマートフォンのみでのプレイ
GS331 + GS335でのプレイ
スマートフォンのみでのプレイ
GS333 + GS335でのプレイ
接続方式や接続機器との音量相性問題がやっかい。そこをクリアすれば音は絶対良い!
以下のパターンで再生を行ってみました。
ちなみに自宅でいつも音楽を聴いている環境は
Synology NAS DS215PLUS + Olasonic TW-S7(B) USBスピーカー の組み合わせ。
再生方法① NAS Audio をスマートフォンアプリ + Bluetooth接続 で再生。
Synology NAS DS215PLUSにある音楽データを、スマートフォンのNASオーディオアプリで再生。
スマートフォンをSonicblast GS331、Sonicblast GS333とBluetoothで接続して音楽再生します。
使用したスマートフォンは以下です。
・ソニー Xperia Z5
・富士通 arrows RM02
・iphone 4S
・iphone 6
この状態で音楽を再生。
イコライザモードは音楽モードにします。
音楽は再生されるのですが、どうやっても小さめの音量(一般的に夜に再生する音量レベル)だと出力される音のボリュームが一定にならず、大きくなったり、小さくなったりします。
念のため、スマホ&スマホアプリをやめて、DELL XPS13(9350)からブラウザ経由での再生も試してみましたが、Bluetooth接続では音量が大きくなったり、小さくなったり…
QNAP TS-869Proも持っているので、QNAPのNASオーディオでも試してみましたが同じ症状。
ある程度の音量まで上げると症状は緩和され気にならなくなるのですが、夜間に集合住宅で再生するには気になってしまう音量まで上げる必要があります。
逆に言えば、日中ならば問題はないかと思います。この音の大きさにについては
また音量が32段階あるのですが、1段階で上がる音量が非常に大きいのです。
音が正常に聞こえるギリギリの音量というのを探すのが簡単ならばまだ良いのですが、音量の微調整ができないので、これは非常に残念な結果でした。
一応、Androidのアプリで音量微調整アプリ(ExtraVolumeSimple)をインストールすることで、音量微調整が容易にできるようになりました。
ただし、それでもやはり夜間に集合住宅で再生するには気になってしまう音量でした。
ちなみに音楽モード以外のモードでもこの症状は発生し、先に記載のスマホゲームの際も音量を小さくすることで発生しました。
なお、音楽再生アプリを操作しているスマートフォンとBluetoothで繋がっているため、曲の一時停止や、次の曲などの操作をSonicblastのリモコンからも操作できるのは良い点です。
また、今まではNASの音楽を基本的にNASに繋がっているスピーカーのあるリビングか、スマートフォンに接続したBluetoothイヤホンでしか視聴できなかったのですが、スピーカーをコンセントのある場所に繋ぐだけでいいので、家中のどの部屋でもNASの音楽を聴けるようになりました。
スピーカーがバータイプなので、エアコンの上にスピーカーを置くなんて事も可能です。
再生方法② NAS Audio と USBアンプ 経由で 3.5mm AUX接続で再生
Synology NAS DS215PLUSはUSBアンプのAUDIOTRAK PRODIGY CUBEにも繋がっており、アンプの3.5mm AUXでSonicblast GS331、Sonicblast GS333と接続して音楽再生します。
Bluetooth接続がダメだったので、3.5mm AUX接続を試してみました。
結果はBluetooth接続とは違い、小音量でも非常に綺麗な再生ができました。
音質が軽めの傾向があるので、聴く音楽の種類にもよりますがJ-POPなどは相性が良かったです。
逆にクラシックなどは厳しいかもしれません。
再生方法③ CDプレイヤーのイヤホンジャックから 3.5mm AUX接続で再生
Marantz CD6000OSE という据え置き型CDプレイヤーを使用しています。
Marantz CD6000OSE のイヤホンジャックから3.5mm AUXでSonicblast GS331、Sonicblast GS333と接続してCDの音楽再生しました。
AUDIOTRAK PRODIGY CUBEでの3.5mm AUX接続が非常に良い結果でしたので、もう一つ3.5mm AUX接続を試してみました。
Marantz CD6000OSE もイヤホン出力音量を調整を18段階でできる機器なのです。
しかし、Sonicblast側の音量1、Marantz CD6000OSE側の音量をリモコンで1まで落としましたが、音量1でも夜間に集合住宅で再生するには気になってしまう音量でした。
再生機器側で音量調整ができたとしても、大きな音になってしまうこともあることがわかりました。
再生方法④ 本体のUSBポートにUSB Memoryを接続してMP3を再生。
Sonicblast GS331、Sonicblast GS333の本体にはUSBポートがあります。
ここにUSBメモリを接続して音楽再生が可能です。
使ってみたUSBメモリは一般的なUSB3.0のを使ってみましたが、何の問題も無く認識しました。
ただし、USBメモリが大きいので、入力端子部分が少しへこんだ場所からはみ出ました。
その為、スピーカーの後ろにピッタリとTVをくっつける事ができなくなりました。
その為、下記の小型SDカードリーダーにMicroSDを入れて接続してみましたが、MicroSDも認識しました。
このような小型のUSB機器ならば、入力端子部分の少しへこんでいるところに収まるので設置も良いのでお勧めです。
USB内のMP3再生はリモコンの再生ボタンで簡単に操作できるのは良い点。
ただし、曲名が見えないので実際にはあまり操作せずにBGM的な使い方になることが多いと思われます。
そして、欠点はやはり音量調整です。細かい音量調整は苦手なのは変わらず。
USB接続では音量1でちょうどいい音量です。
音量2だとちょっと大きい音量になります。
音量3はかなり大きく使うことは無いと思います。
32段階もある音量調整をもっと細かくできるようになって欲しいところです。
再生方法⑤ 東芝 Regza 46ZX90000 と ライン(RCA LR)で接続で視聴
東芝 Regza 46ZX90000 の出力端子からSonicblast GS331、Sonicblast GS333と接続してみました。
また、東芝 Regza 46ZX90000 にはインテル Compute Stick PC が繋がっており、YouTubeや映画などを楽しむようにしております。
東芝 Regza 46ZX90000 からの音声出力設定は2つあり、「出力レベル固定」と「出力レベル可変」があります。
「出力レベル可変」の場合はTVのリモコンで100段階の音量調整ができます。
「出力レベル固定」にした場合は、Sonicblast側の音量1でも爆音で、とても使えない状態。
しかし、「出力レベル可変」にした場合は、Sonicblast側の音量1、TV側の音量をリモコンで100段階の調整可能なため、非常に快適な使い方ができました。
普段使いのYouTubeや映画なども迫力が違います。
また、サブウーファーの効果もあるので、全然別物です。
REGZA 46ZX9000に限らないですが、液晶TVはスピーカーを底面に側に設置などしており、音がこもったり、あまり良くないのが多いので効果は非常に大きいです。
東芝 Regza 46ZX90000 もそうなのですが、液晶TVの多くは前面はフラットな状態になっていて、スピーカーは左右の下側に見えないように付いています。
それゆえ、デザインは良いのですが、音はこもりがちという欠点があります。
その為、前面にスピーカーバーを設置するのは効果てきめんでした。
再生方法⑥ PlayStation 4 と 光デジタルで接続で視聴
PlayStation 4 ジェット・ブラック (CUH-1200AB01) の光デジタル端子でSonicblast GS331、Sonicblast GS333と接続してブルーレイを再生しました。
なお、光デジタル端子の形状はSonicblast側もPS4側も角形となります。
再生したソフトは、B'zのアルバム「dinosaur」に付属のライブのブルーレイ。
音がしっかりはっきりして非常に良いです!
音の定位がしっかりしてるので、よりよい臨場感で作品に集中できます。
かっこいい稲葉さんが、よりいっそうかっこいいです!
作品にのめり込んで鑑賞できました。
映画はブルーレイではなくDVDを再生してみましたが、ウーファーの効果が
ただし、欠点はやはり音量調整です。
Sonicblast側の音量1で、かなりの大音量です。
夜間に映画を光接続で鑑賞するというのはためらわれます。
その為、使う時間帯が限られてしまいます。
結果として、①~⑥まで試しましたが、現実的に使えたのは、USB接続と、接続機器側で細かい音量調整ができた機器との接続だけになってしまったことが惜しいです。
大音量を出すことができる家庭で生きてくるスピーカー
音の調整を行っているのだと思いますが、あたかもゲームセンターにいるかのような音にはびっくりします。
本当にコレは凄いと感じます。
ただし音は良いのですが、音量調整が細かくできないため、使える機器、環境を選んでしまいます。
現実的には接続する機器側で音量調整の手段を持っていない機器を接続することが難しいので、私のような集合住宅で、夜間再生がメインのタイプの人には扱いにくい事があるのが難点です。
ただ、逆に言えば「大音量を出しても問題の無い家庭環境」の人には非常に良い製品だと思います。
実際、僕の仙台の実家でならば、このくらいの音ならば出しても誰も気にすることがないので、常に使い続けることが可能です。
Sonicblastの本領を発揮するには、環境が重要になります!!!
是非、Sonicblast本体の音量調整は32段階もあるので、この段階を細かくしたり、もっと小さな音量でも再生ができるように改善していただきたいポイントです。
aPieceOfSomethingさん
2018/01/15
Sonicblast... ボリュームの設定が問題ですよね..。
どういう設計思想でこの音量に設定したのか聞いてみたいような気もします。
我が家でもアナログ接続の一択になっています。
少々の文句を言いつつもGS335が楽しくて映画を見るときはよく使っていますけど...。
まこりんさん
2018/01/15
そうなんですよねぇ。
最初、さすがにおかしいのかな?と思って初期不良なのかなということで、一度交換していただいたのです。
その為、一週間遅れの公開になったのです。
開発、設計した場所は広くて大音量で検証したのかなぁと考えてしまいますよね。
でも、大音量出せば迫力あっていいですよね!
aPieceOfSomethingさん
2018/01/18
人数が多い時とか店頭デモとかそういうシーンでは注目をあびそうなセッティングですね。
アナログ接続でGS331/333のボリュームを1にして音源側でボリューム調整すれば十分使えるのですが、光デジタルの音量が大きいのだけはもったいないと思います。