■ モバイルプロジェクターってどんな物?
今回、紹介するプロジェクター Miracast対応 モバイルプロジェクター(RP-MP1-BK)は、10cm*10cmの手のひらサイズという非常にコンパクトな、内蔵バッテリーを搭載したプロジェクターです。
バッテリーを内蔵しているので、キャンプ場や電源のない客先会議室で便利に使えるプロジェクターじゃないかと思います。気になる重さも240gと、毎日のお昼代も痛いと思っているサラリーマンの涙が詰まった財布程度の重さ程度しかありません。そして何よりも小さいので、どこにでも持っていけると言うのが良いですね。
そんな RP-MP1-BK を紹介していきます。まずはプロジェクターについて見ていきましょう。
モバイルプロジェクター本体、リモコン、HDMIケーブル(Type-Aオス-Type-Aオス)、MHL-HDMIケーブル、ACアダプタ、リモコン、三脚、マニュアル兼保証書がありました。
三脚は一般の三脚と同じねじを使ってあるので、家にある三脚が利用できます。変に専用三脚を使っていないところは好感度アップです。
その三脚はこんな感じ。
お世辞にも良い三脚とは言えませんが、非常にコンパクトで持ち運ぶには適度な大きさだと思います。小さいが故、グラグラすることもなく安定しています。
足は3段伸ばすことが出来て最大で脚閉じで20cmくらいの高さになります。この三脚の特徴として首が90度曲がること。
これによって天井写しが可能になります。コンパクトサイズである利点がここにあると思いました。こんな小さな三脚でも安定して利用できるんですよね。
続いて本体側を少し見てみます。まずは本体上部。
LEDとDLPロゴがあります。LEDは右側が電源ランプ、左側が充電ランプです。
投影部と反対。裏側と言えばいいんでしょうか。
ACアダプタとHDMI入力、USB入力がありますね。右側には外部スピーカー端子があります。
ただ、この外部スピーカー端子がACアダプタ入力と同じ径をしていて、アダプタ端子がちょうど入ってしまいます。
実はレビュー書いている途中の充電で、何度か間違えて「充電できないんだけど!!!?∑(・∀・) コワレタ !!」って焦ってしまいました。これ、あんまり良くないですよ・・・
投影部を前にして左側面。
左からフォーカスダイアル、電源ボタン、決定ボタン、選択ボタン。
フォーカスは手動調整です。と、いうかこの製品については台形補正とかの、据え置き型プロジェクターについているだろう機能はまったくありません。いたって単純な作りで、繋いで映すだけ。そういう製品です。
フォーカスダイアルの右。画像中あたりに電源ボタンがありますが、電源ボタンは決定ボタンだったり、再生ボタンだったり場面によって機能が変わります。
そして隣に決定ボタン、選択ボタンですが音量ボタンみたいな間違えるマークはいただけない・・・もうちょっと別なマークがあるんじゃないかと思います。
動画再生モードでも音量上下が本体では出来ないので、操作感については本体だけだと使いづらい感じですかね~(´・ω・`)
とは言う物の、RP-MP1-BKには押せるボタンと言ったら、この3つしかありませんので、何かをポチポチ押してみたら何とかなります(;・∀・)
あとはボタン下にスリットがありますが、こちらは吸気口です。
投影部です。
スリットは排気口です。
プロジェクターで一番の熱源の投影レンズが前部にあるので排出になるんだと思いますが、投影に邪魔なホコリなんかを寄せ付けないので排出は前部にあるのが機能的なのでしょうね。
DLPは、高速で赤・緑・青を切り替え出力している関係で3原色がノイズとして目に映ったりします。レンズ前で手を振るとよくわかります。
このDLPのデメリットとして、このノイズでレビュー中にプロジェクター画面をカメラでとると虹色のノイズが出てしまう場合があります。
プロジェクター投影画面を写真で撮るには少々苦労しそうです。
気になった点として投影部にシャッター機構が無いこと。持ち運びを考えるとレンズに傷が入りそうな気がしました。
プラスチックでカバーできる何かを作る必要がありそうですが、可能なら最初から付けておいて欲しい部品です。
実はレビュー品のレンズに最初から傷が入っていたのですが・・・
なんで傷があるものを出荷しているのか不明ですが、この件についてラトックシステムへ問い合わせたところ「出力画に影響がなければ仕様範囲内で、出荷時にチェック済み」との回答をもらいました。確かに出力画に影響がなく通常使用は可能でしたが・・・・全部が全部、こういった品質ではないと思いたい・・・。
と、まぁモバイルプロジェクターなので、使っているうちに多少なりともこんな感じで傷が入るではないかと思ってしまいます。やはりカバーは必要かと感じました。
続いて投影部を前にして右側面。
スリットのみで、吸気口です。RP-MP1-BKは、側面吸気・全面排気となっていて満遍なく内部冷却される作りみたいです。
本体底部。
ラトックシステムのラベルとシリアル番号。それに三脚メスねじ。四隅にゴム足が付いています。
ゴム足についてはねじ穴隠しの飾りなんではないかと思います。
本体が薄く、レンズの高さを確保できないので平置きで使う場面はないかもしれないです。本体傷つき防止といったところでしょうか。
ACアダプタは片手で握れるほどの大きさで、本体のモバイル性を損なわない大きさです。
出力は12V、2.0Aですね。アダプタにも通電ランプがあり、問題発生時にモバイルプロジェクター側、ACアダプタ側のどちらに問題があるのか分かりやすいと思いました。
目の前に壁があれば、そこがスクリーンと化す
早速、Miracast対応 モバイルプロジェクター(RP-MP1-BK)を使っていきましょう。
RP-MP1-BKはプロジェクションを行う方法がいくつかあって、1つはMiracast接続。2つ目がHDMI入力を使った接続。3つ目としてUSBストレージ入力を使った接続。この3つの入力によってプロジェクションを行うことが出来ます。
1つ目のMiracast接続はスマートフォンを使って接続していきますが、使用するスマートフォン・バージョンによってスマートフォン側の接続手順が違ってきます。今回は接続にASUS Zenfone3(Android7.0)を使って説明を行います。
■ Miracast接続方法
モバイルプロジェクター(RP-MP1-BK)の電源を入れると初期画面が表示されます。
この画面がRP-MP1-BKの操作準備OKの状態です。Miracast接続を行うために Wi-Fiディスプレイ を選択します。
本体ボタンでも操作可能ですが、スクリーンへの投影位置ずれなどが発生するでリモコン操作を推奨します。
Miracast接続を行うスマートフォン側のタイプを選択します。今回はZenfone3がAndroid機なので、ドロイド君を選択しましょう。
RP-MP1-BKのMiracast接続が待ち状態になります。ここのIDは後で使うので覚えておいてください。
RP-MP1-BK側の設定はこれで終わりです。続いてスマートフォン側の接続設定に移ります。
Zenfone3の設定から 無線とネットワーク の もっと見る をタップします。
その中に PlayTo があるのでタップしましょう。
すると付近のデバイスが一覧で表示されます。先ほど覚えたというかプロジェクター画面に映っている ID と一致するIDをタップしてください。
モバイルプロジェクター(RP-MP1-BK)へ接続が開始され、プロジェクターにスマートフォンの画面と同じ画面が表示されるでしょう。
無線とネットワーク PlayToには接続していることが表示されていますね。
ミラーリングにはWi-Fiを使うのですが、Wi-Fi接続が完全に塞がれてしまいRP-MP1-BKとの接続しか出来ない訳ではありません。
Wi-Fi Direct接続となるので、Wi-Fiを使ったインターネット接続は確保されるのでネット画面、例えばYouTubeをプロジェクターから投影することが可能です。(画面上部のアイコンがWi-Fi Direct接続していることを示しています)
これはZenfone3のフォト画面をRP-MP1-BKへミラーリングしているところです。
画像はASUS Zenfone2Laserで撮りましたが、DLP特有のレインボーノイズが映ってしまいました。実際の画像はきれいな発色の高コンストラストな画面でノイズもありませんのでご安心を(・∀・)
■ 解像度について
モバイルプロジェクター(RP-MP1-BK)は入力最大1080pのサイズなのに対して、出力が854*480になります。
これ私も初めて出会った解像度なのですが、フルワイドVGA(FWVGA)と言って16:9なんだそうな。
16:9に調整されているので1920*1080といったフルHD動画が縦ないし横だけに圧縮されることなく、均等に圧縮されることなく表示されます。
とは言う物のですよ、縦横ともに2倍以上圧縮されて表示されるので映ったものがどんな感じになるか心配で、今一つ小型プロジェクターの購入に繋がらないんじゃないかと思います。
なかなか撮影も難しいのですが、RP-MP1-BK本体上部DLPロゴ(縦7mm 横12mm)といった小さな画像を100インチサイズにして投影した画像と、元の画像を比べるとこんな感じなります。
文字が潰れていますか?
確かに潰れてしまっていますが、1文字の大きさは縦1mm、横1mmにも満たない大きさを考えたら非常に優秀な映りだと思います。
レインボーノイズが見ずらいですが、スマートフォンの画像を表示させるとこんな感じになります。
画像については違和感はありませんでしたが、少し色数が少ないのか空など1色グラデーションになっている部分だと微妙です。
右上の時計表示、バッテリー残量文字などははっきり読めます。
常設するなら全くもって買いではありません。だって常設するなら元ソースに忠実な解像感が欲しいですから。
そうではなく、モバイルに限定したこの製品の持ち出しやすさ、手軽さを考えると、この解像感は素晴らしく優秀だと思いました。
■ 外に持ち出してみよう
モバイルプロジェクターなのでRP-MP1-BKを持って出かけてみました。
外に持ち出すので、まぁ昼間は無理です。日陰を探して・・・なんて事になってしまって見た目に暗い感じになるので、夜のキャンプ場で使えるシチュエーションを探してみましょう。
使う場所はこちらのキャンプ場です。
木々が生い茂り、ほどほどに日が差し、ほどほどに日陰ができる場所です。
車乗り入れが出来ないので子供たちが自由に走り回れる場所ですよ。
近くには川が流れて鮎釣りが盛んです。子供満足、お父さん満足なキャンプ場です。
こういう太い木なんてスクリーンにできるかも!?
とは言っても、夜には誰も居なくなるんですけどね・・・ここ・・・(´・ω・`)
ってことでキャンプに持ってきそうな物でスクリーンづくり。
子供が遊んだ縄跳びを、木と木に渡してBBQで使ったテーブルクロスを掛けました。
こうして撮った画像がこちら。だいたい40インチ程度のテレビサイズです。
※BBQの飯テロ画像でなくてどうもすいません_(._.)_
元ソースと同じ綺麗な画像なんていらない。その日あった画像、動画をキャンプで見るって、今の時代だからこそ出来る事で、Miracast対応 モバイルプロジェクターを使用して大画面で見るって素敵無敵すぎます。
ただ・・・裏側に映像がもろに映るので、ほかのキャンパーには迷惑かも(;・∀・)
ベンチに投影。
ベンチが緑色で発色が緑に負けました。これはスクリーンとして使えない。それにベンチを向かって椅子を並べるって何のギャグなんだ?(´Д`)
いい感じの階段に投影。100インチ程度の大きさになるでしょうか。
これなかなか良かったんです。良かったんですが階段って奥行きがあるのでピントがどこかの段にしか合いませんでした。まぁ、ある程度見れれば良いかって感じです。
石階段自体が滑らかな感じなので、発色は良かったですよ。
良い感じの樹木へ投影。22インチ程度の大きさ。
すいません。このピンボケ具合はカメラのせいです。幹が茶色いにも関わらず他の色が負けることなくシャープに出ました。
この程度の樹木ならキャンプ場にありふれているでしょうから、スクリーンとしては実践的でしょうか。ミニ三脚でも高さを稼げるし、正面からのプロジェクター光の反射を考えなくても良いのでおすすめかも。
水中への投影。40インチ程度の大きさ。
これ一見水に映っているようですが駄目ですね、透過してしまって川底に映ってます。何よりピントが水に邪魔されて合わせることが出来ませんでした。
川の流れがあったので、もしかしたら川に映せるんじゃないかと思いましたが失敗しました。
クリアウォーターではなくマッドウォーターなら映るんだろうか?
うーん、アイデアは良かったんだけどな・・・
車サイドに投影。32インチ程度の大きさ。
これ一見駄目っぽい感じなんですが、写真映りが悪いだけです。車がシルバー塗装なので映りは最高に良かったです。
ただプロジェクター反射光がメタリック塗装に反射しているのが分かるでしょうか。画像の真ん中あたりが白飛びしていますね。
人の目にはそれほど酷く映ってないのですが、カメラを通すとこんな感じになってしまいました。
車をテント横付けできる場所なら、投影先が安定するのでおすすめです。
会議室の壁に投影。50インチ程度の大きさ。
ちょっとキャンプ場から離れてしまいましたが、会議室での利用を考えている人もいるのじゃないかと思いまして、会議室の白壁に映してみました。
会議室って電気消せない場合もあるんですが、そんな状態だとちょっと暗い。暗いっていうか周りの明るさに負けます。
画面下部のアイコン文字が見えないと思いますが、明るい部屋での会議資料投影は難しいかも。
もう少しインチ数を落とせば32インチクラス以下くらいを使うと、もう少しましな感じになるので使えるのではないかと思います。
投影部が少しでも暗く出来ると、50インチでも大丈夫です。
思ったよりも明るい場所でも健闘しましたが、やはり80ルーメン。明るい場所での実用範囲は30インチ前後あたりです。
暗い場所だと思ったよりも頑張りますが、体育館などの前方が暗くなる感じだと40~50インチが実用範囲、全体が暗くなる室内や夜間屋外だと100インチまで投影出来る感じでした。
それでも出先で旅の出来事を見たりできるバッテリー内蔵、携帯性だったりのアドバンテージはあり、ほかのプロジェクターを寄せ付けない強みがあると思います。
あったらいいなが今回感じ取れました。
Miracastってなに?
ここ最近「Miracast対応」なんて言葉を聞きますが、使ったことが無かったので何のことか良くわかってませんでした。
スマートフォンではAndroid4.4から「Miracastに対応した」と謳われていましたが、当時ちょっと何言ってるか分かりませんでしたね(´・ω・`)
もしかすると、今でも良くわからずにMiracast対応なんて書かれていても、何かが分からないので手を出せない人はいるんじゃないでしょうか?
簡単に言うと、Miracastはスマートフォンの画面をWi-Fi電波に乗せて、他の映像出力デバイス・・・例えば今回使用するモバイルプロジェクター RP-MP1に出力できるという代物です。
なんですが、これ実はいろいろな呼び名があって混乱する元でもあります。
Miracast、ミラーリング、PlayTo、AirPlay・・・どれか1つでも聞いたことありますか?
スマートフォン類に限って言えばどれも一緒で、それらを発表したメーカーが違うだけで、どれも一緒の機能です。(違いはありますが似たようなものです)
各社ごとに良い部分・悪い部分があって、それぞれ言い方が違うんでしょうが、いい加減このあたり統一して欲しいですね。
面倒くさいですし、混乱する元ですよね(´・ω・`)
テキサス・インスツルメント
このモバイルプロジェクター RP-MP1-BKは、DLP方式を採用したプロジェクターです。
なので、随所にステレオよろしくDLPのロゴが出てきます。
で、少し気になったのがDLPロゴの下に書いてあるTEXAS INSTRUMENTSの文字。なんだこれ?って言う事で少し調べてみると・・・
TEXAS INSTRUMENTSと言うのは、テキサス インスツルメント社と言う会社でした。
この会社がDLPの登録商標を取得していて、DLPロゴにTEXAS INSTRUMENTSという会社名を表示しているようです。
また、このテキサスインスツルメントがDLPチップの製品を提供しているようで、HP(URL)を見ていると随分小さなDLP Picoチップなどの製品を持っていることが分かりました。
今回扱うモバイルプロジェクターの他にも、小型プロジェクターや、薄型プロジェクター様なプロジェクターが登場したのは、こういうチップ製品が普及してきたからなのかもしれませんね。
仕様とか実測とか
小さく携帯性に優れたモバイルプロジェクター(RP-MP1-BK)ですが、これだけ小さいと熱排出が心配です。
きっとびっくりするくらいの排熱があるに違いない。いや、あるだろう。と思って30分稼働した時の排熱温度を測ってみました。
結果、排熱は42度。あら~、いい湯加減。もう少し高温になるのかなぁと思ってたんですけどね、意外にというか思った以上に低い排熱でした。
RP-MP1-BKの仕様は説明書から。
レビューでは触れていませんが、実はこのプロジェクターにスピーカーが内蔵(1W)されています。
なーんだ1Wか。と思わないでください。夜のキャンプ場などはボリュームマックスにすると「あわわわわ」ってなるくらいに音が大きいです(;・∀・)
近くで流れる川の音や虫の声って音が大きく聞こえますが、スピーカーから出力される音って思った以上に大きく聞こえます。自然の音が心地よく響くのに反して、スピーカーからの音って雑音・・・なんでしょうね。。。
一方、会議室などの日中使用の場合、モノラルスピーカー1Wでは音が籠ったり、小さすぎますので外部スピーカーをお勧めします。
充電時間・投影時間は仕様通り90分再生、120分満充電でした。
気になる点として、動作環境で温度が0度~35度。ちょっとこれは範囲が狭いのではないかと思います。
上限の35度は夏季で微妙に不安を感じます。冬は氷点下になることありますし、動作環境の下0度は、地域・季節によっては動作不能ということになりますね。(;・∀・)
Miracast以外の接続
Miracast対応 モバイルプロジェクターにはMiracast接続だけでは無く、USBストレージ、HDMIの各々の接続によりスマートフォンなしに投影が可能です。
■ USB
USBストレージをつないで投影することが可能です。
静止画・動画は対応フォーマットも一般的なフォーマット(JPG,PNG等)なら投影可能です。
投影方法はメニューより動画(または写真)を選択します。
するとUSB端子にさしたストレージが見えるので選択。
するとストレージ内容(ここでは直下)が見れますので決定すると動画(または写真)投影が行われます。
色再現がやはり微妙で、右腕あたりの色数が足りておらず疑似色で再現されていますが、外へ持ち出すのが最大のメリットだと考えているので、雰囲気を楽しめればそれで良いのではないかと思います。
対応フォーマットは、これもまた大体大丈夫です。
(動画):AVI、WMV、MP4、MOV、MKV、MPG
(画像):JPG、BMP、PNG
と言ったところですが、レビュー中に投影した動画はMTSです。MTSはデジタルビデオカメラのフォーマットに多いので、当日撮った映像をSDメモリから読み出すことが出来ます。
これは便利(・∀・)b
■ HDMI
HDMI、MHL-HDMI接続に対応しています。
今回はPC(Chromebook)と接続しますが、一般的なプロジェクターのようにPCとプロジェクターを繋ぐと、プロジェクター側が入力を感知してHDMI接続に自動で切り替えてくれる・・・そんな気の利いた機能はありません。
なので、動画・写真と同様にHDMIを選択します。
PCに接続していなければ No Signal が、接続されていればディスプレイが拡張されるか、ミラーされるかします。
No Signal
Chromebookからはディスプレイ拡張で表示してみました。Chromebook側の解像度が1280*800なのですが、プロジェクター側が入力1080pなので拡張ディスプレイとして1920*1080が選択されました。
もちろん出力されるのは圧縮された854*480です。
色再現ももしかしたら動画モード、写真モードだけなのかと思いましたが、どうやら綺麗に出力されないようです。やはり同系色のグラデーションがおかしな色合いになってしまっています。
圧縮画面と言うことでビジネス利用を検討している方にとっては、実際にブラウザなどに表示される文字は見えるのか?どんな感じで見えるんだろう?って気になるかも知れませんね。
なんとなーく見えるような見えないような・・・??
拡大してみるとこんな感じになります。写真の具合で見えない感じに見えますが、実際はボケなくくっきり(はっきりとは言っていない)としている感じだと思ってください。
文字の判別は可能ですが、やはり半分以下への圧縮さすがに元通りの文字にはならず潰れてはいます。
まとめ
プロジェクター界隈を何も知らずに言いますが、出来れば5V、2.0Aにしてほしかったかなぁと思います。
電源確保の出来ない外で使うことを考えると、普及しているモバイルバッテリーでの給電ができるのと出来ないのでは、モバイル性に大きな差が生まれてしまい使用後の不満が残ってしまいます。
例えば、充電が中途半端な状態で出先でRP-MP1-BKを使用するも、30分程度しか使用出来なかった。モバイルバッテリーはあるのになぁ。。。など。
もちろん、12V出力対応のモバイルバッテリーを購入したら良いのがベストなのは重々承知ですが、普及しているスマートフォン用モバイルバッテリー(5V)が充電に使えれば、使い勝手も上がるじゃないかと言ったところです。
モバイルバッテリーではなく、オプション製品でシガーライター充電器なんかがあってもいいかなぁと思いました。
リモコンについてですが、微妙な感じでして・・・操作感は悪くないんです。反応も良いしカーソルボタンなんかの配置も良くて使いやすいんです。
ただプロジェクターって暗い場所で使うことが多いので、リモコンにバックライトが無いとボタンが見えない・・・まぁ、慣れみたいなところがあるので改善要望程度ですかね(;・∀・)
と、不満ばっかりですがモバイルプロジェクター部分に関しては小さいし、映りは綺麗だし、なによりこれ1つで多人数に共有できる画面を簡単に外に持ち出せるのは非常に魅力を感じます。
お勧め出来る逸品だと思います!(・∀・)bグッ
aPieceOfSomethingさん
2017/09/23
ZIGSOWさんのレビュー課題に『屋外で使用してみる』とか書いてあったような気がしますが、それにしてもとてつもなく様々なものに写しているんですね。脱帽です。
もしも僕がこのプロジェクターをレビューしていたらとてもここまで試してなかっただろうなと思います。
楽しく読ませていただきました。
nicknameさん
2017/09/24
コメントありがとうございます。
はい。屋外使用と言うことだったので、安直に外に持ち出してみました。家の外壁に投影しても良かったのですが、それだと持ち出しする意味がないですし、解像度では据え置きに負けてしまうし、さてどうしようか?と思った先がキャンプ場でした。
キャンプ場だったら利用シーンも明確にすることが出来て、解像度もそこそこで良いじゃないかと思いました(・∀・)
と、夜な夜な人気の無いキャンプ場へ出かけて撮影しているところで、オフィス利用もあるなぁって感じで1枚だけ会議室の写真を挟んでみましたw
発色が良ければ、このプロジェクターは満点でしたね。