■これはなに?
すごく簡単に言うと水素水生成ボトル。
今流行中(?)の水素水をお手軽に作ることができる商品です。
たった2分で900~1200 ppb の高濃度水素水が出来上がり、最高水温100℃まで使用できます。付属のミネラルボールケースを取り付けて、よりきれいなお水が飲めます。
※公式サイト表記より
他の水素水生成系の類似商品と比較した場合、特徴は「バッテリ駆動で持ち運び可能」というところでしょうか。
市販のペットボトルが使えるのも便利そう。これさえあれば46時中水素水と生活を共にできるということですな。素晴らしい!
というわけで、今回は水素水をガブガブのみながらレビューをお届けさせていただきます。
最後までお付き合いくださいませ。
■そもそも水素水ってなんなん?
まずさ、水の時点で水素は入ってるわけだよね。H2とOですよ。水分子が既に2つもあるですよ。その上で水素水ってなんだよ。もうわかんないよ。でもまあせっかくなのでWikipedias先生に聞いてみましょう。
水素水(すいそすい)は、水素分子のガスを溶解させた水であり、無味、無臭、無色である。水素は水にごくわずかに溶ける。
工業用の水素水は超純水を元に生成され、炭酸水やオゾン水と同様に半導体や液晶の洗浄に用いられる。
医療の分野では、認可されている効能は、アルカリ性電解水を生成できる整水器における、胃腸症状の改善である。ほか市販の飲料水も販売されている。
……なるほどわからん(笑
でも色々記事を呼んだり実際に飲んでる人のブログをみたりすると、どうも人は以下の理由で水素水を飲むことがわかってきました。
・水素水は安心安全、美味しいし身体にもいいみたいだよ!
・しかもアンチエイジングにも効果があるらしいよ!
・水素はこれからすごく人間の救っていくらしいよ!
・他の怪しい水とは違うよ。ゼンゼンチガウヨ!
むう。なかなかにすごいぞ水素水。でも大丈夫なのか水素水。
ネットの記事を探す度に水素はいいよ。いや意味ないよと色んな記事があるようです。あーもうめんどい。もう自分で試すしかないすな。
■開封の儀からのハードウェア紹介まで
送付されてきた箱を開けてみます。
ツルツルとした化粧箱はなかなか高級そう。
開けると本体と付属品が綺麗に収まっていました。
内容物は以下のようです。
・本体(水素発生装置)
・ボトル部分
・ACアダプタ
・充電ケーブル
・ペットボトル接続部1
・ペットボトル接続部2
本体は結構軽め。カタログスペックは320gだそうです。500mlのペットボトルをくつけても1kg切る重さですね。
作りはプラスチック製で値段相当の高級感は正直感じられません。落とすと割れちゃいそうな予感。大事につかわんと。
電源アダプタはUSB Type-Aの穴が空いてました。
OUTPUT電力は「5V,2A」だそうです。タブレットの充電器とほぼ一緒のスペックですね。もしかすると使い回しも効くかもしれまえん。メーカー的には非推奨でしょうけど。
少し残念だなあと思ったのは本体の充電ケーブル接続部。よくある丸型のDCジャックなんですが、ここmicroUSBとかにしてくれればよかったのになあと。
いちいち専用品のケーブルがないと充電できないのは持ち運び品としてはちょっといただけません。もし次世代モデルが出るなら改善してほしいもんです。
本体に充電ケーブルを挿すと充電が始まります。
充電中は電源ランプが赤く点灯するので分かりやすいです。ほどなく充電完了。さっそく水素水を作ってみましょう。
■水素水を作ってみるよ
この商品は付属ボトルか、市販されているペットボトルを使って水素水を生成することができます。
どちらでもいいのですが、付属しているボトルは中に「セラミックボール」が入っているらしく少しだけ身体によさそうな気がしないでもないような。とりあえずこっちで作ってみましょう。
付属のボトルを本体にネジ込み。上部の外キャップを外して水道水を入れてみます。
説明書には「ミネラルウォーターを使用してください」とありますが我が家にそんなシャレオツなものは常備しておりません。トレビーノでろ過した仙台市水道局のお水をふんだんに使うことにします。なあにかえって免疫がつく(謎)。
蓋をしめたらスイッチオン。まもなく本体から細かい気泡がでてきました。
おーこれが水素なのか。ていうか水素って気泡なのか?よくわかりませんがとりあえず見守ることに。2分程したら「ぺぺぺポペポペー」と控えめな効果音が鳴り生成完了した模様であら簡単。
いよいよ次は飲んでみます。
■水素水を飲んでみるよ
できた水素水をコップにつぎかえて飲んでみます。
……うん。なんていうか。水だな。
念のため汲み置いた水道水と較べて飲んでみるも全然違いはわかりません。まあ当たり前ですよね。水素増えただけだもの。
本当にこれ水素増えたのかなあ。疑問だなあ。ということでもう少し調べてみましょう。
Google先生が言うには、世の中にはお金を出すと水素濃度を測定する機器があったり、溶存水素濃度を判定する試薬があるそうです。
でも機器は5万円近くするし、試薬にしたって1600円するみたい。タカー!
もう少しお金のかからない方法でなんとか調べる方法がないかなあ。と思ってさらに色々調べたら次の方法を見つけました。
★貧乏確認方法1 イソジン作戦
YouTudeでこんな動画を見つけました。
水の実験イソジンの実験
イソジン(ヨウ素)には酸化させる作用があります。
電解還元水(水素水、アルカリイオン水)には抗酸化作用があり、酸化を防いでくれます。とのこと。
なるほど!よくわからないけど水素水は透明になるのかもしれないな!さっそく試してみましょう。
うちに古くからつたわるイソジン登場。
さっそくこれに生成した水素水と、水道水を入れて実験してみます。
あれ?透明にならない。ていいうかむしろ水道水の方が色が薄いような。。。
そのあと色々調べてみると、こんな記事もありました。
「水素水を放置しておくと、酸素と結合して無くなってしまう」は間違い
http://www.bea-sta.com/faq.html
水素水の場合、水素水に含まれる水素(H2)は、常温常気圧の元ではフッ素以外の物質とは化学反応を起こさないため、水素が還元物質であっても、酸化還元反応が生じないため、水素水にヨウ素を入れても、透明にはなりません。ってだめじゃん!動画までとったのに。。。
仕方ないから他の方法を探しましょう。
★貧乏確認方法2 リトマス試験紙作戦
さらに探したらこんな記事を見つけました。
水素水を選ぶときはペーハーを確認する
http://suisokoka.com/choice/peha.html
これまた理屈はめんどいので端折るけど、水素水はPHが上がりアルカリ性になるとかならないとか。早速ためしてみよう!
というわけで東急ハンズにいって買ってきましたリトマス試験紙。お値段120円と格安。一家に1つはほしい一品ですな。さっそく実験開始です。
比較対象としてH2で作った水素水と普通の水道水。ついでにコンビニで売ってた2つの水素水を試してみました。さて気になる結果は
ん?少し違うの……か?
H2 365で作った水素水につけた試験紙が心なしか赤く変色しているような気もしないでもない気が。でもこれじゃよくわからんなあ。
※ちなみに市販の水素水につけた試験紙は全然変色していないように見えました。
結論:水素水に水素がどのくらい入っているかはみんなの心のなかにある。
※もっとお金をかけるとわかるかもしれない。
いいんですいいんです。あぶくがでてるから水素はありまぁす。それが事実だオーケーノープロ。それでいいじゃないか。
使い勝手は良好。おでかけにもオススメ。
■外に持ちだしてみるよ
今度はこの製品の特徴、可搬性を試してみることにします。
おでかけするときは本体からボトルを外して、かわりにペットボトル接続部を持っていくのがコンパクトでいいみたい。
コップにすっぽり入るのでほとんど荷物になりません。水は現地でペットボトルを買うことにします。そのほうが冷たい水を飲めるしね。
ペットボトル接続部は複数あって、色々な口の大きさに対応していました。少し荷物なってしまうけどふたつとも持っていきましょう。
ペットボトルを利用しての水素生成もやることは一緒。ボタンを押したらしばらく放置ではい出来上がり。付属のボトルと比べて容量の大きなペットボトルでも生成時間があんまり変わらないような気がしないでもないのだけど、気になる人はもういっぺんボタンを押せばいいわけで。こういった気軽な使い方ができるのもこの商品の魅力の1つなんでしょうね。
複数人で利用する際はコップがあると便利。僕はキャンプで使うシェラカップを持ち歩く事が増えました。ここに本体をカパッとはめるとちょうどいいのです。
車で使うのも意外と相性が良くて嬉しい発見。
少し大きめのボトルホルダーなら本体がぴったり嵌るので置き場所にはこまりませんし、冷たい水素水が欲しい時はコンビニによって水を買い足すだけでいつでもできたて水素水を飲むことができます。備え付けの生成器だと冷やした水を家から持っていかないといけないからちょっと面倒ですよね。そういった面ではこの商品、真価を発揮するのは外出時のような気もします。
■みんなで飲んでみるよ
我が家に降臨した水素水発生器。この喜びをもっと分かち合わねばなりません。
ということでこのありがたいお水を家族にも飲ませてみましょう。以下感想。
○妻(40歳)
あー、なんか普通。ところでこれいくらすんの?え!6万5千円!もっと飲ませなさいよ。色々効いてくるかも。
○長女(8歳)
ぬるい。氷いれていい?
○長男(1歳)
あー、あー(バチャっとぶちまける)
まあこんなもんですよね。
でもとりあえず気軽に水素水を飲めるというところはわかってもらえたようです。
妻と娘に関してはその後勝手に使って水素水を飲んでる姿を多数目撃しました。なんだかんだいって気にいっているようです。
■お料理にも使ってみます。
我が家は実は料理担当がとうちゃんでして、毎日包丁を握るのは僕の仕事だったりするわけですが、せっかく今回水素水がお料理に使えるってんで色々試してみました。
一番最初に試してみたのはお米
普通に水を貼る際にH2 365で生成した水素水を使ってみます。ペットボトルで買う高価な水素水だとこんな使い方、できませんよねえ。ちょっと贅沢な気分。
で、炊きあがったお米を食べてみます。……まっ なかなかウマインじゃあねーの~っ。ウマイよ。かなりウマイ。(違いわからず)
まあ飲んでみても味の違いはわからんので当たり前といえば当たり前ですがね。でも気兼ねなくお料理に水素水が使えるというのはすごいこと。お料理に使うだけでなく、食卓に持っていってその場で水素水を飲みながらが我が家のスタイルとなりました。
お弁当を持って行く時にも大活躍。現地でミネラルウォーターを入手すればすぐに水素水が飲めるのもありがたいですね。
簡単手軽に水素水生活が始められます。
○よいところ
・スイッチ1つで気軽に水素水が生成できる。
・生成時間がわずか2分と爆速
・みるからに水素がでてそうな泡
・本体だけならかなりコンパクト
・多種多彩なペットボトルに対応
他の水素水生成装置を使った事がないから単純に比較はできないのだけど、全体的に「簡単・お手軽」なのがこの商品のウリなのでしょう。
可搬性も考慮してペットボトルアダプタがーが同梱されているのもポイントが高いですね。
たまに充電、使いたい時にポチ。我が家では食卓に載せて利用する機会も増えてきました。こういった「日常に溶け込む家電」という位置づけの商品は長く使えそうで好感が持てます。
もう少し価格がこなれてくるといいんですが……。
○ざんねんなところ
・値段の割には質感が少し残念
・充電口の汎用性は低い
・メンテナンスには少し気を使う
・4人で使うには少し容量不足
残念ながら質感は値段相応には見えません。ていうか少し安っぽいです。落としたら壊れそう。本体は金属製なら少しは違って見えるのかもしれませんが、それだとさらにコストがあがるし持ち運ぶには重たいですもんね。むつかしいところだ。
それと少し気になったのはメンテナンス性。
口に入れるものを扱うものだから当然ですが、説明書を見ると「長時間(2週間)使用しない場合は、セラミックボールを取り出して水をボトルの約1/3程度に入れた状態でキャップを閉め、高温・多湿な場所を避けて保管ください」とあります。これ、ちょっとめんどいですよねえ。
まあ毎日使っていれば意識することもないんでしょうけど、このあたりはもし次モデルがでるのなら改善してほしいところですね。
それから充電の口はmicroUSBにして欲しかったです。なんで丸いのしちゃうかなあ。このあたりもちょっと惜しい感じです。
一ヶ月飲んでみての感想(8/7更新)
■続けて飲んでみるよ
水素水は身体にいい(?)とは言うものの、効果がすぐにキター!というわけにはいかないもの。
とりあえず朝晩毎日飲んでみて、気がついた事を書こうと思います。
調査期間 7/1〜7/31(30日間)
調査方法 一ヶ月間飲んでみて、身体にどういった変化があったか確かめる。
■2016年8月7日追記
水素水がやってきて一ヶ月が経過。我が家の変化を記してみたいと思います。
○効き目はあったのかなかったのか。あったようなないような。
水素水は身体に良い、という説はよく聞くのですが、どこがどう良いというのは人によって結構バラバラ。
見た目やっぱり味は完全に水だし、毎日飲んでると自分が水素水を飲んでいたことすら忘れそう。まあそれだけこの商品がシームレスに生活に入り込んでいたという証明にもなりますけどね。
でもどうにか効果を見える化しようと考案したのがこれでございます。
★みんなのおつうじカレンダー(うんち調査票)
水素水を飲み始めて1週間くらい経過した時、慢性便秘でウンウン言ってるうちの妻があんまりその事を口にしなくなった気がしました。これはひょっととすると「便秘に効果があるのかもしれないぞ?」と勢い余って作ってみたのがこの表です。
つまり生成された水素水を飲むことで家族にどんな影響があったのか、おもにうんちを通して調べてみようじゃあないかという取り組み。いやあこの歳にしてうんちうんちと連呼しながらタイプすることになるとは思わなんだ。
ちなみに調査は以下の方法で行いました。
調査期間:2016年7月1日〜2016年7月30日(一ヶ月間)
調査方法:お通じの状況を一覧表にまとめて集計をする。
調査対象:僕(39歳)妻(40歳)長女(8歳)長男(1歳)
この表を導入してからというもの、家族は互いに他人の排泄状況を監視するようになり、平気で「ねえ今日はうんちでた?いつ?かたうんち?」などという会話が食卓で当たり前になった事は言うまでもありませぬ。
○そして気になる結果は?
さて結果ですが、実は水素水を飲む前のみんなのお通じデータがないため微妙にわかりません(笑
でも確実にこの7月に関しては、普段平気で1週間とかおなかにうんちを溜め続ける事がザラな妻が最長4日の溜めで済んでいる、という驚愕の事実が判明しました。これはすごいことですよ奥さん!
もっともこの月はたまたまそうだったのかもしれませんが、だとしても「毎日食卓で飲み続ける事ができる水素水」という生活はなかなか悪くなさそうです。
○まとめのまとめ。
ポータブル水素水発生器がきてからというもの、我が家の飲料水はほぼ水素水に成り代わりました。効き目があるかどうかは微妙ですがお米を炊くのも水素水です。
この製品の素晴らしいところは「気軽に水素水を毎日飲める」こと。これにつきます。
最初から可搬性を重視したポータブルタイプなのもいいですね。
まだまだ人体にどういう影響があるか不明な水素水ですが、少なくてもこちらに商品は我が家にすっかり溶け込み、ひいてはみんなのお通じがよくなった気がするという結果が残せました。
今後も家族のうんちの状況を監視しつつ、手軽に水素水を飲み続けたいと思います。
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