1.始めに
ネイト ロボティクス「Botvac(TM) D8500」のプレミアムレビューです。
SLAMによるマッピング技術で効率的な掃除ができる高性能ロボット掃除機、その真価を体験してみました。
2.準備編
まずは本体、付属品について確認していきます。
本体はロボット掃除機としては一般的な丸型とは異なり、D型をしていることが特長。
D型にすることによって、吸引口を前面に配置、広い横幅で清掃効率を高めているのだろう。
天面にある青いレーザートップがBotvac(TM) D8500の掃除のやり方を決める重要な部位。
内臓されるレーザースキャナが所謂ロボットの「目」となり、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)と呼ばれる自分の位置推定と環境地図作成を行うロボット制御を行っています。
この制御技術によって、効率的な掃除が可能に。
天面の前方には二つのボタンと把手がある。
左ボタンはスポット清掃、右ボタンが家全体清掃。
普段は予約清掃のため、活躍の機会は少ないものの、ちょっと合間に清掃したい時にも分かり易いインターフェースです。
把手部分は持ち上げる際は手前側に引っかけて持ちますが、本体側を引き上げるとダストボックスが取れます。
ダストボックス後端側に設置された高性能フィルターが外れるようになっており、ここからゴミの出し入れを行います。
ダストボックスの容積も大きく、形状が単純で開口面も広く、ゴミ捨ても簡単です。
底面ホイールの突き出しは実測で40mmあり、段差の多い部屋でも頼もしい。
吸引口のカバーを外すとコンボブラシへとアクセスできる。ブラシの取り外しも簡単で、メンテナンス性も高いです。
次に付属品を確認。
充電台やフィルターの予備といった一般的な付属品に加え磁気テープが付属しており、
この磁気テープによって侵入不可の境界をつくることができます。
ブラシ本体付属のコンボブラシとブレードブラシの2種類です。
万能型のコンボブラシとカーペット用のブレードブラシとなります。
毛足の長いカーペットでの清掃以外はコンボブラシで良さそうです。
サイドブラシは本体の右側に設置。
本体とはマグネット接続のため、清掃時に引っかかった場合でも外れるため破損のリスクが低いのも○。
それでは充電台と共に設置。
部屋の隅に設置しました。
右ボタンの枠が光り、充電中(橙)、充電済(緑)が判断できます。
本体右上の液晶画面を見ながら、「時刻設定」をし、「予約設定」で掃除の予約をすれば、準備は完了です!
3.動作編
それでは、何はともあれ掃除をさせてみました。
大まかな動き方は、2つのパターンに大別できました。
①部屋の外周に沿って動く
②中央を効率的に掃除
最初に外周を回りながら環境地図をマッピング、その後に中央の空間を効率的に掃除するスタイルです。
それぞれの軌跡の連続写真をまとめた写真が以下。
②中央を効率的に掃除
外周に沿って動く(写真①)際、襖の段違い部分にも沿いながら清掃します。
こうして外周を清掃しながらマッピングを行い、それから中央を効率的に清掃しています。
中央の掃除(写真②)は、Botvac(TM) D8500 が綺麗に上下しており、隙間なく綺麗に掃除できていることが分かります。
マッピング技術によって、全体が綺麗に掃除できていることが分かる動作でした。
メンテナンスの手間いらず!
1週間、Botvac(TM) D8500を使ってリビングの掃除をしてみました。
普段は格安ロボット掃除機「AIM-RB02」を使って掃除をしていたリビングですが、
Botvac(TM) D8500を導入することで大きく変わったことがあります。
変わったこと 自動充電&大容量ダストボックスの便利さ。メンテナンスの手間が少ない!
格安ロボット掃除機AIM-RB02は安いだけあって自動充電機能はありません。
外出する際に仕掛けていって、帰宅時に探して充電する必要があります。
対して、Botvac(TM) D8500の自動充電機能は優秀で、毎日しっかり元の場所に戻ってました。
また、ダストボックスの容積が大きいこともあり、1週間はゴミ捨てせずに清掃を続けることができました。
今回はテストなので毎日ゴミの溜まり具合を確認していましたが、私の環境では1週間メンテナンスフリーで運用が可能と考えられます。
これは非常に快適です!
隅々まで綺麗!
格安ロボット掃除機AIM-RB02は動き方が単純で、直進、円弧、回転といったパターンの組み合わせで、部屋の全体が掃除しきれるものではありませんでした。
そのため、あくまで補助的な使い方で、忙しい平日はAIM-RB02を、週末には通常の掃除機を使っていました。
これに対して、Botvac(TM) D8500では掃除出来ていない場所がほぼ無く、
特に壁際の綺麗さは段違いです。
初段の動作で部屋の壁際に沿いながらマッピングしていくため、壁際が間断なく掃除できるためです。
ここまで来ると、通常の掃除機をかける必要が無いくらいです。
また、オススメの機能として、磁気テープによるエリア制限機能です。
他社で見られる無線式のエリア制限方式と異なり、物理的に敷設する必要があるため一見不利なように見えますが・・・
高さも低く、足元に設置しても邪魔になりにくい台形形状。
また、磁気テープはカットすることもできるので、好きな形にすることができます。
このため、部屋の中で部分的に進入禁止エリアを作るのに適しています。
続き部屋を区切るには無線式でもいいですが、部屋の一部分を区切るのは磁気テープならでは。
ちなみに、他の磁気テープでも同様の効果が得られるかが気になったので試してみました。
100均で見つけた帯状のマグネットを2種類(写真中央/右)を試してみましたが・・・これらは認識しませんでした、残念。
ある程度幅が必要なのか、磁気が足りないのか。
今回は期間が短いのでそこまでは検証できませんでした。
床掃除からの解放
これ一台で部屋の掃除を完結できる性能。
自動充電も完璧で、週一回のゴミ捨てだけで部屋の綺麗さが維持できます。
部屋掃除の既成概念が変わるパラダイム・シフトの体験ができた一台です!
完成度が高いロボット掃除機
掃除性能が高く、使い勝手面も文句なし。
満足できる製品です。
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