レビューメディア「ジグソー」

スケール感の大きい音を放つ!ゲーマーが求めるギミックが凝縮されたゲーミングスピーカー(;=゚ω゚)=333

今回レビューさせていただくのは、AVERMEDIAが放つゲーミングスピーカーBALLISTA GS310だ。 今回、上位機種と共に使用する機会を得たのでその実力を見ていきたいと思う。



■ゲーミングスピーカーって何だろう?

そもそもゲーミングスピーカーって何なのだろうか。
ゲーミングPCの周辺機器として、キーボード、マウス、マウスパッド、ヘッドセットなど多岐に渡りますが、ゲーミングスピーカーと言うと今一ピンと来ない印象がある。

印象的にサブウーハーが付属したり、4ch以上の多chスピーカー搭載モデルを思い浮かべる。後はそれっぽいデザインも含まれる。
 

■ゲーミングスピーカーに求めるもの(個人的主観満載ですw)
逆にゲーマーがスピーカーに求めるものって何だろうか?

私がゲームをプレイする為に欲しい項目を挙げてみた。

 

【ボリューム調整】

ボリューム調整くらいついているだろ?と思われるかも知れないが、ここではハードウェアのボリュームのことを言っている。基本的にヘッドホンでゲームをするとWindowsやゲームのソフトウェアボリュームから調整を行うことになる。廉価なUSB接続のスピーカーの一部の製品もこれにあたる。ソフトウェアボリュームだとゲームのリアルタイムな戦闘中に音量の変更ができない。これではまずゲームに向かないだろう。

【迫力の重低音】

昔からゲームっぽい音と言えば、やはり低音を強調されたサウンドである。
多くの戦うゲームは爆発シーンや乗り物、水の中、或いは直接殴られたような鈍い音など、低音が増すことで質量感・臨場感も増す。ゲームのBGMも低音のビートの効いた曲が多い為、ノリノリでゲームの世界に浸れるのである。

 

【操作性】

廉価なPCスピーカーは電源スイッチやボリュームが背面や側面についている場合がある。これは内部の基板からボリュームやスイッチを引き出す必要が無いのでコスト的には有利である。しかし、これだとゲーミング以前に普段の使い勝手も悪い。

 

【デザイン】
いわゆるゲーミングマウスやキーボード、ヘッドセットやPCケースに至るまで(好みはあるとしても)メカメカしくカッコイイデザインのものが多い。これでスピーカーだけ地味となれば興ざめであろう。ゲーミングを名乗るならそれっぽいデザインも必要だと考えている。


これらのゲーマーがスピーカーに求める要素にAVERMEDIAが出した回答が、このBALLISTAシリーズなのである。私はこの手のジャンルの製品は初めてなので興味津々である。

ちなみに、本レビューで紹介するBALLISTA GS310の上位モデルとしてBALLISTA GS315のレビューも行ったので併せて参考にして欲しい。

更新: 2015/12/16
Ballista(バリスタ)の徹底レビュー PREMIUM REVIEW

使い勝手の良いコントロールボックスはゲームプレイ時に強い味方となる(;=゚ω゚)=333

レビューの前にこのゲーミングスピーカーの仕様をみてみよう。

■主な仕様
【形態】

     2.1ch(サテライト×2、サブウーハー×1)
【出力】

     40W(サテライト6.5W×2、サブウーハー27W×1)
【周波数特性】

     50Hz-20kHz
【S/N比】

     70dB
【ユニット】

     サテライト7cm(2.75インチ)、ウーハー14cm(5.5インチ)
【コントロール】

     ボリューム、バスボリューム
【入力】

     音源用(RCA)×1、前面音源用(3.5mm)×1、マイク(3.5mm)×1
【出力】

     ヘッドホン(3.5mm)×1、マイク(3.5mm)×1
【外形寸法/質量】

     サブウーハー:213×220×238mm / 2.58kg
     サテライト:82×186×102mm / 0.82kg
     コントロールBOX:50×210×145mm / 0.66kg
【製品HP】
 http://www.avermedia.co.jp/product_swap/gs310.html

 

PCスピーカーとしてはよく見かけるステレオにサブウーハーを加えた2.1chのシステムである。総合出力40WとPC用アクティブスピーカーとしてはやや大きく、口径14cmのサブウーハーと組み合わせて迫力あるサウンドが期待できそうだ。



■外観

この製品の非常に特徴のある外観からみていこう。



【内容物】
・コントロールBOX
・ウーハー
・サテライトスピーカー×2
・マニュアル(日本語)
・ケーブル(ステレオミニ-ステレオミニ)
・ケーブル(ステレオミニ-RCAピン×2)
・すべり止め用ゴムシール

 

 

 

これらのをもう少し細かく見ていこう。

 


■コントロールBOX
本機の一番の特徴だと思うのがこのコントロールBOXである。

パワーアンプはここに内蔵されており、このユニットからACコンセントが直出しとなっている。



音源用の入力としてコントロールBOX背面のRCA(赤と白のピンジャック)と、前面に3.5mmステレオミニジャックを備える。


通常のPCやゲーム機は背面のピンジャックを使用し、スマートフォンや携帯音楽プレーヤーを接続するときは前面のステレオミニジャックを使用すると良いだろう。

ちなみに試してみたところ、前面と背面の両方を接続すると背面の入力が無効になる。つまり、前面の入力が優先となるのだ。

 


■ウーハー
デザインからしてシューティングゲームのロボットのボスキャラのようなデザインをしている。赤いところを狙って弾を撃て!みたいな印象でまさにゲーミング仕様と言った感じだ。

 

 

通常のPC用2.1chアクティブスピーカーでは、ウーハーに電源や各入出力があるのでゴチャゴチャしているが、本機はその役目をコントロールBOXが担う為、ピンプラグが出ているだけのシンプル仕様となっている。ケーブル長は1.5m。重低音は音に指向性が無いため、このウーハー机の下など目立たないところに置いてもOKだ。
 
背面にはバスレフポートがついており、設置するときは壁から少し離すと良いでしょう。塞ぐと低音が弱くなる。

 


■サテライトスピーカー

こちらもメカっぽいデザインをしている。

 

特にスピーカーユニットの振動板にまでプリントされているので非常にインパクトがある。

上下のカバーのような部分の裏はメッシュいるが、今回は貸出品につき分解まではしていないので、バスレスなのか密閉なのかまではわからなかった。

 

 

 

個人的に嬉しいのは、7cmサイズのユニットを使用していることである。最近のPC向け2.1chスピーカーはメタルドーム採用の小型ユニットが多く、低音に比べると中高音が前に出ない為、低音ばかり目立つ傾向がある。そんな不安を払拭してくれると期待してみる。

 

 

スピーカーユニットは若干斜め上を向いており、机の上に置くと耳に音が届きやすくなっている。こちらもウーハーと同様にピンプラグでコントロールBOXに接続する。但し、こちらはケーブル長が1.8mであった。

 

 

 

■マニュアル、ケーブル類


左から3.5mmステレオミニプラグ同士のケーブル。本機ではPCとマイク端子の接続に使用する他、スマートフォンなどのヘッドホンジャックとコントロールBOXの前面LINE入力との接続にも使用できる。

その横のケーブルは、RCAピンプラグ×2と3.5mmステレオミニプラグであり、PC側のマザーボードやサウンドカードのアナログ音声出力端子などとの接続に使用する。ケーブル長は両方とも実測1.5m(プラグ部分の除く)であった。

マニュアルは初心者でも安心の日本語仕様。
ゴム足はコントロールBOXを横に倒して置きたいときに貼るものとのことだ。

 

外観と特徴を確認したところで、いよいよこのBALLISTA GS310を実際に使っていこう。

更新: 2015/12/16
Ballistaの比較レビュー PREMIUM REVIEW

低価格の定番の2.1chスピーカーと比べてみた。GS310は使い勝手・音のスケール感で圧勝(;=゚ω゚)=333

ここでは、私が今まで使っていたPC用スピーカーと比べてみよう。

 

比較対象はPCショップや家電量販店でもド定番と言える、ロジクールの2.1chスピーカーであるZ213である。

既に見た目で、GS310の方が「強そう」ではある(^^;

 

以下、

今回のレビュー品のBALLISTA GS310を「GS310」、

比較対象LOGICOOL Z213を「Z213」と記載する。

 

 

■使い勝手の比較

まずはゲーミングは元より、PCスピーカーとして重要な使い勝手である。

 

【電源のON/OFF】

PCの2.1chスピーカーでウーハーの背面に電源スイッチが付いているという使い勝手の悪い製品が意外と多い。今回の比較に使用する2機種はその点では安心だ。

 

しかし、Z213はコントロールユニットに小さなスライドスイッチが付いており、これが非常に堅いのである。ユニット自体も小さい為、片手で電源を入れるのが難しいレベルである。

 

それに比べると、GS310は優秀だ。

GS310は電源スイッチは2か所あり、1つはコントロールBOXの背面だ。

なんだ背面かよ!と思うかも知れないが、こっちは常時ONにしておけば良い。

 

と言うのもコントロールBOX前面のボリュームは電源スイッチも兼ねてるタイプだからだ。左に回しきると電源OFF、少し右に回るとカチっとなり電源がONになり、そのまま音量が調整できる。これだとボリュームをゼロから上げる動作なので、電源を入れていきなりボリュームが最大になっていて冷や汗かいたというニアミスもなくなるだろう。

 

 

【ボリュームの調整】

ゲーム中でもボリュームを調整する機会はそこそこにある。パッと調整できるに越したことはない。

 

Z213ではボリュームは半円だけ出ているダイヤルタイプである。これは指一本で調整できるメリットがある。一方、GS310ではオーディオ機器と同じツマミ型のボリュームである。(上記【電源のON/OFF】の写真参照)

 

これは好みの問題なので優劣を付け難いのだが、Z213には欠点あ2つある。

 1.現在のボリュームの位置がわからない

 2.指が滑るといきなり音量が上がったり、下がったりしてしまう


ゲームで興奮していると、2の状態がわりと起りえるので、こちらも僅差でGS310の方が良いと思う。個人的にオーディオ機器のようなツマミ型ボリュームが好みという点もあるのだが。

 

 

【重低音の調整】

ゲームだと重低音を調整したいと思うことは多い。元々重低音の多い爆発シーンでは控えめにしたいし、ノリノリのBGMがかかっているようなシーンでは低音モリモリなサウンドが心地よく聴こえたりするなど好みがあると思う。

 

今回の2機種は共に重低音の調整が可能であるが使い勝手には大きな違いがある。

まず、比較対象のZ213ではウーハーの背面に重低音ボリュームが付いているのだ。当然、使い勝手は悪くリアルタイムなゲームをプレイしているときはまず触れないし、ウーハーを机の下などに設置している環境では悲惨である。(ただ、これはZ213に限らず、ウーハーにアンプを内蔵しているスピーカーでは多い)

 

これに比べ、コントロールBOXを採用しているGS310は通常のボリュームと同じく、前面からツマミ型の重低音専用ボリュームを調整できるので使い勝手は抜群だ。

 

特にゲーミングスピーカーとは言え、音楽やYoutubeの動画、スマートフォンに入った音楽を聴く機会もあるだろう。音源ソースによっては重低音の強弱は大きく変わるので、この使い勝手の良さは手放せないだろう。

 

 

 【汎用性】

上記以外にも、Z213に対するGS310のアドバンテージとして以下のようなギミックがある。

 

GS310はマイク端子をコントロールBOX側に持ってくることができる。
コントロールBOXを経由して延長するようなイメージである。

(アナログ接続タイプのヘッドセットを使う際にも便利)

 

ケーブル類は汎用品であり、市販のケーブルで延長が可能。

コントロールBOXは全てRCAピン又は3.5mmミニジャックの入力である。

また、スピーカー出力もRCAピンである。家電量販店や100円均一ショップに行けばこれらの延長ケーブルが売られている為、コントロールBOXとPC本体が遠い場合や、サテライトスピーカー同士を離したい場合など柔軟に対応できるというメリットもある。


以上の事から、PCスピーカーとしての使い勝手は「かなり良い」と言って良いだろう。

 

 

■音質比較

この項目はかなり主観の入ること考慮して参考にしていただきたい。

 

【PCゲーム:LoVA(LORD of VERMILION ARENA)】

最近、あちこちでゲーム大会が行われているスクウェア・エニックスのフィールド対戦型ゲームであるLoVAをプレイしてみた。

【タイトル~ホーム画面】

 

ゲーミングスピーカーと言えば、ゲームの効果音を派手に演出してくれるのはもちろんだが、ゲームのBGMにも威力を発揮する。LoVAの場合、タイトル画面やティア(ゲーム中のアシストの女の子)の仕草が見られるホーム画面のBGMを聴くだけでもGS310の良さがわかる。

タイトル画面は偉大さを感じるような曲だが、常時、ゴゴゴォォーと轟く重低音が流れている曲であり、GS310のウーハーで生きてくる。空中に響く雷鳴のような広くてフラットな音だ。Z213だと量感が足りないのだ。ウーハーの後継が小さいからかフラットな低音とも言えない。

タイトル画面のゲームスタートを押すと、剣で切り付けたジャキンという効果音が鳴るが、GS310は明らかに重く重量感を感じる音となる。

ホーム画面はいつもはパイプオルガンの曲が流れるのだが、12月と言うことでBGMもクリスマス仕様となっている。ここでもGS310の方がビート音を心地よく再現してくれる。


【戦闘】

  


LoVAの場合、攻撃時の効果音はFPSと比較するとリアルなものではない。

しかし、剣、魔法、銃など多彩な攻撃方法があるので聴き比べてみた。

■武器による攻撃
LoVAの戦闘シーンでは剣で切りつけたときには金属音がせず、敵を切りつけたグシャッ!という音が鳴る。GS310だと力強く、大きな敵の肉体を切りつけたかのように重くドグジャとなる。Z213の音とは切りつけた敵の重さの感覚がまるで違う。

■魔法による攻撃(銃の乱射)
使い魔のカラミティ・ジェーンのスキルで災厄の魔弾という銃を乱射する攻撃で比較。
GS310はドギュ!ドギュ!ドギュ!と、やはりこちらも質量感がある。


■マナキャノン
マナを集めて、発射する大砲がマナキャノン。LoVAの序盤では最も派手な攻撃である。これはウーハーとの相性がよく、実際に聴いていてもシューイン!ドゴォ!と衝撃が来て飛ばされそうな重低音が響く。Z213でも低音は出してくれるが衝撃のスケール勝負にならない。

LoVAの場合はリアルな武器の音は無くあくまでも電子的な音だが、重低音との相性は非常によく

攻撃に重さを与えてくれるのだ。他にも攻撃音では無いが、仲間を召喚したり、真化されたりするときのエフェクト音もズッシリして非常に目立つようになる。

これもGS310はウーハーの完成度が高いからだと言える。Z213では力不足で攻撃されてもドン!と響いてくれないのだ。耳で聴こえるだけの重低音と体を揺さぶる重低音ではゲームでの印象が全く異なることを改めて知らされた



 

【PCゲーム:Crysis 】

上記のLovaはBGMもボイスも良いゲームだが、「本格的な武器の音」となるとFPSゲームが好ましい。と言うことで、少し古いが手持ちのゲームの中からCrysis(初代)をプレイしてみた。

    


このゲームはオープニングから映画さながらのシーンがあり、いきなり上空からパラシュートでダイブするシーンがある。
GS310ではここの風圧感が良く出ている。ボゥゥーーと身体を揺さぶる音と、シューッ!と風を切る音心地よい。大出力のウーハーの威力は絶大である。
比較対象のZ213でも重低音は出るが、量感は少なく包み込むような音には程遠い。

初期のミッションでは敵が妨害電波を放ってGPSが使えず仲間と連絡が取れない、その為、その妨害電波の設備を破壊するという部分をプレイ。

 

■銃声音
当然、CrysisではFPSではお約束の銃撃戦となる訳である。
GS310では銃声音や弾の装填時にも重量感を感じさせる。
文字で表現するのは難しいが、銃声が「バキューン」ではなく「ドキューン」となり発砲時重みが凄い。連続で発砲するとドドドドッ!ボボボボッ!と腹に響いてくるのである。

■爆発音
プレイした部分ではそれほど大きな爆発シーンは無いのだが、武器に手榴弾があるので地面に向けて投げてみた。
GS310では「ドン!」と爆発音は短いが、やはり耳と腹にドン!と響く音であり、衝撃が来るようなな重さがある。一方、比較対象のZ213では遠くで打ち上げ花火を挙げたような「ボーン!」という音となる。明らかにG310の方が近くて強い爆発音となる。

FPSでのGS310の効果は抜群であり、同じ武器で攻撃しているとは思えない質感がある。

 

【スマートフォンゲーム:妖怪ウォッチぷにぷに】

PCゲーム派の筆者だが、最近は出先でスマートフォンをプレイすることも多くなった。本機のコントロールBOXにはステレオミニジャックが搭載されており、ケーブルも付属するので何も買い足さなくてもスマートフォンと繋ぐことができる。

 

最近、スマートフォンでプレイしているゲームが、子供たちに大人気の妖怪ウォッチぷにぷにである。

 

これをGS310に繋げてプレイすると・・・

これは凄い!!!!(;=゚ω゚)=333

 

それもそのはず、スマートフォンのスピーカーってサイズの割に良い音がするが、重低音は全く出ないと言って良いレベルだ。これをGS310に繋ぐと、タイトル画面のBGMから世界がガラリと変わる。妖怪ぷにをくっつける、ぷにゅと言う音も質量感たっぷりで、攻撃が当たったときのバシバシ音にも圧倒されます。

 
最近はスマートフォンでも本格的なFPSゲームが登場してきているので、内蔵スピーカーだけは飽き足らない人にはお勧めできる。これなら、ニンテンドー3DSなどの携帯ゲーム機を接続するのも有りだろう。(そう言えば、昔、初代ゲームボーイを出力200Wのミニコンポに繋げて遊んでいたのを思い出すなぁ・・)

 

 

 

■まとめ

ゲーミングスピーカーという私が触れたことのないジャンルの製品に触れてきた。

 

コントロールBOX側にアンプや入出力を搭載したことにより、通常のPCスピーカーとは一線を画した素晴らしい使い勝手が魅力となっている。ゲーム中でも音量や重低音の調整は快適に行える。

 

コントロールBOXの使い勝手は最高だ。

 

もちろん、音の方も魅力がある。

ウーハーのフィルタの仕上がりが良いからか、今回比較した安価な2.1chスピーカーと異なり余裕を感じさせる重低音を出すことができ、爆発や物をぶつけた音の質量感が増している。サテライトスピーカーも金属音やガラスの割れる音までクリアに再現できており及第点以上の実力は持っているだろう。

 

上位モデルのGS315と比較した場合、GS310は剣などの金属同士ぶつけたような音はやや大人しい。逆に言うとGS315は武器の音の特化し過ぎている傾向があるので、FPSや戦闘機型の射撃ゲームも音が命という人では無い限り、このGS310の方がお勧めだ。

ゲーム以外の動画や音楽を鑑賞する分にも、このGS310の方がバランスが良くクセの少ない音が楽しめる。

意外だったのが、オーケストラのような生楽器の曲も聴き応えがあり、ドラゴンクエストのオーケストラアレンジなどもとても良い感じで聴けて驚いたものである。チューバやコントラバスとウーハーの相性が抜群なのである。

価格もAmazonの予約ページを見ると、GS310が1.2万円弱、上位のGS315が2万円と開きがある。ゲーム兼PCスピーカーという意味では、コストパフォーマンスに優れるGS310の方が万人向けと言えるだろう。

一つだけ気になることは、入力側の音量にもよるのだがヘッドホン端子の増幅率が低めであること。スピーカーの音量に比べると、ヘッドホンを挿したときの音量が小さめなのである。ヘッドホンを抜く時は音量を絞ってからでないと、ビックリする羽目になるので注意が必要だ。



このBALLISTA GS310は以下のような方にお勧めしたいと思う。

・PCスピーカーの使い勝手に不満のある人

・スケール感のある音に飢えている人

・ゲームは重低音が命だという人

・ゲーミングなデザインをした格好良いスピーカーが欲しい人

・PCの他、スマートフォンや携帯音楽プレーヤーでも音楽を聴く人

 

廉価なPCスピーカーでもゲームをプレイするという意味では問題ない。

だが、せっかく音もリアルに作り込まれたゲームが本領の発揮できないスピーカーでプレイするのは勿体ない。ゲーミングスピーカーを用意することで、その世界への先入観をグッと上げることができるのだ。そんなゲーミングスピーカーを選ぶなら、このBALLISTA GS310は好適だと言えよう。




著作権表記:
■LORD of VERMILION ARENA

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本画像(動画)は「LORD of VERMILION ARENA」において撮影されたものです。

LORD of VERMILION ARENA公式サイト
http://lova.jp/
 2014-2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

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■Crysis
 (C) 2007 Crytek. All Rights Reserved. Crytek, Crysis and CryENGINE are trademarks or registered trademarks of Crytek. EA and the EA logo are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.

 

■妖怪ウォッチ ぷにぷに

(C)LEVEL-5 Inc. (C)NHN PlayArt Corp.

■更新履歴
2015.12.16:初稿公開

2015.12.16:製品HPを日本語ページに差し替え

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