今回は、Panasonic ビタミンサーバー 低速ジューサー シルバー MJ-L500-S をお借りして、ジュース&フローズンスイーツ+α作りという素敵な体験をさせていただきました。そちらのレビューとなります。よろしければ最後までお付き合いください。
まずは、ビタミンサーバーの箱を開封して、内容物の説明を軽くさせて頂きます。下の図はパッケージのフタに印刷されていた、内容物の「再梱方法」の図です。これを見て、いつも「この部品はどこに入れればいいんじゃー、このビニールはどの部品なんだー」と混乱する必要がなくなり非常に感動しました。
- 保証書・レシピブック・取扱説明書
- ブラシ(掃除用)
- ふた・押し込み棒
- 本体
- ジュースカップ・絞りかすカップ
- ジュースアタッチメント・フローズンアタッチメント
- 容器・スクリュー・フィルターワイパー
内容物は以上となります。
■レシピブック・取扱説明書
取扱説明書はモノクロでお手入れの方法やジュースやフローズンスイーツを作る際の果物のカットの仕方まで細かく記載されています。
レシピブックはジュース・フローズンスイーツだけでなく絞りかす料理の簡単なレシピが完成写真と一緒に記載されています。また低速ジューサーのサイトでもレシピが公開されています。
■ジュースカップ・絞りかすカップ
ジューサーの側面にぴったりあうカーブをもったジュースカップ・絞りかすカップが付属しています。取手がついている方がジュースカップとなります。
ジュースカップについている容量の数字はだいたいの目安だそうです。
またジュースカップの方は、冷蔵庫のドア側「2Lペットボトル収納」「牛乳パック収納」に収納できるサイズです。絞りかすカップの方は「2Lペットボトル収納」に収納できるサイズとなっています。
■スクリュー・ジュースアタッチメントフィルターワイパー
左が調理の際に材料を砕くスクリューになります。鋭利な刃がついているわけではないので、手を切る心配はないようにみえます。また大きさの割に非常にずっしりとしています。
右がジュースアタッチメントのフィルターを装着した状態になります。
ワイパーは一部がゴムのパッキンになっています。パッキンはジュースアタッチメントフィルターにしっかりと密着しています。
ジュースアタッチメントフィルターとスクリューの間で材料を砕き、フィルターでジュースとかすを分離、ワイパーでしっかりしぼるという構造のようです。
■容器
フタがついている方がジュースが出てくる出口、もう片方が搾り取られたカスが排出される出口となります。(右の写真はジュースアタッチメント装着時の写真)
■ブラシ
左の細い方は、搾りかす口に溜まったかすを取り除くために使用。右のブラシ部分はジュースアタッチメントのメッシュ部分にたまる細かい搾りかすを掃除する時に使用します。
■本体
本体は非常に重量があり、動作時スクリューが動いても本体はほとんど振動しません。しっかりと土台が支えられているためか、振動音はあまり感じませんでした。
またスイッチは一度押すと、スイッチを下げるまで連続で動作する形となります。
電源コンセントは1mくらいの長さでした。収納型ではありません。
■組み立てと安全対策
組み立てに関してはマニュアルを見ながら簡単に可能です。各所に「この部分とこの部分を合わせて下さい」といったマークがあり、このマークが全てきちんとあっていないと、スイッチが入らないという安全設計となっています。
■完成
パーツを組み合わせて、完成です。
一般的なジューサーと比べて縦に長いです。(大きさ比較のために電子レンジ横においてみた)
ジューサーにしてはスタイリッシュな黒ですっきりとしたデザインだったので、老若男女の区別なく、キッチンのデザインに左右されずに設置できるので良いなと感じました。
それでは実際にジュース作りにチャレンジしてみます。選んだレシピは「にんじんとりんごのジュース」です。
まずは材料をカットします。取扱説明書を読むと、りんごはもっと細かくカットする方がよかったようですが、あえてのざく切りです(うそです、もっと細かく切ったほうがいいの、後で気づきました・・・)。しかしきちんとビタミンサーバーはりんごの皮が詰まって動作不良になることなく、どんどんジュースにしてくれました。
本体の電源をいれ、材料を上部の投入口から投入していくと、ゆっくりとジュースと搾りかすが排出されます。
りんご・レモン・にんじんですと投入口に入れるとそのままスムーズに中に吸い込まれていきましたので、押し込み棒は全く使わなかったです。
上記の材料で入れ始めてから全部絞り終わるまでに5分かかっていません。低速とあったので、もっと時間がかかるのかな?と思っていたのですが、あっという間でした。
私が今まで使ったことがあるジューサーは搾りかすは細かい粉末状で排出されていくものばかりだったのですが、こちらのビタミンサーバーは搾りかすをある程度圧縮した状態でまとめてペースト状に排出してくれます。
搾りかすカップの中にボトっと落ちていく感じで溜まっていきます。ある程度材料ごとに入れる間隔をあけると、搾りかすの種類の分別も可能でした(※それを利用して後述に料理をしています)
最後に搾りかす排出口にたまったかすを、付属のブラシの先を利用してかき出して、パーツをバラバラにして洗浄してお手入れが終了です。
■ジュース完成
できあがったにんじんジュースは市販品よりも美味しくて、一緒に飲んでいた子どもにほとんど奪われました・・・。非常にスッキリしていて飲みやすかったです。
音、振動、調理時間に関しては、ストレスも感じずに使用することができました。
子どもが材料投入をやりたがったので、やらせてみたのですが、ふたとアタッチメント部分に距離があり、子どもが指をいれても危険がないない構造だったので、安心して材料を入れることができました。
また本体の重さがちょうどいいバランスになっていたようでして、子どもの手がぶつかって、材料投入口を多少揺らしても、びくともせずに、スムーズにジュースを排出していました。
搾りかすをそのまま捨てるのも勿体ないなーと感じたので、搾りかす料理を作ってみました。
レシピにも搾りかす料理が少し載っていたのですが、ちょっと手間がかかりそうな料理だったので、スルーして、比較的手間のかからないものを考えて作ってみました。
ジュースのレシピは付属レシピにあった、「キャベツとレタスのジュース」(材料はキャベツ・レタス・りんご・レモン)
ジュースをつくる段階で、先にレタスとキャベツのみを投入して、一旦停止して、搾りかすを別にとっておきます。
レタスとキャベツの搾りかすと、餃子の皮・豚挽き肉・にら(みじん切り)で
搾りかすの再利用餃子の完成。
さすがにりんごとレモンの搾りかすが入った餃子を食べる気にはなれなかったので、搾りかすがペースト状ででてきて分別が楽なのを利用して、キャベツとレタスの搾りかすのみを使用させていただきました。
搾りかすは非常に細かいみじん切りを圧縮した状態ですので、ひき肉と練り合わせる過程でキレイにバラバラになります。
キャベツとレタスの旨みはジュースにほぼ排出されていたので、普通の餃子を作った時よりもキャベツの甘みは減っている感じがしましたが、市販の安い冷凍餃子に比べたらこちらの方が美味しいです。
今回は時間がなくて試せませんでしたが、餃子作成時に少しだけキャベツとレタスのジュースを混ぜてやるか、使用するキャベツの量を増やしてやればもっと美味しくなるかなと感じました。
ビタミンサーバーはフローズンアタッチメントを利用することで、フローズンスイーツを作ることもできます。
良くある、内部の部品を長時間(ものによっては6時間以上)冷凍庫で冷やすなどの手間がなく、材料を凍結させるだけでよいので、調理に関しての手間はあまり感じませんでした。
フローズンアタッチメントは排出口を使用せず、ジュース排出口のみ使用します。
作成方法としては、凍らせた材料を、ジュースを作る時と同じように投入するだけです。
今回は、ブルーベリーとモモのフローズンヨーグルトを作ります。
■材料
ブルーベリーは冷凍食品半額の日に買った冷凍ブルーベリー(75g)80円
桃缶(1缶)105円
ヨーグルト(100g)40円 材料費はトータル225円です。
材料は冷凍庫から取り出してすぐの状態では固すぎるそうで、しばらく(10分~20分)ほど常温でおいておく必要があると取扱い説明書にありましたが、冷凍ブルーベリーと桃缶(しかも半円状態でそのまま冷凍したのを包丁で投入口に入るぎりぎりの大きさにカットした)はそこまで置いておかなくても投入が可能でした。
目安としては、包丁で切れるかどうかのやわらかさだと個人的には感じました。
ヨーグルトも本当は板状にしてから冷凍した方がいいと取扱説明書にはあったのですが、生来面倒くさがりですので、パックのまま冷凍庫に・・・。
冷凍庫から出して、パックひんむいて、少し常温で置いておいた後に、必要分だけ包丁でカット(←丸ごとのかぼちゃを切り分ける程度には危険なので真似しないでください・・・)しました。
いえーい、スボラ。
でも問題なくフローズンスイーツを作ってくれたビタミンサーバーは偉大です。
材料を投入すると、排出口からどんどん出てまいります。
でてきたものを軽く混ぜ合わせて、器に盛って、冷凍ブルーベリーをちょこんとおけば
ブルーベリーと桃のフローズンヨーグルトの完成です。
材料費225円で、6人分のフローズンヨーグルトを作ることができたので、非常にリーズナブル。味もスーパー等で売っているフローズンヨーグルトよりも美味しいものを作ることが出来たので、非常に満足でした。
食感はとてもなめらかで、余った分を冷凍庫に保存していても、再び食べる際に少々置いておけば、またなめらかな状態で食すことが出来て、ビタミンサーバーで作る時によく空気と混ぜ合わされていたんだろうなと感じました。
残念なことに、こちらのビタミンサーバーは氷を直接投入することができないのですが、凍らせたヨーグルトがOKならば、凍らせた牛乳とか生クリームとかはどうなのかなーと作っていて思いました(ちょっと時間がなくて試せませんでした・・・)
もしOKなら、それを使ってコーヒーと混ぜたりとか、抹茶と混ぜたりとか色々とフローズンデザートの幅が広がりそうで良いなーと感じました。
調理中の使いやすさに関しては全く問題はないのですが、調理後の使いやすさの点で1つ1つのパーツが大きいため、1回使用した後にでる洗い物で水切りラックが占領されてしまうのがややストレスでした。(しかも水切りし難い構造なので占有時間もかかる)
ジューサーは中高年・高齢者のニーズが高いと個人的に感じています。その年齢の方が使うには、マニュアルが不親切かつパッキン部分の使用が困難ではないかと感じました。
具体的にいうとジュースアタッチメントのワイパーパッキンの長い方を上に・短い方を下にはめ込むのですが、上(長い)と下(短い)の差があまりなく区別がつきずらかったです。
また取りつけパーツが小さすぎるため、ワイパー隙間部分につける作業すこしお年を召した方では難しいんじゃないかなーと感じました。
またこれは私でも難しかったのですが、容器裏パッキンを押し込むのがとても難しかったです(なかなか奥まで入らない)
搾りかすが溜まる部分なので、外して掃除がしやすくなるのは非常によかったのですが、奥まで押し込むのにもう少し力がなくても大丈夫だったらよかったのにな・・・と感じました。
またジュースカップ・絞りかすカップですが、冷蔵庫の扉収納(2Lペットボトルや牛乳パック収納)にちょうど入るサイズなのはとてもよかったのですが、それだったらフタが欲しかったと非常に思いました。
飲みきれない分の一時保存や、やや冷やしたい時に便利なのにと感じました。そういった理由と付属のカップは非常にかさばる+水切りしずらかったので、最終的に手持ちのフタ付の容器を注ぎ口に当ててジュースを入れてました。
また絞りかすもビニル袋にそのまま入れる形にしてしまいました。
ジュースアタッチマンとの下の網部分に細かい絞りかすが付着していたため、付属のブラシでかなりこすらないと取れませんでした。
もう少し簡単に取れると良いのになと感じました。
またレシピにリンゴとレモンを使用したレシピが非常に多かったので(というか甘みはりんご・酸化防止でレモンなのかな?)、、もっと偏りのないレシピが見たかったなと感じました。
上記に色々書きましたけど、非常に性能の良いジューサーです。音も振動もそんなに気になりませんし(調理家電としては気にならないレベルだと個人的に感じました)、ジュースもスイーツも料理もと幅広い使い方ができます。
大体3日ほど使用させていただいたのですが、子どもが返却時に非常に渋っておりました。
「なんで!こんなに美味しいジュースとアイス(←フローズンヨーグルトは子ども的にはアイス認識でした)作れるのに!!なんで返しちゃうの!!」
と旦那に、買ってくれとリクエストしてました(頑張れ、子ども。ママも欲しいよ)
時期的にも母の日のプレゼントにもいいなーと思いました。
いぐなっちさん
2015/03/24
欲しいです。
cybercatさん
2015/03/24
現在の居住地では独り者だと生ものが捨てづらいので(市指定のごみ袋で「小」でも一人暮らしだと2週間は余裕でもつ⇒夏場などはゴミに生ものを捨てたくない)、残らず使えるのは○です。
とっぷりんさん
2015/03/24
美味しそうなレビュー堪能させてもらいました(`・ω・´)
karariさん
2015/03/27
食材のチョイス次第ではコスパ高いデザートが楽しめそうです。
搾りかす料理も色々と工夫できそうですね。
アイヴァーンさん
2015/03/27
manya嫁さん
2015/04/02
使っててストレス感じない性能でした。
水切り場の占有率くらいかなー。それも付属カップを使用しないことでクリアです。
>cybercatさん
絞りかすがペレット状に出てくるのがいいですね。大根おろしとかも絞りかす+液体でさくっとできそうです(絞りかすだけだと旨み逃げちゃうだろうし)
生ゴミは極力少なくしたいのには同意です。
>とっぷりんさん
うん、餃子は旦那がおいしく(?)頂いてました。
子どもにはフローズンデザートが大好評でしたよー。安価でできるのが主婦的には嬉しすぎました。
>karariさん
安いですよね!冷凍食品半額と特売を駆使してみました。白桃缶をもっと安く仕入れられると思うので、きっとさらなるコストダウンが見込めるはず。
田舎に住んでいるので、頂き物で大量に同じ食材を頂いた際なんかはもっと大活躍してくれそうなジューサーでした。
>アイヴァーンさん
二度どころか家系的には三度おいしいっすー。