
テックウィンド社の10インチAndroidタブレットのプレミアムレビューです。


外観です。配色はTM105Aとよく似たブラックの表面とシルバーの枠の組み合わせになりますが、傾斜がついていないのでスッキリとした見た目になった感じを受けます。


背面です。
シルバーの樹脂製でインテルのロゴが描かれており、上下がヘアライン仕上げのようになっています。
上部にリヤカメラ、下部左右にスピーカーが設置されています。


約600gでした。特に軽いタブレットでは無いようですが、前モデルより50gほど軽量化されているようです。


取扱説明書とACアダプター、シールとMcAfeeのアクティベーションコードが同梱されています。


出力は5V2Aのものが付属しています。よくあるUSB-ACアダプターですが、出力が高いので他の機器でもいろいろ便利に使えそうです。

いくつかアプリをインストールして使いますが、まず標準の環境を構築してみることにしました。


ウィザード式のセットアップでは日本語で進めて行けますが、日本語入力環境は後で構築する必要があります。


次に無線LANの設定を行いました。11b/g/nの規格に対応していますが、5GHzに対応していません。iPhoneとのテザリングも確認できました。


パッケージにはセキュリティ用のアプリが同梱されているのでインストールしておきます。日本語入力環境についての説明があり、Google日本語入力が紹介されています。


GooglePlayからダウンロードし、同梱のコードを入力してアクティブにします。
1年間の契約となり、セキュリティ機能の他にバックアップなどの機能を備えているアプリです。


ATOKを入れる予定なのでほとんど使わないと思いますが、とりあえず指定の環境を作ってみました。Google日本語入力もGooglePlayからインストールします。


本体側面に各種の入出力インターフェイスが備わっています。


Bluetooth2.1+EDRを搭載しています。いつも使っているBTH240をペアリングしてみましたが、ヘッドフォンとして簡単に設定出来ました。


USB端子でMacに接続してみました。本体には2Aの電源アダプターが付属していたのでPCからの給電では充電できないかと思ったのですが、Kindle Fire HDXのようにアラートも出ず充電できました。


Mac側にAndroid File Transferをインストールしていますので、USB経由でデータのやりとりが出来て便利です。


今回の導入にあたって液晶保護フィルムやSDHCカードなどを別途用意しておきました。これらについては別途レビューを作成いたします。


32GBまでのカードに対応しています。本体のストレージ容量は16GBですが、SDカードでデータ置き場などの容量が追加できるのはとても便利ですね。


特に出っ張りもせず装着できました。これなら付けたままで持ち歩いても引っかかることはないでしょう。


認識も問題ありません。これで広大な保存領域が構築されました。



CPUは1.2GHzのZ2520を搭載しています。デュアルコアですね。
Androidのバージョンは4.2.2になっています。


どれも初めて使うアプリですが、とりあえず比較用としていくつかのベンチマークを取ってみました。AnTuTuでは14431というスコアが出ています。


Quadrantではトータル4399というスコアです。CPU:10153 Mem:5495
I/O:3873 2D:287 3D:2185 という内訳です。


3DMarkではそれぞれこのようなスコアが出ています。


ディスプレイの仕様です。解像度は1280×800ですが、10インチなのでもう少し高い解像度が欲しくなりますが、メーカーサイトの製品コンセプトを見るとこの位がちょうど良いのかもしれません。

商品説明では5点タッチとなっていますが、アプリを使ってみると10点対応していました。(※他のアプリでも10点対応を確認しました)


TA10CA3にはフロントとリヤにカメラが付いています。それぞれ 2M、5Mピクセルのカメラになっています。


カメラは本体上部中央にセットされています。


公園に持っていって撮影してみました。カメラのアプリを立ち上げたところです。
メニューからホワイトバランスなどの調節も可能になっており、撮影サイズは5M、3M、1M、VGA、QVGAが選べます。
5Mの解像度は2560×1920です。
動画の撮影も可能で撮影中に静止画を撮ることも出来ます。解像度は1280×720で動画は3gp形式で保存されます。

画像をクリックすると無加工のデータがご覧いただけます。画質はあまり良くないので使い途は限られそうです。

パノラマ撮影の機能が備わっています。 2560×448というサイズで処理されます。
こちらも画像をクリックすると撮りっぱなしのデータをご覧いただけます。


CLIDE10は加速度センサーと照度センサーが備わっています。


側面のポートにあるHDMI出力を試してみました。


自室にある19インチの液晶テレビに接続したところです。ケーブルを接続しただけですが、乱れもなくきれいに表示できました。


こちらでいくつかの設定が可能ですが、設定するとしたら解像度くらいでしょうか。


ディスプレイに合わせて1920×1080P(60Hz)までと、豊富な出力解像度が選択可能です。
追記:2014/05/26

本体の発熱ですが、この辺りが一番高い温度のようです。
アプリ動作中で室温が28.5℃の時に、42℃弱まで上昇したのを確認しています。
大画面で子供でも扱い安い


Android端末はスマホを何台か持っているのですが、CLIDE10は初めてのAndroidタブレットとして使用させていただきました。


最初に導入したGoogle日本語入力はほとんど使わずに、普段から使い慣れたATOKを入れてみました。


Passport対応なのでクラウドの機能が使えて便利です。PC用と単語登録の同期ができるので、よく使う単語などの辞書登録の手間が省けます。


ATOKでの入力画面です。タッチパネルの反応も良く文字入力の効率が上がりました。


iPadと並べてみました。縦横比が違うので細長い印象を受けます。


息子に渡して使ってもらいました。
ひらがなの練習をしているようですが、画面が広いので使いやすいそうです。
見ていた感じではレスポンスも問題なさそうです。


正面から見ると良好な見え方ですが、iPadやKindleと比べてみると下と右からの視野角が狭いようです。ここが少し惜しいですね。


タブレットを使った教育用のアプリケーションなども最近は多くなっていますが、10インチの大きな画面で操作できるので、文字が読みやすく目の負担も少なくなっています。
GooglePlay対応なので幅広いアプリケーションが使えます


GooglePlay対応のAndroidタブレットなので豊富なアプリを使用する事ができます。
以前購入したKindle Fire HDXはAndroidとの互換性はあるものの、GooglePlay非対応なので使いたいアプリがリストになかったり、ATOK Passportが使えないなど少し不便でした。


このタブレットは職場でも使うので、仕事で使うAdobe系のアプリが多く使えるのはとてもありがたいところです。


インストールに一手間かかりますが、Adobe Edge Inspect も使う事が出来ました。
これでWebサイト制作の際にAndroidタブレットでの表示確認がしやすくなります。


有料アプリのPhotoshop Touchを入れてみました。起動に若干時間がかかりますが、その後はストレスなく作業が行えました。


コンデジで撮影した写真を編集しているところです。
タブレットのレビューなので詳しいところは省きますが。Elements無しのPhotoshopという名前だけあってかなり高機能です。
ピンチ操作による拡大縮小もスムーズに行えます。


高速なCPUの恩恵か、フィルター操作などの重い作業もきちんとこなせました。一部を除き、プレビューのリアルタイム処理もスムーズで、十分グラフィック系のアプリを動かせるパフォーマンスがあると思います。



ゲームはほとんどしないのですが、GT Racing2とDead Effectというアプリを試してみました。起動だけ少し時間がかかりますが、プレイ中はとてもスムーズに動きます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
この様な貴重な機会を与えて下さった、zigsow運営様、TEKWIND株式会社様ならびに関係者の皆様方に厚く御礼を申し上げます。


はにゃさん
2014/05/19
旧CLIDE10と比べると パワーもそうですが 日本語フォントがちゃんと入ったことが○ですね。
ゲーム動作もそこそことなると、今まで見たいなビジネス専用から一歩抜け出したのかもしれません。
あとは Android 4.2系ゆえ、外付け日本語キーボードもちゃんと使えそうです。
いいですね!
弐穀米さん
2014/05/19
初めてAndroidのタブレットを試す機会をいただいて、職場や自宅でいろいろいじってみたのですが、とてもバランスの良い機種だと思いました。
クセがないので子供でもすんなり使え、様々なシーンで活躍しそうです。