インテル スマート・レスポンス・テクノロジーと似た機能をソフトウェアで実現しています。
ファイル単位に、SSDに格納する、HDDに格納すると指示することができます。
■設定方法
設定は、サーバーマネージャーの「ボリューム・記憶域プール」で行います。
または、PowerShellでコマンドラインで設定することもできます。
●記憶域プール=simple
○プールの作成
記憶域プールタグを選択し右クリックで新規プールの作成を選びます。プール名を入力します。
物理ドライブを選択します。
画面に従い作成します。
○仮想ディスクの作成
続いて仮想ディスクを作成します。
プールを選択し、仮想ディスクを入力します。
記憶域のレイアウトを選択します。Simpleを選択します。
プロビジョニングの種類の指定を行います。(容量の予約みたいなものです)
空き容量を使い切ったら、物理ディスクを追加してプールの容量を増やしていきます。
今回は固定で作成します。
仮想ディスクのサイズの指定を行います。
今回は最大サイズで作成します。
○ボリュームの作成
仮想ディスクの作成が完了すると、「新しいボリュームウィザード」が起動します。
仮想ディスクを選択し、
画面に従い、ボリュームのサイズを指定し、ドライブ文字を割り当て、
作成するファイルシステム形式を選択して、データ除去を指定して
(今回はデータ除去を行いません)
ボリュームを作成します。
●記憶域プール=mirror(2ドライブ)
○仮想ディスクの作成
記憶域プールタグを選択し右クリックで新規プールの作成を選びます。プール名を入力します。
物理ドライブを2台選択します。
画面に従い作成します。
○仮想ディスクの作成
続いて仮想ディスクを作成します。
プールを選択し、仮想ディスクを入力します。
記憶域のレイアウトを選択します。mirrorを選択します。
今回、プロビジョニングの種類は固定で作成します。
仮想ディスクのサイズの指定を行います。
今回は最大サイズで作成します。
○ボリュームの作成
記憶域プール=simpleと全く同じ手順で作成します。
●記憶域プール=mirror(2ドライブ)+階層化ストレージ
mirrorにするためには2台のHDD,2台のSSDが必要です。
simpleなら1台のHDD,1台のSSDで作成できます。
上手くGUIで作成できなかったのでPowerShellのCmdletで作成しました。
PowerShellは初心者なので間違っていたら、ご指摘ください。
(1)タスクバーにあるPowerShellアイコンをクリックして起動します。
(2)Get-PhysicalDiskで使用するHDDとSSDのドライブ番号を確認します。
(3)プールの作成
使うドライブ番号が0,1,2,3とします。
プール名を「Pool4TB2SSD」とします。
$PDisk0123 = (Get-PhysicalDisk -FriendlyName "PhysicalDisk[0123]")
New-StoragePool -FriendlyName Pool4TB2SSD -StorageSubsystemFriendlyName "Storage Spaces*" -PhysicalDisks $PDisk0123
書き直す場合は、PhysicalDisk[0123]とPool4TB2SSDを変更して下さい。
(4)仮想ディスクの作成
使用するHDDの容量を3723GB、SSDの容量を100GBとしました。
WriteCacheSizeは5GBと指定しました。指定しないと1GBの値が取られるそうです。
仮想ディスク名はDisk4TB2SSDとしたので必要に応じて書き換えてください。
$ssd_tier = New-StorageTier -StoragePoolFriendlyName Pool4TB2SSD -FriendlyName SSD_Tier -MediaType SSD
$hdd_tier = New-StorageTier -StoragePoolFriendlyName Pool4TB2SSD -FriendlyName HDD_Tier -MediaType HDD
$vd1 = New-VirtualDisk -StoragePoolFriendlyName Pool4TB2SSD -FriendlyName Disk4TB2SSD -StorageTiers @($ssd_tier, $hdd_tier) -StorageTierSizes @(100GB, 3723GB) -ResiliencySettingName Mirror -WriteCacheSize 5GB
(5)ボリュームの作成
・作成した仮想ディスクはオフラインになっています。
ディスクの管理でオンラインにしてディスクの初期化(GPT)を行います。
・サーバーマネージャーの「ボリューム・記憶域プール」を使ってボリュームの作成を行います。
以上、手短ですが記憶域プールの作成方法を記載しました。
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購入日
2013年10月06日
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