仕事柄、交通事故の示談交渉や、その下準備の様子を目の当たりすることがあります。
誇張せずにお伝えしているつもりですが、当事者の方々は基本的に自己保身されますし、虚偽の説明をなさることも多いと思います。
また損害保険会社と被害者の交渉を拝見していると、損保側は少しでも支払金額を減らすために、様々な交渉術を用いていると感じます。
止まっていた、いや動いていた。
どちらに優先権があるのか。
信号は青だったのか、それとも?
進路変更を行ったのはどちらなのか? もしも動かぬ証拠があれば、水掛け論に終止符を打つことができるかもしれません。
実際の裁判の場で、ドライブレコーダーの画像が証拠として採用されるのかどうか
今現在では未知数ですし、ノンフリート契約者出ない場合は割引に繋がる事例は少ないのですが
「転ばぬ先の杖」として装着する方が増えていると感じます。
TRANSCEND社のフルHDWi-Fi対応ドライブレコーダーの使用感をお伝えします。
充電池が備わらないので、あくまでもドライブレコーダー。もし盗難防止効果も狙うなら上位機種の選択を
TRANSCEND DrivePRO200A-J
(姉妹機に吸盤ブラケット付きのM-Jがありますが、こちらは両面テープ対応型)
- F値2.0の大口径で夜間撮影も鮮明
- 4車線が収まる対角160°の広視野角アングルを提供
- 2.4インチのカラー液晶パネルで映像を表示/再生
- Gセンサーが衝撃を感知すると、自動的に上書き不可のイベント録画モードが開始 - マイクやスピーカーを内蔵しており、録音/再生可能
-専用アプリをダウンロードすることで、iOS・Android端末から設定・閲覧することが簡単に出来ます。
-3M製強力両面テープで取付ブラケットは確実簡単に固定でき、画角調整は取り付け後に簡単に操作可能。
ブラケットと本体はスライドロック方式で簡単に分離することが可能。
内蔵充電池が備わらないので、給電が切れると停止します。
レンズを大きく見せているこの存在感で、小さなLEDランプの明滅が持続できれば
盗難防止の一助になりそうですが、それは上位機種の選択で実現します。
但し日付保存用のリチウム電池が内蔵されているようで10日間程度は充分に日付等を憶える能力はありました。
大口径 f/2.0レンズが実現する広角撮影と夜間性能 ショックセンサー不満なし Wi-Fi接続で手元操作も簡単
運転中にDrivePro 200に搭載されているGセンサーが衝撃を感知すると、緊急モードで録画を開始します。このモードで記録されたデータは上書きされません。
筐体横に配置されている赤い緊急録画ボタンを操作して録画したファイルも同様に保護されます。
そのGセンサーの感度は3段階で調整可能です。 設置する乗用車の足回りの固さや、路面の状況により変更するものです。
充分な明るさを誇るF値2.0の大口径ガラスレンズが装備されていますので、デフォルト設定のままで夜間でも充分な視認性が得られることを確認しましたが、感度は変更可能です。
f/2.0:7枚のガラスレンズ:160度ワイドアングル とC-MOSセンサーが実現する
実際の撮影画像を掲載します。
広角レンズの性能がよく分かる交差点内の様子です 先行車の登録ナンバーは良くわかりますね。
市民から悪評しか聞かない四条通り1車線化の様子 軽い接触事故が起きそうなところ
ドラレコが役に立つかも
鴨川沿い 川端通の紅葉の様子が確認できるでしょうか?
同じ川端通を夜間走行してみました。 見比べてください。
左ハンドルを前提としたボタン配置 ブラインド操作はしづらい電源ケーブルが太く、Aピラー付近の始末が困難
本来は黒子。
最初のセットアップを済ませれば、後は廃車まで存在を意識すること無く機械としての生涯を終えることができれば、それで十分なんでしょうが、まず取り付け、初期設定時の使用感をお伝えします。
すこし割高の姉妹品に強力吸盤ブラケットを備える製品もありますが、当該品は強力両面テープでバックミラー付近に取り付けます。
一般的に助手席側・フロントウィンドウ上端より20%内(1/5)の範囲である必要があります。
トラセンドの取説は海外用を翻訳したものなので、バックミラーの真下に取り付けていますが
それは認められません。
左ハンドルを前提に設計されていますので、赤色の緊急録画ボタンは、運転席から見て筐体の左側にあります。 右ハンドル車からは、少し遠い位置です。
ポータブルナビ・レーダー探知機の電源はシガーソケットから供給していますので、ドライブレコーダーも付けるとなると、3又ソケットが必要になります。
また、ドライブレコーダー装着場所は、助手席側バックミラーの横が推奨されていますので、配線の取り回しも気を使います。
付属の電源ケーブルは、充分な長さとしっかりとしたシガープラグで構成されていますが、ケーブル自体の太さに難があり、Aピラーやルーフライニングとガラスの隙間などに埋め込むのに難儀します。 電力消費は少ないので、もう少し細いケーブルでも充分なのでは? と感じました。
普段は操作しませんが、ファンクション式のコマンドスイッチは同じ大きさのものが並びますので
、ブランド操作は不可能です。 停止中、それも昼間にドリルを受けるべきでしょう。
記録媒体は製品に付属する耐久性に優れたMLC NANDフラッシュの16GB microSDHCカードですが、ご多分に漏れず真っ黒な小さいヤツです。
夜間の挿入・取り出しは紛失を覚悟しなければなりません。 やはり明るいところで作業してね。
3M製の強力両面テープは、いつもながら素晴らしい性能です。
キチンとガラス内面の汚れをとって、乾かしてから貼り付けることで十二分以上の接着力が得られました。
また取り付けブラケットの性能も高く、指先で締めることができるネジを利用し、最適な画角を簡単に得ることが可能です。
2.4インチカラー液晶画面は充分な画角を持っていましたので、この部分に関しては左右ハンドルでの差は感じません。 常時オン・タイマーオフは簡単に設定できます。
様々な初期設定、設定の変更は、Wi-Fi接続可能なスマホやiPod touchから簡単に行えます。
Wi-Fi接続設定も取説にしたがって簡単に行えました。
但し、操作器側の世代は確認してくださいね。
私の古いiPod touchでは閲覧こそ出来ましたが、保存は出来ないと言われました。
WiFi 802.11b/g/n準拠
iOS 5.0 以降の iPhone 4+ / iPad mini / iPad
Android 2.3 以降の Android 搭載機器
運転中にDrivePro 200に搭載されているGセンサーが衝撃を感知すると、緊急モードで録画を開始します。このモードで記録されたデータは上書きされません。
筐体横に配置されている赤い緊急録画ボタンを操作して録画したファイルも同様に保護されます。
そのGセンサーの感度は3段階で調整可能です。 設置する乗用車の足回りの固さや、路面の状況により変更するものです。
搭載車は、BMW116i F20型 ガッチガチの足回りではありませんが、ランフラットタイヤなので
キャッツアイなどを踏んだ時の当たりは強めに出ます。
1つ2つのそれを踏んだ時は緊急録画は開始されません。
高速道路を走行中に「凸凹が施された白線」を1〜2秒踏むと緊急録画開始です。
デフォルト設定での使用ですが、よく練られた感度設定だと感心しています。
充分な明るさを誇るF値2.0の大口径ガラスレンズが装備されていますので、デフォルト設定のままで夜間でも充分な視認性が得られることを確認しましたが、感度は変更可能です。
実用性欄に掲載している動画は夜間も昼間も全てデフォルト設定のままです。
この部分の初期設定も良く出来ていると感じています。
防犯効果が高そう できればカメラ部が独立した形式を望む
本体を手元に設置し、細いケーブルで繋がる小型C-MOSカメラをETC受信機の横あたりに設置できる製品が無いかと探しました。
どうして無いの?
できれば大きなカメラをフロントウィンドウ上端付近に取り付けるなんてしたくありません。
バックミラー付近に「アイサイト」等 クルマ自身が使用するための小型カメラが標準装備されているモノが増えているのですから、バックミラーユニットにSDカードスロットを備える形で
「標準装備のドライブレコーダー」搭載車がどんどん増えてきても良い頃だと思うのですが、
それも どうして無いの?
大きな事故が発生した時に、このドライブレコーダーが搭乗者にとっての凶器とならないことを望みます。
同種の製品と比較すると、シンプルで良いデザインだと感じてます。
ただ、ダンボーのドラレコっていうのも、なかなか魅力的であります。
対応カードは32GBまで
1分の記録で約118MBを消費します。
対応メディア容量が32GBなので、最長でも約9時間(1280x720のHD録画)が記録保存の限界です。付属の16GBカードでは、その半分です。
「昨日首都高速のカーブを曲がったところで突然現れた綺麗な東京タワー」を再確認しようと思っても、京都に帰ってきてからでは既に上書きの対象となっており消えています。
赤ボタンを押すと、その手前10秒からその後50秒間の録画はロックされますので、うまく使いましょう。 また停車してから、手持ちの端末にダウンロードして保存するのも良いと思います。
サイズ 67mm x 72mm x 34.3mm
重量 84g
ディスプレイ 2.4インチのカラー液晶
画像センサー 低光感知CMOS、300万画素
レンズ F/2.0、160°ワイドアングル
Gセンサー 3軸
マイク 内蔵 スピーカー 内蔵
解像度/フレームレート フルHD (1920x1080) 30FPS HD (1280x720) 30FPS
動画フォーマット H.264 (MOV: 最大1920x1080 30fps)
対応メモリカード microSD、8GB/16GB/32GB (Class 6以上)
接続インターフェース USB 2.0 無線LAN規格 Wi-Fi 802.11b/g/n
無線LANセキュリティ WPA2
電源供給 入力: DC 12V~24V
出力: DV 5V 1A バッテリー 無
動作環境温度 -20°C ~ 65°C
保証 2年
動作保証 以下のいずれかのオペレーションシステムおよびUSBポートを搭載した
デスクトップ/ノートブックコンピュータ
- Microsoft Windows Vista
- Microsoft Windows 7
- Microsoft Windows 8
- Mac OS X 10.8.2以降
- Linux Kernel 2.6.38以降
ただのお守りとして終われば、それがイチバン良し
私が知るかぎりでは、ドライブレコーダーで撮影された動画が、裁判などで決定的な証拠として採用されるかどうかは未知数だそうです。
それでも、自らの潔白、相手側の嘘を証明する力はあると思います。 (もちろん自分も嘘はつけなくなりますよ~)
いずれ各車両に標準装備される事がイチバン望ましいと思うのですが、1万円代で買える「交通安全のお守り」として買いました。
装着後半年が経過しました。 まだ、ただの玩具としてしか存在していません。
この玩具が「役に立つ」機械になる機会が無いことを祈りながら、簡単なリポートを終わります。
新しい動画
大事には至りませんでしたが、前車の荷が落下しました。
細い生活道路では自転車程度の速度で。 もし接触すると歩行者や自転車は大怪我します。
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購入金額
12,800円
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購入日
2015年04月25日
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購入場所
サンワダイレクト楽天
toshi_wanganさん
2015/11/10
なかなか、クリアな動画が撮れますね。
これなら、良い景色の記録用としても残せますね(^^)
フェレンギさん
2015/11/10
そうなんですよ。 それだけに、あの「突然ビルの影から現れた東京タワー」の画像を残せなかったのが残念です。
もう後悔しないように、と自分に言い聞かせるようにレビューを書きました。