USB機器をまとめて共有してネットワーク化
プリンターをはじめハードディスク、DVDドライブなどUSBで接続する機器は、繋ぎ換えれば他のPCで使うことができるが、USBデバイスサーバー「WN-DS/US」なら有線LANや無線LAN経由で複数のUSB機器をまとめて共有(net.USB機能)することが可能。
例えば1台のUSBプリンターを家族それぞれのパソコンで共有することもできる。家のどこにプリンターがあっても印刷はもちろん、接続中であれば双方向通信対応でインク残量、エラー理由など様々な状態を手元で確認できるほか、プリンター複合機ならスキャナーなどの機能もUSB接続時と同様に使える(複数のパソコンからの同時に印刷の実行は不可)。
また、DVDドライブを搭載していないパソコンやネットブックなどから離れた場所にあるDVDドライブ内のデータを視聴できるほか、USBハードディスクなら、収められた文書や写真データなどの保存データも参照OK。ネットワーク接続ハードディスク(NAS)のように複数のパソコンでデータを共有することもできる。
無線LAN(IEEE802.11n/g/b)に対応していて、最大150Mbps(規格値)の高速通信でストレスなく利用できるのもうれしい。
「WN-DS/US」にUSB機器が接続されていれば、モバイルパソコンを外で使って持ち帰っても繋ぎ換える必要もなく無線ルーターを経由して簡単に接続できるのも便利だ。
高度な無線LANセキュリティ設定は「WPS」を押すだけ
「WN-DS/US」には、接続されたUSB機器を管理する「net.USBクライアント」が標準添付されていて、起動すると接続されているUSB機器の一覧を表示、クリックするだけで接続が完了する。
使いたいと思ったUSB機器を別の人が使っていた場合には、使用者に使用機器の接続解除のリクエストメッセージを送ることが可能。
無線LAN設定方式「WPS」に対応しているので、「WPS」が使える無線LAN機器なら本体にある「WPS」ボタンを押すだけで、高度な無線LANセキュリティの接続設定が行えるのも安心だ。
従来の暗号化方式「WEP128/64bit」に加えて、より強力な「WPA-PSK(TKIP/AES)」「WPA2-PSK(TKIP/AES)」にも対応している。
有線LANポート(100BASE-TX)を搭載していて、有線USBデバイスサーバとしても使用できるほか、USBポートを4ポート(前面1ポート、背面3ポート)を備えていて、USB機器は最大で15インターフェイスまで使用できる(USBハブは利用不可)。
本体には電源ボタンが搭載され、使わない時には電源オフで節電にも配慮。EU圏で策定された「RoHS指令」に準拠した使用部材は指定有害物質の使用抑制にも貢献。安全な製品づくりにも取り組んでいる。