ミズノのプロテクティブスニーカーもラインナップが増え、
2021年3月末現在で、19機種がラインナップされています。
※最上段左のHW 51M BOAは、2021年4月20日発売予定
ミズノさん、展開が凄いです(^^;;;
※プロテクティブスニーカーとは、
公益社団法人日本保安用品協会制定の
プロテクティブスニーカー規格(JSAA規格)にて定める
一定の安全性能や耐久性を備える作業靴
http://prosneaker.jp/prosneaker/index.html
今回、その中から、2021年3月1日に発売された新モデル
ALMIGHTY LSⅡ 22Lをレビューする機会をいただきましたので、
私独自の視点で、徹底的にレビューしたいと思います。
ALMIGHTY LSⅡ 22L 徹底観察!
初代LSも軽量を売りの一つにしたモデルでしたが、
新型のLSⅡも、それを引き継ぎつつ、進化させているようです。
細部を観察していきましょう。
今回、レビュさせていただけるのは、LSⅡ 22Lという、
ベルトタイプのローカットタイプで、
色が、ド派手な、イエロー×ダークグレー
この色じゃなかったら、今回のレビューは書きませんでした。理由は後程。
サイドウォールに、ランバードマークを配し、
ランバードマーク周囲は、メッシュ生地を使い、通気性を良くしています。
つま先は、
パンチホール多めの、最近のミズノのプロテクティブスニーカーに多く見かける仕様。
インソールは、
カップタイプで、取り外し可能。
初期セットは、ノーマルタイプのインソール。
交換用インソールも、各種ラインナップされてますので、
必要に応じて買い足しましょう。
重さは、
片側で、355gほど(メーカー公表値通り)
靴底は、
HWシリーズから使われ始めた、6角形を細かく刻んだパターン形状が、
靴底全体に配されています。
このパターン形状、スポーツシューズのマキシマイザーシリーズの22とか23でも
前足部に、この形状に似たパターン形状を採用してますね。
それでは、実際に、この靴を履いて、実際の現場での行動や、現場に向かう時を想定して
試してみようと思います。
歩行性能徹底レビュー 軽さ+優れたクッション性で、歩行性能はどうか?1時間7km弱のウォーキングで試す!
プロテクティブスニーカーを履いて、最初に試すのは、歩くこと。
これが、この靴の印象を左右します。
安全靴であっても、歩くための性能は、重要です。
コースは、テストに最適な、約7kmの通称「お買い物」往復コース
ウォーキング的な、連続での歩きっぱなしではなく、
適度に歩みを止める場面も入れつつ、歩いてみました(^^)/
片側355gの軽さと、
踵部分のセル構造ミッドソールと柔らかい素材U4icXの組み合わさった、
クッション性に優れたソール設計のおかげで、
足に優しい履き心地で、足に対しての負担が軽く、
快適に歩くことが出来ました(^^)
前後の傾斜バランスも、歩くことが快適になるように、
これまでにプレミアムレビューでレビューさせていただいた2品から
より歩きやすいように進化したと感じました(^^)
ランニングシューズとまでは言いませんが、
軽快に歩けるスポーツシューズ並みの歩行性能は有しているかと思います。
評価点数☆5つ
耐滑性能徹底レビュー 作業時の安全はどうか?作業時を想定して試す!
それでは、実際の作業の際に、この靴を履いた感覚はどうか?
これまでのプロテクティブシューズのレビューと同様に、
作業現場での動きを、身近な環境でシミュレーションしてみました。
脚立の昇り降り
足裏、足先の感覚が、わりとダイレクト感が有り、感覚が掴みやすいです。
また、メッシュ生地を多めに使っている好影響か、
靴自体の折れ曲がりもスムーズなので、脚立上でも動きやすさを感じました(^^)
細い足場の上を歩くイメージ
靴底のラバーパターンが、滑る感覚を和らげてくれるので、
こういうスロープのヘリの上でも、足裏の感覚は掴んでおり、
不安感は有りません(^^)
また、靴自体の軽さも、足場の上でのフットワークの軽さに繋がるかと思います。
ローカットで、足首の動きが、ハイカットタイプよりも自由なのも、
動きの軽さに繋がるかな。
評価点数☆5つ
過去のプレミアムレビュー2機種と比較する。【視認性】
ここからは、
これまでにプレミアムレビューで、レビューさせていただいた
LS及びZW43Hとの比較をしてみようと思います。
まずは、視認性から
昼間
10mほど離れた場所から見てみると、
ズームすると
流石に、蛍光イエローな、LSⅡ 22Lは目立ちますね(^^;
夜間にも同じように並べてみました。
10mほど離れた場所から見てみると、
ズームすると
蛍光イエローな、LSⅡ 22Lは、輪郭まで確認できます(^^)
LSⅡ 22Lのプレミアムレビューで、この色を選んだ意味は、ここにあります。
蛍光色=派手と思われがちですが、
蛍光色=視認性は良好=安全に寄与する と、言えるかと思います。
ここから先の雑感は、最後の項目「toshi_wanganの独り言」で。
評価点数☆5つ
過去のプレミアムレビュー2機種と比較する。【通気性】
LSⅡ 22Lは、通気性の良さが謳い文句の一品です。
通気性の良さを、先のプレミアムレビュー2機種と比較してみます。
まずは、見た目から。
先にレビューさせていただいた、LSに外側からライトを当ててみると、
メッシュ部分から少し光が見えますが、
LSⅡ 22Lの場合は、
結構光が透けるのが判ります。
この分、通気性が良いと推察できます。
それでは、数値にすると、どれだけ違うのか?
デジタル温湿度計を用いて、簡易測定をしてみました。
簡易測定方法は以下の通りです。
①履く前の、靴内部の温湿度を測定
②15分履く(右側のみ)
③靴を脱いだ直後の靴内部の温湿度を測定
ALMIGHTY LS
履く前
15分履きます。
15分後、脱いだ後は、
温度には大きな変化はなく、湿度が80%台まで上昇していました。
次に、ZW43H
履く前
15分履きます。
15分後、脱いだ後は、
やはり、湿度は大きく上昇していました。
そして、LSⅡ 22L
履く前
15分履きます。
15分後、脱いだ後は、
僅かに、湿度が上昇しただけでした。
簡易測定ではありますが、
LSⅡ 22Lの通気性の良さが、確認できました(^^)
この通気性の良さは、長時間履いても足蒸れが少な目で済むと思いますので、
足蒸れが気になる方には、おススメです!
評価点数☆5つ
軽い+通気性の良さ=疲労度軽減 より動き回る職業人におススメ!
軽さからくる動きやすさ
通気性の良さからくる、足蒸れの軽減
これって、安全靴を履く職業の人全てが欲する安全靴の条件だと思います。
LSⅡ 22Lは、それを満たしています(^^)
そして、歩きやすい!
7km弱を快適に歩けましたし、
疲労度は少な目です。ほぼ、スポーツシューズと同じような感覚。
トータルバランスの良さは、評価点数を下げる要素は見当たりません。
評価点数☆5つ
どんな人向けか…
・安全靴の足蒸れが気になる人
・フットワーク軽めに動きまわる職業の人
そんな人には、高評価で受け入れてもらえる、そんな一品だと思います。
最後になりましたが、
ミズノ様、ZIGSOW様、このようなレビューの機会を与えていただき、
ありがとうございますm(_ _)m
編集後記 toshi_wanganの独り言
安全靴
一般的な企業の、社員向けのそれは、
色…黒やグレーなど、無難な色
材質…柔軟性の劣る硬い皮
クッション性…×
そんな安全靴が、社員に与えられてることが多いと思います。
本当に、それで、良いのでしょうか?
色
お客様のところにうかがう社員の足元が、無難な色にしたいのは理解できますが、
実際の現場では、それが安全に繋がるでしょうか?
材質
柔軟性の劣る硬い皮の安全靴で、業務中の咄嗟の動きが出来るでしょうか?
より細やかな足さばきが必要な場面で、対応できるでしょうか??
クッション性
クッション性が劣る安全靴は、社員の疲労軽減に繋がりますか?
私は、30年ほど前、そういう会社から支給された安全靴で、失敗をした経験が有ります。
灯りは、手に持った懐中電灯のみ。
歩いた場所は、天井裏の梁の上
履いていたのが、旧来の硬い皮の黒い安全靴
まだ、作業に不慣れだった若い私は、梁から足を滑らせて、天井板に穴を開けました(><)
現場の作業環境には、イレギュラーな事が多々あります。
あの時、ミズノ様のプロテクティブスニーカーの様に、
発色が良く、軽く、柔軟性のある材質の、クッション性の良い靴を履いていたら、
状況は違っていたかもしれません。
安全靴を履く職業の企業の管理者様
不慣れな若手社員には、
ミズノ様の製品のような、発色も柔軟性もクッション性も良い
プロテクティブスニーカーを与えてあげてください。
業務中の事故を、1つでも減らすために…。
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