今まで 色々な靴を60年以上履いてきました。
今回ほど どの様に書き始めたらよいのかを考える感覚はありませんでした。
それほど斬新な感覚です。
何がって、「ゴム紐」がです。
初日、どのくらいの長さでゴム結び目を作ればよいかが分からず
最長の長さからスタートして職場に行きました。
家で足を入れた時には、良さそうな締まり具合でしたが活動しているうちに
だんだんと、ゆるい感じてきました。その為に現場で調整することになりました。
次の日もやはり 初日に調整した結び目をさらに調整することになりました。
3日目ぐらいでやっとで希望の締まり具合に近づいた感じです。
意外に難しく感じました。
もう一つこの時に感じたのは、むずび目を解くのに手間がかかってしまうな~という事です。
結び目が活動中に引っ張られてきつく締まるのが原因かと思います。
では、使いにくいシューズかという事になりますが
答えは「いいえ。とてもいい靴です!」とお答えします。
では、その話をすることにしましょう。
長距離ドライブと正装
結婚式出席のために、片道232㎞(往復464㎞)の長距離運転をすることになりました。
高速道路は、米子道、中国道、山陽道とほとんど高速道路の運転でした。
運転中の服装は、ノーネクタイで白のワイシャツに黒のスラックスで会場まで行きました。
革靴での運転を嫌い ALMIGHTY ES31L を履いて運転をしました。
車は、Nワゴン(軽自動車)のオートマです。
左足は使いません。
右足だけを使います。(昨年、60歳を過ぎてからアキレス腱断裂した足)
高速では、ほとんどがアクセルを踏み込む動作だけです。
もちろん下道では、ブレーキも踏みますが・・・。
実は、ケガ後にこれほどの長距離を運転するのは 初めてでした。
少々、不安がありました。
しかし、ALMIGHTY ES31Lのおかげでしょうか足の疲れは感じませんでした。
写真は、サービスエリアで撮影したものです。
デザインについて
最初は、同乗している妻が
「おかしいから、サービスエリアで降りるときは履き替えて欲しい」と
要望を言っていました。
その言葉に従って2回ほどサービスエリアで履き替えました。
そのようにしてスタートしましたが いつの間にか
靴が気にならなくなったのか 妻は 何も言わなくなりました。
その後は、途中で休憩や食事の為に途中停車しても
履き替えることなく式場まで行きました。
帰りは、途中で止まってサービスエリアによっても下道でコンビニによっても
履き替えることなくALMIGHTY ES31Lで帰りました。
おかしく思った理由を聞いてみると
「黒は良いけど水色が変に感じた」とのことでした。
会社員でスラックスにスニーカースタイルは普通に目にしますので個人的には問題なしです。
水色部分が白か黒ならさらに気にならなかったかもしれません。
とは言え、妻の目にもいにならなくなるレベルに慣れたらなるデザインという事になります。
運転のしやすさについて振り返ると
特別 靴底のそり返りが良いという感覚はありません。
一般的な軽自動車でシートも高めとなり
ドライビングシューズの機能がとりわけ必要と感じませんでした。
ただ、足回りを程よく包み込む事の心地よさがありました。
ベロの締まりが紐タイプやマジックテープタイプより弱い感じがあります。
足が遊ぶことはないですが それがゆとりとなり開放感があります。
そして、靴の内側のクッションがとても良いと感じました。
こうしたところが、疲れにくさにとなって表れているのかと感じています。
一味違った使いやすさ
現在、メインの作業シューズは、ALMIGHTY TD11LとオールマイティLS ミッドカットタイプです。
そこに加わったのがALMIGHTY ES31Lとなります。
ALMIGHTY TD11LとオールマイティLS ミッドカットタイプは、
ベロ付近の締め具合がガッチとしていて ぐらつきがありません。
特にオールマイティLS ミッドカットタイプは、ガツッとガッチと言う感覚です。
三足の中で一番しっかりしています。
では、ALMIGHTY ES31Lはどうかとなりますよね。
ゴムの結ぶ位置も関係しているかとは思いますが やはり少し緩めです。
でもそれはそれで 長時間の立ち仕事において疲れが軽減されているように感じます。
履き口が少しゆるいと言っても
履き口までの甲の部分がゴムの力で優しい締まりをしてくれます。
そして、内側の素材が程よい弾力を持っていて気持ちよささえ感じます。
裸足で履いた時にそれを特に感じました。
何よりも履いたり脱いだりする そのしやすさは、特筆すべき項目です。
脱ぎ履きし易いようにかかとに指を入れて引っぱる部分がついています。
履くときは、その紐に指を入れて引っぱ手履いたり、
あるいは、直接人差し指を靴と足の間に入れて履いたりといろいろしています。
指の方が早くて手っ取り早いと感じています。
脱ぐ時は、紐を引っ張ります。
しゃがんだ時の使用感は、足首(履き口付近の足の前側)の圧迫感が少なく
他の靴より作業がしやすく感じます。
理由として 紐やマジックテープタイプは、足首を固定することにより
足首(履き口付近の足の前側)を支点として靴全体を前側に曲げる形になります。
いわゆる一点に力が集中しています。
ALMIGHTY ES31Lは、動画からも読み取れるかとは思いますが
ゴムの為にまた、最上段を結んでないためにベロがしゃがんだ時に前側に開きます。
その要因と靴を屈伸させる二つの要素により作業がしやすいと考えました。
しゃがむときに下の動画にあるように
素材が良いのか足首あたりで抵抗無しに簡単に深く曲がります。
曲げやすく感じます。
底は、オールマイティLS ミッドカットタイプと同じ使用感に感じます。
脂と油(灯油、調理用の油など)、洗剤(ポリシャー時の床洗い洗剤)、
水濡れの床でも滑りません。材質は、固めですり減りも少ないようです。
オールマイティLS ミッドカットタイプのレビューも参考にしてください。
今年の 8月~9月は、猛暑と高い湿度のダブルパンチとなっています。
そのような環境なので 当然のごとく長時間靴を履いていると蒸れが気になります。
しかし、蒸れたと感じたことはありませんでした。
また、ポリシャー作業(下の部分の報告参照)でも触れましたが
洗い物をした時に水が靴の中に入り込みませんでした。
通気性があり防水性があることになりますが・・・・・。材質?造り???。
試しに靴の周りをペンライトで照らしながら動画を撮影してみました。(下の動画)
何度行っても光が外から靴の内部に入りません。このことから防水に関しては理解できそうですが
そうなると「何故、蒸れない?」・・・。
蒸れないことは、嬉しいことですが理由が分からないです。
もう一度、靴の周りを見てみることにします。
ついでに靴底もあらためて眺めてみると・・・。
動きやすさは、ゴム紐だけではなくて 靴底も見逃せません。
この形状や質感は、オールマイティLS ミッドカットタイプと同じです。
スリップ溝やその他の機能も同じと感じています。
そして二つ上の写真は、
足首から二枚目までのタイル目地に靴底を合わせて撮影したものです。
タイル二枚目の端から足先にかけて上向きに反り返っているのが分かります。
この緩やかなカーブが前方向の運動の流れをサポートします。
そして、足の中でも外からの力に弱いつま先は、
上の写真を見ると 靴底と同じ材質でガードしています。
これによって 現場で靴先を台車やドアなどにぶつけても何ともないです。
更に中腰作業(本来は腰に負担がかかるのでしてはいけない姿勢ですが
忙しいとつい行ってしまいます。)やしゃがみ込む作業も楽です。
スーパーの品出しで使用してみて
ALMIGHTY TD11LとオールマイティLS ミッドカットタイプの時にも同じ現場での
使用感を記していますのでそちらも参考にして頂けたらと思います。
また、作業内容をより詳しく記していますので見て頂ければより比較しやすいと思います。
店内は、撮影ができないために写真が少ないことをご理解ください。
作業項目:品出しと商品加工等
作業内容:様々な大きさの台車に商品(段ボール)を積んで売り場まで運ぶ作業
1箱20キロの商品を大きい台車だと12ケース以上積んで
運ぶこともよくあります。
使用道具:
スーパーFXカーゴ W1100×D800×H1700mm
商品搬入用とごみ用があります。
前側の二つの車輪にストッパーがついていて足の先で
ON,OFFを切り替えます。
商品用のカーゴは、荷を下ろした後、屋外の保管場所に運んでいきます。
途中、スロープがあり注意深く作業します。
スロープでは、踏ん張りが求められます。
運搬は、たたんで二個ずつ運んでいきます。平均5往復ぐらいします。
6輪カート サイズ:1277×445×H1500mm
作業では、台車の左右にある棚枠のどちらか片方を外して天板に荷を積んでから
棚枠の掴みやすい段を持って運搬します。
かなりの重量を積み増すが 比較的動きが良い台車です。
静止状態から、はじめの一歩で足の踏ん張りが求められます。
動き出すと惰性も働いて扱いやすいです。
注意点の一つとして
曲がったり停止するときに慣性力が働き、
想像より力が必要になるときがあります。
その時、
靴のグリップ力は大切です。
横へ流れる力が働いた時にそれを防ぐ安定感によって体を保護します。
靴の役割は大きいと言えます。
プラスチックの長方形の板に車輪がついてだけの台車サイズ:W760×D460×H130mm
直接段ボール等を載せたり作業用の大きなカゴ(コンテナ)を載せて使います。
使用感
6輪カートで重たい台車を運んだり、スロープでスーパーFXカーゴを運んだりしました。
そのような作業をしながらレビューを書くためにいつもよりも靴のことを意識しました。
しかし、いつの間にか靴を履いている感覚を忘れます。しゃがんでの作業もしかりです。
その事から 一言でいえば、「作業にやさしい靴」と表現できました。
スーパーでの作業と同程度の仕事ではおすすめの靴です。
今回、使用感をお伝えするにあたり私の場合、
健康な方とは違う状況の中での報告となりました。
左足の膝の内側の筋を痛めてひざに負担がかからないようにサポーターをしています。
そして、昨年のアキレス腱断裂が響いているのか
右足の太ももが悲鳴を上げることがあるので
左右の動きをサポートするサポーターを良くします。
写真の黒いサポーターは、かゆくなることがあるので
必ず毎日着ける物ではありませんが良く使用しています。
そのような条件下での使用となりました。
例えば、スロープでは、スーパーFXカーゴを二台重ねて体を台車より下側にして
足で踏ん張りながらゆっくりとスロープを降ります。
昨年アキレス腱断裂した以降、足に力が怪我前ほどありません。
作業で気を使う場面です。
靴のグリップがしっかりしているので踏ん張りやすいです。
また、6輪カートで重たい商品を運ぶ時、
コーナーを曲がったり、急なストップを行ったり、台車から商品を下すときも
左右への動きがしやすくストップ&スタートが行いやす感じます。
さらに、しゃがんで箱から商品を取り出して棚に並べるときですが、
何度も立ち上がったりしゃがんだりします。
「一味違った使いやすさ」の最後の動画の説明にあるように
軽い力で曲がりベロ部分の履き口がゴムの為に伸びるので負担がほとんど「無い」と言えます。
ごみ置き場室の床は、常に水と油・脂で濡れています。
それでも滑ることはありません。
ポリシャー作業での使用感
店舗の床洗いに使用してみました。
作業は、Pタイルの床に業務用洗剤を散布してポリシャーを使って洗います。
その後、バキュームで汚水を吸い取ってモップ拭きをして乾かしてからワックスを塗ります。
その後、乾燥させてから移動したものを復旧して完了です。
4人作業を3人でするため また、昼間の仕事の後なので 少々疲れ気味という事もあって
夕方の出動前に 気持ちを入れ替えるためにシャワーをして
安全と動きをサポートするために各サポーターをしました。
更に
気合を入れるために もう一段ゴム紐の結び目を短くしました。気合十分です。
ここまで 短くすると 足全体ががっちりと締まってきます。
こうなると 全く別物です。
ALMIGHTY TD11LとALMIGHTY TD11L ミッドカットタイプも良く締まっていますが
それよりもワンステップギアが上がる感じです。
オールマイティLS ミッドカットタイプは、
特に上から数本のマジックテープでガッチリ固定しますが
つま先は、ゆとりがあり足の裏全体で地面を押している感覚です。
ALMIGHTY TD11Lは、すべてのひもの部分を占めると 細長なった感じです。
そして、しっかりとはしますが 締めすぎにより少し痛みも感じることがあります。
その為に、締めはしますが 心持ゆとりを持った締め方とします。
特に前進の運動に特化した感じです。
ALMIGHTY ES31Lは、大きく二通りのスタイルがあります。
一つはスーパーで使用している普通の締め具合。
もう一つは、ハードの動きに対応する今回の締め具合です。
この場合、足先から履き口にかけて全体をグッと締め付けながら
ゴム紐の為に伸びしろがあるのでしょうか
足全体をガッチリと締めたように感じますが痛みが全くありませんでした。
足の形状に合わせてゴムが伸びて固定するという感じでしょうか。
そうなれば動きやすく 足と靴が一体になった感覚です。
言葉をかえれば 「靴を履いています」の感覚が無い。
最後に道具類の水洗いを外でしました。
靴にもかかりましたが 内側の濡れはありませんでした。
それに対してALMIGHTY TD11Lは少々 内部が濡れました。
同じ現場での作業の様子が ALMIGHTY TD11Lの中に記されています。
先ほどのレビューの中で 二通りのスタイルがあると話しました。
ハードの動きに対応するスタイルとノーマルスタイル。
ポリシャー作業後は、ハードスタイルのにしましたが
それが終わるとノーマルスタイルに戻しました。
理由は、動きやすさを確保しながら履いたり脱いだりが楽なためです。
脱いだり履いたりする仕事場で
頻繁に靴を脱いだり履いたりする現場があります。
例えば、中古住宅や新築現場、住んでいる家の掃除など
建物内を美装工事したり外回りの美装工事をしたりと一日のうちに何度も屋内屋外を往復します。
だんだんと靴が煩わしくなり結局最終的にはかかとを踏みつぶしてしまいます。
その点、ALMIGHTY ES31Lのゴム紐使用は便利です。
ただ忙しくなると靴の扱いが荒くなってきます。
(靴のことは頭から消えて作業のことで気持ちがいっぱいになります。)
かかととかかとをこすり合わせて力で脱いだり
動画にもあったように指を入れて履いたりしてしまっています。
本当は良くないとは思いますが 現場での実態です。
ゴム紐について
このシューズの最大の特徴は、ゴム紐タイプだと思います。
ゴム紐タイプゆえにとても使いやすさを備えています。
と同時に
すこし工夫があれば良いものがさらに良くなると感じる部分もありました。
ゴム紐タイプによる良いところ
①脱ぎ履きがしやすい。
1:朝、急いで仕事に行く時に助かる。
2:新築、中古物件の現場での作業に便利。
3:長距離ドライブの時の運転に便利。
②足全体のフィット感が良い。
ゴム紐の結び目の位置によってノーマルとハードスタイルを選べる。
1:ノーマルタイプ:程よいゆとりを足に感じる。疲れ軽減。
2:ハードタイプ:足と靴の一体感。足全体を包み込む快適さと作業のしやすさ。
③足のベロ部分だけに力が集中しない。
1:しゃがんだ時の作業が楽。
ゴム紐タイプのもう少しなところ
①自分の合った長さにたどり着くまで時間がかかる。
②結び目の調整の時に結び目が締まりすぎて解けにくい。
③ゴムが伸び切ってしまうのではないかとの一抹の不安がある。(ゴムの耐久性)
④結び目から先端部分のおさまりが難しい。
1:靴のサイドに入れると紐先端の固い部分が足に触れて痛い。
2:靴から出しっぱなしは、見た目が悪い。
3:出しっぱなしだと安全性に不安がある。
星マークを4にした理由は、上の「ゴム紐タイプのもう少しなところ」によって一つ減点でした。
ミズノワークシューズ三兄弟
持っている ワークシューズを並べてみました。
写真からは ALMIGHTY TD11Lに近いスタイルです。
面白く感じたのは、
履いている感じは、オールマイティLSに近い感覚です。
足の裏の感じと甲の部分のゆとりがオールマイティLSよりです。
しかし、写真を見る限り ALMIGHTY TD11Lが近いですよね。
どの様に使い分けるかですが
もちろん人によって作業が違いますし 同業他社でも個性があります。
あくまでも私の場合として見てください。
三足とも特別の現場でなければ対応が可能です。
しかし、ここぞという現場では使い分けます。
オールマイティLSを選択する場面は、足場作業の時はこの靴一択です。特にマンションや公共施設の場合はとりわけです。安定感と安心感があります。
ALMIGHTY ES31Lの場合は、脱ぎ履きが頻繁な現場、例えば、中古や新築現場。あるいは病院や店舗でも室内履きに履き替えが必要な施設。そして、室内から屋根に出なければならない現場。
ALMIGHTY TD11Lは、特別この場面と言うのはありません。
ただし、長距離の移動が必要な現場に向かうなら
ALMIGHTY TD11LとALMIGHTY ES31Lがおすすめです。
CLWさん
2019/09/16
とーさんさん
2019/09/17
hachiさん
2019/09/17
自分の場合は転ぶと怪我に繋がるので、この靴は助かります。
とーさんさん
2019/09/17
ミズノワーキングシューズは 安定感があります。